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異世界巨尻◯◯(プロローグ) (Pixiv Fanbox)

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王都の郊外で肉体労働に勤しむクストは、今日も狭苦しい自室で滾る性欲を持て余し続けていた。

女を買おうにも女王の方針とやらで娼館は全て取り潰されており、衛兵の巡回故に女を襲う隙も皆無。

ぴったりとした白レオタードを尻肉に食い込ませた女騎士を舐めるように見るか、短いスカートから覗くむちむちの太ももや下着越しの尻を覗き、帰ってからは自らのペニスを慰める……現状の自分には、これが限界だった。

「でも、あいつの言ってることが本当だったら、俺は……」

数日前に部屋を訪れた女性は、自らをミルロアと名乗った。

切り揃えられたつやつやの黒髪、闇夜を彷彿とさせる黒目、黒紫のロングコートに同じ色のローブと、辺境の地に住む魔女さながらの佇まいは今も両瞼の裏側に焼き付いていた。

「尻に興味があるなら、か……まあ、妙にいいケツした女が多いんだよな」

”もしあなたが覚悟を決めたのであれば、力を与えます”。

ひどく抽象的な言葉とともに与えられた小さな光は、そのままクストの体内へと消えてしまった。

対象の名前と出自などの情報を識別する能力、周囲からの認識を阻害する能力、気配を殺す能力、触れられた時の拒絶感や嫌悪感を大きく和らげる能力、お尻が感じやすくなる能力、抵抗を諦めさせる能力、射精後に記憶を消す能力。

ミルロアの話が真実であれば、非現実的なまでに好都合な能力を手にしたことになる。

自分が選ばれた理由を知ることができたのなら、巨尻に目がない一匹の牡として今すぐにでも行動していただろう。

「しかし、魔法じゃないってのは都合がいいな。どんな女でも抵抗できないってことだろ」

質の悪い酒に酔った末の夢か、気まぐれによる僥倖か。

仮に嘘でないなら、王都中を走る魔力列車で女の尻を思う存分触れる可能性が高い。

肩と肩が触れ合うほどの混雑、女性利用者の多さ、巨尻率の高さ、レオタードに短いスカートと触ってくれと言わんばかりの格好、そして治安維持に貢献する衛兵の不存在。

騙されていたなら、偶然を装って誤魔化せばいい。

頭をもたげる邪心とともに、ズボンの裏地を押し上げるペニス……今にも溢れそうな性欲に操られるまま、クストは決意を固めた。

「一ヶ月くらいは働かなくてもどうにかなりそうだな……よし、とにかくやってみるか」

一度は腹を括ったものの、なおも脳裏をよぎる疑念。

それを振り払うつもりで、クストは薄っぺらい毛布を頭から被った。

”あのミルロアって女もなかなかのデカ尻だったな”と考えながら。

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