◯耳トレジャーズ~ストーンキャッスル編~(導入部のみ) (Pixiv Fanbox)
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女性キャラ紹介
名前 フェレス
身長、3サイズ 168/90・59・88
容姿 猫目、明るめの茶髪ショートボブ
性格 真面目で礼儀正しいがうっかりした一面もある
実はミナトに触られるのをちょっとだけ楽しみにしている
服装 黒いボディスーツ、胸や股間を隠すレオタード型の白いプロテクター
ただしプロテクターは修理中
パンツは履いているがノーブラ
白い猫耳と尻尾がセンサーの役割を果たしている
「後はあの吊り橋を渡れば、遺跡まではすぐそこだね」
「…………そ、そうですね」
某県某市から車でおよそ二時間。
探索許可を得たミナトとフェレスは踏破すべき遺跡まであと一歩のところまで辿り着いたものの、その先には原始的な吊橋と深い谷が。
猫耳型デバイスで縄や板の強度を調べてもらったところ、崩れる可能性はほぼゼロと計算結果が示された。
しかし、フェレスは吊橋から顔を背けてその場にしゃがみ込んでしまった。
「早く渡ろうよ、大丈夫だって」
「わかってますよぉ……でも足が、動かなくて」
「じゃあ目を瞑って、僕の手を絶対に離さないで」
丸まった背中と竦んだ肩。
普段ならプロテクターで隠れいてるはずの背骨のラインや、真ん丸で柔らかなお尻へと続くカーブも、さらに腰を下ろしたことで少しだけ開かれたお尻の谷間も見えており、気恥ずかしさから咄嗟に目を逸らす。
「ううっ、やっぱり別の道を探しましょうよ」
「……置いてくよ?」
「だめですっ、だめですよ。怖い、けど……頑張ります」
ようやく立ち上がってくれたフェレスの顔を見上げる。
首が半分隠れるくらいしかない茶色の髪、目尻が少し吊り上がった大きな瞳、小さな唇、ミナトよりもニ十センチ以上高い身長にすらりとした手足、データベースやセンサーとして使われる茶色の耳と尻尾。
だが本来着用しているはずのプロテクターが修理中なため、彼女の身体を包むのは黒いボディスーツのみ。
故に片手では持て余すほどの大きな胸も、括れたウエストも、逆向きのハートを思わせる形のいいお尻も、細身ではあるが柔らかそうなシルエットを描く脚もはっきりと見えていて……全裸同然の佇まいに何度も視線を向けてしまった。
「どうしたんですか?」
「いや、何でもないよ。行こう」
涙に薄く濡れた睫毛と、微かに赤く染まる目元。
愛らしくも大人びた少女の困り顔にペニスは早くも疼き、”触れたい、揉みたい、舐め回したい”と後ろ暗い欲求が頭をもたげる。
一方でフェレスはミナトの手を取って小さく首を傾げるのみ。
年上とは思えない幼げなおねだりに唆され、気付けばしっとりふにふにの柔らかな指先を握り締めていた。
「…………五百メートルくらいあるみたいです、っ……」
「そんなこと考えなくていいよ、とにかく……」
早速最初の一歩を踏み出せば、黒ずんだ板が軋み、ところどころほつれたロープが揺れた。
ミナトの小さな身体は不意打ちの突風に煽られ、フェレスの爪先が板と板の隙間へと飲み込まれかける。
見上げた先には顎を震わせ、小さく歯を鳴らし、毛先を舞い上がらせる彼女の姿が。
「平気だって」、「そんな簡単に落ちないよ」と励ましてみるも、体重に耐えきれなかったのか一枚の板に亀裂が走る。
当然二人はバランスを崩し、細い両腕は背中へと絡み付き、深まる密着につれて平べったく潰れた乳房に頬が、鼻先が、額が埋もれていく。
「…………むぐっ、っ、苦しいって」
「ごめんなさい、ミナトさんっ、っ……しばらくこのままで」
「っ、んんっ……いい、よ。落ち着いた?」
「落ち着くわけ、ないじゃないですか……うう、ぅ」
皮膚と完全に一体化するため、肌の滑らかさや柔らかさまで丁寧に再現しているらしいボディスーツ。
洗練を極めた技術のおかげで、緩めのジェルを詰めた風船の外側に作りたての餅でも被せたようなむちむちもちもちの柔らかさと、くっついた部分が離れなくなるような粘っこさがミナトの顔面に直接伝えられた。
さらに、揺れる身体に応じて波打つ乳房。
大きな肉塊が右から左から迫り、鼻を押し潰し、唇を塞ぎ、視界を黒で埋め尽くし、ぷくっと浅く膨らみ始めた突起が鼻の下や口元を撫でてと徹底的に乳房の感触を教え込まれてしまい、悪いとは思いつつも腰を支えるふりをしてお尻を掴んでしまう。
「進むよ、いいね?」
「はい、ぃ……ゆっくり、ゆっくりで、でも急いでくださいぃ」
覚束ない足取りで一歩ずつ進む。
その間は頬で豊かな乳房を受け止め、右の掌をぷりぷりなのにふにゅふにゅのお尻へとめり込ませ、より柔らかな肉がひしめき合った割れ目を中指で穿り上げた。
信頼を裏切る行為に内心で溜息をつくものの、瑞々しさもこなれ具合も十分すぎる気持ちよさには勝てず、吊橋を渡り終えるまでずっと合計四つの膨らみを弄び続けた。
「ふう、何とか助かりましたね」
「う、うん……」
「ところで、ミナトさん……言いにくいのですが」
地面に着地し、息をつくミナト。
だが胸やお尻は触り続けたまま、挙句にペニスで太ももを擦って重みのある弾力を堪能する始末。
「………………」
「当たってます…………それに、いつまで触ってるんですか、もうっ!」
「ご、ごめん、もういいよね」
常人の数倍の戦闘能力の代償として押し付けられた異常なまでの性欲。
少し前まで平凡な少年だったミナトに抑えきれるはずもなく、温もりと湿っぽさを含んだ上品な花々を連想させる匂いを嗅ぐだけで理性が失われ、胸やお尻に触れてしまうこともしばしば。
良くないとわかっていたが無意識の内に手は伸び、指は沈み、頬擦りを繰り返してと本能のままにお触りを繰り返してしまう。
フェレスも体質の変化を承知していてくれるのか、注意はしても拒絶はしない……それだけが唯一の救いだった。
「むー……えっちなんだから。まったく、しょうがないですね」
唇を軽く尖らせてぶつぶつと呟きながらも、右の猫耳に手を当てて遺跡を見上げる。
高くそびえ立つ石壁に広く作られた入口、不気味な装飾、等間隔で配置された覗き穴……妙に乾いた埃っぽい雰囲気も相まって、背筋が自然と真っ直ぐ伸びていく。
「ナンバー16、巨石の城、探索難度はC、お宝はストーンオーブ、隠蔽型の罠が多いので注意することように……ですって」
「油断しなければ平気そうだね。フェレス、早速で悪いんだけど」
「やっぱり、やらないといけないですよね?」
他意があるわけではない、尻尾型センサーを大きく動かして罠の位置を探るだけ。
つまりお尻を突き出して左右に振って、と異性を誘うような、しかしどこか間の抜けたポーズをとる必要がある。
だが腰をくねらせてお尻をふりふりなんて嫌に決まっているのだろう、目尻の上がった瞳はじっと入口を見上げるのみ。
「フェレス、急いで」
「ううっ…………変な目で見ちゃダメですよ?」
大切なパートナーを危険に晒すわけにはいかないと建前半分、近くでお尻を見たいと下心半分で彼女を急かす。
当然とばかりの気まずい沈黙……それでも意を決したフェレスはお尻を露骨に突き出し、右に左に泳がせ始めてくれた。