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◯耳トレジャーズ~ストーンキャッスル編~(続き) (Pixiv Fanbox)

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「……地形データ、トラップの位置情報、マップを保存……えっと、しばらくかかるみたいです」

「しっかり保存してね、命綱になるんだからさ」

皺一つなく肌と密着したボディスーツ越しに強調される丸い膨らみ。

背中を屈ませればお尻の谷間が少し開き、翳りを湛えた亀裂が姿を現す。

真っ直ぐ立てば割れ目が閉じ、力の入った肉が持ち上げられる。

横に潰れた楕円を描くような、8の字を描くような動きに魅了されたミナトは吸い寄せられるように彼女の後ろに立った。

「結構、広い、みたいですね。あの、あっち向いててもらっても」

「フェレスを守れるのは僕だけなんだ、目を離してる間に何かあっても困るよね」

「ほんとは、見てたいだけなんじゃないですか? えっちなんだから」

会話の間も、あちこちを動き回っては形の良いお尻を振り続けるフェレス。

あからさまな誘惑が十回、二十回と続いたところで、全体の構造を探るための大きな動きは罠の性質や種類を探すための小刻みな動きへと変わり始めた。

立体感も十分なお尻の肉が縦方向にバウンドすれば太ももとの境界線がくっきりと浮かび、横方向にバウンドすれば中心部の割れ目が閉じては開いてを繰り返す。

ぷるんぷるんっ、たぷんたぷんっと音さえしそうな尻揺れに誘われたミナトは膝をついて、残像さえ浮かびかねない速度を乗せた動きをついつい追いかけてしまった。

「んっ、んんっ、もう、もうちょっと、なんですけど、っ」

「ストーンオーブはどの辺にありそう?」

「え、っと……たぶん、一番奥…………じゃなくって、見ないでって言ったのに!」

熟した花蜜や滴る果汁を連想させる体臭に、若干の酸味を含む汗の香り。

そしてボディスーツの内側でじっくり時間をかけて熟成されたであろう彼女自身のフェロモン……下着の裏地に我慢汁を滲ませた亀頭を起点に、疼きとむず痒さが下腹部全体で渦を巻く。

だが極薄の人工皮膚に隠れたお尻の谷間に鼻先を擦り寄せる寸前に、フェレスが身を翻らせてミナトの額を人差し指で軽く弾いた。

「ごめん、やっぱり我慢できなかった」

「わ、私以外の人にこういうことしてないですよね? 捕まっちゃいますよ?」

軽い痛みとともに立ち上がり、マップデータを転送してもらう。

腕時計型の汎用補助システムが起動し、現在位置、罠の置かれたポイント、進行方向を指し示す矢印、二人のフィジカルデータが映し出された。

「…………全データの受信完了、じゃあ行こうか」

「今度やったらお尻でぼよんって突き飛ばしちゃいますからね」

軽く唇を尖らせつつも前を歩くフェレス。

以前踏破した遺跡がランクAということもあり、油断しているのかもしれない。

その足取りは軽く、尻尾も右に左にと大きく揺れていた。

「まずはこっちを右です、ストーンオーブ以外にもいろいろお宝があるみたいですね…………ひゃあああっ!!」

だがその慢心を遺跡に見抜かれたに違いない、轟音とともにフェレスの右足が崩れる地面に沈む。

ミナトは反射的に左足をバネにして石畳を強く蹴り、冷たく乾いた突風を顔に感じつつぴんっと毛を逆立てた尻尾との距離を詰めた。

「フェレス! 間に合って……っ!!」

圧倒的な身体能力を頼りに落とし穴へと吸われかけた身体を抱き寄せ、亀裂の走っていない地面まで一気に跳ぶ。

左手で細く引き締まった腰を、右手で張りのある柔らかなお尻に掴んだことにも気付かず、二度三度のジャンプで壁際まで逃げ、奈落へと続く大口からどうにか逃れることができた。

「見えない罠もあるって言ってましたね、ごめんなさい」

「よかった……ランクCだからって油断しない方がいいよ」

「そうですよね、またミナトさんに助けられちゃいました」

「僕だって、フェレスには何度も」

ほっと肩を落とすミナト、抱き寄せられたままで笑顔を見せてくれるフェレス。

もっとも埋もれる右掌は丸く盛り上がったお尻を横向きのM字でも作るように歪ませ、第一関節の辺りまでめり込む指と指の間にはむにゅっと肉がはみ出て、さらに人差し指で割れ目を好き勝手に穿ってしまいと、相変わらずのいやらしさを発揮していたが。

「…………少しくらいなら、いいですよ」

と言われてもさすがに自分まで気を抜くわけにはいかないと身体を離し、指示された通りに分かれ道を右に曲がる。

その先の壁や天井には百や二百では済まない数の目が配置されていた。

人の目と全く同じ形のそれらはフェレスが幅一メートルもない狭い通路に足を踏み入れた瞬間に一斉に動き出し、茶色の髪に隠れた頭の天辺から爪先までを真っ直ぐ捉え始めた。

「これは……えっと、通行者のデータを収集するだけのようです」

「他に回り道もないみたいだし、行くしかなさそうだね」

ガラス玉を嵌め込んだような目の群れはフェレスだけをひたすら追い続けていた。

瑞々しく潤う唇、小さく揺れる乳房、歩を進める度に盛り上がる太ももの肉、左右に泳ぐ腰や舞い踊る毛先……無害であるが羞恥を誘うねちっこさのせいか、極薄の素材で辛うじて隠れただけの背中は丸まり、尻尾もだらりと下がっていた。

「恥ずかしいです……こんな、じっと見られると」

「気のせいだって、こいつら別に生きてるわけじゃないよ」

「でも……ううっ、ミナトさんみたいに、変な目で」

走って抜けるべきか、でも探知しきれなかった罠に引っ掛かったら、恥じらう様子をもっと見ていたい、そんなにいやらしい目で見てたっけ、と様々な考えが渦巻く中でフェレスの手を取り、歩くペースを少しだけ速めた。

「……空気の成分や温度変化もなし、音波や電波の反応もなし、だから」

「わかってますけど、恥ずかしいものは恥ずかしいんですっ! 心の中まで、全部覗かれてるような気がして」

普段はプロテクターで隠れている部分へ容赦なく向けられる視線を、男性が女性に向けるそれへと置き換えてしまっているのだろう。しきりに動く両手が胸やお尻を隠し、赤く染まった顔を横に振り、内股のままぎこちなく歩くフェレス。

一方で通路は残り半分、とにかく前進し続けるのみとミナトは掴んだ右手を強めに引っ張った。

「だめ、だめなのに、ミナトさんにいっぱい見られてるような」

さらには頬を伝う一滴の汗に、甘く透き通った匂いを撒き散らす体温の上昇、最後に乳房の頂点に置かれた二つの突起。

そして着衣の内側に篭った熱により、墨が水で薄められていくように人工皮膚が色を失い始める。

「フェレス、その……」

精神状態が著しく乱れるとボディスーツの耐久性が上昇する代償として黒から透明へと変色してしまう、という見る側からすればありがたい機能。

普段であればプロテクターで大事な部分は隠すことができ、そうでなくても今に限っては設定で常時オフにしているはず。

だが当のフェレスはスタイルの良さと肉付きの豊かさを両立させた裸体を曝け出しており、やがて自身の恥ずかしい姿に気付くとEからFカップはありそうな乳房を両腕で庇った。

背中を屈めたところで薄ピンク色の小さな乳首は隠れたものの、今度は隠しきれない脂肪の塊が二の腕や指の間からむにゅっと寄せられてははみ出し、めり込むそれらを優しく受け止める様子を楽しんでしまった。

「え、どうかし……やだ、全部透けてるじゃないですか!?」

「早く切ってよ、見てない、絶対見ないから!」

慌てて回れ右し、時が経つのを待つ。

瞼裏には色白の裸体、自分で揉んだ時よりも拉げていた巨乳、下腹部と太ももが織りなすY字の合わせ目と、散々歩き回ったせいで食い込んでいたピンク地に黒い水玉模様の下着。

誘惑に屈して一度だけ振り返るも、既にスーツは元の黒を取り戻していた。

「今のは僕のせいじゃないよ」

「わかってますよぉ、でも恥ずかしいものははずかしいんですっ!」

ぴったりと肌に貼り付いたスーツの上に汗の一滴が落ちる。

よく見ればフェレスの顔は上気しており、三角の耳や長い尻尾とも調和のとれた猫目はミナトの首筋や上半身、そして下腹部へとちらちら向けられていた。

さらにもじもじと揺れる両脚とお尻に、噛まれる下唇……露骨な媚態に抑えを失う前に彼女の手を取って走り、その先で待ち換える扉へと急いだ。

「おかしいな、行き止まりなわけないのに」

「ここ、ほんとは通れるはずなんですよ……おかしいな」

だが辿り着いた先には、夥しい量の目が埋め込まれた通路よりも短い一本道が待ち構えるのみ。

壁や天井、床には無数の穴が開いており、入ってきた扉の近くには小さなスイッチ。

さらに施錠を連想させる音とともに退路は塞がれ、反対側の扉も同様に閉ざされていた。

「こっちにもスイッチがありますね…………この部屋もデータ収集のために使われていたみたいですね」

「じゃあ押しても大丈夫か」

「あっ、ダメですよ! 勝手に押さないでくださいっ!」

やや固めのボタンを押せば、静まり返った空間にかちっと音が響く。

そのまましばしの静寂……解錠されたに違いないと出口へ向かうミナトだったが、穴から飛び出した無数の手に邪魔されてしまった。

「うわっ、な、何だこれ!?」

少し離れた場所では「ひゃああ、あっち行ってくださいっ」とフェレスの悲鳴が。

行く手を阻む罠を殴り返し、壁に叩き付け、菱形を重ね合わせた収縮部をへし折ってと危機に晒された身体へと近づくが、天井から這い出たそれに首を、床から現れたそれらに足首を掴まれてしまい、伸ばした手が届くことはなかった。

「フェレス! 待ってて、すぐに……」

「ミナトさん、っ……」

蹴り上げる動きで捕まえてくる手を振り解こうとする間も、無数の指先がむちっと肉を蓄えた胸やお尻へと近づく。

例え意志を持たない相手でも許すわけにはいかないと、辛うじて動く両手で掌を握り潰し、強引に上げた足で解けた指を踏み、全ての拘束から逃れたところで一気に距離を詰めた。

「や、あああっ、触らないでっ、くすぐったいよぉ」

「こいつら、離せ、離せっ!!」

何本かのマジックハンドがスーツがぴったり張り付いた背中や二の腕、引き攣った頬へと迫る。

触っていいのは自分だけだとばかりにそれらも容赦なく叩き壊したミナトはフェレスの手を取ると、扉を蹴破った。

「うにゃあぁ、ミ、ミナトさん……ううっ、ありがとうございます」

「ごめん、あんなのが仕掛けられてるなんて、思わなかったから」

「大丈夫ですよ、変なところは触られなかったので」

筋肉などほとんどなさそうな柔らかい腕を掴んだまま、幾つもの分岐点で構成された迷路を進む。

道中にも数多くの罠が仕掛けられているようで、その度に左右に揺れてはたぷんたぷんと波打つお尻の肉を間近で見ることができた。捩れて縦や斜めに皺を寄せる下着のライン、お尻を突き出す度に強調される丸み、肌の奥には肉ではなく蜜やゼリーでも詰まっているのではないかと考えさせられるほどの揺れ具合、近づくと届けられる湿っぽい温もり、そして時折恥ずかしそうにミナトを見下ろす猫目と何か言いたげにもじもじ動く唇。

羞恥の入り混じった遠慮がちな仕草を前に股間はじくじくと疼き、もやがかかったような快感に唆されるままフェレスの甘く透き通った香りで肺を満たしてしまった。

「…………また、えっちなこと考えてますよね?」

「気のせいじゃない? それより、近道とか見つかった?」

「あるにはあるんですが、罠を抜けないといけないみたいです。でも遠回りになっちゃうと高レベルの警備システムとたくさん……」

「多分、罠を抜けた方がいいよね。集団が相手だとフェレスを狙ってくるかも」

「あ、そうですよね……じゃあ、このまままっすぐ進みましょう」

センサーによって得られたデータを参考にひたすら前へ進むこと十数分、二人は小さな扉が一つ配置されただけの部屋に辿り着いた。

「待ってください、まだです……服や身体を溶かす粘液が振ってきちゃいますので」

「それより前にあの中に入ればいいってこと?」

「はい、奥に繋がっているドアは私が何とかします」

単なる侵入者排除のためのトラップか、それとも廃棄物の処理にでも用いられていたのか。

目的とは無関係な仮説を立てながら、ミナトは高い天井と白く光沢を帯びた床を交互に眺める。

闇の向こうでは幾本かの太いパイプが獲物を見定めるように口を開けて、滴る赤い液体が妙につるつるとした床に色の濃い染みを刻み付けていた。

「罠が発動するまではどうのくらいかかるの?」

「十秒ほどみたいですね、とにかく急ぎましょう」

その中に爪先を踏み入れた瞬間、巨大な歯車が噛み合うようなやや金属的な音が響き渡った。

続けて小さな地響き……急がなければと扉まで走る。

「鍵は!?」

「錆びてるだけです、ミナトさんっ!」

ささやかな抵抗を返す扉を全力で引き、高さ二メートルもないであろう室内にフェレスの身体を押し込める。

一方でパイプからは赤黒い液体が迸り、地面を満たし始める。

スライムさながらに粘度を帯びたそれが踵へと迫る中で慌てて扉を閉め、光の欠片さえ届かない空間の中で小さく肩を落とした。

「漏れてきたりとかは?」

「光が全く漏れていないので、平気だと思います…………それより、こっちのドアを開けないと」

ライトを点けると、触れるか触れないかの位置にフェレスの髪や背中、そしてお尻がぶつかりそうな距離で無防備に揺れていた。

おまけにじっとりと漂う熱気に、静かな息遣い、唾液を薄く纏う唇に後ろを気にする目配せ。

触ってと言わんばかりの振る舞いに躊躇も忘れ、ちょうど臍くらいの高さにあるぱんぱんに張ったお尻に触れてしまった。

「思ってたより、ちょっと狭いですね……にゃあぁっ! ど、どうして触るんですか?」

ミナトは黙ったまま、熟した果実さながらの柔らかくもぷりぷりのお尻を揉みしだき、分厚く乗せられた脂肪を掬い上げて親指で押し込み、指と指の間ではみ出た肉を摘み上げ、太ももとの境界線から軽く叩くくらいの勢いで尻肉を撫で上げてぺちっぺちっと弾ませる。

大きすぎず小さすぎずの膨らみは異物を根元まで埋もれさせ、奥に潜む温かさを教えてくれるとともに丁寧に再現された皮膚の感触まで教えてくれた。

「ん、んうっ……だめ、ですよ? ひううっ、鍵、外さないといけないのに」

「こんなに近くにあって、我慢なんてできないよ」

散々捏ねられた餅を連想させる吸着感は指先や掌の微細な皺にまで絡み付き、触れた部分にくっついたまま剥がせなくなる錯覚を抱かせる。

太ももにもきめの細かさ故に濡れているような、油を塗ったような過剰なまでの滑らかさが……コントロールを失った両手は、はち切れんばかりに瑞々しさを湛えつつもこなれたお尻から腰へと進み、臍の辺りをくぐり抜けて乳房へと辿り着く。

「…………それは、私だって、触ってほしくないわけじゃ、ないですけど、ひひゃ、ああぁっ」

ショートボブの髪をそっとなびかせ、瞬きで睫毛を濡らし、唇を軽く窄ませるフェレス。

形では拒絶を明かす反面、薄闇で震える両手指は壁へと預けられたまま動きを止める。

「だめ、かな? ごめん」

「ロック外すまでだったらいい……ですよ」

お許しをきっかけに、ミナトは最も豊かに丸みを帯びたポイントへと双掌を被せた。

ミルクをたっぷりと蓄えるための半球は触れた指へと重たく伸し掛かり、拉げた表面を通じて触り心地を教えてくれる。

お尻とは異なり、押した分だけどこまでも沈んでいく脂肪の塊は強く揉んだら弾けてしまいそうなほどにか弱げな柔らかさで満たされており、

ここに加わるは捕まえた指を逃がさないとばかりに纏わり付いてくる気持ちよさと、芯を感じさせない無限の柔らかさ。

掴んでも掴んでもつかみ切れず、右手指を食べられてしまいかねない厚みや重み、立体感に酔いしれたミナトは夢中でFカップクラスの美巨乳を揉みしだいてしまった。

「ひゃ、ぁ、にゃうう、ううぅ……いつもより、激しいです、よぉ」

「僕の部屋とかだったら、誰か来ちゃうかもしれないけど、ここだったら」

「ん、んっ、ひい、ぃっ、だめ、集中できなく、なっちゃう、っ……!」

細く締まった脇腹越しには猫耳とゴーグルを使って解錠に励むフェレスの姿が。

邪魔したら悪いと一旦は肘を引くも、蜜さながらの蕩けそうな柔らかさとみっしりと中身の詰まった重みに抗いは許されず、十回、二十回と胸やお尻を揉み尽くしてしまう。

だが数分もしない内にフェレスは扉のロックを外してしまい、差し込む光に甘く濡れた暗闇が掻き消されていく中で触れる指と剥がす指がもつれ、ふわふわふにょふにょの柔らかさが消えていく。

「もう、終わり、終わりましたよ? ミナトさん、っ……!」

「あ、ああ……そんな、もうちょっとだけ、触らせてよ」

「……夜になったら、いっぱい触らせてあげますから」

差し出されたお尻にお腹をぐいぐいと押し返される中で我に返り、揺れるお尻に名残惜しさを覚えつつも表示させたマップへと視線を落とす。

地図を見る限りでは長い直線の向こうに、財宝が眠っているであろう大部屋のみ……染み出る我慢汁とともに股間を這いずる疼きを振り払うように、ミナトはゴール向かって歩き始めた。

「でも大分近道できましたね、もう一つ罠があるみたいですけど」

「解除とかは? もう回り道もできなさそうだけど」

「ちょっと待ってください、扉の解除方法も調べますので」

辿り着いたのは石で作られた大きな扉、しかし込めた力に返されるはひどく頑なな拒絶

右の猫耳を弄り、彫られた溝を指でなぞり、合計二十五のボタンが配置されたパネルのような何かをあれこれと弄ってと解除に励むフェレスだったが、首を傾げて、扉を見上げて、パネルの下に置かれた黒い箱へと視線を移し、最後にシャツの袖を遠慮がちに引っ張ってくる。

おそらくお手上げなのだろう。

「…………」

「わかりそう?」

「ここのボタンを正しい順番で押せばいいと思うんですが……パターンが複雑すぎて解析できませんでした」

「ここまできてやり直しか、でもしょうがないよね」

諦めて来た道を引き返そうとしたところで、もう一回袖を引っ張られる。

「いえ、ここにあるセンサーを誤作動させれば、開くかもしれません」

「誤作動って、叩き壊したりとか?」

「特定の成分を含む液体をかけると故障しちゃうみたいで、それで、その……」

どんな成分なのか聞き返そうと口を開きかけたが、当のフェレスは頬を赤らめては俯くばかり。

羞恥を含んだ反応を見れば返事を濁した理由も思い浮かび、こみ上げる期待感を悟られまいとミナトも壁際へと視線を逃がした。

「まさか、精液とか……じゃないよね?」

「……………………愛液と、あとは……あの、射精する前、出てくる粘液です」

もっと待ち望んでいたであろう単語を聞いた瞬間に、右手は胸に、左手は太ももへと接近を果たす。

もっとも柔らかな肉塊に触れるはずの指先は、仰け反る背中と庇う腕に行く手を阻まれてしまったが。

「絶対、えっちなこと考えてますよね」

「そういうことしないとだめだってことだよね?」

「それは、そうなんですが……これは、扉を開けるためにするんですからね? 決して、私は…………いや、望んでないというわけでは、でも、こういうのは…………その」

薄く唾液を纏う唇と、ミナトを見下ろす不安そうな猫目、そしてきゅっと閉じた太もも。

躊躇など許されるはずもないと、ミナトはハーフパンツを脱いでそそり立つペニスを曝け出した。

「うにゃ、ああぁ……いきなり、脱がないでください……ぃ」

「警備システムに見つかるかもしれない、デバイスの充電が切れそう、これ以上我慢できない……いい、よね?」

決断のための理由付けを二つ、三つと重ねると、フェレスは顎を震わせたまま頷いた

次いで軽く脚を開いてウエスト部分のファスナーを下ろし、汗で貼り付いた下着を脱いで無毛の秘部とぴったり重なり合った縦筋を見せてくれた。

「…………恥ずかしすぎますよ、こんな、ううぅ」

「ごめんね、すぐ終わらせる」

壁にもたれかかった彼女の足元へとしゃがみ込み、閉じかけたむちむちの太ももを掻き分けて鼻先と割れ目の距離を近づけた。

顔を寄せるごとに微かな苦みや渋味、発酵を伴った甘酸っぱい温もりが鼻粘膜や舌の表面を存分に舐め回し、喉にまで美酒じみた芳香が染み広がっていく。

一方で両目は白く透けた内ももと、薄く濁った蜜が糸を引いては滴り落ちる様を捉え始めていた。

そして愛液でぬめり光る土手肉の向こうには、僅かに捩れを明かすピンク色の集まり。

クリームのような、ゼリーのような蕩けんばかりの艶に、熟しすぎた果実のような粘っこさ、貝の剥き身のような複雑な入り組み具合……接触をねだられた人差し指は、生々しく蜜を溢れさせたぐじゅぐじゅとろとろの肉ゼリーにいつの間にか触れていた。

「あの、できれば早めにお願いしたいです、んんんっ、ひゃああんっ」

「わかってるよ、でもフェレスのここ……もっと、じっくり見ていたい」

周囲への警戒も忘れ、吸い揉まれるようなねちっこい収縮と前後の動きを重ね合わせる。

処女膜の手前までくぐらせれば愛情表現さながらにきゅうっと絡み付かれ、薄白の蜜を溢れさせた膣口の窪みだけを浅く撹拌すれば滲むとろみとともに蠢く内側へと沈み、溺れたそれを引き抜けばつるつるぷにぷにの襞が窄まって皺の一つ一つにまで入り込んできて……早くペニスを入れたい、セックスしたいと際限なく昂る欲求に突き動かされたことで、本来なら関係ないクリトリスや乳首にまで愛撫を及ばせてしまう。

「ひっ、あぅう……ミナトさんのも、触らないと、っああぅ」

柔らかくもどこかこりこりと弾力を残した襞をぎっしり敷き詰めた膣穴をぐちゅぐちゅ、ぬちゅぬちゅと幾度となく弄り続けていたがここで本来の目的を思い出し、フェレスの右掌でもどかしい快感に痺れた亀頭を包んでもらう。

糊でも塗ったかと紛うほどに肌触りが良く、加えて柔らかさを保つ肉が軽く凹んで先端を握り締めれば首の裏から後頭部にかけてぞわつきが走る。

「はあ、にゃあぁ、おっきくなってる……それに、びくびくって」

五指の根と掌の境目や、握られることで膨らんで段差を作る指の肉に揉み転がされ、溢れる先走りのおかげでエラを逆向きに剥がされ、親指で鈴口をぐりぐりっと深めに穿られ、竿の内側にじくじくと微熱じみた電気信号が。

ミナトも負けじとフェレスの大きな乳房に顔を埋もれさせ、極薄ボディスーツを突き破らんばかりにぷくっと膨らんだ乳首を丸めた舌で吸い搾り、唾液の染みができるのも構わずに芯を孕んだ突起を唇だけで引っ張り、上ずり声や切ない喘ぎに応じて固さを増した凸部歯を立て、さらにはクリトリスを押し捏ねてと性感帯を執拗に弄んでいく。

「っ、ふあ、ああううっ……も、もういいですよね? ぬるぬるしたの、こんなに、いっぱい」

「え!? そんな、これからなのに」

「だって、これ以上されたら、わ、私だって………………」

「私だって、何?」

「何でもありません、いいから行きますよっ!」

意味ありげな言葉に顔を上げるも、次の瞬間にはセンサーの近くへと逃げてしまう長身の女体。

お尻を軽く突き出し、もじもじと腰を泳がせ、伝う蜜液を掌に乗せ、それをセンサーに垂らす。

一方でお預けを食らったミナトは続きをねだろうとかフェレスを抱き寄せるが、「財宝のところまで行きましょう」と優しく躱されてしまった。

だが頬は赤く、両の瞳は潤み、唇は綻び、甘ったるくも高温多湿の発情臭をむわっと撒き散らしてと準備も万端な様子。

もう少しでセックスできるかもしれない……ピークに達した期待感のせいで、歩に応じて揺れて弾むお尻、切なげに息をつく横顔、唇を舐める舌、艶を増したさらさらの髪、しなやかな脚のラインと、最奥部に辿り着くまでの間ずっと彼女の身体を眺め続けていた。

「ミナトさん、もう着きましたよ」

「…………あ、そ、そうか。っと……鍵とかはかかってなさそうだね」

「はいっ、早く回収して帰りましょう」

大理石にも似た材質で作られた奇妙な造りの像が並ぶ部屋の中心には、高さ一メートルほどの祭壇が。

上に乗せられた二つの球体が今回のお宝に違いないと紫色の土台に乗せられたストーンオーブへと近づくが、ここで何故か後ろを歩くフェレスが「あれ?」、「おかしいな」と声を上げる。

「どうしたの?」

「それが……データベースにアクセスできなくなってしまって、よくわからないんです」

「故障したのか、この部屋に原因があるのか……」

「壊れてるって、わけじゃなさそうなんですよね」

伸ばしかけた右手を引っ込めてしばし考える。

何らかの手段で通信を妨害されているのであれば、取れる手段は危険を承知でオーブを回収するか一旦引き上げるか……ならば答えは一つしかないと、ミナトは祭壇との距離を半歩分だけ詰めた。

「他に怪しいところはなさそうだね……やむを得ないか」

「え? でも…………確かに、復旧する保証はありませんからね」

だが両手指がオーブを持ち上げた瞬間に土台から紫色のガスが噴き出し、密度も濃い煙を二人してまともに浴びてしまった。

よろめいたフェレスの身体を支えながら半分開いたままの扉まで逃げて、力任せにそれを閉める。

「っぐ、う……毒とかじゃ、なさそうだね」

僅かな隙間から漏れるガスの成分をチェックするが、催淫、精力増強、心理的抵抗感の減少と見たいようで見たくなかった文字列が画面に表示されていた。

「……………………」

「とりあえずガスが薄まったら、もう一回ストーンオーブを…………んっ!?」

「うにゃ、ああぁっ……して、えっちなこといっぱいして、ミナトさんっ!」

ボディスーツのジッパーを下げ、残った下着を脱ぎ捨て、汗と体液に匂い立つ裸体を惜しげもなく晒すフェレス。

間違いなくあのガスによるものだろう、抱き着かれ、うっすらと汗を纏った乳房を顔に押し付けられ、ぴんぴんに立った乳首を含むように促され、高く上ずった嬌声に合わせてちゅるんちゅるん、ぬるんぬるんっと顔の上で二つの膨らみが上下左右に滑って……鼻先や唇にまで圧迫が及ぶ息苦しさの中で、固めのグミさながらの乳首に歯を立ててしまった。

「……フェレス、本当にいいの?」

「はいっ、ぬるぬるしてるところに、おまんこに、おちんちん入れて……くださいっ」

卑猥な単語を飛ばしつつ四つん這いへと姿勢を変えて、お尻を高く捧げてくれるフェレス。

左右に小さく揺れる膨らみから視線を少しだけ落とせば、地面に色濃い染みを作るほどに濡れ尽くされた割れ目が。

湯気さえ放ちかねない熱っぽさに、伝い落ちる粘度も十分そうな愛液、涙を滲ませた猫目に、わななく唇。

抗い難い誘惑を前にミナトは服を脱ぎ、柔らかなお尻を掴んで引き寄せた。

「僕も、フェレスとセックスしたい、ずっと前から……そう思ってた」

「わ、私も……だから、早く、ぅ…………」

じれったく疼く亀頭を閉じた割れ目へと押し当て、汁気に塗れたゼリーを連想させる窪みと沈み重ねる。

小刻みに腰を動かすだけくちゅ、ぬちゅっと水音が弾け、粘膜の吸着感と頼りない柔らかさ、とろみ、ぐねついた襞の蠢きが快感へと置き換わり、体内へと逆流を始める。

「ひっ、うう……い、痛いっ、けど…………ぅ、あ、ああっ、ミナトさんの、おちんちん……入って」

こぼれる寸前まで湛えられたとろみの先には、筒状の蜜肉と螺旋を描くように刻まれたV字の溝にストロークの行く手を阻む分厚い襞。

ぬるぬるぷるぷるの盛り上がりが鈴口をくにゅんっと凹ませればフェレスの肩が竦み、薄切りの寒天じみた弾力的な凹凸が纏わり付いてくる。

ぐちぃ、ぬちぃっと異物を揉み絞るとろとろぷるぷるの柔らかさに、指一本分でも窮屈そうな狭苦しさ……縦に拉げられたペニスを通じて訪れるむず痒さと疼きが切れ目から股関節、下腹部へと逆流し、背中や足の裏がざわめき始めた。

「フェレス、このまま、奥まで……入れるね」

「はいっ……おねが……いいいっ、うう……やっぱり、痛いような、あああぁ」

右手で大きな胸、左手で形良いお尻を捏ね回しながら、切っ先を沈める。

めりめり、ぷちっと濡れた繊維が千切れるような音を挟み、挿入感はきつさを増すばかり。

それでも小さな穴を頼りにふわふわの厚襞を強引にこじ開ければ、竿はずるんっとぬめりに溢れた奥へと滑り込んでいった。

「…………っ!? ああ、あああうっ……はあ、あああぁっ、入って、っく、んんんっ」

蕩ける寸前まで汁気を帯びた傘状の広がりを捲り剥がし、絡み付く襞がごりゅっ、ずりゅっとより敏感な裏側を揉み扱く。

それでいて水分少なめの寒天質を連想させる膣壁の柔らかさが摩擦や刺激を和らげ、たっぷりの愛液も相まってペニスを奥へ奥へと導いてくれた。

追い打ちで目には見えないであろう粘膜と粘膜の微細な起伏同士が噛み合えば、一突きだけで表面が舐め刮げられそうな錯覚に陥り、ミナトは反射的にフェレスのお尻にしがみ付いてしまう。

「大丈夫? 痛かったらいつでも……っく、うう」

「へいき、です……っ、ミナトさん、もっと動いても……う、あああぅっ!」

ぐじゅぐじゅに濡れ蕩けた内側にペニスが濯ぎ転がされる中で、もっと気持ちよくなりたいとばかりに腰とお尻を強く衝突させた。

ぱんっぱんっぱんっぱんっと肉を叩く乾いた音が響けば、”フェレスとセックスまでしている”と改めて実感が沸き起こる。

その高揚感に突き動かされるまま処女膜の名残にカリ首をぷちゅんぷちゅんと締め上げてもらい、襞がびっしりと敷き詰められた膣奥を掻き混ぜ、ぐじゅっ、じゅぶっ、ずちゅっと露骨な音を立てて吸い付いてくるイボ状の突起を薙ぎ伏せ、抽送に応じてゆさゆさと波打つ乳房やお尻に指をめり込ませ、体液でぬるついた肉塊を揉み締めて……二人を一人に溶け合わせるつもりで密着を深め、少しでも触れている部分を増やそうとフェレスの身体に覆い被さった。

「んはあ、んにゃあああっ、激しい、ですよぉ……っ、そんな、ぎゅうって、あ、あ、ああああんっ」

「ごめん、でも……もう、止めるの無理かもっ、く、ううっ」

「ん、ああ、ああああっ、はああう、っぅ……弱いところ、こす、れて、っ……あ、ああっ、だめっ、強すぎ、ます……!!」

上半身とすべすべの背中が、下半身とむちむちのお尻が重なり、ニ十センチ以上大きな身体に振り回されてしまう。

蠢く襞が亀頭の裾野をぐりゅぐりゅっと抉り抜き、突き出されて丸みを帯びたお尻に突き飛ばされ、掌の内側で二つの乳房がぷるんっと揺れて、フェレスの腹部が凹むと同時に竿の裏側がきつく潰され、抑えきれない射精衝動を誤魔化そうと咄嗟に抜こうとしたペニスは縮こまる襞とリング状の収縮に絡め取られて逃げ場を失う。

捕食を連想させる、ぐねぐねぬるぬるぐちゅぐちゅの吸引に恐怖さえ覚えるミナトだったが、蟲にも似た襞の群れがカリ首を縛り揉み、エラを引っ掛け、裏筋を拭い扱いてと下腹部を見えない何かで執拗に擽られるような、脳を直にマッサージされるような多幸感に躊躇は打ち消され、気付けば何も考えられないまま腰を振り続けていた。

「ひううっ、んは、あああっ! あ、ああっ、あああんっ……ミナト、さんっ……う、にゃあ、ぁあ……っ」

一方でフェレスはショートボブの髪を振り乱し、伝い落ちる涙や涎で顔を汚しながら、緩み切った表情でミナトを見下ろしていた。

日焼けとは縁遠い白肌は桃色に透き通り、結合部からは夥しい量の露をこぼし、ペースを増した息遣いに応じて異物を握り揉み、そして切なげに喘ぎながら潤んだ猫目を向ける。

「フェレスだって、すごい締め付けてきて、っ、く、ああっ」

「でも、はあ、っ、うううぅ……わざとじゃ、ないですよ……は、ああっ、あ、あああっ!」

液体と紛うほどに柔らかくこなれた女性器に亀頭を無遠慮に叩き付ければ、濃いめの水音とともにフェレスが背中を反り返らせる。

そのまま膣奥を穿ち抜けばより狭隘な奥部とひくつく亀頭がずちゅっぐちゅるっと激しく擦れ合い、声にならない喘ぎが高い天井へとぶつけられた。

腰を引けばまた嬌声が飛び、渦状に縮こまった膣壁が戻り始めた亀頭へと縋り付く。

抜き差しさえ阻むほどの窮屈さと、熟しきって蜜を吐き散らす果肉を思わせる甘ったるく媚びたバキューム感……真逆の気持ちよさに唆されたミナトは両手でフェレスのお尻を掴み直し、竿を根元まで完全に捩じ込んだ。

「う、うっ、にゃあ、あああぁっ、ああああああっ!!」

鈴口には、ストロークを押し返しては切れ目を凹ませる丸い盛り上がり。

亀頭には、狭い上に蛇腹状にうねくり返ったきつめの穴を形作る肉厚の襞。

そして竿には、身体ごと伸し掛かってくるような重量感による膣圧と先端を引っ張られるような縮こまりにリング状の処女襞。

ここに粘膜同士の境界線を失わせるほどの潤滑油が加われば、ねっとりともたれかかっては右から左から絞り上げてくる最奥部を夢中で突き上げてしまった。

「フェレス、っ、うう……このまま、いっても……」

「出して、ミナトさんの、いっぱい……ミナトさんだったら、いいですから、ぁ……だから、私もっ!」

湿潤を増した空気の中でフェレスの左手が手首、肘、肩と這い登り、弱々しい力で上体を抱き寄せる。

そのおねだりに乗ればだらしなく開かれた唇が迫り、這い出る舌がぎこちなくミナトの頬や顎を舐め回した。

「あ、あのっ、ちゅってしながら、突い……て、んんっ……ぅう」

子宮口手前を集中的に掻き混ぜる小刻みなストロークの合間合間に口づけを返すのと一緒のタイミングで、ずちゅ、ごりゅっと膣内が強烈な収縮を始めた。

受精を、妊娠をさせてくれとばかりの蠢動にペニスは呆気無く我慢の限界に達し、ミナトは顎を上げて息を深く吐くとともに燻り続けていた欲求の全てを吐き出してしまう。

「く、う……ううっ!!」

「う、っ、ふあ、ああぁ……出て、る、いっぱい、びくっびくって、して、る……ぅ」

子宮口と鈴口を重ね合わせ、手足の隅々まで駆け巡る火花さながらの快感に浸りきるミナト。

脳を揺さぶられるような、何十本もの指で袋の中身を直に揉み解されるような、神経の内側を光の束が駆け抜けるような……生まれて初めての愉悦に、射精が終わってもペニスを引き抜くことはできなかった。

一方で白濁を浴び終えた膣内は萎みかけた亀頭へと縋り付いて二射目、三射目をせがみ、フェレスもキスを止めてはくれなかった。

「ん、んっ……ミナトさん、好き、すき……ぃ」

ここで、ストーンオーブの隣に置かれていた球体が赤く光り始める。

そこに表示されていたのはフェレスのデータ……おそらく目やマジックハンドによって集められたものなのだろう。

「ん、んっ、んぅ……んむっ…………」

もっともその情報は名前、身長、胸の大きさといった表面的なものだけに留まらなかった。

「…………どうしよう、これ」

現在の好感度、285/100

好きな体位、お尻を掴まれて後ろからしてもらうの

性癖、ミナトさんだった何されても気持ちいいです

今の悩み、ミナトさんといっぱいえっちなことしたいけど、自分から言い出すのは恥ずかしいような気がします

……と、絶対に隠しておきたいであろう彼女の内心が表示されていく。

「ん、んっ……もっと、キスして……ください」

「僕も、フェレスのこと、大好きだよ」

「私も、っ、んっ……大好きです、ん、ううっ」

ミナトは熱を滲ませた小さな唇を啄みながらも、もう一つの球体へと視線を向けてしまう。

しかし最後にはそれを掴み、フェレスの目を盗んで遠くへと投げ捨ててしまった。

そんなもの必要ない、とばかりに。

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