迷宮で出会ったムチムチ爆乳瀑尻小柄少女と仲良くなるまで(第五話) (Pixiv Fanbox)
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地下五階にある遺跡に眠る魔刃の欠片を求め、探索を続ける一行。これまでの階層とは異なり雨に濡れた土を思わせる茶褐色の通路に魔物の気配は一切感じられなかった。
もっとも道は迷路さながらに入り組んでおり、ティルリエナが魔法で道案内をしてくれなければ複雑な分かれ道で途方に暮れていただろう。
「この先も、今くらい楽だといいんですけどね」
「でも……静かすぎる、誰かに見られているような」
”見られている”、静かに響いた声を呼び水にミムレスが戦鎚のシャフトに手をかけ、左右の壁に視線を投げかけた。しかし、聞こえるのは四つの足音と土埃の臭いを運ぶ微弱な風の音ばかり……汗を滲ませる頬に塗り込められたざらつきを布で拭いながらジェイサグは壁にもたれかかった。
「うーん、何もいないと思うんだけど…………ロロちゃんも調べてみてくれる?」
「は、はい……」
ロロも立ち止まり、呟きながら右掌を宙に翳す。視界の中心には青白い光を帯びた彼女の姿、しばらくは目を閉じて直立を維持していたが、眼鏡越しの瞳が不安そうに三人を見ると一歩、また一歩と後ずさる。
「な、何かが階段を登っています、もしかしたら……こっちに向かってくるかもしれません」
「数は?」
ヒーターシールドを前に、ミムレスがロロと入れ替わり先頭に立った。
「二体だけです、でもヴァリエンが……」
「剣を取り戻しに来たか、こっちに気づいてるなら逃げられないかもしれないな」
ロロが軽く頷く、ここで迎え撃つか撤退するか……距離があるなら逃げるのいいだろう。一方で勝ち目があるのなら戦えば脅威を一つ取り除くことができる、黒翼の剣を鞘から抜きつつも考えは纏まらずミムレスの方を向いてしまう。
「……だめならその時は逃げればいいわ、戦いましょう」
「え? あ、ああ……そうだな」
「それに、ここで逃げても多分外まで追いかけてくるかも」
次いで聞こえたティルリエナの言葉に、魔物は迷宮の中でしか生存できないことを思い出すが、話の間に金属質な甲高い足音と、地響きを感じさせる重い足音が通路の先に響き始めると、刃先を正面に向けて構えを取る。
「ふん、逃げなかったか……まったく、いい度胸してるじゃない」
「……………………」
音が止む、正面にはヴァリエンともう一体、革鎧を身に付けた黴じみた緑を全面に広げる自分より二回り大きな豚鼻の獣人が。丸太のような腕には手に持つ棘付きの棍棒も軽々と扱えるであろう分厚い筋肉、一方で黄色く濁った目は遠慮がちに逸れ太い足もぎこちなく下がるのみ。
「さっさと剣をよこしな、それはもともと私のものだ…………ボマ、何やってるんだい、さっさと行きな!」
「ヴァリエン様……で、でもあいつら強そう」
「二人でかかればどうってことないさ、それとも……また鞭で打たれたいのかい?」
「ひいっ……ご、ごめんなさい、た……戦うだ」
ボマと呼ばれた獣人が前に出ると同時に、背中越しには二つの穏やかな温かさが広がる。
「…………うおおおおおおっ!」
「来るぞ! ミムレスは向こうから回り込め!」
棍棒を振り回しながら距離を詰めるだけの単純な直線運動、だが天井から砂埃が降り注ぐまでの激震が軸とした右足の膝を崩し、踏み込みが一歩遅れてしまう。
額を撫でるは生臭い突風、直後に間髪入れず訪れる棍棒の一端……それをしゃがんで避けると同時に懐に入り込んで、鎧に隠れていない脇腹を斬り付けた。
「そんなの、効くもんかぁ!」
追い打ちでミムレスが広い背中にハンマーを振り下ろし、ロロが顔を狙い矢を放つ。鈍い衝突音に混じり空が切られるものの、ボマは一瞬動きを止めただけで刺さった矢を引き抜いて折り、ミムレスの顔を金具の取り付けられた肘で打ち据える。
だが衝突の寸前に構えた盾が行く手を阻み、土色の通路に高音が響き渡る。僅かだが緑の巨体が揺らめき手足が強張れば、機に乗じて真横に閃を刻み付けるが傷は毛筋のような赤紫に留まった……見下ろす黄瞳、反射的に体重を乗せた斬撃を真上から繰り出すが、大きな拳が視界を満たすとともに熱と痛み、そして重みが顔中に伸し掛かった。
「くっ、こいつ……う、っ」
「ははははっ、いいざまだな! 死ねっ!」
瞳に映る全てが無数に分裂し、頭には痛みを通り越した痺れ。さらに膝をついたジェイサグの左腕へ畳み掛けるように細身の剣を突き立てるヴァリエン、打撃とは異なる引き裂かれんばかりの鋭痛に剣の柄が掌を滑っていく。
「まだまだっ!」
布地に染み広がる赤に目をやる暇もなく、もう一つの赤を伝わせた漆黒の刃が目眩の残る額へと迫るが、咄嗟にそれを籠手越しの左手で打ち払い避け立ち上がった反動も合わせて腰から肩向かって斜めに斬り上げた。
「こんな偽物じゃあ満足できないんだよ、大人しく言うことを聞けば…………な、何だ、何をした!?」
青い肌を掠める黒の閃光、だが表情に苦痛は見出だせなかった。巨大な乳房を弾ませながら間合いを取り直し、右足をバネに飛びかかるヴァリエンだったが……ティルリエナが魔法をかけたのだろう、足元の茶色がどろりと沼地のように沈み始める。
「ちょっと油断しすぎかな、そのおかげで助かったけど」
視界の端に棍棒を叩き付けんと両手を持ち上げたボマの姿が、しかし力任せの動作には隙も大きく、がら空きとなった腹部へ水平に寝かせた刃先を突き立てる。
鞣された革と分厚く硬い筋肉が捩じ込む動きを押し返すが。手首を半転させながら一回、二回と黒を刺し潜らせていくと血が噴き出すとともに両腕が振り回され、もがく様に釣られて柄を掴む手が強く引っ張られ、グリーブに守られた両足からふっと固い地面が奪われた。
「ぐあああああああっ!!」
だが、背後からミムレスが槌頭を打撃を与えることで、刃を通じて柄に送られる振動が肘まで痺れを広げると同時に爪先には再び重みが。金属を挟み踵の着地を感じながら、ジェイサグは姿勢を屈ませて巨体の懐に飛び込み革鎧ごと腹部を切り裂いた。
「どこまでも邪魔を……ボマ、引き上げるよ!」
「わ、わかっただ、いててて……」
ヴァリエンの膝は地面まで飲み込まれていた。しかし太ももと臍近くには矢のポイントが突き刺さり、両腕には壁から生えた無数の鎖が絡み付いてと動きを封じられたまま傷を負う姿は唐突に消え失せ、後には矢だけが残された。
「ふう、助かったみたいだね。ロロちゃんが動きを止めてくれなかったら危なかったかも」
「い、いえ……そんな」
籠手越しの掌に残る剣の柄、取り戻された静けさにほっと小さく息をつき壁際にもたれかかるが、安心が疑問への呼び水となりハンマーを背負い直すミムレスを目で追ってしまう。
「……ミムレス、外まで追ってくるってどういうことだ?」
「……………………」
返事代わりに暗青の瞳がティルリエナへと向けられた。頬に手を当てる仕草が、右手首に巻かれた金のブレスレットを煌めかせ、雪肌に明るく白を被せる。
「わたしも、詳しくはわからないんだけどね」
※※※
地下五階にはヴァリエンが登ってきた階段とは別にもう一つ下り階段があり、その先は石の灰色に支配された巨大な空間が……砂埃の絨毯を踏み締めながら真っ直ぐ奥に進むと、目的の地下遺跡は呆気無く見つかった。
大きな石の扉を中心に、淡く光る輝石が埋め込まれて四本の古い文字らしき何かが刻まれた四本の柱が等間隔で置かれ、左右の暗闇へと罅の入ったざらざらの壁が続く。
「ここに、魔刃の欠片が……でも、扉が…………ん、んっ……さすがに、開かないわね」
「鍵……いや、結界かな? 壊しちゃってもいいんだけど、あんまり分厚いと天井まで落ちてきちゃうかも」
「じゃあ、脆そうな場所を探せばこれで壊せますね」
ミムレスがシャフトを掌で軽くなぞる、
「手分けして探すか、これだけでかいと結構時間もかかりそうだし」
「そ、その方がいいかもしれません。えっと、魔物も外にはいないみたいなので」
ロロの言葉をきっかけに三人が壁に近づき罅割れを調べ始める。
一人になると、思い出されるはヴァリエンの話……ティルリエナによれば、財宝に宿る怨念から生まれた毒龍ゴルラーズを倒すためセメワの命を受けて司教イリュタムアを連れて迷宮の奥へ向かったが、闇に魅入られ魔物に堕ちたとのことだった。すなわち元々は人間だったため地上に逃げても追うことができ、剣を手にするためには戦いは避けられないようだった。もっとも、他に聞けたのはジェイサグが持つ黒翼の剣も瘴気により生み出されたもので、かつては白翼の剣と呼ばれるヴァリエンのために名工が鍛え上げた剣だったということと、大商人セメワが彼女を迷宮に向かわせた張本人とのことだけだったが。
「………………」
「ちょっと、あなたも探しなさいよ」
「ああ……悪い」
睨み上げるミムレスの両目から逃れるように左に進む。遺跡の外観は一つの巨大な直方体で作られており、長い通路が奥まで伸びていた。
壁沿いに立ってゆっくりと歩き始めるが、灰色の上を敷き詰めるのは浅い起伏だけ、一方で左手には人が二人は入れる大きさの窪みが不規則に並んでおり、覗き込むと中には魔物と戦う人間を描く壁画が彫られていた。
「ジェイ君、あっちはどうだった?」
次……また次と窪みに入り、魔物が封印され、巨大な宝石を中心に祝杯を上げる人々までを目で追い続けたジェイサグだったが、背中から届く声に意識は中断され、振り返って遺跡側の壁に戻る。
「え、いや……まだ見つかってないんじゃないですかね」
「もう、しょうがないなぁ…………ここなんてどうかな?」
人差し指の先には羊皮紙一枚が入るかどうかの、ティルリエナの胸辺りから地面と接するまで伸びた細長い亀裂が。しかし、ジェイサグの両目は前傾姿勢により突き出された、若草色の薄いローブ越しに丸さを強調させる柔らかなお尻へと向けられる。
「……これだと細すぎませんか?」
「そうかなぁ……ミムちゃんのハンマーだったら、大丈夫だと…………ん、あー、そういうことか」
悟られまいと一歩下がり言葉を投げかけるものの、罅割れを追う指が低い位置に向かうにつれて布地と双山はぴったりとくっついて間を隔てるカットの際どい下着のラインを明かし、視線も固定させられる。
「いいよ、少しくらいなら」
見つめる灰茶の瞳、「違います」と声を発する前に腕を捕まれ窪みの一つへと引きずられた。狭い空間の中には白粉の匂いを含む汗香が広がり、ミムレスに見つかれば何か言われるだろうなと考えつつも、至近距離で息遣いに合わせてふるりと揺れ弾む乳房に手を伸ばす。
「……おっぱいでしてあげるね」
肌触りの良いローブとブラ越しに送られた膨らみの肉感は直ぐに宙へと消えるが、代わりに布の擦れる音とともに下半身には外気の冷たさ……最後に表皮を撫でる風の全てを打ち消す温かく湿った二つの丸みがペニスを穏やかに包み込む。
視線を落とせば跪いたティルリエナが上半身を近づけ、掌に若干余る程度の乳房でそそり立ちを挟み揉んでいた。揺らぐ細い背中と儚ささえ覚える、ふわふわの軽い柔らかさが強烈な快感を織り成し、咄嗟に肩を抱き寄せてしまった。
「う、あっ…………」
「ふふっ……びくっびくってしてる。ミムちゃんみたいに大きくないけど、こうやって……んむっ」
途切れる言葉と同時に、天井を斜めに見上げる切っ先に体温と唾液をたっぷりと乗せた舌が絡み付いた。竿には汗を纏う滑らかな練絹じみた肉塊が作る左右からの圧力、亀頭には窄まる内頬の粘膜と螺旋を描く舌先……二種類の気持ちよさが相乗し、皮膚の内側にぞわりと擽ったさを走らせる。
「っふ、ん、っ……あ、んっ、ほら……」
スライドする華奢な上半身にやや遅れて、むにゅ……むにぃっと竿表を二つの半球が這い歩く。急激に高められた射精衝動が壁に背中を委ねさせるが、今度はティルリエナの顔が近づき上下の唇がエラ裏に引っ掛けられた。
唾液の薄い粘りを着込んだ粘膜と、先走りを根元向かって伝わせる粘膜の強い触れ合いにより激化された快感電流が奥に潜り、羽で擽られるようなこそばゆい余韻を染み渡らせていく。
「ううっ、く、うっ……!」
「ん、ふ……ぅ、どう? この辺が一番いいのかな?」
白に被さった体液が照り光る胸の谷間で竿が乳房を隔てて揉み回され、扱かれる度に作られた肉のトンネルからぷるんっとペニスが押し出され、再びむぎゅっと挟み込まれる……繰り返しが次の欲求を生み、熱を帯びたさらさらの髪を撫でながら後頭部を掴んで互いの距離をさらに縮めさせた。
「んんっ!? ん、ぁ……もう、っ……えっちなんだから」
目尻を下げた穏やかな瞳がジェイサグを見上げる、新雪さながらの白い頬には紅が刷かれ、汗も顎へと伝い落ちていた。
「…………おっぱいも、触りたい?」
「は、い……っ、う、ああうっ」
その様に心奪われていると、乳圧が竿の中盤辺りからカリ首近くまで進み髪の間に宛てがった両手にティルリエナの掌が添えられ、椀型の乳房へと導かれた。
めり込む指にはふにゅりと送られる頼りない柔らかさ、ティルリエナも興奮しているのか指より細く小さな先端はつんっと上を向き芯を孕んでいた。
一方で蛇のようにくねり回る舌は溢れんばかりの唾液を乗せた状態で先を尖らせ、無数の大小様々な円を頂点に置き続けて肌を粟立てる痒疼感を煽り続けた。
「はあっ、あ、あ……っ、い、いきそう……です」
我慢汁をこぼす鈴口が尖らせた舌に押し広げられ、外部からの刺激に不慣れな穴の中が蠢きに掻き混ぜられると、むず痒さは際限無く膨らみ根元の周囲に広がる濃度の高いうねりがゆっくりと回転を始め、腰を自然と前後させた。
「……だめ、もうちょっと我慢してね? ん、あっ、うう、ん、むうっ……ぅ」
亀頭を半分咥えた唇がきゅっと窄まり、直径の狭いぬめりのリングが圧迫感を与えれば。精路まで押し潰されそうな締め付けにジェイサグは目を閉じ、反射的に双乳を鷲掴みに。射精から逃れたいがための行動だったが、ぐにゅ、むにゅ、ぷにゅっと手指を甲まで埋もれさせる柔らかさは、ペニスの脈動を早め、下半身のストロークも加速させるばかり。
「ん、んふっ……あとは、えいっ!」
「あ、ああっ、あああ……っ! ティエナさん、で、出ます……っ!!」
我慢汁を湛えるエラ裏を捲り剥がしながら前後を積み重ねる乳肉のトンネル、サウナを彷彿とさせる熱と湿潤は纏わり付いて離れず声も意志とは関係なく上ずる、追い打ちでティルリエナがジェイサグの腰に手を回してしがみつくと縮こまる口内が亀頭を練り揉み、乳房がずりゅっと裏筋を滑り亀頭と竿の間で段差を作るカリ裏を拉げられた肉塊に舐り扱かれた。
下半身に燻る電流が一気に手足の先まで広がり、やがて光の束と化した愉悦の集合体が背筋を駆け抜けて頭の中で散り広がり、高められた緊張が脱力とともに解き放たれた。
「ん、んぐっ……んむ、うう、んんんぅ……っ」
一回の脈動が衝動を吐き出させるとともに、両胸を掴む掌も緩み腕はだらりと下がり膝が崩れ始めた。発射された精液はティルリエナの口内へと全てぶつけられ、ごくりと鳴る喉に合わせて総身がむず痒さに震える。
「どう、すっきりした?」
「は、はい、あの、最後まで……」
間隔も短く石を叩き蹴るブーツの音は次第に大きくなり、立ち上がったティルリエナはローブのボタンを止めて唇端からこぼれて顎を伝う白濁の細糸を布で拭う。
「…………また後でね?」
狭い場所に二人は怪しまれると穴の外に、窪みの中を覗きながら歩くミムレスの気配を感じつつ、ジェイサグはじわりと広がる射精の余韻を感じながら彼女とは逆方向に遺跡側の壁を伝い歩く。
「こっちには…………ん、扉か」
二回左に曲がると、やはり通路が真っ直ぐ続いていた。右手の窪みには同様に壁画が描かれているが、違うのは突き当たりに一つ見える黒ずんで鋲も錆びた木製のアーチ扉……半開きのそれに手をかけ取っ手を軽く押せば、濃い砂埃を感じさせる弧風が額を撫でるものの、中は外さながらの清潔な空気で満たされていた。
「あ……ジェイサグさん」
「……何だこの部屋、遺跡ってわけじゃなさそうだけど」
蜘蛛の巣が残る隅には木箱と布袋が積み上げられ、天井と壁には棒を格子状に組み合わせた、上半身と同程度の大きさを持つ通気口が開いていた。右手には朽ちて脚の折れた大きなテーブルと柄の折れた円匙と取っ手付きの樽……その中でロロは、ナイフで木箱の蓋を開けて割れた皿やカップ、水桶など一つ一つ丁寧に取り出して床に並べていた。
「多分この遺跡を作っていた人達が住んでいたのかと……壁画も、きっと後で掘り出されたんだと思います」
「……ここにいた奴らが地下迷宮を全部掘ったのか?」
「それは、私にも…………ひゃあっ!」
外は嵐でも来ているのか、底知れぬ黒へと続く通気口頻りに吹き付ける強い風が肩までの墨髪をなびかせる。と同時に大きな箱に前屈みで手を入れていたロロの赤いミニスカートが勢い良く捲れた。
「あ、だ、だめ……やあぁ」
頼りなく下がり気味の声、固い何かを落とす音に続いてばたついた両手がスカートを押さえるが淡い緑色の下着に包まれた発育のいいお尻は、地面と木箱を蹴る力にぷるぷると弾み、左右の付け根近くを斜めに走る二本の裾を上へ上へと持ち上げ滑らかなクリーム状の肌色を暴き立てる。
「……………………」
「あ、あの……見ないで、ください…………ううっ」
前傾姿勢を戻したロロは近くの石壁に背中を預け、スカートを押さえたまま脚を閉じる。やはり恥ずかしいのか、眼鏡を挟んだ先の黒瞳は砂粒散らばる地面に向けられ続けていた。
思い出されるは、布地が当てられたスカートの裏側と上下に捩れを作るライトグリーンの下着、そして細めの太ももに反したぷりぷりの丸いお尻……ティルリエナの柔らかな内頬と舌に精液を吐き出したにもかかわらず、ぐぐっと亀頭がズボンの内側を押し上げ、摩擦の痛気持ちよさがジェイサグの右足を一歩前に出させる。
「ごめんごめん、でも…………さ」
「あ、ええと……もしかして、や、やだあっ」
後ろに回した右手で背中と壁を引き剥がし、ブラウスに付いた埃を払いながらロロの身体を抱き締める。細い二の腕にぴくっと震えが走り「ひゃっ」と掠れた声が飛ぶ、砂利を踏む乾いた音の隙間を縫うようにスカートの中に手を入れて柔らかなお尻を人差し指で、つんっ、ぷにぷにっと裏地を持ち上げて両側に引っ張りを与える頂点の高い半球をつついては第一関節の辺りまでをめり込ませていく。
「ひゃあっ、ジェ、ジェイサグさん……だめ、ですよ、あうっ、みんなが、戻ってくるかも……っああぁ」
ぷるんっと押し返す弾力を指腹に感じつつ空いた手を下着の中に潜らせ、汗の残る滑らかな白肌とふにふにの土手をなぞり上げていく。裏布を湿らせる体温が肉付きも薄い下腹に柔らかさと微かな粘り気を与えて触れた部分へと心地よさを送り込む。、
「平気だって、足音が聞こえたらやめるから」
ささやかな掌が胸部を守る鋼を押し返すものの、彼女の身体を翻らせれば後ろ手はなびく髪もろとも宙を舞い、やがて強張る五指は腰近くへ落ちた。失われた抵抗に乗じて、ジェイサグはふっくらと少しだけ盛り上がる無毛の土手をくつろげ開き、内側でぐねぐねと縺れた桃色の粘膜を下端からクリトリス近くまでなぞり抜ける。
「ん、あああぁあん、はあう、く、くすぐったいです」
「じゃあ、もう少し…………」
触れるか触れないかのフェザータッチがロロの腰を左右にくねらせ、じわりと貝紐を思わせる襞の集まりに潤いを与える。このまま……と手首を回転させ粘膜と指をぐちゅりと強く接触させるが、唐突に開かれた扉から現れたミムレスが眉間に皺を寄せたまま近づく様子に、ロロは「ひいっ」と小さく声を上げ下着の中に突っ込まれた手を振り払った。
「何してんのよ!?」
「あ、ミムレスさん、こ、これは、その」
吊り上がった青瞳はジェイサグへ向けられた。膣口の凹凸に名残惜しさを感じたまま相手の怒りに一歩後ずされば、ミムレスは爪を立てたまま腕を掴んで引っ張り、軽く捻り上げた。
「痛っ、お、おい、やめろって」
「うるさい、馬鹿、変態っ…………ちょっと、んんっ……!」
背中を挟んで見えるは鎧とセーターの裾、そして二つの頂点を中心にスパッツの裏地を持ち上げる大きなお尻。付け根に宛てがった掌で巨尻を掬い上げれば、伸し掛かるような重みと蕩けそうな柔らかさが注ぎ送られるとともに、お尻のシルエットを明かす白い薄布に幾本もの横皺が生まれて超常までの高さが増していく。
同時に、右手の指三本を沈ませて左の山に窪みを三つ作りながら親指を谷間へと捩じ込み、さらに左手で半ば強引に鎧の留め金を外す。曲げた肘を伸ばし押し返す両腕の力は強烈な一方、コートアーマーががしゃりと金属の甲高い音を立てて床に落ちれば緊張で立っていた獣耳がくたりと垂れ、鎧を引っ掻く小さな指は力なく宙を落ちた。
「やだ、っ……離しなさい、っ……ロロが」
「ぁ…………」
熱っぽい花蜜を思わせるミムレスの体臭が鼻まで届けられる。ジェイサグは息を深く吸いながら、口元を押さえて扉へ走りだすロロの腕を掴んで彼女の薄い胴体を引き寄せ、いっぱいに開いた右手でミムレスのお尻を掴んだまま指先を小刻みに震わせて肉を波打たせ、左手をスカートの中に潜らせ、下着の裾を摘んで人差し指を中に潜らせた。
「ん、あうっ……二人、一緒なんて…………あなたも少しは抵抗しなさいよっ!」
「そ、それは、その……私も、ちょっと……ん、ふ、ああぁ」
「こんなの、おかしいに決まってるじゃない、あ、んううっ」
片手には持て余さんばかりの肉塊と布地の微かな毛羽立ち、そして荒さを含み始めた呼吸に応じて締め付けを中指に与える深く分厚い谷間、片手には肌触りの良い布地の滑らかさと発育を明かす弾力、そしてぷるんっぷるんっと指を押し返す肉弾の瑞々しさ……性質の全く異なる質感が皮膚の内側を這い進み、袋の中では早くも睾丸がぐぐっと迫り上がりを明かし突っ張りを含んだむず痒さを下半身全体に走らせる。
「はあ、あぅうぅ……っ、ん、ああ」
異状が興奮を煽るか、ロロの唇端に掠れかけた喘ぎがこぼれる。下着の縁へ中指を忍ばせれば中心に向かうほど熱が増し、皮膚も薄く柔らかさも夥しい内壁は走り回る足跡のままにふるふると波打っていた。
続けて右手でスパッツの継ぎ目を引っ張り、垣間見えたグレーの蒸れて捩れた下着越しに分厚い楕円肉をむぎゅっと揉みしだくが、手首には食い込む爪の痛み……咄嗟に手を引き抜けば、目の前には眉尻を吊って睨み上げるミムレスの紅潮した顔が。
「もうっ……いい加減にしてよ、何考えてんの!?」
「…………悪い、さすがに調子に乗りすぎた。ロロはどうする?」
「わ、たしは……続けて、ください。だって、いつもより……ふうっ、ん」
反省しつつもこのままでは引き下がれないと、ロロの二回り小さな身体に覆い被さり、むにむにのお尻を掴みながら細めだが柔らかい太ももを割り開きクロッチを挟んで無毛の陰裂を虫が這うような速度でスリットに沿ってなぞり始めた。
染み出す愛液の熱とぬめり、往復のペースを早めるにつれてぐちゅ、ちゅぷっと水っぽい粘着音が吐息に混じり周囲に広がる。
「……わかったわよ………………す、好きにすればいいじゃない」
気持ちよかったのはミムレスも同じか、互いの間に距離が生まれると眉が下がり、俯き加減の状態でジェイサグの右隣に立って軽くお尻を突き出す。褐色の頬には汗雫が伝い、頬と目元には緩みが生じていた。
「そういうことなら、話が早くて助かるよ」
「ふんっ……う、あっ……ひゃあああん、う、うるさいっ!」
薬指と小指を下着の奥に潜む深い谷間にくぐらせつつ、残りの三指でミムレスの巨尻を揉みくちゃに。スパッツの裏地が与える窮屈さを手の甲に感じながらも、片手では到底掴みきれないどこまでも広がる小麦色の肉塊を沈む指と指の間で新しく盛り上がりを作るまで強く揉み捏ねていく。
「あ、あっ、ん、ふああっ……ぁ」
継ぎ目から入り込む指、薄い舌に指が舐め回される錯覚が彼女の愉悦と内心の淫らさを想像させ、もっと責めても大丈夫だろうと表面の薄桃色に湛えられた愛液を助けに指先で膣口を浅く掻き混ぜる。
「っ、ああ……ひゃっ、あ、ああふっ」
「……っううぅ、ちょっと……ん、あっ……」
皮膚を隔てる二枚の熱を含んだ薄布を引き下ろす、巨尻故に上り坂を進む継ぎ目は柔らかな肉塊に深く沈んでは段を作り、クリームを彷彿とさせる褐色を暴き立てる動きを妨げた。
左手で糸を引かんばかりの熱いとろみを土手にまで撒き散らす割れ口の肉層をくちゅくちゅと捲り剥がしながら、ジェイサグは右手に力を込めてスパッツを膝裏辺りまで一気にずり下げた。
「ひゃあっ!」とミムレスの小さな叫びが天井に壁に吸われると一緒に、幅も広く後ろにたっぷり肉を付けた巨尻がたぷんたぷんと上下に弾む。媚に満ちた光景を視界の中心で捉えながら、ピンク色のセーターをたくし上げると手をその中に突っ込んで、赤子の顔ほどに大きな胸を右、左と交互に掴んで掌上で波打たせた。
「っやあ、ん……ひゃっ、ああ……っ、な……何で?」
肩越しには、着衣の奥で円を描くような手の動きが縦に走る目の間隔を広げては縮める。重量感に満ちた乳房は内側で手指を弾き飛ばすまでに跳ね暴れると同時に、圧倒的な質量を誇る乳房にはあまりに不釣り合いな童女じみた乳首を爪で軽く引っ掻きながらやや濃い目の桃色円をごく淡い起伏にそって刮げ撫でていく。
だが、ミムレスは不満なのか唇を引き結んで目線を自らの下腹部へと落とす。ジェイサグが蜜をしぶかせた蕩け貝の狭間を掻き撫でると小さく嬌声が飛び、手首を回し半円を描けばうねつき指の上でひしめき合う熱く濡れた肉紐の群れがぐにゅ、ぷにゅっと密着を深め、ロロはスカートの裾を皺になるまで握り締めた。
「ああっ、ああ、ん、うああっ……は、ひゃあぁ」
「……よかったのか? ミムレスも一緒だけど」
「ん、ひいぃっ、は、はい……っ、すごく、恥ずかしいですけど、でも……っ」
多少の申し訳無さは感じつつも、気弱さで覆い隠された生来の淫らさを引き出したことで内心の躊躇は失われ、ジェイサグは親指の腹で粒立ったクリトリスの包皮を剥き、人差し指をイボ襞とぬめぬめのうねくりが織りなす窪みの中心へにじゅる、ぢゅるっと水音もあからさまに潜り泳がせていく。
「…………っ、私も……い、いいから……ん、ぅ、下の方も」
「やっぱ、あの薬のおかげかな」
「……っ! そう、よ……あなたが変な、んふ、ああうっ、んんっ、こりこりって……!」
ティルリエナから”後遺症があるからあんまりたくさん飲ませないでね”と言われたのを思い出す、穴に落ちたあの日からミムレスの気持ちを絆すために何度も薬を使ったためか以前よりも行為に躊躇いが無くなり、乳房を揉み捏ねている今も表情に見えるは拒絶ではなく受容……目元の紅と下がる眉、唾液の細糸が二三本張られた唇、そしてもう十分だろうと最後に乳首をきゅうっと爪を立てて摘み、その手を脇腹に始まり腰と滑らせてロロ同様に無毛の蕩け肉へ人差し指を押し込んだ。
「まだ触ってないのに、もう濡れてるのか」
「ああっ、ん、は……ああぁっ、こ、これは……汗、ひ、ううっ」
太めの蚯蚓を感じさせる襞が横に斜めに指を縛り付け、ぐちょぐちょに粘っこい滴りを落とすそれらが咀嚼めいた蠢きを見せる。第二関節まで沈める熱いとろみを滲ませた結合部から薄白い愛液の糸が褐色の内腿をゆっくりと伝い落ちた。
「はあ、ぁあ……指、もっと、んっ、んんぅ……くだ、さい」
ロロの内側も粘液を染み出させた縄さながらの起伏がにゅる、くちゅぷっと媚音を発しつつ指を膣奥に吸い寄せる、襞間に秩序なく並ぶ小さな粒を押し潰し収縮する湿潤と粘着に満ちた桃色の肉壁を押し広げていけば、白いブラウスに隠れた上半身が反り返っては撓んでを繰り返し、汗粒に光る墨髪は背の捩れが作る風に舞い踊り、そして毛先をほつれさせた。
「うあうぅ、ん、やめて、奥は……ああああんっ」
「……これだけ濡れてれば、十分そうだな」
「ぁ……っ、う、は、はいっ……お、ちんちん……入れて、ください」
「んんっ」とミムレスがくぐもった喘ぎを飛ばして脚を軽く閉じる中で、指を引き抜く。甘蜜のぬめりと湯気が纏わり付く皮膚を見ながらロロがスカートを捲り上げ、軽く身を屈めて壁に両手を添えるのを待った。
いつも以上の従順さに丸いお尻へと伸ばしかけた両手が軽く強張るものの、振り向きざまの涙に輝く両瞳が二つの丘を強く掴ませ、一呼吸挟まないかの内に先端の没入を促す。
「あう、ああああああっ!」
にゅるにゅるりと襞蟲と猫舌を彷彿とさせる突起の間を割って入る亀頭、悦も深いかロロは背中を地面と水平になるまで屈ませ、軽く膝を曲げたまま律動に応じて腰を前後させる。
「くっ、うう……いつもより、ぐちゅぐちゅに……」
「は、ああっ、んんひ、いいっ……あ、あああああっ!」
陰部は互いの接触さえ曖昧に感じるほどしとどに濡れており、肉棒の通り道は丁度良く暖められ匙で突き崩されたゼラチン質を思わせる柔らかさで竿の表面を取り巻く。
そこに、襞の蠕動が加われば這いずり、舐め回すような収縮を露呈させるとろみ筒の内側にねちょぬぢゅぐちゃぁっとカリ首と裏筋を練り揉まれ、半固形状の快感がペニスの内側をじわじわ迫り上がる。
「………………」
唇の緩みとミムレスの壁と膣口を行き来する視線を感じながら、突き出されて皮膚が薄く引っ張られた代わりに丸みを強調させたお尻を平手で叩き、たぷったぷっと弾ませると並行して、摩擦の熱が生じるまでストロークを加速させた。
律動の激化に合わせて、下腹部と掌全体でぷりぷりのお尻を、亀頭と竿全体で桃色にべっとりへばり付いた真珠色の蜜と濯ぎ回すような襞の動きを鮮明に感じ取り、与えられた濃厚な悦を返さんと膣壁のきゅうきゅう締め上げるぬるつきと熱の強まった狭隘部に切っ先を潜らせていく。
「あ、あん、っああぁ、う、ああっ、あああん、ふあああっ!!」
白の先に白を透かす背中と跳ねる肩、がくんがくんと抽送に任せて上下する首……姿勢の微妙な変化に粘膜同士の密着も右から左から深まり、襞よりも固く弾力を帯びた無数の肉粒が亀頭の裾野、捲り剥がされた先のエラ裏、カリ首と順番にぬりゅっと擦り揉んだ。
「はあん、あう、ふああっ、ミム……レスさんが、見てるのに、あ、んんううっ!」
「やっぱり、気になるか?」
ロロが名前を口にした途端、ミムレスは一糸纏わぬ太ももをきゅっと閉じ合わせ腰をもじつかせる、睫毛の濡れた青い瞳は頻りに瞬きを積み重ね、やがてその煌めきは宙を舞う指を追い、膝裏まで粘液を伝わせるふにふにの肉土手をくつろげたところで掠れた嬌声とともに両目は固く閉じられた。
「は、はい……っ、ひ、ううっ、あ……んああぁ」
弓を作るロロの背中につられて靴底が持ち上がり、総身はふるふると震える。皮膚を走る振動が身体の奥へと染み広がれば、襞がエラ裏をぷちゅっと押し撫でて竿の中心で暴れる痒疼感を倍加させた。
「あう、っん、はあ、ああぁ、う……っああ、あああ!」
ぐねぐねに入り組んで押し寄せ、突起で先端をそよぎながら襞を巻き付かせる膣内。熱っぽい潤滑油を豊富に纏わせたストロークさえ妨げられる締め付けに射精欲は際限無く高められ、ジェイサグは右手首を多少捻りながらお尻を鷲掴み、左手指でつつっと銀糸を引きながら地面に濃さを与える蜜に溺れたクリトリスを摘み引っ張った。
「っ、ひゃあああああん、そっち、あああっ、ああん、ひうううっ!!」
室内に響き渡る喘ぎ声は尖りを転がす圧力に応じて甲高さを増し、同時に鬩ぎ合う内側も、ぐぷっ、にぢゅるっと強弱の付いた握り込みと身の捩れに応じた回転でペニスを揉みくちゃに捻り舐る。
「っう、く…………このまま、ううっ」
「あっ、ああぁ、だめ、ですよ。外に……はあううう!」
ぞよめく肉の環が亀頭と竿の境界線に引っ掛けられた、ロロが顎を吊り上げ天井を仰いだ瞬間ぎゅっと布を搾る要領で肉の洞窟が縮こまり、浮かぶ踵が敷き詰められた襞群と裏筋の摩擦を促した。
迫り上がる快感の塊に最奥への射精を命じられるまま、ジェイサグは内から外へと膨らんで盛り上がるクリトリスを擦り転がしていた左手を戻し、広げた両手でぷりぷりすべすべのお尻を抱き寄せる。
最後に、亀頭を粘膜リングに捲り剥がされる痛みに近い窮屈さと擽ったさに耐えながら膣口まで戻し、反動を付けて互いの肌の密着を二つの膨らみが平らに潰れるまでぬじゅぬじゅに起伏が縺れ合った秘奥を突き穿つ。
「はあう、ふあああっ! だ……めっ! あ、ああああっ………………!!」
「う、ううっ!」
嬌声が途切れ壁を引っ掻く指が力なく下がり始めるとともに、夥しい痙攣じみた震えが。瞬間、生温かい紐で縛られたような締め付けがペニスを取り巻き、快感電流が竿の内側を駆け上がり鈴口に染み広がる。
「ああ、ああぁ…………」
精液が発射される寸前、反射的に腰を引いて粘汁と先走りにぬめるペニスを露出させた。根元には睾丸が破裂しそうな擽ったさと気持ちよさ、切っ先ががびくっびくっと脈打つ度にロロのお尻は迸りで染め上げられ、桃彩の滲む肌を覆う白濁が増えるにつれて、膝を崩さんばかりの脱力感が全身を包む。
一方で袋には収まりの付かない引き攣り……翻って安堵に眉間を緩ませるロロを視界の端に残しながら、ジェイサグは壁に背中を委ねていたミムレスへと歩を向けて両掌を冷たさと埃っぽさを感じさせる石に押し付け彼女の逃げ場を封じた。
※※※
「………………な、何よ」
「いや、次いいかなって」
忘我の縁から自らを引き戻すジェイサグの声、指弄に晒され続けた蕩裂は肘と膝にまで薄白いせせらぎを伝わせる。両目の中心には天井を睨み上げる亀頭、羞恥故か頭に軽い痺れを覚えるものの、”このまま……”と軽く脚を開いて肩をしゃくり上げたまま近づく足音を待つ。
「っぅ……ああぅっ、ど、どうせ…………するんで、しょ?」
汗で金色の前髪がほつれた顔が寄せられて顎を軽く持ち上げられると、唇は唾液を乗せた舌になぞり回された。固く閉じた口が苦しさを与え鉄板に手をかけながら大きく息を吸うミムレス、だが呼気を喉奥に送り込むと同時に舌先が内頬を進み、上顎下顎と順になぞっていく。
「だめならここでやめるけど?」
「そんな、ああっ……ふう、うっ……好きに、すればいいじゃない」
右を向き視線を逸らす間に大きなお尻に両手が伸び、指が限界まで広がった掌が豊満で分厚い肉塊を掴みながらミムレスの小さな身体を抱え持つ。十指がめり込むに従って足裏からは自重が失われ、正面にはジェイサグの鼻筋が。
「わ、悪かったわね、重くて……っあ、んん」
「まだ何も言ってないだろ」
”入ってくる”と思考が媚と悦に塗り潰されれば、愛液を吐き出す入口に宛てがわれた亀頭を前後の律動で露浴びの重なりが織りなす奥へと招き寄せる。
「…………ああああああっ! ん、はあう、ぅ……入れるの、早すぎる、あ、あっ!!」
不意に天井が近づき、背筋が反り返る。次に半分ほど没入しぬりゅっと肉の層を押し広げるペニスが髪の毛の一本一本まで逆立てんばかりの愉悦が総身を走り、ぞくりと肌を粟立たせた。
絶頂めいた白が皮膚の内側で一度爆ぜた、だがジェイサグが摺り足を前に出し彼の身体と壁でセーターだけを残したミムレスを強く挟むと、近づく距離に比例して挿入は深まり、にゅぷるっ、ぐぷっと亀頭が花弁の合わさりから筒を敷き詰める襞をゆっくり揉み撫でた。
「あっ、あああん、う、うぅ……あ、ああっ、ああああ!」
後頭部と壁がぶつかる微かな痛み……だがそれ以上に濃厚な悦が、ロロの視線が生み出す羞恥も後ろ暗さも全てを吹き飛ばし、背中に手を回しながら憚りのない嬌声を上げた。
「行くぞ、まだ全部入れてないからな」
「あ、あっ、あああ……ん、ううっ、ひゃあ、あああ……早、く……はあううっ」
幾度となく磨かれた鉄板を掻き毟る中、とろとろに溶け崩れてぞよぞよと蠕動を肌に伝える泥濘のごく浅い部分だけを耕していた亀頭……しかしジェイサグが掴んだお尻を引き寄せれば意志とは無関係に蠢動を繰り返す襞のあわいへと先端が突き潜り、指では届かなかった奥を擦り立てられ、一往復毎に快感は倍加を続ける。
「っああぁ……何で……っ、あ、んんぅ、ふあああ……」
”見られているから”、それとも”相手がジェイサグだから”……ずちゅっ、ぐちゃっと襞を掻き混ぜられている間も思考は積み重なり、足指を土踏まずに横皺が刻まれるまで強く握り締め、唇の端から甘切ない吐息を漏らしながら両目を固く瞑った。
「っうう、これも薬のせいか」
「そ、そうよ…………そうじゃなかったら、こんな……ああっ、ん、ふううぅ」
透明の糸に吊り上げられた顎、近くには唇……次は自分から顔を近づけて開かれた口に舌先を潜らせ、体温を蓄えた内頬の粘膜を満遍なく舐め回していく。
「んっ、んむ……んぁああ……っ、はあ、ああ…………あああっ!」
息苦しさに口を離せば、二人を繋ぐ銀色に光る糸……それを見つつ肩に顎を乗せて首筋に顔を埋める。溶けて重なるのではと思うまでにジェイサグの体温を間近に感じ、”もっと”と群青の鎧に隠れていない二の腕を掴み面輪を緩ませては荒く息を吐き散らかせた。
「あ、あんっ、ふあ、あああううっ、だめ……ああぁあ、ああっ」
「何が……だめなんだ?」
呼気が全身に緊張を走らせ、ぐちゅうっ、っと筒の内側が螺旋状にペニスを締め上げる。深く浅くと不規則な起伏を作り狭間に潤滑油を溢れるまで溜め込んだ柔らかく煮え蕩けた粘膜と、固く張り詰めて広がり膣壁にべっとりこびり付いた愛液を刮げ拭う粘膜の接触はどこまでも夥しく、一回、また一回とグラインドが加速する毎に肉の泥濘はくちゃくちゃに掻き混ぜられて触れられていないクリトリス、内腿、乳首にさえ愉悦を広げる。
「だ……だって、っ…………ああ、あああああっ! い、い……いっちゃう、からぁ」
突き上げにたぷたぷと弾むお尻を掴む両手に圧力が加わり、むにゅりと押し潰される。一緒にペニスも膣内を捏ね分けくぐり、最奥には亀頭がそっとぶつかった……刹那、快感の稲妻が背筋を一直線に駆け抜けて後頭部には再び固い痛みが。
「も、もう、んああぁっ、一回……は、ああっ、ん、ああああんあっ!!」
痛みにも似た疼きと痒みが子宮口を起点に襞を占める、頭の中にはぬちゅ、ぴちゃ、ちゅぷっと水飴の詰まった壺の中身を掻き混ぜるような、粘着質な水音。
響く音がミムレスに悦の深さを認識させ、届くロロの視線も、後ろめたさもすべてを吹き飛ばし、自分からも腰を前後に動かし膣底と亀頭の接触を促した。
「もっと、もっと強く……ああ、あん、ふうあっ、ああ、っ、早く、いかせな、さいよ」
耳を疑う言葉に思わず頬を強ばらせた、違う……と大きくかぶりを振るが、ジェイサグは唇の端を軽く持ち上げながらお尻の谷間に中指を捩じ入れ、固く閉じた窄まりの皺を中心から外側向かってなぞり始める。
「あっ、ああっ! そっちは……はあ、ううっ」
挿入には適さない穴に触れられる罪悪感、だが膣内をぬちゃぬちゃと揉み抜く律動と相まって絶頂が近づき、瞼裏に広がる煌めきと全身の毛穴が開くぞわつきを感じると並行して両脚がジェイサグの腰に巻き付いていく。
「くっ……そろそろ、出すぞ、っ!」
「あ、あっ、だめ……中は、で、でも、あ、あああああああっ!!」
肩と首筋に縋ったまま腰を右、左と回転させる。ジェイサグが小さく呻きを上げたところで膣内には熱……射精を知り、目前の身体を押し戻そうと両肘を伸ばしかけるが迎えた絶頂が拒絶の動作を許さず、脚を絡ませた状態で三度目の口吻をせがむ。
「ん、んっ……あ、ふぅ…………」
絶頂の余韻が自らの淫らさを暴露し、その場を逃げ出したくほどの羞恥に陥るミムレス。だが、何度も飲まされた薬の副作用だ……と言い訳を積み重ねながら舌を自らの舌で縛り、唾液を啜り続けた。