Home Import Artists Posts

迷宮で出会ったムチムチ爆乳瀑尻小柄少女と仲良くなるまで(第十話) (Pixiv Fanbox)

Content

地下十階の最深部……左右一面に溶岩に囲まれた直路を抜ければ、輝きが肌を灼く赤橙から瞳を灼く黄金へと変わる。奥には背を伸ばした自分が五人ほど集まってようやく届くだであろう高い天井近くまで堆く積まれた金貨、宝石に装飾品……立方体を作る広い室内も、宝を中心に立てられた六本の円柱も磨銀で囲まれており、壁と床には淡く緑に光る古代文字らしき何かが隙間なく書かれていた。

「…………よくぞ、ここまで来た」

地の底から響くような低く太い声が、堆く積まれた財宝に聞こえる。剣を鞘から抜くと視界を引き付ける財宝が一つに溶け、どろどろの塊から四本の足と羽、長い首が持った黄金の竜が生まれる。

白金に眩を放つ二本の角と黒い瞳、そして鰐を思わせる大きな口に長い牙、膨らんだ腹と太い足、短い腕の指には角と同色の爪刃、加えて背中には大きな蝙蝠さながらの羽が二枚……伝承でのみ存在を知る魔物を前に、ジェイサグとミムレスは各々の武器を構えながら前に、ティルリエナとロロは詠唱を始め四人の身体が青い光に包まれると同時に足元を穏やかな風が這い回る。

「ふむ、ヴァリエンもイリュタムアも打ち倒したか」

「……地上に出るつもりと聞いた、何が目的だ!?」

「我を欲深き獣の財宝とともに封じたリチェリスの巫女……その血族を滅ぼし、三晶石に封じられた力を内に取り込む……後は、全てを無に帰そう」

聞き覚えのある言葉にジェイサグは蒼白の晶石を思い出し、ミムレスに顔を向ける。

「魔物の血も相当に吸ったようだな…………礼を言わせてもらうぞ」

ゴルラーズが天を仰ぐと腹を膨らませる、「離れて」とティルリエナの声が聞こえた途端体色と同じ金色の炎が吐き出され、地面に叩き付けられた炎蛇が一行の身体を取り巻いては舐め回す。だが高熱は光のヴェールに阻まれて頭上で霧散し、構えが揺らぐに至らない多少の痛みと火傷を感じるに留まった。

「我に挑むだけのことはある。最早容赦はせん、来るがいい!」

地響きを立ててにじり寄る黄金の竜。両腕の間合いに入る前にとジェイサグは軽く身を屈めながら右足をバネに駆け出し、曲げた肘を伸ばして黒刃の切っ先を腹部へと突き立てる。だが柄を通じて掌に届くは剣戟の痺れ、爪と剣をぶつからせる甲高い騒音の中で、手首を右に捻り押し返す力を横に逃すと、腰も右に回転させて反動を伴った閃撃を真横に繰り出す。

しかしこれも振り上げられた左腕に阻まれる。竜鱗が敷き詰められた太指の間に吸い込まれた刃先が古墨を連想させる酸臭夥しい黒を銀の上に滴らせるものの、頭上の濁った目に動きはなく、代わりにぶんっと重音と風を孕んだもう一本の腕が振り下ろされた。

肘を引いて刃を抜こうとするジェイサグだったが、右耳の近くには饐えた臭いと熱風……覚悟故か咄嗟に目を閉じるが、訪れたのは激痛ではなく淡甘に漂う汗の香りと肌に擽りさえ走らせる重苦しい衝撃音。目を開けて引いた刃で中指を切り落とすとともに肘を戻せば、ミムレスが迫る右腕を槌頭で受け止めていた。

「ぐっ……! それなりに経験も積んだか、なかなか上手く逃げるものだ」

棘付きの四角石をゴルラーズが掴む、シャフトから離れようとしない褐色の腕ごと浮かび始めた身体を隣にジェイサグは右肩ごと相手の懐に突っ込み地面と水平に寝かせた剣を分厚い胴体の鱗と鱗の間に刺しくぐらせた。

「こいつで……どうだ……」

「舐めるなあっ!!」

刃を砕かんばかりの硬い金属を裂き砕くような感触が籠手を隔てて痺れ、痛みとなって腕を伝う。落とした視線の先にはどす黒い血を滴らせる深い傷口……指を一本落とされた左腕が背中へ轟音とともに叩き付けられ、追い打ちで引っ掛けられた爪が鎧を貫くが、ジェイサグは瞼裏に火花を飛ばす目眩と上体に伸し掛かる潰れそうな重みを振り解くように肘を伸ばしては引き深い傷口に何度も剣を突き立て、ぐちゅりと黒い裂け目を掻き広げていった。

「貴様……うおおおおおおおおっ!!」

だが黒翼の剣を抜いたところで翼が羽ばたき、突風を巻き起こす。手足の隅々すら覆う向かい風の塊が両足の裏から重みを奪い、持ち上がった全身を吹き飛ばすが膝近くを穏やかに漂っていた風が鎖と代わり四肢に絡み付くと今にも壁へと叩き付けられそうだった背中をクッションとして受け止める。

「だ……大丈夫ですか!?」

「このくらいならな……く、ううっ!」

背中に残る痛み、蹲るジェイサグだったがふっと身体が軽くなる、見上げるとティルリエナが着衣を隔てて肩に掌を宛てがい緑色の温かな光を送り注いでいた。苦痛が完全に和らいで背を伸ばし立ち上がったところで右足を引き摺ったミムレスが現れ膝を崩してその場に座り込んだ。

「ミムちゃんも治してあげるから」

二枚羽を畳んだゴルラーズは大木を思わせる太い足が織りなす地響きも騒々しく四人へと迫った。右手を出したまま刃を斜め下に寝かせて両膝を軽く曲げて構えを維持した状態で間に立ちはだかるジェイサグ。大きく開かれた口が迫るが、叩き付けられた追い風が牙を剥き出しとした顔を押し退ける。

「私だって……やってみせます!」

背後には両手を前に翳したロロ……超法を使ったのか強風を正面から浴びたゴルラーズは両目を固く瞑り、天井を見上げながら銀色の床に深く罅を入れんばかりの足踏みを繰り返していた。黄金に輝く身体には細かな傷と錆を思わせる濁り、薄い膜状の翼も骨格を残して剥がれて鋭く伸びた爪は白金の雫を床へと垂れ落としていた。

「……今度は私が囮になるわ」

「わ…………わかった、頼むぞ!」

一足先に巨体の右手へと回り込むミムレス、背中を見送りながらジェイサグは右手を強く握り込み肩と腕に力を入れる。

「おのれ、大したものだな……だが、この程度で!」

頭上には首を上げて大きく息を吸うゴルラーズ、一歩二歩と幅も大きく右へ走り出し後ろ髪を掠める灼熱を感じながら身を翻らせると同時に背中を縮めて真っ直ぐ進む。旋毛に届くはハンマーと腕、加えて牙がぶつかり合う音……次第に金属質な音の中へ悲鳴じみた声が放り込まれるが、真正面に腕にも足にも守られていない細かな傷を敷き詰めた腹部を見い出すと、固く地面を踏み締めた左足の膝を曲げて飛び、全体重を乗せた斬撃を胸部目掛けて振り下ろした。

ひゅんっと空を切る黒い閃光が同じく黒をゴルラーズの胴体に刻み付け、血飛沫を周囲に撒き散らす。硬い鱗の先には腐肉と紛うひどく不快な柔らかさ……黒に被さる黒は鍔に嵌められた真紅の宝珠へと及んで柄を、籠手を染め上げていく。

「ぐう、うっ…………!! だ、だが……その剣の力、確かに受け取った…………はは、ははははははっ!!!」

「何、どういうことだ!?」

「…………いずれ、知ることだろう。ジェイサグよ、また会おうではないか、深い……闇の中で……」

何故自分の名前を……だが聞き返す前にゴルラーズはその身を溶けて煮え滾る黄金へと変え、やがて煙とともに立ち上り虚空へと消えていった。

「あーあ、やっぱり宝も全部溶けちゃったか……ちょっと位欲しかったなぁ」

「そう、ですね……でも、これで全部」

淡く残った最後の煙筋を見上げ、ティルリエナが小さく息をつく。残念そうな声に言葉を返すロロは気を失い倒れたミムレスの上体を起こし、気付け薬を飲ませていた。

「…………………………」

「ジェイサグさん、あの……どうか、しましたか?」

「いや、何でも……ない。そうだ、終わったん……だよな」

浴びたはずの血は全て消えており、凹みと刃の傷を満遍なく走らせた籠手には元通りの銀色……だが宝珠は黒く濁り始め、不規則な脈動をジェイサグの手指に伝える。

「何とか勝てたね、でもジェイ君がいなかったら……」

「そんなこと、ありませんよ。ミムレスも、みんながいた…………うううっ!」

鼓動は次第に激しさを増し、目の前が光が消えると思考も、感覚も全てが塗り潰された闇へと吸い寄せられた。

※※※

「よく来たね、歓迎するよ……ジェイサグ君だったかな?」

「ここは……?」

「……ここはね、宝珠の中だよ。その剣でたくさん魔物を倒してくれたから少しだけど力を取り戻せた……それで、キミの魂だけを抜き出して吸わせたんだ」

どこまでも広がる黒、その正面には一人の少女。薄褐色の裸体には紫に輝く紋様、引き締まった腹部、細い手足に掌で覆い隠せそうな控えめな膨らみに留まる乳房……最後に無毛のスリットと一糸纏わぬ姿。

唇を微かに持ち上げ、笑窪を頬に湛えた彼女が一歩近づく、三角形に尖った肌と同色の耳に銀色の瞳、ささやかな鼻と口……ミノン族を思わせる整った容姿と、澄んだ硝子鈴さながらの音色が耳を擽り抜ける様に弛みかけた握力を戻し、黒から白へ色を変えていた刃先を突き付ける。

「誰だ……ゴルラーズじゃなさそうだな」

「あいつの飼い主ってところかな。ゴルラーズはボクの力の一部……ここに封印される前に、財宝に染み付いた怨みや悲しみを引き出して作っておいたんだ。すごいでしょ?」

宝珠にいる時間が長過ぎてゴルラーズが僅かだが別の人格を持ち始めたこと、蒼白、橙黒、金緑の晶石が少女の力を封じていること、人間を相手取った数百年前の長きに渡る戦いで様々な場所に死の大地を生み出したこと……嬉しそうに微笑みのまま語る彼女だったが、言葉を紡ぎ終えると唇を結んでさらに数歩近づいた。

「…………! 元の場所には、戻してくれそうにないな」

眼前の少女は、強大な力を持つ黄金竜以上の存在……だが逃げ場はないと後ずさりながらも腰を落とし、曲げた肘を脇へ戻し切っ先を引き付けたまま左右への移動を想定し爪先を軽く開いた。

「当たり、せっかく集めた宝を台無しにしてくれたんだ、お詫びはキミの身体でいいよ……ボクのはもう無くなっちゃったからね」

ぶんっ、と低重音が唸る。彼女の右手には鮮桃色も眩しい棒状に束ねられた光、左手には上半身を全て覆い隠せるほどの大きな円盤を作る同色の光……ジェイサグが斜めに流した白剣で胸元と首筋を庇うとともに、少女は音も無く一直線に間合いを詰め、長く伸びた光を叩き下ろす。

咄嗟に振り上げた剣が高い音を立てて光を弾き返す、だが豪雨さながらに降り注ぐ太刀筋を捌ききれずに、その内の一つを左肩で受け止めさせられた。呆気無く、ナイフでチーズでも切るように魔法で守られた鉄板と着衣をくぐり抜けた刃先は骨にまで食い込み、全身の毛穴を開かせる高熱と激痛を手足の先へ駆け巡らせた。

「く、ああああああああっ……まだ、だ!」

それでも、ティルリエナが施した防護の魔法故に閃光の行く手は阻まれ、少女は桃色の刀身を引き抜いた。溢れるはずの血も魔法に食い止められている、大丈夫だとジェイサグは自分に言い聞かせながら、二撃目をぶつけんと真上から叩き落とされた斬を右に避け、ミムレスよりも褐色の薄い、滑らかな肌に僅かだが浮き上がる肋目掛けて横に寝かせた剣で一撃を与え、後ろを取ったところで斜めに左肩から背中へと切り下ろした。

「やるね、紅蓮騎士ヴァリエンと巫女イリュタムア……いや、それ以上かな。もう邪魔者はいない……まずはキミを殺して蒼白の晶石を手に入れないと」

白刃には人と同じ赤……だが幾筋か滴るに留まり、言葉を終える頃には深く刃を突き立てたはずの傷口も塞がって持ち上がる頬が真珠色の歯を明かす。

「…………二人を、知っているのか?」

「もちろん、封じられた時はどうしようかと思ったけど、本当に偶然だったよ……あの二人が目を覚ましたゴルラーズを倒しに行くつもりだったのはね…………っ、これは、まさか!」

近づく素足の音、しかし飛びかからんとした少女が目尻を吊り上げ下唇を噛み締めると発せられていた光の刃は闇の彼方へと消え失せた。機に乗じて間合いを詰めるものの残っていた円盤状の盾が衝突を積み重ねる剣をその都度跳ね返し、最後に光球と形を変えたそれが腹部へ体当たりを繰り出された。

直撃とともに訪れるは、肌を焦がさんばかりの高熱、金属に罅を入れる耳裂と、最後に数十歩分吹き飛ばされる衝撃……ジェイサグは口内に錆鉄の味を感じ取りながら氷と紛う冷たい黒の上に倒れ込んだ。

「晶石の力が……引き出される、く、ううあああっ!」

「………一体、何が」

「ジェイサグ! お願い……目を…………」

全方位を際限無く取り囲む漆黒、互いの息遣いと金属音だけが支配していた空間に聞き慣れた声が降り注ぐ。反射する音に視線は頭上へと向けられるが、飛び交う無数の光球が右から左から、転がったまま顔と上体両手と丸めた背中で庇うジェイサグへとぶつけられた。

「うぐっ……ミムレスか!? どうすれば外に……」

幾重にも積まれた強打が崩れた膝を闇へと吸い込ませるものの、周りを囲む輝きは淡く絶えず訪れる痛みも初撃と比較すれば薄い……実体を持つオーブの群れを剣で、籠手で捌き落とすと光は再び一本の線に変わり、少女の手元へと戻った、

「わからないわ、でも……今ティルリエナさんが還魂の魔法をかけてるって……」

「ジェイ君、聞こえる? 魔法で魂をここまで引っ張れればわたし達のところまで戻れるんだけど……何かが邪魔してて」

消え始めた桃色に照らされる銀瞳が、眉尻を吊り上げて剥き出しの歯を食い縛りながら天を睨む中で、ジェイサグは起き上がり留め金が叩き割られた左の籠手を外すと足元を射抜かんと迫る光の矢を斜め右へと踏み出した一歩で避け、五本六本と背中を、膝裏を掠め空とともにズボンを切り裂く追撃を走って振り切り、少女との間合いを一気に詰めた。

「…………やらせないよ、キミはボクの物だ! あいつらには渡さない!」

「晶石の力を送ります、使ってください!」

ロロの声を呼び水に、雪を彷彿とさせる白く澄んだ光が刀身を包む。僅かに遅れて目の前ではか細い光が最後の一本として撃ち出されて胴を貫き、痛みに闇を叩き蹴るはずの右足が縺れた。

「く、うう……っ、ま、まだだああっ!!」

加えて背中と腰へ床に突き刺さったはずの矢が迫る。それでも逃げる訳にはいかないと、引いた肘を反動を付けて伸ばしすらりと褐色を広げた肉付きの薄い腹部に身体ごとぶつかりながら刃先を突き立てた。

「はあ……か、う…………ボクの力が……うああああああああああっ!」

よろめきながら後ずさる少女、矢は全て消え失せ後に残るは肉を抉られ骨を砕かれる激痛と夥しい出血……一方で彼女も傷口には青白く透き通った氷を走らせ、庇おうと触れた指にも霜が及んでいた。

「ふふっ、はは……ああぁ、負けたよ……いや、さすがだね…………本気さえ、出せれば……ぐ、う……っ」

最後に何を言うつもりだったのか、細やかに痙攣し鮮血を顎に伝わせる唇が開きかけるものの少女は倒れその身は褐色の灰と化す、合わせてジェイサグの意識は再び失われた。

※※※

「……………………!! 俺は……」

閉じられた瞼が再び開けば、宿の自室。悠に二人は寝れるベッドに仰向けで寝かされていたジェイサグが身を起こし両手を軽く握っては開き、沈む上体を起こす。

落とした視線の先……腹部には幾重にも包帯が巻かれており、軽く指を走らせると殴られたような痛みが重く響いて、俯いたまま顔をしかめ「くうっ……」と呟いた。

「よかった…………心配、し、し……したわけじゃないけ、ど…………っう」

隣には椅子に座ったミムレス、乳頂を起点に真っ直ぐ左右に何本もの皺を走らせる半袖の白いシャツから伸びるは褐色のみ。もっとも完全に回復したわけではないのか、時折右手首を擦っては丸い青瞳と長い睫毛に煌めく水膜を左の人差し指で拭っていた。

「ミムレスはもう平気なのか?」

「ええ、ティルリエナさんが…………今は疲れちゃったって、寝てるけど」

小さく開かれて動く唇、茶色のスカートに走る捩れを整える指と続けて、顔を窓の外へと向けた。ジェイサグの部屋はそれなりに広い通路に面しており、下にはいつもと変わらない活発な往来と騒がしさも感じられる楽しそうな人の声が……自分達が全てを守ったのだと考えれば、奇妙な気恥ずかしさと誇らしさに視線は逃げ場を失い、最後には上がる首とともに煤が薄く張った天井へと固定された。

「…………終わったんだな」

「……………………うん、全部、あの剣の……違う、ジェイサグがいなかったら、私達……」

「何言ってんだよ、俺だけだったらここには戻れなかった…………」

肩越しではミムレスがこちらを見上げる、”お前がいてくれたからだ、ありがとう”と紡がれるべき言葉は真っ直ぐ注がれる青い輝きに舌奥へと追い遣られ、喉の中間にある固い膨らみの辺りを何度も撫でてしまった。

同時に、椅子に座る彼女のむちむちとたっぷり肉の付いた太ももを見れば、閉じた両脚とスカートの内側に作られた暗闇が下着裏の蒸れた甘い香りと、ふかふかの頬を思わせる無毛のスリットと想像は加速し、ミムレスの左手を掴むとベッド上に引きずり込んだ。

「ひゃあっ、ちょっと……こんな時に………………っ、べ……別に、いいけど」

「……珍しいな。でも、ここなら誰も来ないし……」

見開かれた双眸、掴む指を払いのける短くやや太めの……しかし練絹じみた皮膚に包まれた掌の心地、最後に逸れた顔に刷かれた紅と捲れて巨尻を支える付け根近くの豊かな肉を明かすスカートの裾を戻す指の動きと目まぐるしく変わるミムレスの反応に、ジェイサグは横向きの身体を抱き寄せると幼さがはっきりと残る小さくも瑞々しく僅かに厚い唇を啄みながら右手で胸を揉み、左手でスカートの中に手を入れてお尻を揉んだ。

「あっ、あ……はあ、う……っん、んふううっ」

今までとは異なり、手弄を受け入れるようにくねる巨尻。白い下着は捩れて持ち上がり指の甲さえも沈む分厚い膨らみは三分の二まで暴き立てられていた。五指を広げても片手では到底掴みきれない大きなお尻を直に揉めばたゆんたゆんと身じろぎに応じて肉塊が揺れ弾み、皮膚の内側にはシロップに浸したマシュマロさながらの触れた部分が全て蕩けそうな柔らかさと温かさが広がる。

「ん、はああぁっ……う、んんん、ぅ」

濡れた唇を、歯列をなぞり上げて抉じ開けた先には甘ったるい唾液をこぼれる寸前まで載せた舌が。筋肉の弾力を覆うささやかなざらつきを優しく刮げながら、ぷにぷにの内頬と纏めて舐り回し、滲む涎を自らの喉奥に注ぐジェイサグ。

ぴちゃ、くちゃ……と響く水音と次第に荒さを増す鼻息と混じり合いミムレスの丸みを帯びた頬に熱を添えて汗を伝わせる。彼女の興奮が接触面を通じてジェイサグにも送り込まれ、歯茎を伝いつるつるの上顎まで這い進む舌の蠢きに続けて乳房に貼り付いたシャツの布地を摘んでたくし上げた。

「胸で、挟んでくれるか?」

「うん…………」

逸れた視線とだらしなく綻びか細い銀糸を貼った唇、温かい湿り気を手の中に感じながら後頭部をゆっくりと枕上に導いたジェイサグは、しゃがむと臍を楕円に圧迫させる僅かだが脂肪を纏った腹部を隣に置いた膝で軽く挟むと、身を屈めて平べったく潰れた乳房の谷間に亀頭を挿し潜らせた。

「ん、ん……っ、好きでやるわけじゃ……でもっ、ん、んむ……」

加えて「顔近づけて」と呟く。深く長い、湿り気とぬちゅぬちゅの熱、脂肪の重みとふかふかの柔らかさが織りなす乳肉トンネルを抜けた先には軽く突き出された舌……互いの粘膜がくちゅりと触れる、先を尖らせた舌が鈴口を押し広げながら潜ると下半身には痺れを伴う快感電流が。

「ふうあ、っ……っん、はあっ、う……んふ、いいわよ…………動いても」

喘ぎを遠くに含んだ上ずり声を呼び水に、腰が規則正しい前後を繰り出す。ジェイサグの両手は脇腹からたわわに実り中心に控えめな桃色の粒を結ぶ小麦色の肉果を掬い揉み、右手首にはミムレスのしっとりと柔らかい絹指が絡み付く。

小柄な身体全てが発する熱に包まれる中で積み重なる前のめりの律動が、むぎゅっ、ぎゅうぅ……と目の詰まった重々しい肉が生む圧迫を掻い潜り、開いた唇に鈴口だけではなく狭隘な谷間と小刻みな往復に引っ掛かって捲り剥がされたエラも窄まり温かいとろみを塗り付ける頬の内側へと捩じ込まれていった。

「う、っ……口、開いたままで……片方だけでいいから、うう……胸、押さえてて」

背筋を震わせる快感と粘度の高い先走りがストロークの距離を伸ばし、揉み拉げられてめり込む指に応じて形を歪ませる双乳が作る谷間の入口まで引き付けられた先端は、片手ずつで胸とお尻を揉みながらなされる抽送に柔肉同士が鬩ぎ合うトンネルの内側を厚みに満ちた楕円球を挟みむにゅむにょっと搾り上げられていく。

一方ミムレスは左手で左の山を斜めに寄せ上げれば、ジェイサグは自分の左手をお尻とベッドの間に忍び入れて、ぎゅっと指を食い込ませながら自重に潰れた肉を揉み捏ねた。

「ふあ、あ……あぁ、いつもより、固くて……ん、んう」

粘っこさすら感じさせる蒸し暑い触れ心地、揉み扱かれる竿を起点としてペニスの内側には何かが迫り上がる錯覚がむず痒い脈動を連れて隅々まで行き渡り、背筋がぞわりと震え下腹部にうねりの疼きを幾重にも置き続ける。

「ミムレスだって、気持ちよさそうに見えるけどな」

「…………っ! それは……その、い、いいじゃない私のことは! はう、んむ……っ」

褐色に汗を滲ませて紅を刷いた顔が右に傾くと、左側のエラがにゅるりと窄まり侵入物をゆっくりと濯ぐ内頬の粘膜に舐り扱かれた。睾丸にも回転めいた引き攣りが与えられ、ジェイサグは咄嗟に腰を戻すが捲られた先のエラ裏は狭環を結ぶぬめぬめぷにぷにの唇に捕まって敏感な部分が起伏に沿って舐り抜かれる。

追い打ちで跳ねる背中に遅れてぷるぷる弾む乳房の波打ちが切っ先を楕円に押し潰さんばかりに練り揉み、搾り出された我慢汁が粘着質に溶け合い、境界線すら曖昧に感じさせる肉と肉の窮屈な摩擦を和らげる。

「もうちょっと、強く……舐めてくれ、少し……噛んでもいいから」

「……? ん、ふあう……っ、いいの? ん、むう……ぅ」

左掌全体に伸し掛かる巨尻、ミムレスの全体重が集まり痺れと重みをもたらす反面、力を抜いて身を横たえているからか尻肉は潰れて蒸れとともに手指を飲み込むように纏わりついていた。

滴る寸前までお湯に浸した柔らかなクッションさながらの心地を楽しみながら、唇にくぐらせたカリ首を起点に律動を繰り返し下腹部全体にむず痒い震えを広げるジェイサグ。だが張り詰めた亀頭に歯が浅く立てられると、びくっと両肩を大きく跳ね上げて荒々しく粘着質な指への吸い付きを明かす柔らかく解れた乳房とお尻を揉み潰しながら腰のスライドとともにストロークを加速させた。

「く…………っ、うう! そろそろ、出そう…………」

「ん、ああっ、う……そんな、激しく……ん、うううっ、ん」

ミムレスの面輪に皺が刻まれ、ふさふさの三角耳が糸で張られたようにぴんっと立ち上がる。同時につるつるの口内粘膜とざらざらの舌が甘えるように鈴口、カリ裏へとしがみ付き、小麦色に熱を漂わせる子供じみた小さな両手が巨大な双乳をきつく押さえて谷間をより深めて一気に圧迫を促す。

「う、く…………っ!!!」

瞬間、引き攣りが精路を駆け上がって脱力に両肩が落ちた。大きく息を吐きながら視線を落とせば、ミムレスの唇端には飲み切れずに溢れた白濁が……一方で脈動を続けては痺れ紛いの、肌に粟立ちを歩かせる快感を手足の先まで注ぎ続けるペニスに、胸と口内は残った精液を搾り取ろうとぎゅっ、ぐちゅるっと収縮で練り揉み続けていた。

「ふ……ああぁ、っう…………ん、う、いっぱい、出て、る…………ん、んぐっ」

唇と舌に張り巡らされた無数の白糸が鳴る喉に合わせて消えた。眼前には熱っぽく潤んだ瞳と腰に添えられた掌……そして「もっと」と消え入りそうな声、ジェイサグが頷いたところで僅かに開いていた扉の向こうから足音が聞こえた。

「…………!!」

しばしの沈黙を挟み、一枚の板を隔てて遠ざかろうとする足音は小さな悲鳴に次いで止まり、最後に扉がゆっくりと開かれると頬を持ち上げて二人を交互に見つめるティルリエナと、俯いたまま目元に赤を走らせたロロが。

「あー、ばれちゃったか……まだ寝てるかなって様子を見に来たんだけど」

「……………………」

「……いつから俺達の事見てたんですか?」

「上に乗ったところからかな、ごめんね。でも、わたしもしてほしくなっちゃった…………ロロちゃんもその気になってると思うし」

「えっ!? わ、私は……その、その…………やっぱり、二人の邪魔をするのは」

「別にいいんじゃないのかな? 最後の思い出作りってことで」

「ティルリエナさん、それって……」

”最後”という言葉にジェイサグは顔を上げ、笑みを称える灰茶の瞳を見つめて口を開こうとするが、先んじて毛布で身体を隠し、足を伸ばして座るミムレスが聞き返す。

「……ほんとは、もうちょっと一緒にいたかったんだけどね」

がちゃ、と鍵のかかる音に続き、ティルリエナが緩く結ばれた唇を再び開く。ガーヴィルスの研究機関から命令を受け、城内の転移魔法陣を使って遠い異国の地へと旅立たなければならない……とのことだった。

「……ロロもついていくのか?」

「はい、超法を使えるならって。急な命令なので、もう明日には……えっと、あの、だから、私も……」

「…………気持ちはわかるけど、でもっ……!」

右の頬にはミムレスの視線と赤の抜けない顔、下がり気味の眉と頻りに繰り返される瞬きと二の腕を掴む指の震えも合わせて困惑と羞恥、後ろ暗さが見い出せた。

「思い出なんて言われると少し恥ずかしいけどな……俺で良ければ」

「ひゃあんっ、あ、ありがとうございますっ」

ベッドから降り、裸のままロロを抱き寄せる。肌触りのいいブラウスのボタンを一つずつ外しては薄手のプリーツスカート越しに形のいい丸尻を揉み、襞に皺を刻ませながら微風にも持ち上げられそうな裾の短いスカートを捲ってお尻に食い込み布を中心に集めた下着を引っ張り、引き締まり指をむにゅっと挟む尻谷を会陰部近くから尾?骨向かって擽りなぞった。

「ちょっと、私はいいなんて!」

「まあまあ、一回だけ、一回だけだからね?」

立ち上がろうと膝を曲げるミムレスだったが若草色のローブをはだけさせたティルリエナに両肩を掴まれ、頬に穏やかな口吻を浴びせながら起き上がったままの小さな乳首をきゅっと摘み上げられると、耳と毛先が震えて甲高い喘ぎと一緒に日焼けを彷彿とさせる色の濃い肩が竦む。

「ふふっ、恥ずかしがらなくてもいいのに」

ジェイサグが白いブラウスの袖からロロの腕を引き抜いて下着ごとスカートを脱がした頃には、乱れる灰茶の毛先を手櫛で梳るティルリエナも一糸纏わぬ姿に。

雪山を思わせる染み一つない真っ白なお尻に目を奪われる、細腰からの均整の取れた上り坂がなす丸い曲線と程よい左右への張り出し、立てた人差し指を一本で薄桃色の窄まりまで届きそうな、翳りを明かす中心の切れ込みとミムレスと比べれば量感では劣るものの、むっちりもちもちと掌に吸い付くであろう絹肌の心地を想像し話の間に萎びていたペニスが上向きと硬さを取り戻す。

「どうしようかな…………そうだ、まずは……」

視線の行く先と勃起に気づいたミムレスがぷいっとそっぽを向く中で、肘と手首の中間辺りに絡む白い蛇……ジェイサグが温感の先を辿ろうと顔を向けるがその前に足が一歩二歩とベッドに連れられ、皺と湿り気を含んだシーツの上に寝かされた。

「さっきはおっぱいで気持ちよくしてもらってたみたいだから、今度はお尻かな?」

頭上ではミムレスが左手に、ロロが右手にと互いに背を向けて腰の上に座り、天井を睨みつつ雫を滴り落とし照り光る亀頭を尻山の頂点で押し潰した。片や腰を全て覆うほどの巨大な肉塊、片や太ももと腰の細さとギャップを感じさせるぷりっと後ろに突き出た弾力尻が息遣いと背中の捩れに任せて波打ち、四つの山に挟まれた竿へ柔らかな振動とゼリーに浸したシルクを思わせる滑らかな摩擦を与えていく。

「す、すごいですね……もう、固くなって……っ、ぅああ」

「…………や、あっ……あんまり、動かさないでよっ」

ベッドに沈む膝が二人分の体重を逃がすものの、二人が腰を落とすと下腹部に柔らかくすべすべしっとりの重みが加えられた。

平らに潰れて広がり、ジェイサグの太ももを隠すお尻は心地良くも僅かな痛みを伴う一方で、煽られた興奮が腰を上下させてミムレスの腕さえ飲み込みそうな、褐色の肉がむにゅむぎゅと鬩ぎ合う深い谷間と、ロロの皮膚の薄い内壁であっても弾力で押し返す浅めの谷間に竿と亀頭の両側が交互に扱かれた。

「ちょっと重いかも、でもジェイ君なら大丈夫だよね?」

「えっ、ティエナさん、ん、んむっ……!!」

さらに、薄汚れた天井とガラスを隔てて広がる水色は滑らかな桃混じりの白と花蜜にも似た微かな発酵と酸味を含む甘香へと塗り潰された。挟まれた横顔故に「んふっ、気持ちいい?」と降り注ぐ優しげな声はクリームのようなすべすべの圧力を伴い控えめなものに。

「うう、っ、あ………ぅっ!」

息を吸えば上下の唇と楕円状に綻んだ薄く折り畳まれて縺れ合った媚肉がぬちゅりと粘着質に擦れた。蠢く粘膜を通じて舌上に伝い落ちる真珠色の蜜が極上の美酒さながらに体内に熱を与え、ジェイサグは三人分の重みも意に介さず上下のピストン運動を激化させ、潰れることで狭まり圧迫も夥しいが容易に形を変えるお尻の谷間をぬぢゅりと掻き分けていく。

「あ、あの……気持ちいいですか? 私、こういうの初めて……ですから」

「んん、んう……っ」

ロロのか細い声に続けて、程良い大きさのボールを思わせる弾力に富んだお尻の割れ目にペニスが導かれた。軽くつついただけでたゆんたゆんと波打ち、力を入れずとも指を全てめり込ませたまま吸い付いて離れないミムレスの大きなお尻とは対照的に、ぷるんぷるん弾む淡く暗い翳りへと落ちる内側の壁はロロが息を吸うときゅうっと強張る。

「多分ね、気持ちいい、もっとしてって言ってるんじゃないのかな? ミムちゃんならわかると思うけど…………やあん、えっち……そんなにぺろぺろしちゃだめ」

「…………いや、私は、確かに……その」

買わされる言葉の間も、ペニスは着込んだ汗のぬめりも相まって谷間から押し出されては沈みを繰り返すが、抱え持つのも苦労しそうな巨大なハートを連想させるミムレスの質量共に過剰とも言えるお尻が腰のくねりを連れて竿の左三分の二を埋もれさせた。

「ん、ん……はあ、ああっ、でも……ひくひくしてて溢れてきてますよ?」

ティルリエナが脚を開くことで上部に濡れた薄い茂みを湛えた肉の土手がくつろげられて舌は自ずと濡れ肉の中心へ招き寄せられた。人間の内側とは異なる微細な繊毛さながらの襞をびっしりと敷き詰めた膣壁が舌表のざらつきに纏わり付き、柔らかな白尻の前後に応じた蠢動を見せ始めた。

「……気持ちいいからね、ほら、もっといっぱい」

舌先とペニスで往復を繰り返す意識……蜜の甘みと細やかな襞のもたれかかりを感じれば、今度は左右にスライドする下腹部が、一方で捻りの加わったミムレスの腰が鬩ぎ合う尻谷に圧を添えて亀頭が楕円になるまで揉み潰され、他方でロロのお尻で弾き飛ばされるバウンドを積み重ねてとペニスに性質の異なる愉悦を与える。

精液を搾り出されたはずの睾丸もぎゅううっと持ち上がるような擽ったさを袋の中に走らせ、ジェイサグはこみ上げる衝動のまま両手をミムレスとロロの秘裂へ近づけ、左手でやや大きなクリトリス、右手で完全に皮を被り蜜に溺れたクリトリスを軽く抓る。

「ひゃああっ、ああああん!」

「だ、だめです……あ、あ、そ、そこは……」

それぞれの人差し指に届く小刻みな痙攣が二つのお尻を振動させた、特にミムレスの大きなお尻はぶるるっと熱っぽく甘酸っぱい微風を作るまで大きく弾んで叩かれた亀頭はにゅるりと拉げてエラ裏に入り込む尻肉に揉み嬲られ、裏筋も引き締まった谷間の……それでもプディング状の柔らかさを全面に押し出した内壁に扱かれ続けた。

「はあうっ、ん……や、っぱり……ミムちゃんのが一番気持ちいいのかな?」

ぬめり糸の巣は、反り返って撓む背中に舌の表と裏を交互に押し撫で、右に左に回る腰が膣内に内向きの螺旋を描いて細襞をしがみつかせ、耳近くをきつく挟む太ももが舌を奥に引っ張り……とティルリエナの動きに応じて膣内は表情を変えていく。

さらに、口内に広がる愛蜜の味が舌根の痺れも、跳ねる上体も意に介さず、ジェイサグは顔を擦り付けて大きく息を吸いながらじゅる、ぴちゃ、くちゅっと憚りのない水音が届くまで円律動を活発に。

「ん、ああぁ……ぬるぬる、してきてる……だ、出すなら……ひああっ!!」

ぐにゅぐにゅと歪む二つのお尻に練り揉まれ、扱き抜かれた亀頭に悦の塊がこみ上げて延々と掻き混ぜられた下腹部の渦が全身に疼痛と擽ったさを及ばせる。射精へ繋がりかねない強烈な快感が足指を固く握らせ、両脚を真っ直ぐ突っ張らせる反面、”まだ出したくない”と両手の人差し指で薄く粘る温かな愛液を掬い刮げるように二人の膣内を回し撫で弄った。

「あ、ああうっ、はあああ、あああっ!」

ティルリエナのそれより太く、蚯蚓さながらに指を取り巻き噛み付くミムレスの膣内。左に襞蟲の蠢動を感じながら右では剥き身の貝を感じさせる粘着質な愛液に溺れて熱蒸気を放つ媚肉の重なりを剥がし、捩れの間に配置された粒立ちを曲げた指でせせらぎを作る蜜ごと撫で上げていく。

「だ……めぇ、ジェイ、サグさん…………ふああ、うう、ん」

ロロに太ももと膝を引っ掻かれて痛みに背を仰け反らせるが、顔と陰部が近づくことでぬりゅりと舌は根元まで狭隘な穴に飲み込まれた。追い打ちで鼻息が擽ったいのか、ティルリエナは膝を浮かせて全体重の乗ったお尻でジェイサグの鼻を、口を押し潰す。

呼吸さえ封じられそうな圧迫の中で指先の抽送を加速させ、愛液越しににゅるにゅると絡み付いて収縮と弛緩を繰り返す襞筋を丹念に捲りなぞると、斜め右と左には鋭く飛んだ嬌声と甘切なく吐き散らされた吐息が。

「指で……そんなに、こ、これ以上……されたら、くっ、ああ…………いっちゃう、じゃない」

ミムレスの巨尻が一旦持ち上がるが途切れた喘ぎと同時に落ちて、ずしっと再び伸し掛かる。反動でぶるんっと突き飛ばさんばかりに波打つお尻が平らに潰れ左右の尻肉が谷間に挟み扱かれた裏筋目掛けて迫り、ひしめき合う肉が重量に満ちた気持ちよさを根元から切っ先へと這い進ませ、一歩遅れて精液の通り道を直に擽り回すような気持ちよさとともに先走りがよじ登る。

「わ……わたしも、もう……ふああ、ああ…………ぁ」

「俺も、く…………ううううっ!」

混じり合う三人の上ずり声、最後にジェイサグが舌と両手指を限界まで突き出しながら手首を軸に人差し指を回転させにゅじゅぐぢゅっと襞ぞよめく底無しの泥濘を纏う撹拌し耕すと、絶頂を迎えたかそれぞれの肩と背中が跳ね暴れてミムレスの褐色尻とロロの桃彩を塗り込めたであろうお尻がぶつかり、汗ばみしっとりと吸い付く柔尻がずりっと亀頭を揉み転がしていく。

切っ先を摘まれて引き抜かれる錯覚に瞼裏が白く染まる。ひくついた肉の合わさりが迸らせる熱液が喉奥へ送り注がれると並行して痙攣する尻谷の間で精液が吐き出され、耳の裏が疼くような心地よさが手足を脱力させていった。

「はあ、ぁ……こんなの、気持ちよすぎる、っ……」

五感を塗り潰す愉悦の中で、「あああ、っ」「やああん」と外に届かんばかりの喘ぎが遠くに聞こえ、射精の余韻に浸ろうとジェイサグは両目をゆっくりと閉じた。

「…………まさか、寝てないわよね?」

「え、な……何言ってんだよ。さすがに二回も出したからな」

頬に抓られる痛み、視界には汗を含ませてほつれた毛束を指に絡ませ整えながらジェイサグを見下ろすミムレス。身を起こす前に腕を引っ張られると強引に立たされ、こびり付く眠気めいた気怠さと微かな目眩も感じる中でベッドに手をついて、左から順にロロ、ミムレス、ティルリエナとお尻を突き出す三人に気付く。

「この前みたいに、入れてほしいな?」

左肩越しに笑みを湛えるティルリエナ、一方でロロはシーツの端をきつく握り締め、ミムレスは持ち上げた踵を震わせてと二人には羞恥の名残が感じられ、劣情を煽られたジェイサグは両手で掌に若干余るお尻を掴みながら蜜を滴らせて捩れた花弁同士に糸を巡らせる膣口と褐色の土手に先端を宛てがった。

「ミムレスとロロも……いいのか?」

「はい、もう……ジェイサグさんとは、会えないかもしれませんから」

「それに、ま、まだ気持ちよくしてもらってないじゃない……! 私だって……こんなになったら……」

「わかった、じゃあ……まずは」

谷間へ滑り落ちた二本の中指で窄まりの皺を内から外、外から内と弄り回しながら真珠色の蜜衣を重ね着して口を開いた花弁が織りなす中心の窪み向かってゆっくり腰を沈めた。

「ふ、っ……ああああああ、あああっ!」

控えめなグラインドに返るは、追い縋ってはへばり付くとろとろの襞群……二度の射精を挟んだにもかかわらず急激に沸き起こるむずつきにジェイサグは足指を曲げてその場に踏み留まるが、顔を近づければ視界全てを満遍なく日焼け色で覆うであろう巨尻をくねらせるミムレスの膣内はぎゅうぅ、ぬぢゅぐちゅっと手前から奥への蠢動を明かし、軟体動物の吸盤さながらに強く締め付けたまま子宮口へと誘い始めた。

「くっ、すごいな……締め付けて、くる」

「っ、あああ、んんっ! い、言わないで……よ、そんな、ふああ、ああっ!」

ペニスの内側には、もどかしい快感を引き連れて鈴口付近へ上り詰める我慢汁。もっと……とせがむ思考に従い、ジェイサグは捩じ入れた両手の中指で直腸粘膜に内向きの渦を置きながら押して引いての距離を伸ばし、縮こまった奥の襞と粒立ちを亀頭で掻き広げていく。

「あ、ああああっ、はあ……あ、ああぁ!」

肉厚な膣壁に滲む愛液が結合部から溢れ落ち、太ももを伝って板張りの床へ。その夥しい潤滑油に助けられ抽送は、ぱんっぱんっと水気を纏った肌と肌がぶつかり合う高音を立て、蕩けそうに柔らかくも縮こまりを潜ませた肉リングをくぐる先端も反動に任せて襞蚯蚓ざわめく奥を潜り進む。

「……もう、ミムちゃんばっかり、あ、ああうっ」

皺穴の食い締めを思い出したジェイサグは腰を引いて、名残惜しいと言いたげに抱きついてエラを捲り内側をずるり……と這い舐る蕩け崩れたゼラチン質さながらの粘膜を振り解くと、次は一歩だけ右に動き叩き付けた腰の力で、寄り添い蠢き無数の蜜糸を土手に重ねる捩れ肉で織り成された小さな膣穴をくつろげていく。

「あう、はあああっ!! んふああっ、じ、焦らされたから……あああっ!!」

散らされる吐息に合わせてひくつく肛口に左手中指を回し入れれば「くうっ」とくぐもった声、残りの四指で汗と熱に滑らかさと柔らかさを増した谷間近くの皮膚も薄い尻肉をたぷんたぷんと波打たせると同時に、右に左に挿入の角度を変えて亀頭の側面でシロップに浸らせた細糸を思わせるくちゃりと粘っこくふんわりと纏わり付いた襞間を溜め込まれた愛液ごと刮げ拭った。

「何で、ちょっと……こっちは、ふあ、はああ……ぁ」

振り返ったミムレスが眉を顰めて唇を噛んだまま非難を向けるが、双眸には悦の赤と涙の煌めき……構わずにマッチを擦る要領で曲げた指を縦襞に引っ掛け、ふにゅふにゅと過剰に熟れた果実の表面を彷彿とさせる頼りない凹凸を掬いながら探り抜けていく。

「いいだろ? っ……初めてってわけじゃないんだし」

一方は熱を帯びたゼラチン質に近いぬめりと弾力をびっしりと敷き詰められた細やかな繊毛が螺旋状に蠢く搾り取り、他方は入口こそ指一本でさえぎゅううっと揉み扱き痛みを伴わせるものの直腸までの粘路とは性質の異なる収縮に晒された二つの前後運動が重なれば飛び交い折り重なる嬌声も溶け合い、ティルリエナがふらつく掌を宙に舞わせて隣で肘を崩しかけた褐色の右腕へと絡み付かせた。

「ひゃ、う……あ、あああっ」

抽送が膣奥を穿ち抜く度に頤が吊り上がり、背筋の窪みが作るカーブはより急に。曲線に角度が付けば爪先が持ち上がるとともにお尻が高く捧げられ、裏筋と溶けかけのゼリーをたっぷり塗した筒の下部が空気さえ追い出す勢いで強く鬩ぎ合い、圧力と収縮に押し開かれたカリ裏にもぬめり襞の大群が入り込んで律動に従い段差を広げた亀頭と竿の境界線をぞよりぬたりと舐り回す。

「………………あ、の……そろそろ、私も」

眼鏡越しに真っ直ぐ送られる切なげな視線に気づき、ジェイサグは睾丸の周囲に精液の充填を連想させるむず痒い重みを感じながら腰と指を引く。そしてミムレスの遠くに筋肉を感じさせる密着も夥しい膣内を三回だけ突き上げるとロロの真後ろに立ち、曲げた右手の中指で再びアナルを開いては直腸近くの凹凸をくじり、薄桃色の剥き身が蠢き捩れが重なって蜜を撒き散らす膣口に亀頭を沈めていく。

「あ、あ、ああっ……はあああああっ!」

貝紐を思わせる高熱を帯びた襞を隙間なく詰めた粘液壺は裾が広がったエラにぬちゅぐちゅりとくつろげられることで、上下左右様々な方向に起伏を縺れ合わせた肉の紐は、独立した生き物のようにうねうねと蠢動を始めた。

「だか……ら、私ばっかり……ふあ、ああぁう」

「寂しそうにひくひくしてたからな……つい」

右手に粘膜も厚いふかふかの腸壁と不平を混じらせた嬌声を感じる一方で、下腹部には亀頭を螺旋状に巻き縛る入り組んだ濡れ襞の感触が。皮膚の内側を駆け巡る快感電流は次第に激しさを増し、握り込まれた手足の指にも焦れったいもどかしさが満遍なく染み広がっていき、それがやがて竿を、袋を持ち上げるような痛みと疼きを多分に含む痙攣へと変わって鈴口へと迫り上がる。

「ああっ、あ、あああ、あっ……んあ、はあう、ううっ!」

精路をよじ登る見えない何かに、ジェイサグは咄嗟に下唇を噛んで左手でロロの差し出された丸く張り詰めたお尻を掴みながら亀頭を引き戻し、蜜を滴る寸前まで浴びた媚肉が折り畳まれた膣口を浅く掻き混ぜるに留めた。だがロロは腰を激しく前後に揺さぶると同時に左の後ろ手を脇腹に滑らせてストロークを促すと、ぐちゅっ、ずぶぶっと縮こまりつつも泥濘さながらの奥処へ没入を暗に命じた。

「それ以上されたら……く、ううっ」

射精するなら……と直腸粘膜に練り捏ねられた中指を幾筋も刻まれて粘液を湛えた縦襞まで戻し、三度ミムレスの肉筒の中身も蕩けんばかりに熱く煮え滾った膣内へと挿入を繰り出して子宮口へ緩急を付けた突き上げを与える。

「んふ、あっっ……はあう、ん……っ、さっきより、大きく……ああああぁっ」

ぽっかりと穴を開けて震えながらペニスをねだるロロの入口に沈み曲げては伸びる指を押し当ててとろみを掻き出しながら、肉繊毛ざわめく愛液を迸らせた膣内を手前から奥に、著しい蠕動と逆らうように指を差しくぐらせた。

そして、射精衝動を振り切らんと縮こまった最奥へと何度も何度もノックを叩き重ねるが、柔らかな襞蚯蚓と弾力を感じさせる淡い突起が滲むぬたつきすら追い出すまでにぎゅううっとしがみつけば甘美な稲妻が背筋を走り抜け、肉路をじゅぶぐじゅと行き来する指先を弛ませる脱力が、瞼裏を真っ白に塗り潰す。

「ミムレス……う、中に、っ…………う、ううっ!」

「あ、あああっ、だめ……そんな、あああああああんっ!!」

甲高い絶叫の中、鈴口には撃ち出された精液が作る余韻が添えられ、脈動毎に悦の塊は大きく膨らむと皮膚やペニスの内側を擽り揉み続け、精液を吐き出し終えた後も全身を掻き毟りたくなるような気持ちよさを送り注いでいた。

「…………はあ、はあ…………こんなに、ぅっ」

疲労さえ覚えたジェイサグはミムレスの汗に光るお尻に縋りながら白濁の染みを無数に落とした床にしゃがみ込むが、「次はわたし」とティルリエナが右腕を掴んで強引に立たせる。その隣には無言ながら二度目の埋没をせがむように左手を陰部へ導くロロが。

「少し休ませて」という間もなく、枕も落ちてシーツも皺だらけのベッドへと二人に押し倒されてしまった。

Comments

No comments found for this post.