迷宮で出会ったムチムチ爆乳瀑尻小柄少女と仲良くなるまで(第三話) (Pixiv Fanbox)
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輝石の頼りない灯りと指輪の魔力が見せるは、岩蚯蚓の吐き出した粘液が壁一面にこびり付いて乾くことで生まれた黄土色の空間……その中を歩調を殺しつつ歩く三人だったが、赤と白の光点を闇に広げ道案内を続けるティルリエナに背中を引っ張られてミムレスは後ろを振り向く。
「そういえば……ミムちゃんは何でここに?」
「え…………何ですか、いきなり」
「ほら、まだ聞いてなかったから。ジェイ君のことは前に話してもらったんだけど」
以前、ジェイサグから聞いた話を思い出す。城塞都市から追い出され森林の開拓を強制されている貧民窟の出身で、過酷な労働による両親の死をきっかけに冒険者になろうと決意したこと……日頃の明るい調子とは対照的な、途切れがちの言葉にミムレスもこれ以上何かを聞くことはできなかった。
「……………………鍛冶もできない、金細工も作れないゴマッグ族ってどう思いますか?」
言い終えたところで顔を天井に向け、改めて自分の歩くべき道を思い出した。優れた資質を持つ両親の元に生まれながらも才能の欠片さえ継げなかった自分、だからこそ地下迷宮に魔物が現れたと聞いた時には嬉しかった……これで、自分に居場所ができたと。
もっとも、不器用さが災いし戦いは力任せに押すばかり、経験にも乏しくジェイサグに出会う前は彼と同様に、他の冒険者からは碌に相手もされなかったが。
「聞かないほうが良かった?」
優しい笑みを滲ませたティルリエナが、アーマー越しの肩に掌を添える。距離を詰めた彼女の白粉めいた仄甘い匂いと体温が届けられる、”汗臭くないだろうかと”顔をそらし、朧に浮かぶ格子の中に置かれた光へと視線を移した。
そこには、三つと一つに分かれた白い点と、高速でそれらに近づく無数の赤い点が……
「いえ…………それよりも」
「わかってる。ジェイ君、魔物が近づいてるから気をつけて」
「え、何も見えませんが………………うわあああっ!」
先頭を歩くジェイサグが剣を抜いて四方を警戒するが、腕の三倍はあろう太さの胴体を持つ巨大な黄土色の蚯蚓が地響きとともに壁を、地面を突き破って姿を現す。
「下がって! こいつらに剣は通らない!」
鋭く飛んだ言葉、ジェイサグも刃先を岩蚯蚓に突き付けたまま乱れを含んだ歩調で後ずさるが、鞭さながらにしなる胴体での一撃をまともに浴びたようで腹部を押さえながらよろめく。膝を落とし剣の柄を滑らせかけた彼に、幾匹もの蚯蚓が砂粒を潰す擦音を響かせてにじり寄る。
「ミムちゃん!」
「……わかってます!!」
外側は鋼同然の表皮に守られているが、粘液状の内側は軽く握るだけで崩れてしまうまでに脆い……このハンマーなら、と早くも態勢を戻したジェイサグの前に割って入り、口を大きく開けて鋸型の歯を覗かせた一匹が飛びかかったところを、頭狙ってハンマーを振り下ろした。
固い何かが罅割れるような音に呼吸一つ分遅れて、ぐちゃりと果実が潰れる音……剣を弾く滑固の皮膚も面の衝撃には弱いか、掠れた悲鳴をこぼし、酸を思わせる緑色の体液を撒き散らしながら動きを止める。
濡れた土を思わせる腐臭に振り向くと左肩越しにもう一匹、首筋を狙う鋸歯をヒーターシールドで押し返すと並行して翻り、上体を右に捻って守りの消えた環状の胴体に真横から鉄塊を叩き付けた。
「あなたは後ろを! ティルリエナさんの方にも向かってる!」
「ああ、任せろ!」
石と鉄が織りなす重量に富んだ圧力が蚯蚓を真っ二つに挟み潰す、この調子で……と劣勢を察したか間合いを詰めるミムレスとは対照的に後ろへと這いずる岩蚯蚓を壁際へ追い詰めるが、三匹が同時にジェイサグへと体当たりを繰り出し、彼が尻餅をついたと同時に、手足を蚯蚓が縛り上げた。
「こ、こいつ……やめろ、離せっ!」
剣戟じみた鋭く高い音の中で反転し、頬を撫でる蒸し暑い微風を感じつつハンマーを振り上げる。だがミムレスが体重の乗った打撃を加える前に、ティルリエナが三匹の岩蚯蚓目掛けて濃霧を伴う水の刃を放ち、魔物に当たった部分が泥のように爛れて目に染みる酸臭とともに緑が滴り始めた。
「……ま、使わないよりはましかな、今回は全部ミムちゃんに任せちゃったほうがいいかも」
「いや、これならっ!」
締め付けが緩んだかジェイサグが剣を拾い上げ、柔らかくなった表皮を頼りに白銀の刃を斜めに振り下ろす。切れ味の良い刃でさえ弾き返すはずの黄土色は呆気無く二つ三つと断ち切られ、無数の靴跡が残る地面にぬちゃりと足を引っ張るような血溜まりを広げていく。
「ふう…………危なかった、ティエナさんの魔法がもうちょっと遅かったら」
厚布で返り血を拭い、刃に銀光を与え直すジェイサグ。その煌きを視界の端で感じながら縮こまり残りの一匹に斜め下を始点に振り上げたハンマーをぶつけ、穴の開いた壁へと叩き付けた。
「間に合ってよかった。でも、まだ誰かいるみたい」
早くも乾き始めた緑の中から身を屈め宝石を拾い上げたミムレスだったが、次第に大きくなる足音が浮かび上がっていたもう一つの白い光点を思い出させる。
「た、助けてくださいっ!」
、静寂を破る弱々しい悲鳴。遥か先に続く闇から現れたは一人の少女……自分よりやや背の高い、裾が破れた白いブラウスと泥を滲ませた赤いミニスカートを身に着けた彼女は、片手に持った小型の連射式クロスボウを取り落としながら自分のすぐ後ろ、ティルリエナの背中に隠れた。
「……これは…………なるほどねぇ、結構やるじゃないか」
そして、少女の数歩後ろには肩当の付いた、下着を思わせるデザインの黒鎧で胸と股間だけを隠す青い肌の女性が。倒された岩蚯蚓を一瞥した後、鎧と同色のレイピアを逃げ込んだ少女に向けて顎を軽く上げながら、暗に「その女を渡せ」と三人に命じる。
「ヴァリエンが、ううっ……黒翼の剣を」
「大丈夫!? ひどい……」
振り乱れた肩までの黒髪と間に覗くジェイサグと同じ半円の耳、眼鏡越しに涙を潤ませる下がり気味の両目、怪我もしているようで右太ももの傷口からは赤が滴り落ちていた。
「あんた達に用はない。さあ、ロロと言ったね…………剣の場所を大人しく教えるなら、そいつらも纏めて見逃してやってもいい」
吊り上がった緑瞳と剥き出しの牙じみた歯が、光を帯びた手を翳して太ももの傷を塞ぐティルリエナへと向けられた。一歩、また一歩と近づくヴァリエンと呼ばれた魔物に、ロロは腕を竦ませ身を震わせるが、ジェイサグが庇うように立ち上がり間合いを縮めた。
「悪いがそうはいかない、黒翼の剣は俺達も探してるからな」
「…………それは私も同じさ、あの剣さえあればもう一度フィムにだって……フィム…………」
呟きは途中で途切れ、漆黒の閃がと彼の頭上へと振り下ろされる。だが、風を切り裂く甲高い音は鋼に阻まれ、飛び散る火花が二人の顔を橙に照らす。
「ちっ、少しは慣れてるってことかい…………!!」
もっとも、重なる剣戟に比例してジェイサグの身体は斬撃が繰り出す金属音と突風に押され、眼前には籠手に守られた左手を刃に宛てがい上半身全ての力で辛うじてレイピアを押し返すまでの劣勢が。
「はああああっ!」
眉間に皺を寄せ顔を歪ませる彼を眼前に”助けなければ”と、ミムレスはヴァリエンの横に回り、背中を丸めた状態で右、左とそれぞれの足をバネとして一気に距離を詰め、背筋を伸ばし捻った反動で速度を増した槌頭を脇腹目掛けて打ち付ける。
ほぼ同じタイミングでティルリエナも、反対方向より眩黄に周囲を照らす火球を放ち敵の逃げ場を封じるものの、ハンマーのシャフトは捌き落とされ、火球は防護の魔法故かヴァリエンに触れる寸前で霧散し無数の砂粒と化した。
「この程度で止められると思ったのかい!?」
だが、追い打ちで空が裂かれ、ヴァリエンの足元に羽が付いた矢が突き刺さる、クロスボウを構えるロロに相手の視線が向かえばジェイサグが細く引き締まった腹部に膝を入れ屈み気味の態勢を保ちつつ数歩下がり距離を取り直した。
「……なるほど、こいつは一人じゃあ分が悪そうだ。まあいい、いつか取り戻せばいいだけの話…………時間も時間だ、今回は見逃してやるよ!」
腹部に溶けた鉄の塊を放り込まれるような衝撃、次いで背中への激痛……強打に軋んだ部分を掌で擦りながら、息をゆっくりと吐いて身を起こすが、ヴァリエンの姿は暗闇の彼方へと音も無く消えていた。
「っ、く……何て力なの…………っ」
ジェイサグも同様に吹き飛ばされたか、壁にもたれかかったままぴくりとも動かない。ミムレスも立ち上がることさえできず、膝から砂埃残る地面へ崩れ落ちてしまった。
※※※
「……んっ…………」
「お、やっと起きたか」
開かれた瞼の先には、心配そうに見下ろすジェイサグの赤瞳。直後に自分が寝袋に包まっていることに気づき、”ずっと見られていたのか”と温もりは火照りと変わり、目を逸らせて横を向き、顔を潜り込ませてしまった。
「ジェイサグ、も、もう大丈夫……だから、っ、くう」
「一応治癒の魔法はかけておいたけど、まだ寝てたほうがいいみたいだね」
「す、すみません。助かりました………………ロロって子は?」
「……もう寝てる、この子が一番傷も深かったから。わたしも眠くなってきちゃった、ちょっと魔法使い過ぎたかな」
大きく背中を伸ばしたティルリエナも自分の寝袋へ、周囲を見渡すと右手には行き止まり、左手には薄紫に輝く光の壁が。ティルリエナがキャンプ用の結界を張ってくれたのだろうと、寝袋の中でほっと息をつく。
「ジェイ君、火は消しておいてね」
「はい、わかりました…………ミムレス、お前は?」
「……おやすみ」
瞼の裏を赤橙に染める炎が消され、後に残るは漆黒と微かに届けられる寝息……痛みの残る下腹にヴァリエンの強さが暗闇へと浮かぶ。あのまま戦い続けていたら全滅していた可能性は高い……後ろ向きな想像は寝袋の中で横たわる身体を縮め、痛みを追い払おうと自分の腕で身体を抱き締めていると、布擦れを引き連れた外気が寝袋の中へ入り込み背中を擽る。
「…………ジェイサグ? どうしたの?」
「いや……あのヴァリエンって奴思い出したら、ちょっと」
もぞ、もぞ……とセーターが捲られ、スパッツ越しにむちむちの巨尻を撫で回される。恐怖は羞恥と嫌悪に変わり後ろ手で過剰なまでに実った肉塊へと沈む掌を押し返し、埋もれ始める手の甲を立てた爪で何度も引っ掻く。
「っ! 何すんのよ……変態っ!」
「いてて……頼むよ、ちょっとだけ、触るだけだからさ」
振り返って軽く笑うジェイサグを睨みつけるが、跳ね除けんとするもがく腕をすり抜けたその手はセーターの内側に侵入し、汗で蒸れ生乾きの洗濯物を感じさせる湿り気を帯びたカップの縁、中心と人差し指で渦を巻く。
そして残りの手指でみっしりと肉が詰まり、重みで僅かに垂れ下がった左の乳房を持ち上げ、手首を回転させながらぎゅっ、むにゅっと張り出した巨大な膨らみを捏ね続けた。
「や、だっ……水浴び、してないのに」
「そうか? いい匂いしてるけどな、こっちも」
「ひゃあ、ぁ……いい加減にしなさいよ、みんないるじゃない」
「平気だって、声出すなよ」
指が這い回る度、全身には毛穴が開くような熱を覚え、額には汗が。まだティルリエナは起きているかも、と結界近くにいる彼女に視線を向けるが寝袋に覗く後頭部には身動き一つ感じられない。
緊張に上がりかけた肩が落ちる一方で、自らの小さな身体に背後から覆い被さるジェイサグとの密着度が高まり、顔よりもはるかに大きな胸やお尻が圧力で平べったく拉げていく。
「あー、すげー柔らかい……」
緊張で頂点に窪みを作るまできゅっと閉じたお尻の谷間にはペニスの固さ……押し戻そうと腰を屈めれば、毛羽立ち谷間部分が薄くなり始めたスパッツ尻で袋近くから亀頭までを裏筋に沿って扱き上げてしまい、耳裏を呻きじみた吐息が撫でた。
「や、だ……っ、こんなところで、ん、んあぁ」
頬を伝う汗が行為を終えた後の愉悦と火照りを瞼裏に甦らせ、乳首の微かな盛り上がりとそれに伴い乳輪の内側を駆け回るごく浅い痺れ……流される自分に抱く腑に落とし難い奇妙な心地よさ。だが同時に、触れられただけで褐色の肌に熱を添える淫らさが許せず、耳の立ち上がりを感じつつも掴んだ手首を力一杯捻り上げた。
「だめっ! 離れなさいっ……! じゃないと……」
※※※
「わかった、わかったって……悪かったよ」
ミムレスが寝袋から腕を出し、壁際に立て掛けられたハンマーのシャフトに手を伸ばす。仕方なく寝袋から出ると、身体を取り巻く篭った熱気の甘酸っぱい香りが闇へと消えた。
股間にはズボンを押し上げる窮屈な痛み、下着の裏地にも先走りが滲み、むちむちふかふかの大きなお尻に圧し潰され、前後上下左右に何回も扱かれたせいか歩くだけでぐちゅぐちゅとぬるついた布にカリ裏が撫で擦られてしまう。
「しょうがない、俺も寝るか」
自分の寝袋に戻ると、寝袋一つ分向こうの正面にはロロの気弱そうな顔。傍らには眼鏡と墨色の髪に巻かれていた細い白のリボンが置かれていた。
ジェイサグが目を閉じようとした瞬間、正面には見開かれた黒瞳……眼鏡を探し手を左右させる彼女へ近づけると瞬きを挟み申し訳無さそうに眉が下がる。
「ごめんなさい………………あ、あの」
「どうしたの? 傷が痛むなら……」
「違うんです。えっと、ミムレスさんと、あの、あ、えっと……何を…………」
「もしかして、ずっと起きてた?」
「…………はい。いつも、あんなことを?」
目の前の少女はティルリエナとは正反対に初心さを纏わせている。上手く言い包めれば……と、射精にまで至らなかった快感の燻りが発散を促し、欲求の命じるままジェイサグは身を起こし、ロロの枕元に座る。小さく開いた唇には唾液を着込んだ真珠色の歯が姿を覗かせていた。
「いや、いつもってわけじゃないけど」
「ティルリエナさんとも……その……」
「何回か、いや……でもあれは全部向こうから」
「……………………」
戦いの中で垣間見た、赤いミニスカート越しに丸みを浮かばせる発育も十分なお尻、傷を追い三人に助けを求めたロロに劣情を抱く罪悪感はあったものの、巨尻に埋もれ揉みくちゃにされた亀頭への快感は忘れられず、留め紐を解いて寝袋に隠れた少女の小さな身体を暴き立てる。
「ロロは?」
「わ、私ですか!? あ…………ジェイサグさん、な、な……っ」
反射的にスカートの裾を押さえるロロ、だがジェイサグは白と桃色の中間を彩る細身だが柔らかそうな太ももの肉付きを視界の中心に捉えたままごくりと喉を鳴らし、清布の巻かれた左膝を避けながら内腿へと指を忍ばせて脚を割り開かせる。
「触るだけ、それだけでいいから!」
「だ、だめですって、ひゃん、あ、ううっ」
敏感なのか、きめ細やかな皮膚に包まれて汗ばんだ脚を擦るように内側向かって撫で抜けると、背中が弓なりに反り返り釣られて顎も持ち上がる。
黒瞳を潤ませ、かぶりを振るロロだったが、拒絶も意に介さず浮かんだ背中と寝袋用のシーツの間に手を滑り入れ身体を反転させると、細い腕がスカートに届く前に赤い薄布を捲り上げる。
「ああ、うう……っ、見ちゃ、だめです……や、ああぁ」
半分隠れていた太ももが露わとなり、その上には淡い黄色の薄布をしがみ付かせたきゅっと引き締まった一方で丸く盛り上がったお尻が。ミムレスと比べれば小振りで横幅も狭いが、両脚の細さと背の低さ、そして後ろへの突き出し具合が相対的なボリュームの豊かさを引き立てていた。
「胸は小さいけど、こっちは結構……」
「ひゃあ、あん……はあう、っ、だめ、見ないで……」
「やられたのは後ろなんだから、こっちの姿勢の方が傷にはいいんじゃない?」
跳ねる素足の踵が脇腹を打ち付けるが、顰めた眉間の先には黒を孕み黒と溶け合いなびく髪と眼鏡越しの、涙をこぼし始めた上目遣い……燻る嗜虐の感情に、ジェイサグはロロの後頭部に手を添え、振り向きかけた顔を布を畳んだだけの枕へと軽く押し付けた。
「……それは、いや、でも私は上向きじゃないと落ち着かなく、っや、ぁ」
貼り付いた淡黄の布を足首まで引き下ろし、身動ぎに応じて弾み震えるお尻をむにっと両手で掴む、汗ばんだ反面袋外の空気にしばし晒された滑らかな弾力に満ちた尻肌からは心地よい涼しさが送られる反面、耳の裏まで紅に染め、二の腕を震わせる羞恥が熱蒸気と化して双山の裾野にまで雫を伝わせていた。
「ジェイサグさん、やめ……っ、だ、誰でもいいんですか? わ、私なんかでも……ひ、ん……っ!」
自虐を感じさせる言葉も、お尻の上を行き来させる両掌の指先を谷間に引っ掛けて皮膚の薄く外円部よりも柔らかい内壁をへ沈ませると、ロロは枕に顔を埋め、それも封じられた。
生クリームを思わせる谷間の肉は接触に応じて形を歪ませ、指間には小さな盛り上がり。さらにいっぱいに開いた掌で楕円形の肉弾を外側向かって揉み開き、汗の溜まった仄暗い谷底の先に潜むささやかな桃色の窄まりを暴き立てた。
「ちょっとひくひくしてるな、ここに入れても気持ちよさそうだな」
「あああうっ! ふえ……っ、そんなぁ、だめ、っ……ああ、っ、見ないで、ください」
息遣いに応じて、中心へと規則的な放射状に皺を集めたぬるりと照り光る尻穴が開いて閉じてを繰り返していた。お尻を押さえ付けたまま顔を近づけ大きく息を吸うジェイサグ、蒸れた汗熱と僅かな石鹸の残り香が混じり合うロロの体臭に亀頭が我慢汁を迸らせながらぐぐっとズボンを押し返す。
「あ、あっ、ああん、あっ、そっちは、ああぁ……恥ずか、しい」
薄い痛みを含んだ疼きとむず痒さ、そして精液の通り道を快感を引き連れて粘っこく歩く先走りを逃がすように男根を露出させ、ロロの手首、掌、最後にぷるんっと弾力で押し返すお尻へとぬめり光る切っ先を滑らせた。
「っ……触っても、いいかな?」
「……えええっ!? ひゃあぁ、うう、ん……ぜ、絶対に……だめ」
走る快感電流が欲求を煽り、ずりゅ、くちゅ……と尻山の頂点へ続く上り坂にカリ裏を進ませる。さらにジェイサグが左手で左尻を揉み回しながら、右手指を中心へと捩じ入れ、桃色の反発を帯びた窄まりを軽く引っ掻く。
「あ、っんう……は、ああ、ひゃあああっ、お願いですから……もう、やめて」
愛撫も、挿入も知らないであろう固く結ばれた肛口は、指腹が触れるか触れないかの位置で掠めただけにもかかわらず、ロロは白いブラウスが肌色に透けるまで汗を滲ませ、寝袋を皺くちゃに握り込んだまま顔を見せようとしない。
細やかな皺を掻き広げながらぷにぷにの粘膜層をくじり立てるが、視線の先にはしゃくり上がった小さな背中と鼻を啜る音。ジェイサグが肩を揺さぶっても首を左右に振るばかり……さすがにまずいと怪我も真新しい膝に掌を添えて、身を反転させて座るよう促した。
「っく、もう……あ、あっちは……」
「ああ、触らないって、その代わりにこっちを」
立てられた両膝が人間では珍しい無毛のスリットをあからさまに。本人もコンプレックスに感じているのか、腰を壁に預けて両手の甲で香り昇る割れ目を隠す。
「いや、えっと、こっちも、は、ひゃああっ! 見、ないで……」
二本の手首を束ねて引き剥がし、左右に引っ張られた双土手の先に潜む貝肉を思わせるぐねぐねに入り組んだ膣口とロロの顔を交互に見つめる。
「は、あ……っ、あああ……だめ、だめぇ…………んっ、ぐ」
眼前には未経験故の薄桃色、だが表面を軽くなぞった指腹にはべっとりと白を含んだ貝汁が。内向きの渦を描きつつ、柔らかく蕩け解れ愛液をじわりと滲ませる肉の重なりを一枚ずつ剥がしていくと、頭上ではくぐもった喘ぎ声……左右に泳ぎくねる腰も相まって、悦への耽りを感じ取ったジェイサグは、ぐじゅる、にちゃあ……っとぬめりを伝い落とすとろとろのフリルを捲り上げ、膣穴の中心に見えた窪みに円を一つ刻んだ。
「ふああっ、あああん! んくっ、はあ、うう……ん、ぁ」
「すごいな、どんどん溢れてきてる」
繰り出すは浅い撹拌、しかしびっしりと蟲を敷き詰めた筒の内側からは枯れ果てもせず潤滑液がこぼれ伝い、袖に染みを作る。狭隘ながら心地よい蠢動は前後の行き来に比例し、ぐちゅじゅぷっと歯のない口で噛み転がされるように激しさを増す。
「だ……だって、私、ああう、ふううああっ!」
お尻と比べると量感も薄い太ももが閉じ、腕を柔らかく滑らかに潤いを浴びた内側の肉が締め付ける。それを左手で抉じ開け、右手首を回転させながら桃色の膜がうねくり返る筒の下部から上部へと指で擦り上げる。
両目を閉じて眉間に皺を寄せたロロがびくっと上体を大きく跳ねさせ、ジェイサグの肩を握ったまま頭頂部が壁にぶつかるまで仰け反った。
「あ、ああっう、だめ……みんな、起きちゃう……ああうん、あああっ!」
喘ぎを涎の糸とともにこぼし続けていた小さな唇を両手で塞ぐロロ、目元も耳も真っ赤な顔が左右に振られ、墨色の髪も作られた風に舞い上がる。
しかし、貝紐のように捩れて熱ととろみを撒き散らす襞群と指が届く限界の位置に並ぶやや固めの粒立ちは、体動に任せて縦横斜めから不規則に指を締め搾り、抜き差しを阻むまでにぎゅっと無数の肉紐がしがみつく。
ここに入れたら……と、起伏が敷き詰められた桃色の内側への突き上げを想像すれば、睾丸から鈴口まで内側で快感に満ちた何かが迫り上がり下腹部を満たす。
「初めてってわけじゃないのか」
「え、え、あの……それは……その………………ん、ひゃああん……そっちは……あ、ああぁ」
緊張し筋が浮かんでいた内腿に弛緩が、左手を離しても開いたままの太ももを撫で上げ、肌を汗で透かすブラウスの裾を軽く引っ張る。行動の意図に気づいたか、シーツを握り締めていた片手の肘が曲がり胸元に向かうが、彼女の動きより僅かに早くボタンを一つずつ外し、乳房を覆い隠すように巻かれた布をたくし上げた。
「……わ、私……小さいから、あの」
「そうかな? きれいで可愛いと思うけど」
正中線に汗を伝わせる平坦な胸、浅い谷間の左右には掌一枚分の薄い膨らみ、そして山とも丘とも言えない平地の中心には指腹だけで容易に覆い隠せそうな薄桃色の円と細かい突起……ミムレスやティルリエナとは正反対に、どれだけ激しく背中を捩らせても揺れることもなく、先端はつんっと上向きを保ち続けていた。
「ひ、うっ……あ、あ……の、ふ、うっ……ああああっ!」
一方で感度はよく、親指と人差し指で摘み転がすだけでも腕に腰に痙攣を走らせる。追い打ちでクリトリスを軽く弾きながら剥き身の重なりをくつろげ、襞を掻き撫でれば総身ががくがくと上下を始め、足指が熱された虚空を掴む。
「だ……め、い、い……ひあああっ、あ、ああぁ」
シーツに結合部から溢れたねとねとの愛液が染みを作る中で、ロロの腕が背中に回り、小さな顔が近づく。顎に首筋に吹きつけられた吐息の熱と甘さを前に、ジェイサグは震える唇を啄み、唾液の溜まった口内で舌先を泳がせながら蕩け襞のあわいに没入させた指を何度も半回転させ、ぬちゃぬちゃと愛液を撹拌しながらもたれかかる軟体生物の集まりを振り払い、曲げた指で襞を甘く引っ掻いた。
「ん、ん……っ、やあ、ぁ……いっちゃう、っああ、あああああああっ……………………」
伸びきった背中、途切れた悲鳴、そしてジェイサグに預けられる体重。右肩には荒く息をつき、真っ赤に染まる頬を押し付けたまま見上げるロロが。絶頂を迎えたか、ぐったりと重みを押し付ける身体は寝袋の上に押し倒しても微かに震えるばかり……無抵抗に乗じて持ち上げた脚を開き、剥き出しのペニスを火傷せんばかりに煮え滾り捩れがうねうねと吸い舐る膣口に亀頭を添えた。
「……初めて?」
「は、はいっ……い、痛いんですよね? だから……もう…………んううっ!」
「すぐに慣れるから」
「っぁ……そんなこと……はああっ」
「ごめん、もう我慢できない」
境界線すら曖昧な膣口、飛沫を湛える襞は底なし沼さながらに蕩け崩れて抽送抜きでも亀頭を奥へと導く。しかし指以上に太いペニスは強烈な収縮に押し返され、開いては閉じる肉環と胸板に宛てがわれ上体を押し戻す腕が沈む腰を妨げる。
「あっ……う、うぅ、痛、い……」
それでも、ロロが息を最後まで吐き身体の力を全て抜くと、上がり気味だった肩が落ちて、両手が脇腹に回る。同時に閉じた襞のあわいがぬりゅ、ぐじゅっと開き、先端が熱された水飴のたっぷり詰まった壺を彷彿とさせる内側に粘着質な水音を伴い収められた。
「あ、ああああああっ! い、痛い……んっ、うううう」
予想を上回る大声にミムレスへと目線が向かうが動きは見られない、ロロも後ろ暗さからか、鼻翼には微かに膨らませつつ再び掌で口を塞ぐ。カリ首はぬるぬるぐちゅぐちゅの肉紐で縛り上げられ、入り込んだ襞の一本一本がエラの裏側を舐め回してしゃぶり付く。
「やあっあ、ああ……っ、痛いって、言ってるのに……はああんぅっ」
「うおっ、絡み付いてくる……本当に初めて?」
「初めて、ですけど……んっ、あ、ああっ、えっと、細い、棒を……はあうっ!」
頻りに自分で慰めていたのだろう、ペニスの周りで鬩ぎ合い螺旋状に縮こまる膣壁と、エラを擦り立てるぬめぬめのざらつきに拒絶は感じられず、侵入物を練り揉む蠢動は快感ばかりを竿の内側に送り注ぐ。
「それなら、もっと奥まで入れてもよさそうだな」
「でもっ、痛くないわけじゃ……あ、あっん、ひゃあううう」
ロロの面輪に緩みが生まれる。目元には汗と紅も露わに、そして唾液を纏う歯列には糸……掠れ混じりの声を耳朶に感じながら、ジェイサグは潤滑油を助けにより狭隘な奥を突き上げる。
「あっ、あっ……そ、そこぅああ……ん、ひ、いいいっ」
ずりゅぐりゅっと泥濘めいた濡れ蚯蚓の巣をエラで掻き毟る、前に動けば裾野向かって広がる亀頭が凹凸の間を広げて溜まった蜜を刮げ拭い、後ろに下がれば収縮する襞がエラにしがみつき敏感な裏側を幾度と無くそよぎ回す。
ミムレスの奥に筋肉を感じさせる弾力とも、ティルリエナの延々と沈み続けるような蕩けんばかりの柔らかさとも異なる、
「もうちょっと、っ……身体、起こして」
「は、はいっ……あ、ふううっ、ん、ああ、はああん!」
汗に濡れたシーツと蒸し暑い熱源と化した背中の間に両手を忍ばせ、ロロを抱え上げた。姿勢が変わることで膣内の表情が変わり、ぐぐっと裏筋を圧迫がなぞり抜ける。
並行して膣内の練り込むような動きも活発さを増し、右から左から襞が波さながらに寄せて返してを積み重ねる。ストロークを邪魔する蠕動、くねる腰を押さえつつその狭間にくぐらせた亀頭を膣底向かってぬぢゅぬぢゅと進ませるが、竿を縛り上げ愛液で滑らせる肉の縄がそれを許さない。
「んひいうっ、ひゃあん、だめ……声……はああんう」
墨髪の毛先を何本か口に含んだまま唇を噛むロロ、しかし固さを帯びた乳首とクリトリスを交互に摘み捻ると、開かれた口から舌を小さく出し顎を上げてジェイサグの唇を舐め回す。
「あ、あうんっ、あ、あああっ! そ、それ……ふあああっ、んんぅ」
口吻のおねだりを前に、差し込んだ舌で内頬を探り唾液を啜り取る。それらの絡まりが密を高めるにつれ、挿入も膣口に始まり奥の方まで潜り進み、天井部分に敷き詰められたこりこりとやや固い粒を前に後ろに擦り撫でては膣内に一定間隔で並ぶ収縮環の間で行ったり来たりを続けた。
「ロロも、腰動かしてくれる?」
「……っはあ、あ、は、はいっ……う、ああぅっ、んん」
最後に肉の粒をきゅっと抓り、右手を自重で潰れた汗塗れのお尻へ宛てがい柔肉を揉み捏ねながら前後運動を加速させる中でロロも腰を複数の方向へ回転させる。
「ひゃ、ああ、っ……はあっ、強く、あ、当たって、ん、はあ、ふうっ」
回転に任せて蠢動に渦が加わり、人肌に温められたオイルを塗りたくった掌で握り込まれるような錯覚がペニスを襲う。結合部に聞こえるは水ではなく泥を掻き混ぜる音……擦れ合う粘膜が一つに溶ける快感をもっと楽しもうと、半ば力任せに腰を振り立ててぐじゅぐじゅに縺れぬるりと纏わり付き、離れない襞蚯蚓の一本一本を丹念に広げ、畳み、くつろげていく。
「あっ、あっ……あの、はあう、また……さっきみたいに、っふうう、あああうん!」
「…………? あ、こういうのが好きなんだ?」
「は、はあ……いっ」
二度目のおねだり、返事代わりに相手の唇を塞ぐ。そして愛液に沈むクリトリスの先端を軽く手首を左右に捻っては押し揉むが、うねうねと縋り付く襞のあわいでふと強烈な疼きを覚えた。
「う、うぅっ……まずい、いくかも……」
腰を引いて媚肉を耕す亀頭を薄肉が合わせ捩れる入り口へと戻すが、ぐちょぐちょに突き崩されたゼリーを感じさせるぬめり蟲の大群が、一方は身を縮こまらせて竿を奥に引っ張り、他方は螺旋を描きつつ裏筋にカリ首を甘く掻き毟る。
ロロも弓なりの背中を屈ませてジェイサグを押し戻すが、暴れる小さな身体に比例してペニスはぐちゅりと握り揉まれ、射精衝動を燻らせる。突き上げのペースは際限なく加速し、強まる摩擦が耐え難い愉悦を生み逃げる腰を強く掴ませた。
「あ、あぅっ、いやっ、中は……あ、あ、ああああっ」
「だ……だめだ、ううううっ!」
どくっどくっと泥濘の中で往復を繰り返していたペニスが大きく脈を打つ。そして根元から鈴口へと悦の塊が駆け抜け、やがてそれが消えると脱力感が全身を包み、大きく息を吐きながらその場に座り込んだ。
「あ、ああぁ……ひどい、ですっ、こんな……っあ」
ぽっかりと開いた膣口には大量の白濁液……必死に精液を掻き出そうと指を膣内にくぐらせたロロの姿に射精の余韻は罪悪感へと置き換わり、ジェイサグはあらぬ方向へと視線を逸らす。
「ご、ごめん……つい」
頬に突き刺さる涙目、一方で耳に届くは甘ったるい喘ぎ……脚を開いたままの彼女に近づき手の甲を引き剥がす、最後に勃起を保ったままのペニスを白濁の残る剥き身の合わさりに再び沈めれば、送られる視線にも和らぎが。
※※※
翌日、ジェイサグ達はロロの案内で黒翼の剣が隠された地下三階の奥へと向かった。全面を取り巻く湿った黄土色には這い回る岩蚯蚓が作った穴と罅……もっとも、先頭を歩くロロが「私に任せてください」と足元に暗闇を走らせると魔物の気配が消えたため、目的地まで戦うことなく辿り着けたが。
「ここです、すぐ開けますから」
長い一本道の果てに左へ続く曲がり角が。その数歩奥には一振りの剣が置かれていたが行き止まりだが、張り巡らされ無数の赤い糸が行く手を阻んでいた。
「ねえ、ロロちゃんってもしかして……」
「……はい、少しだけなら超法を使えます」
両手を前にかざして目を瞑ったまま詠唱を始めるロロ、二つの掌から淡い光が生じれば糸は一本ずつ溶け落ちて煙を放ちながら血溜まりを思わせる赤い染みを壁に床に広げた。
「あんなのすぐに剣で切れそうだけどな」
「……やってみればいいんじゃない、きっと黒焦げになると思うわ」
前を歩くミムレスが半円を描くように泡を噴きながら縮まる赤を避ける、近づくだけで肌が炙られんばかりの高熱を感じたジェイサグもその足跡を辿る。
「これが、黒翼の剣か……」
「はい……でもそのすぐ後にヴァリエンが仲間を…………きっと高く売れるからってここに」
群青色の鞘に紋様の刻まれた六枚の羽をあしらう漆黒の鍔、同色の柄には一点の曇も存在しない透明の宝玉が嵌め込まれていた。投げ出されたそれを拾い上げて金属の冷たさを感じつつ鞘を引き抜くと中にはやや厚めだが一般的な長剣とよく似た両刃が明らかに……しかし、目を射抜いたのは煌めきを散りばめる白銀ではなく、光を吸い尽くす黒だった。
「名前通りだな……でもすごく軽い、本当に斬れるのか?」
掌には木の棒と紛うほどの軽さ、肩越しにミムレスの溜息を聞きながら縦に横に振り回し風切音を重ねても疲れは一切感じない。加えて、真正面の壁には風圧が斜めに刻み付けた幾筋もの傷跡……ただならぬ力に、気づけば柄を握る掌に生温かい汗が。
「はいはい、そこまで。セメワ様に取って来いって一応頼まれてるから」
ティルリエナが城塞都市を仕切る大商人の命を受けて剣を探していたのを思い出し、鞘に戻したそれを彼女に差し出す。しかし白く細い指が鍔に伸びた瞬間、伸びているべき肘が再び曲がり始めた。
「持ってたいなら別にいいけど」
「いえ、そういうわけじゃ……ただ、ずっと手に吸い付くような感じがして」
ぎこちなく握られた右手の指を一本ずつ剥がしていく。改めてティルリエナに剣を渡すが何かが駆け回るようなざわめきが手の中に残り、それは同時に血と肉への衝動と変わる。
”あの剣が欲しい”、”魔物を斬りたい”、とざわめきは頭にまで及び、刃と腕が一つに溶け合う感覚を前に今まで持っていた剣を咄嗟に抜いてしまう。
「……………………」
闇を思わせる黒とは対照的に見慣れた銀色は何故か両目に微かな眩しさを与え、「違う」と呟きすぐに剣を戻した。
「何してるの? さっさと行くわよ」
「…………あ、ああ。悪い……ちょっとな」
ミムレスの言葉で我に返るものの、違和感はこびり付いたまま。歩き始めたはいいが、砂埃を踏み締める両足は左右に乱れ、ティルリエナやミムレスに何かを話しかけられても答えることさえできず、ただ顔を下げて黒翼の剣に視線を送り続けていた。