迷宮で出会ったムチムチ爆乳瀑尻小柄少女と仲良くなるまで(第七話) (Pixiv Fanbox)
Content
魔刃の欠片を手に入れた翌々日、ティルリエナとロロは別の依頼が、ジェイサグは剣の修復をしたいということで探索は中断となり、暇を持て余したミムレスは布製の白いシャツに茶色のスカートと普段着のまま余すところ無い爽青の中、一人公園を散歩していた。
「………………はあ……」
商店が集中的に配置された城塞都市の大通り……その先の大きな公園では三十日に一度の露店市が開かれており、赤茶色の煉瓦を敷いた路面の左右には簡素な藁や布の上に他国から取り寄せたであろう香辛料や民芸品、宝石や薬などが所狭しと並べられている。
左右に視線を向け、或いは珍しい品物に触れてと何を考えるでもなく歩き続けると、気づけば大理石で彫刻された女神像を中心とした噴水の近くまで辿り着いていた。
「暇ね……ま、たまにはいいのかしら……こういうのも」
赤や桃色、黄色と陽光に色も鮮やかな花々が咲き乱れる花壇近くのベンチに座って背もたれに身を預け、せせらぎの音と澄んだ水の匂い、涼しげな風を感じながら目を瞑った。
緊張と集中を求められる迷宮とは対照的に気持ちはどこまでも緩み、頭の奥には眠気にもつながるぼんやりとした痺れが広がり、ポケットの中に入った財布代わりの革袋をスカート越しに押さえながらも、うつらうつらと顔は自然に前後を始めてしまう。
一方で、拡散を果たす意識はジェイサグとの淫らな繋がりをミムレスに思い出させた。体格からは信じ難いまでに実りも大きなお尻を掴み広げられ、結合部の下端をぬるりと滑り粘膜の重なりをくつろげる固いペニス……膨らむ想像が口内に涎を溢れんばかりに染み出させ、喉を鳴らす音が耳の奥に響いた。
「な……何考えてるのよ、あんな、ジェイサグなんかに……」
”雰囲気に流されただけ”、”本当はあんなことしたくない”と理性が拒絶と言い訳を積み重ねても、思考の隙間に忍び入る愉悦に脚を閉じてスカートの裾をぎゅっと握り締めた。
「っ……私は、ただ………………っ」
ぴったりとくっつく左右の内腿と丸まった背中は火照りを生み出し、汗ばむ額が青髪の毛先を吸い寄せる。三角耳の垂れた頭頂部には行き交う人々の足音、もし、今考えていることが知られたら……考えるだけで肩が縮こまり、足指もソックス越しに熱を帯びた空気を握り込む。
緑葉の間を縫い、木漏れ日とともに降り注ぐ微風が剥き出しの褐色肌を撫でる。冷温を行き来する身体は蒸れた空気を着衣越しの肌に塗り付け、伝い進む薄い粘り気が妄想を加速させていく。
「はあ……うっ、だめ…………っ、人がいるのに」
巨尻へと叩き付けられるグラインドは間隔を早め、ぱちっぱちっと濡れた肌が高い音を立てた。振り向いて後ろ手で覆い被さる身体を押し戻そうとするが、ぬたつきに満ちた奥をエラで刮げ回されると手足の先にまで快感電流が流れ、くたりと力が抜けて右の頬を壁にもたれかからせてしまう……
「…………っ!!」
無意識の内に右手がスカートの中に入り込んでいた。ここで我に返り後ろ暗い愉悦を振り解こうと立ち上がるものの快感に膝は崩れてよろめき、地面が一気に近づいた。
だが訪れるは転倒の痛みではなく右腕を掴まれる軽い痛み。消えゆくそれを追うように視線を上げると、目の前には心配そうに見下ろす自分と同じく簡素な布服を身に付けただけのジェイサグ……咄嗟に一歩後ずさり、ふくらはぎとベンチの角が軽くぶつかる。
「どうしたんだ? こんなところで」
「あ…………えっと、別、に……」
修理は終わったのか、鞘に収められた剣の鍔に嵌め込まれた薄紅の宝玉が眩しく両目を射抜く。身を翻らせて通りへと続く道に一歩を踏み出そうとしたが、何故か内心を占めるのは”彼の近くにいたい”という思いのみ、そこに至る理由も見つけられないまま、ミムレスは再びベンチに座り両膝に手を置いたまま脚をきつく閉じた。
「その、ちょっと、ひ、暇だったから」
「…………大丈夫か? 何か具合悪そうだけど」
「何でもないから。気にしないで」
「まあ、それならいいんだけど………………そうだ、これやるよ」
左隣に座ったジェイサグが小さな紙袋を差し出す。中には砂糖を満遍なく塗した小さな白パンが三つ入っており、焼きたてなのか温かい小麦の匂いがふわりと広がった。
「おまけでもらったんだけどさ、甘いのあんまり好きじゃないから」
「あ……ありがと」
一つを手に取り齧り付くと、中には香ばしく炒られた胡桃が入っており卵とミルクの濃い甘さを引き立てていた。二口三口と美味しさにしばし酔いしれるものの、隣から届く視線に口内の動きはぎこちなさを増し、喉が詰まるような微かな息苦しさが紙袋を強く握らせた。
もっとも、見つめ返すとジェイサグは目を見開いて数度の瞬きを挟んだ後に俯いてしまったが。
「…………?」
「いや、この後どうするのかって思って」
「……何も、考えてないけど」
横顔に貼り付けられた羞恥を前にミムレスは、魔刃の欠片を手に入れた一昨日の交わりを、”お前だけ”との囁きを、再び思い出す。互いに気持ちは同じなら、拒む必要は無い……と悦を貪る浅ましさが心の奥底で自分を唆し、乾きかけた唇を舌でなぞりながら軽く脚を開いてしまう。
「もう食べないのか?」
「後で、帰ってから」
肌が発するただならぬ空気、入り混じる”したい”と”したくない”が腰を上げさせては下ろさせてと矛盾に満ちた行動を生み、さらにそれがジェイサグにも伝わったか、彼の右膝と自分の左膝がぴたりと寄り添い、スカート越しのむちむちと肉を付けた太ももに微かに震える掌が宛てがわれた。
「ひ……ああぁっ、な……こんな場所で……ん、んふっ……誰か、来ちゃう」
「大丈夫、誰も気にしてないって」
「でも、っ……向こうから、っ、ふうう、ぅ」
葉を、草を撫でる乾いた音に時折遠くの足音が重ねられる。ベンチの上では言い訳の許されない状況、見られる前に止めなければと羞恥の赤が刷かれた掌で蠢く固い指を引き剥がす。だが力では敵わず、スカートの中に入り込んだ右手は窮屈に閉じた太ももを割り広げ、皮膚も薄く柔らかい内腿の肉をやわやわと揉み始めた。
「やっぱ気持ちいいな、むちむちしてて」
こぼれる嬌声を歯を食い縛り舌を噛んで封じ込める、痛みは擽ったさを一度は追い払うが下着のクロッチ部分を曲がった指に優しく引っ掻かれると肩が竦み、ジェイサグの手首を掴む握力が緩んだ。
薄布一枚を隔てて無毛の割れ口は蜜をじわりと染み広げる。抵抗を進めんと大きく息を吸いながら拳一つ分だけ横にずれるが、すぐに距離を詰められて尺取り虫さながらに内腿を蠢く指が下着の裾を僅かに持ち上げ、蒸れた肉土手への侵入を終える。
「っあ……はあ、ふぅっ、だ…………めっ!」
「こっちは熱くなってるけどな」
意志に反して開かれる両脚が淡い黄色の下着を明かすが、草花のざわつきに混じり話し声と靴の音がミムレスの耳に届けられると俯き加減のまま首を振って何度も腕を引っ掻き続ける。
もし、見られたら……考えるだけで肌は粟立ち撓む背筋には寒気が走る。一方で、くちゃくちゃとぬめりを刷いた入口を浅く掻き混ぜる人差し指が掌で押さえた下腹の辺りに後ろ暗いむず痒さを歩かせ、唇を噛みながら顎をしゃくり上げてしまう。
「あ、くうっ……う、んふああ……ぁ……」
地下迷宮とは異なる、いつ人が来るかもしれない公園……誰かが二人に近づけば、スカートの中でもぞもぞと動く手と粘っこい水音に気づくだろう。足指に思いっ切り力を込めては息も荒く覆い被さろうと迫るジェイサグの胸板を押し返すが、ぐちゅぐちゅと蜜を纏う花弁の重なりを半回転する指が擦り上げると脱力とともに左手が彼の身体を滑り落ち板の上へ。
「はあぁ、っ、い、いい加減に……本当に、っあぅ、はあ…………人が」
「……平気だって、まだこっちには来てないから」
数十歩先の噴水近くでは談笑の声、愛液をこぼす秘裂を起点に立ち上る熱と生々しい甘香がふらつきとよろめきをもたらし、抽送が積み重なる毎に頭の中にもくちゅくちゅと撹拌の音が露骨に響き、辛うじて立ち上がっても崩れる膝が板に左手をつかせた。
「お願い、ここじゃなくて……別の場所で」
深呼吸を繰り返し、震える歩を出口向かって踏み出す。後を追うジェイサグの手がひらひらと揺れる裾の短いスカートに丸い形を浮かばせる大きなお尻に添えられた。むにゅりとめり込む指に歩幅も狭まり吐息も荒さを増していく。
「ちょっと……んはあ、っ……少しくらい、我慢……はあ、ふうっ」
肩を震わせ、腰を泳がせながら積み上げた煉瓦に蔦が蔓延るアーチ型の門をくぐって、宿に通じる湿っぽく往来にも乏しい裏道を進む。機に乗じて掌の描く円は大きくなり、スカートも捲り上げられ薄布越しにお尻を掴まれてしまった。
触られ続ける間も、右手で口元を押さえて喘ぎを封じながら歩くミムレス。左手で弄りを振り払い、視線を爪先へ落としたまま先を進み続けていると目の前には飴色に磨かれた板が……気づけば生活の拠点として使っている安宿の自室に辿り着いていた。
「早く開けてくれよ」
興奮が見出される上ずり声と忙しない足踏みを後ろに、震える手で扉の鍵を開ける。利用者の少なさ故、宿代の割にベッドにクロスの敷かれたテーブル、サイドボードに小さな棚と設備は充実していた。
「待ってて、お風呂………………ひゃあっ!」
「何言ってんだよ、そんなの待てるわけないだろ?」
壁に張った縄に掛けられたタオルを引いたところで、ジェイサグが後ろから抱き付く。両手はシャツ越しの乳房を掬い揉み、腰には勃起したペニス……自分の顔ほどはあろう巨大な肉塊に溺れて埋もれる十指の蠢きが、熱と痺れを肩や臍の辺りへ染み渡らせ、翻る間もなく清潔な白いシーツの上に押し倒された。
「だめっ……や、ああぁっ、離して……っ!」
頭上には荒い息遣い、眼前には布ずれ……言葉で拒絶を並べてもジェイサグは総身を使って覆い被さったまま、自重で平べったく潰れ脇から半分近く顔を覗かせた豊かさも過剰な乳房と布の間に両手を滑らせ、揉み捏ねる手指が乳輪を撫で刮げる。
疼きと痺れに唇をわななかせたミムレスは、背中を反り返らせて後ろ手をばたつかせるが、続けて片手が捩れて貼り付いた下着を半分ほど覗かせる巨尻に添えられてしまった。
「やっぱり気持ちいいな……手が、溶けて無くなりそう」
身じろぎにやや遅れてたぷんたぷんと波打つ柔尻、重たく揺れるそれらは滑らかな皮膚に包まれた太ももを撫で上げる人差し指が弧を描く付け根に引っ掛かると、むぎゅっと厚肉が持ち上げられ、丸みが強調された左の山は接触点に指が第二関節まで飲み込まれた深い凹みを作りながら高さを増していく。
「んっ、だめ……っふ、ううぅ……外から、見えちゃう」
シーツの端を握り締めながら窓に目線を投げかける、灰色のカーテンは全て開かれており、埃を薄く纏ったガラスの向こうには眩しい青空と通りを歩く人々の往来が見えた。
気付かれまいと汗を吸った皺だらけのシーツに顔を埋めるが、尻谷をくぐり抜けた指は会陰部を這い進み、蜜と媚肉を重ね縺れさせた膣口の下端を掠めたところで悦に満ちた痺れを織りなす人差し指がぬめる内扉を離れるに加えて、身体がぐるりと回転し、目の前には濃茶の天井とジェイサグの赤瞳が。
「こ、今度は何よ……」
「……いや、ここに挟んだら気持ちよさそうだなって」
両手首を束ねる五指に並行してシャツの裾がゆっくりとたくし上げられた、洗い晒しの白は汗ばむ褐色へと置き換わり、やがて下着と揃いのブラも暴き立てられた。
「くっ……さすがにきついな」
裾が、身を横たえながらも垂れること無く急激な盛り上がりを保つ胸の下輪郭に引っ掛かった。サイズこそ大きめだが、押し込められた双乳は左右の頂点を中心に何本も横皺を走らせていることを今さらながら思い出し、頬に熱を感じたままそっぽを向いた。
右の耳には布と肌が擦れ合うささやかな音色、そして一呼吸を挟み、乳房が上に引っ張られるような圧迫……最後にブラのホックを外されれば、小麦色の乳房と中心に小さく佇む桃色の乳首が両目に晒された。
「……………………」
「そんなに、見ないで……恥ずかしい」
注がれるは視線のみ、だがチョコレートクリームさながらに滑らかさを明かし、顔を近づければ視界の全てを覆うであろう豊満な乳房には微かな熱と痺れが置かれた。それらはちりちりと皮膚を辿り抜けるもどかしさと化し、拘束を外され自重に屈して標高を僅かだが平らに下げると同時に指一本もぎゅうぎゅうと挟み付けそうな谷間も脇へと近づく乳首に合わせて広がった。
「見るに決まってるだろ、こんなでかい胸」
晴天は陽光を室内に落とし、ジェイサグの整った顔を照らし瞳にも煌めきを与える。シーツに反射された明るさが”見られている”感覚を強め、考える前に両腕を組んで南国の果実より豊かに実った乳房を隠すものの脇をくぐり抜けたジェイサグの手に引き剥がされ、捩れる背中にぷるっと揺れる乳房を呆気無く揉みたくられてしまう。
「だからって……あ、っぁ、う………………んんっ!?」
瞳に映るは歪んだ唇端……首に力を入れ身を起こそうとしても、太ももを挟むように座る彼の身体と球体をむにゅむにゅと拉げさせるいっぱいに広がった掌に阻まれた。
内心には”止めさせなければ”と”もっとして”。相反が頭の中で渦を作り、震える指で彼の腰を押しながら背を反って胸を突き出してしまう。唇端につられて頬も持ち上がり、指先が紅混じりの小麦色を刷き、汗と湿潤に富んだ熱気を浮かばせる乳山の裾野を這い回り、むぎゅっと左右から谷間に滲む薄い粘り気も空気も全て追い出すように二つの肉塊が揉み寄せられ、直後に剥き出しのペニスがぬちゅり……と音を立て、急な曲線を描く下弧の合流点を柔らかく凹ませた。
「一回やってみたかったんだ……」
「…………? やあっ……な、ああ……っん」
直後に挿入を彷彿とさせる腰の沈みと切っ先の抽送、内壁が鬩ぎ合う蒸れた肉トンネルを掻き分けて進むエラは、分厚く重い乳房にぐにゅにゅっと押し潰されながらも皮膚の薄い敏感な部分で往復を積み重ねて脈動と先走りの生温かいぬめりを置いていく。
「うわ……めちゃくちゃ気持ちいいかも」
頭上では馬乗りの状態で両胸を捏ね回しては腰を慌ただしく振り、頬を緩ませるジェイサグ。性感帯からは遠いものの、時折親指と人差し指が楚々とした佇まいの先端を弾き転がすと、擽ったさや圧迫と相まってぴくっと穏やかな痺れが半球を走り抜ける。
挟まれた竿にねっとりと絡み付くトンネルの内壁は腰の前後を執拗に追いかけ、鈴口から吐き出される粘液を助けに律動を加速させた。その上乳房を掌でたぷたぷバウンドさせながらの突き込みも深まり、張り詰めてひくつく亀頭はむにゅむにゅとひしめき合う乳谷をくぐり抜け、直立の姿勢では足元が見えないほどの急激な上り坂に顔を覗かせた。
「なあ、舐めて、っう……くれよ」
受け入れる必要はない、だがミムレスは舌を軽く出して滲む雫玉を舐め、先端に右回り、左回りの渦を何度も描いてしまった。舌を伝い口内に注がれる苦味と塩気……不快な味にも構わず、内頬で唾液と練り揉まれて細く糸を張り巡らせるそれを喉を鳴らし飲み込んでいく。
「んぅっ……ん、ぐっ……はあっ、あ……ぁ」
ジェイサグの両手が脇腹から乳房を楕円へと変形するほど強く掬い上げ、皮膚と粘膜の密着を深める。ぎゅうぅっ、ぐじゅるっと捏ね回された豊満な乳房は亀頭、カリ首へと柔らかくめり込み、すべすべぷるぷるの肌が捲り剥がされたエラの内側の起伏を丹念に舐め拭い、敏感な箇所に往復を積み重ねた。
回数を増す前後運動とともに相手の眉間にも皺が走り、摘み転がされる乳首にももどかしい擽ったさに混じり痛みと痺れが与えられ、唇を結んだミムレスの顎は勝手に反って撓んでと動き始めた。
「う、ううっ……やばいな、いくかも…………もっと、強く……っ、舐めてくれ」
「……っふ、あぁう、ん……っ、う……んむ、ぅ」
言われるままに涎糸で僅かにべたつく口を大きく開け、谷間で竿をきつく揉み搾ったまま唇をカリ首に被せ粘膜が照り光るまで乗せられた先走りを啜り、顔の前後に合わせて頬を窄ませる。
「う、ぅっ……気持ちいい、もう少し、奥まで」
不規則に動く十本の指と往復するペニスが頭の芯を痺れさせ、下着を食い込ませ体温に蒸れた巨尻をくねらせるミムレス。クロッチには蜜が滲み、身じろぎがくちゅぐちゅと粘着質な水音を奏でた。彼の固く大きな掌は指を蠢かせ蕩けんばかりに解れた乳房に宛てがわれ柔肉を捏ね回し続けている……にもかかわらず、肉花弁の層にはとろりぐぢゅりと仄かに発酵を伴う甘酸っぱい蜜が。
「こっちは、あとでしっかり舐めてやるからな」
悦を見抜かれ頬を幾筋も汗が伝う中、ミムレスは苦く塩辛い液体を何度も飲み下しながらぷにぷにつるつるの瑞々しい内頬粘膜で亀頭を舐り転がし、並行してジェイサグの両手に自らの掌を添えてペニスへの締め付けを強める。じゅる……ずずっとはしたない音が、水気を感じさせる布ずれと互いの熱吐息に混じり然程広くない部屋に響いた。
「……っ!! そんな、っ……ん……私は、違……っ、んんぅあ」
「そのくらい、顔見ればわかるって………………う、うううっ!」
「だから、ぁっん、ふああ……っ!? ん、んぐ……ふ……ぅう……」
亀頭と竿の境界を作る段差にしがみついた唇をきつく閉じれば、掠れかけた言葉が唐突に止まる、直後に根元から切っ先へと痙攣が走り、青臭い半固形状の液体が歯茎や舌裏を満たしていく。あまりの不味さに口を開けるが心は”飲まなければ”と命令を下し、ジェイサグの腰に爪を立てた状態で打ち出される精液を頬を窄め喉奥に招き寄せる。
「ん、ん……っ、ああ、ぁ……っ、んんんん……」
乳房を揉む手が緩み皺の刻まれたシーツへと落ちると同時に、太ももには彼の重みが伸し掛かった。渾然と混じり合う不快感に顔を顰めるミムレス、だが愉悦を明かす眼前の表情が”もっと、気持ちよくしてあげたい”と思考に変化を与え、腰を泳がせながらもちゅうぅ、じゅるっと口吻さながらに亀頭に絡ませた舌でカリ裏、鈴口と舐め上げ精液の残滓を貪った。
「んむ、く……っ、ふ、うう……ん、ぁ…………はあ、あ……こんな、こと……したくなかったのに」
固さを失い始めたペニスが唇裏にエラを纏わり付かせながらも引き抜かれる、手足の脱力と頭の軽い痺れを感じる中で、つつっと白く濁った一本の糸が間に雫を溜めてやがてぷつりと切れる様を唇を半分開いたまま見つめるが、
「そうか? 嬉しそうに見えたけどな」
と彼が言い終えた辺りで傍らに放り出された白い枕を掴み顔目掛けて投げ付ける、もっとも描かれた放物線は掃除の行き届いた床へと捌き落とされたが。
「そんなわけないじゃないっ、ただ……雰囲気で、ひっ、あああっ!」
腰を圧す重みが消え、今度は両膝を割りくつろげられる。ミムレスが上体を起こす間に下着は引き脱がされ、ズボンのポケットへと収められてしまった。行為を咎めようと口を開くものの、温かく濡れた何かがクリトリスの近くを舐めなぞる擽ったい刺激が歯を食い縛らせた。
「っふあ……ああぁぅ、な……っ、だめ、舐め、ないでっ!」
息を呑む音に次いで子猫がミルクを舐めるような音が。捩れてぬたつきを滲ませる花弁にはむず痒さを染み広げる吐息と、舌表の淡いざらつき……ぴちゃ、ぴちゃ、じゅるじゅるっと撹拌が憚りを失うにつれて三角形を作る両脚が閉じ始め、ジェイサグの顔を挟み付ける。
太ももに筋が浮かぶまでの力み、しかし左膝を強く押されると右腰が浮かび上がり膣壁の右側が舌に強く押し付けられ肩がびくっと跳ねてしまった。
「はあっ、あ、あ……あああああっ! だ……めっ、あ、んんっ!」
羞恥混じりの歓喜が弾けた瞬間、ジェイサグの右手がむちむちのお尻とベッドの間に入り込み、指が側面まで埋もれると自重で凹んだ肉塊が抱え上げられた状態のまま舌は幾重にも折り畳まれた粘膜の間をくぐり抜ける。下腹部に広がる甘ったるい麻痺と気怠さの中でミムレスは力の入らない両手を伸ばしジェイサグの額を押すが、鼻先に揉み転がされるクリトリスが快感電流を倍加させ、汗に滑る指先は頬を、顎を撫でるに留まった。
「ひっ、い……ん、んあああっ……あ、あああっ!!」
「…………ミムレスだって舐めてくれたんだから、礼はしておかないとな」
”頼んでない”と言いかけた口は、丸まって先を尖らせた舌の襞を掻き撫でる円運動に封じられ、短くも高く飛んだ嬌声と肌上にむわっと漂う羞恥の熱に中指に歯を立てながら唇を塞ぐ。
だが、心の奥底から沸き上がるのは否定し難い愉悦……人と比較すれば過剰に実った胸とお尻をたぷたぷぽよぽよ弾ませながら腰を跳ね暴れさせ、ベッドの足を軋ませた。
「あっ、あ……はあっ、ああん、だめ……だめ、なのに…………」
「嫌なのか? ミムレスのだったら、ずっと舐めてられるけどな」
「……っ、そんな……ああっ、うふ……こと、っん、ひああっ、言わないでよ」
自分で射精したいだけだ、と理性が思考を書き換えるものの、互いの視線がぶつかって真珠色の粘り気に満ちた愛液に濡れるジェイサグの唇を垣間見てしまい、耽り続けた悦の深さと”気持ちよくされた”という事実に閉じていた脚が自然と開き、頬骨の固さと横髪の擽ったさが汗とともに内壁の滑らかな皮膚を流れ落ちた。
「違う……こんな、の……うぅ、あああっ……はあ、はああ」
身を起こすだけの力も失われ、横たえた背中と後頭部には泥を思わせる熱いぬめりが。ぼやけた天井にミムレスはしばし瞬きを繰り返しかぶりを振るが、おぞましさにも似たぞわつきは肌に粟を置き、襞間と舌先の境界さえ曖昧になるような夥しい蕩蜜の迸りが(オトガイ)を見えない糸で吊り上げる。
「すごいな、どんどん溢れてくる」
ぬるり……と筒の内側を拭い刮げる舌が粘膜の蠢動も意に介さず狭隘部を進む。視界の中心では自分とは対照的に癖の少ない金色が流れる旋毛が上下を重ね、うなじが露わになれば革を被った尖りが鼻頭に押し潰されると一緒に唾液は奥まりへと注がれ、ざらつきに嬲られぐちゅぐちゅに耕された襞蚯蚓は下腹越しに痙攣じみた動きを明かして手足の先まで絶頂と紛う快感を伝えた。
「だめ、もう……っん、ふう……こ、これ以上は、はあ、うう」
「……何がだめなんだよ?」
早まる息遣いと笑みに混じり届けられる声、弄ばれながらも舌を、そしてペニスを求める自分が瞼裏に浮かび上がり、歯を軋ませると同時に内頬を噛み締めるが、右に左に柔らかく煮え溶けた襞を振り払いながら回る異物が表情を緩ませ、唇が綻んで熱っぽく湿った吐息を散らす。
「何って……そんなの、っふ、ああぁ、い…………」
絶頂を仄めかす言葉がだらしなく突き出た舌を通るが、寸前に右を向いて置かれた枕で口を塞ぐ。だがその間もジェイサグはお尻を揉みながら律動を繰り出し、潤滑油を助けに蠢動のあわいを舐り上げる。
「こっちも舐めてやるよ………………もうちょっと脚開いてくれ」
「あ、ああ……そっち、やだ……っ、痺れ……んんふっ、から……っ!」
二人を取り巻く性香が主従を確立へ繋がる、下腹に響く声に従い開脚と合わせて腰を浮かばせると、クリトリスの先が温かいざらつきに這い撫でられた。”違う”と叫ぶ理性に両手両足の指は虚空を、濡れた布を握り締める。しかし唇に啄まれた粒立ちが全身に稲妻を送られるだけで、身を焦がさんばかりの余韻が思考を媚へと塗り潰し、ミムレスは眉間の緩みを感じつつジェイサグの後頭部に手を回しさらさらの髪を掻き毟る。
「こんなの、おかしいのに……っ、でも、でも……っ、あああああああっ!!」
白の上で蛇さながらにくねってはのたうち回る褐色、それに織りなされた腰の動きが舌の没入と甘噛みを促し、ぐちゅり……と一際大きな蜜溜まりを捏ねる音が響いた途端、背筋を光の束が駆け抜けた。
「ああっぅ、ふああ、あああ……あ、っ、いく……いっちゃう……う、ふああああっ!」
終わらない嬌声にやや遅れて、目の前が眩白に染め上げられた。肌をそよぐ眠気めいた落下感と浮遊感……心地のよい何かがふんわりと身体を取り巻き、幾つかに分裂して見えたジェイサグの頬を何度も何度も撫で回しながら、ミムレスは微かに笑みを滲ませた。
「まだ、終わりじゃないからな……?」
「はあ、あぁ…………もう、勝手に…………しなさいよ」
こめかみを這う涙は彼の指腹で拭われ、余韻に浸りきった小さくも豊満な身体に自分より二回り以上背の高いジェイサグが伸し掛かる。涎と愛液で照り光り銀糸を散らすふかふかの肉土手には亀頭が押し付けられ、一枚また一枚と花弁の重なりが作る窪みに張り詰めた膨らみが沈んでいく。
「っ、う……早く、っあん」
舌や指とは比較にならない太さが膣内を満たすし、縮こまって泥濘んだ襞蟲も四方に引っ張られながらぞよめいて肉の縄と亀頭を縛り搾る。掌よりも、指よりも強く追い縋りカリ首の周りで鬩ぎ合う襞の動きが、瞼を閉じた先に映し出された。
「…………早く、何だよ?」
「やめなさい……よ、そんな、ああぁっ、んんうっ!」
もどかしさが後ろめたい快楽と化す、カーテンは開けられ外には濃淡を感じさせない青一色、いつ人が来るとも知れない薄いドア越しの廊下……改めて”見つかるかも”と枕の端を噛んだ。
しかし、太めの両脚を抱え持ったジェイサグが下半身を密着させながら亀頭がずりゅっ、ぬりゅっと引き返しながらも埋没を進め、膣穴が根元までペニスを頬張ると口元も緩んで汗塗れのシーツに涎の染みを被せてしまう。
「ああああぁっ、はあ、あああああっ!!」
腰が抽送に左右のスライドを混ぜ、肉路の内側にびっしりと敷き詰められた蟲のうねつきを掻き回す。しがみついてはカリ首に入り込みぬるぬると起伏の間を満たす愛液に溺れるペニスの行く手を阻むが、裏腿の肉が波を付けて揺れるような反動を付けての力強い叩き込みがもたれかかりエラを、裏筋を舐り回す膣壁を追い散らして蕩け崩れたにゅるにゅるぷるぷるの粘膜を太い異物に馴染ませていく。
「気持ち…………いいか?」
「……はあっ、んう……そんなの、どうだって……ふあ、ああん……っ、は、早く……っ、あああああぁ!!」
憚りのない喘ぎを誰かに聞かれる不安と、ペニスに悦を刻み付けられている現実……渾然と化した二つに、彼の手首を掴んで爪を立てた。涙が滲み無数に分裂する視界の中でジェイサグは眉を顰めるが、指の長い大きな掌がそれ以上に巨大な取って付けたような乳房を掬い揉み接触面を歪ませながら弾ませると曲げたはずの指が反り返り、同時に奥の行き止まりを優しくノックされ、虚空さえ追い遣られた両の握り拳は完全にシーツの皺波へと飲み込まれた。
「………………っ!!! あ、ああああっ!!」
ベッドの足が乾いた音を立てる、全身を貫く心地良くも苦痛めいた稲妻にしばしの間言葉を失うが、押し広げられた膣内を引いては戻って子宮口を軽く叩く亀頭に気づけば悲鳴を上げて着衣越しの肩や胸板を何度も殴り付けていた。
「はあぅっ、あ、あ……だめ、また……あ、う、あああああっ!」
「痛っ……殴るなって、おい」
同じく自分の意志とは無関係に両足もばたつき、風を蹴った踵が背中へと振り下ろされていた。申し訳ないとふくらはぎを彼の肩に乗せながら両手指で自分の臍辺りを抓り痛みで我を取り戻す反面、ざわめく泥の縄がうねうねとエラ裏に纏わり付いて亀頭を引っ張るように揉み搾る膣奥が染み渡らせる快感が唇を綻ばせ、遠慮がちに加速する前後が涎を顎に垂れ落とす。
「だって、あはあ、ぅ……気持ち、違う、そんな、はあ、ああああっ」
”言ってしまった”と咄嗟に口を押さえるミムレス。誂うように笑うジェイサグを睨み返すが、ベッドの上に充満する淫らな熱気が灼熱と変わり肌を舐め回す内に面輪は緩み、両瞼も段々と閉ざされていった。
「そ、そうよ……で、でも……こんなに、んはあっ、されたら……はあ、あ…………誰だって」
「特に上手いってわけじゃないと思うけど……っ、相性が良いのかもな」
交わされる会話を挟み、律動は激化の一途を辿る。竿を突き立てられた結合部には生温い水溜りに続くせせらぎ、思考にも靄がかかり甘切なげな呼気とともに吐出されるは悦を明かす嬌声……”もうどうなってもいい”、”もっと気持ちよくなりたい”とミムレスは背筋で弓を作りながら腰を力任せに振り乱し、畳まれた肘を伸ばしジェイサグの筋肉質な身体を抱き寄せた。
「……ああああっ! また、さっきみたいに……は、あっ、気持ち、いい……もっと、もっと、はあ、あああああっ!!」
泳ぐ腰が挿入の角度を変えることでにゅるりとひしめき合う襞を強く押し撫でられ、子宮口にもぐぐっと圧力がかかる。瞬間、総身が跳ね暴れて膣壁をかき回す亀頭を捏ね回すように練り揉んでしまい、ジェイサグが苦しそうな呻き声を上げた。
「ううううっ……!!」
「な、中に……あ、ああっ、はあああ……ぁ」
震えるペニスが熱を吐き出し、同じタイミングでミムレスも絶頂へと叩き付けられた。
何も考えられず、五感も全て奪われた……だが、比喩し難い多幸感と愉悦が全身を包み込み、朧と化す意識の中で、”もっと、もっと”と快感を手繰り寄せるようにジェイサグの肩に齧り付きながらそっと目を閉じた。
※※※
結局、翌々日の集合まで何度も何度も抱かれ、皆が集まった今でも手足には重い疲労が伸し掛かる。ジェイサグも同じか、公園のベンチに座ってぼんやりと灰色の雲を広げた空を見つめたまま欠伸を繰り返していた。
「……まあ、別にいいんだけどね…………出発は明日ってことで」
「すみません……ありがとうございます、ティエナさん」
二人を見たティルリエナが小さな溜息、横顔に届くじめついた黒瞳からの視線も相まって、ミムレスは肩を落として俯き下腹に掌を添えた。
「……………………」
今後についてティルリエナが話を始めるが、数え切れないほど吐き出された精液が蠢く錯覚が思考を悦で埋め尽くし、声を掻き消す。
また、今日も……とジェイサグをじっと見つめてしまうが、疲れを残したままでは探索に差し障る、とシャツの裾を握り締めたまま目を開き、地面に転がる石粒を一つ一つ数える。
色恋とは無縁だった以前の自分、しかしジェイサグに抱かれ続けることで快感は依存へと変わり、今も下着の奥では秘裂が潤いを刷いて裏地に染みを作り続けていた。
「どうすれば、いいの…………?」
つい飛び出た独り言に、ティルリエナとロロが顔を向ける。聞こえただろうかとミムレスは、妄想が織りなす快感の内に太ももをぴったりとくっつけながら、消え入りそうな声で「何でもありません」と呟いた。