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迷宮で出会ったムチムチ爆乳瀑尻小柄少女と仲良くなるまで(第二話) (Pixiv Fanbox)

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ジェイサグと出会って十日ほど、辱めの代償として地下一階の探索を手伝わせているが、単独行動とは比較にならない効率の良さ故に二階まで行けば……と欲も出たものの、階段へ続く扉は何者かに結界で封じられていた。

そこで情報収集と食事を兼ねて酒場へ来たものの、転珠で直接地下三階まで行ける他の冒険者には冷たくあしらわれてしまった。

「前は下に行けたんだろ? 誰があんなことしたんだよ」

「他の階段は封じられてなかったってことは、二階にだけは絶対来てほしくない理由があるってことよね……うーん」

四人がけの大きなテーブル、備え付けられた椅子に向かい合って座った二人。カウンターを挟んだ先の棚には城壁近くの醸造所から届けられた果実酒や穀物酒が隙間なく並べられ、分厚い筋肉を備えた男達が大声を上げてはグラスを傾ける。酒精と紫煙の中、満員に近い他のテーブルで料理を頬張る冒険者達も同じだった。

「………………」

注文を終えてからまだ数分、しかし周囲に漂うスパイスをたっぷりと利かせた骨付き肉の香ばしさ、茹で野菜を添えた魚のフライに染み込む甘酸っぱいソース、そして塩辛さに乾いた喉を癒やすであろう程よく熟成した葡萄酒の匂い……一つ息をつく度に、折り目が縦に入ったピンク色のセーター越しに下腹を掌で押さえ空腹を紛らわせるが、調理場へ続く入り口に自然と顔が向き、首筋に大きな傷のある男と視線がぶつかってしまう。

「何だよ、そんなに腹減ってるのか?」

凹みを明かす臍近くを撫でる手にジェイサグの目が向けられる、物欲しそうな顔を見抜かれたかと肩を竦ませながら開きかけた脚を閉じ、テーブルの下で脛を勢いよく蹴り上げる。

「…………っ!! そんなわけないじゃない、自分の立場分かってるの!?」

犯されたにもかかわらず彼を許した、理解し難い結論だと自分でも重々承知していた。しかし日が経つにつれて辱めの記憶と嫌悪は薄れ、五日前と昨日は迫られ、押し倒され全てを受け入れてしまった。思い出せば頬は熱く、擽ったさが歩く背筋は勝手に伸びていく……反面ジェイサグは”済んだこと”とでも考えたか、人目のない場所で胸や尻に触れて行為を求める。想像がスパッツに押し込められた大きなお尻に指の錯覚が這い回わらせ、それを振り払わんと今度は爪先を踏んでやった。

「いてっ、今思いっきり蹴っただろ!?」

「自分の分は自分で出してね、気が変わった」

「何言ってんだよ、ミムレスが奢ってくれるって」

「……だから、気が変わったって言ってるでしょ!」

騒々しい中にもう一つ騒々しさが加わった、空腹のせいか何度も足を踏み付けるも給仕の「お待たせ致しました」の小声に、頬が軽く持ち上がった。

テーブルに並べられるは、大き目のグラスに入った葡萄酒と、白身魚とハーブを詰めたパイ、骨付き肉の盛り合わせ、豆のスープと、硬くなったパンを混ぜたサラダ……混じる香りに、生唾を飲み込む。

「骨くらいならあげるから、そこで待ってなさい」

付け合せとして皿に並べられた、クリームソースとチーズを乗せた蒸かしたての芋を半分に割って口に運ぶ。舌と内頬にヴェールを被せるようなソースの熱と濃厚さを楽しみつつ今度は肉にかぶりつく、香辛料の刺激、脂身の蕩けそうな柔らかさは両腕が擽ったくなるまでに心地よかった。

「なあ、一口だけ」

「だめっ、絶対にだめ!」

ジェイサグは諦めきれないのか、パイの乗った皿を引き寄せる。彼の腕を掴んで爪を立てる、赤瞳の端には吊り上がり……ミムレスも骨を咥えたまま彼を睨み返した。

「はいはい、そこまで」

争いが過ぎたかと向けた顔の先には、背の高い女性が。金鎖の髪飾りを付けた灰茶色の腰まである長い髪、同じ色の瞳を持った切れ長の目、淡桃色の薄い唇、雪を思わせる透白の頬……そしてレマウ族の象徴である三角形に尖った耳、穏やかに湛えられた笑みがミムレスの毒気を抜き、目が回るような感覚の中で噛んでいた骨を皿に戻した。

「……す、すみません。うるさくしすぎました」

ミムレスが軽く頭を下げ謝罪の言葉を口にする、直後にティルリエナと名乗った女性が左隣に座った。簡単な自己紹介を終えたところでふわりと漂う香水の匂いに気付き、身体が右にずれた。向かい合うジェイサグには軽く唇の上がった微笑み、頬を掻き目を逸らす彼を見れば足指が勝手に握られた。

「ねえ、あなた達にお願いがあるんだけど」

※※※※

地下二階へ続く扉に向かうため、薄汚れた灰色を進む三人。ティルリエナの話しによれば地下二階で”黒翼の剣”と呼ばれる剣をある冒険者が見つけたがヴァリエンと名乗る魔物がそれを奪い取ろうとしたため、逃げる一行が封印を二つ張り彼女を閉じ込めた。そこで、剣を回収しようと協力者を募ったティルリエナだったが、伝聞でしか存在を確かめられない剣のために動く冒険者はいなかった……とのことだった。

「ごめんね、こんなことに付き合わせちゃって」

「いえ、ティエナさんのためだったら……」

「………………」

進む中で会話を重ねるジェイサグとティルリエナ。弾む声と触れんばかりの距離を見れば、何故か嵌めた指輪に何度も親指の爪を立ててしまう。同時に腑に落とし難い自らの感情は戸惑いを生み、二人の背中を見上げていたはずの顔も右の壁、左の壁と頻りに逸れ始めた。

「あ、でもあんまりわたしとばっかり話してるとミムちゃんが怒るかも」

「な…………!? 私はそんな…………そもそもこいつは」

ティルリエナが振り向いた、灰茶の瞳が額の辺りを移う。唐突な一言を受け両耳はぴんっと立ち上がる、歩も止まり目線は踏み荒らされてヒビの入った石畳に。

「ふふっ……ごめんなさい、ちょっと言い過ぎちゃったかな」

無言のまま、早足で二人との空間を詰めていく。だがジェイサグに近づくにつれて、重ねられた肌の熱とペニスの固さを思い出し戦鎚にかけられるべき指先は鎖帷子の裾を摘む。

「……じょ、冗談でも言っていいことと、悪いことが……!」

「おい、そんな怒るなって……もうすぐ着くんだからさ」

「怒ってない!」

何か言い返さなければとセーターの内側を駆け巡る熱を感じつつ掌の汗を拭うが、間に割って入ったジェイサグが鎧越しに肩を掴み自分の身体を一歩分だけ押し返す。金属を隔てた接触……だが心地よい痺れが手足の先へと送られ、剥き出しの奥歯が明かす怒りも消え両腕も腰へと戻る。

ミムレスが落ち着きを取り戻したところで、目の前には青白い光のヴェールに包まれた木製の扉が。錆びたノブに触れれば指を離さずにはいられない強烈な痛みと痺れ……指腹の傷を思い出し、淡い光源から一歩、二歩と後ろへ下がった。

「ちょっと待っててね、すぐ終わるから」

ティルリエナが扉に近づく、なびく長い髪に隠れた後ろ姿が蒼白を帯び身体のラインが浮かび上がる。自分とは異なる細く括れたウエストと長い手足、彼女の大人びた顔立ちの整いも相まって気づけば溜息が。

「あの、ティルリエナさん……封印を解いたら魔物にも逃げられそうな気がするんですけど」

「地上に近づけば瘴気も薄れるし、もう一つの封印が残っていれば転珠を使っても上にも下にも行けないから」

詠唱とともにかざされた両手、敷かれた青白さは次第に消え失せ、やがて扉が軋音を立てながらゆっくりと開く。先に続く階段は等間隔で配置された輝石にぼんやりと照らされていた。下の階に行くほど瘴気は濃くなり、比例して魔物も強さを増す……恐ろしくもあったが、三人ならどうにでもなるだろうと背負った戦鎚を抜き、小さくなりかけた背中を追う。

※※※

「ジェイ君、ここからは初めて?」

階段の終着点には扉、開けると地下一階と似たような光景が広がっていた。しかし呼吸すらためらうような饐えた臭いが届けられ、手で鼻を押さえながら周囲を見渡すと、天井と壁の間に緑黒の黴が広がっていた。

さらに、通路の果てから漂う血生臭さと湿った風が不快感を煽り、三本の分かれ道へと続く暗黒から視線を逃してしまう。

「は、はい……何だか変な感じですね」

「そうだね、下に行くと瘴気が強くなるから。だけど魔物はいないみたい、見て」

ティルリエナが空間に正方形の陣を描く様子を二人で見守る、動く人差し指が外枠を作り、その直後左下に三つの白い光が置かれた。

だが、目線は見るべき輝きからローブに隠れた乳房へと注がれてしまう。大きさはミムレスほどでは無いが、豊かな丸い膨らみは身動き毎にふるりと弾み、思わず軽く身を乗り出したものの、隣の青瞳が屈んだ背中を反り返らせる。

「…………これは?」

「魔物がいると赤く光って、人がいると白く光るんだけど……この階にいるのはわたしたちだけかな、封印も破られちゃったみたいだね。ちょうど道も三つに分かれてるから、手分けして探さない?」

ミムレスの疑問に答えるティルリエナ、彼女の提案にジェイサグも頷く。

「確かに、誰もいないならその方が早いか」

「もし何か見つけたらこれを使って知らせてね、はい」

細くしなやかな指が籠手越しの掌に何かを握らせる、開けば小さな水色の貝殻……微弱な魔力で紐付けられたそれらの内一つを割ると残りが熱く光り、強さに応じて道案内してくれるという連絡用の道具だった。

「ありがとうございます。じゃあ俺は左に行こうかな」

行く先を指で示し、一足先に歩き始める。十字路を左に進み床にまで及んだ黴を踏みつけながら道なりに歩き続けるが、見つかるのは乾いた血の跡と解除された罠ばかり、枝分かれした別の道にも進むが全てが行き止まりと肩を落ちてしまう。

「こっちじゃなかったか…………ん、何だ?」

ポケットに入れた貝殻にも変化はない、残りは……と突き当たりの角に目を向けるが、額を撫でる冷たい風に乗って聞こえる靴の音に一つの赤い光を思い出し剣を抜く。そして壁に背を預けたまま顔を角へと向け、唇を引き結び呼吸音を封じながら相手を待ち構えた。

だが、現れたのはティルリエナ。緩やかな歩調と、力無い笑み……何も見つからなかったのだろう。一方でジェイサグは彼女が近づく度にローブの内側でたぷたぷ波打つ乳房と、浮かび上がる太もものしなやかなシルエットを交互に眺めてしまう。

「ティエナさんか……そっちと繋がってたんですね」

「ミムちゃんは右に行ったから、あっちがあたりだったのかな」

「…………は、はい。そうかもしれませんね」

斜め右下には上目遣い、瞬きを重ねる瞼と縮まる互いの距離に顔は自然と引き付けられ、色香を感じさせる花弁じみた匂いが鼻と口を通じて体内を満たす。

「ん、どうしたの?」

「いえっ、何でも……あの、一旦戻ってミムレスと…………うわあっ!」

身を翻すものの、蔓延る緑黒に刻まれた四つの足跡を視界の端に捉えたところで左腕を強く捕まれ、行き止まりへ連れ込まれた。騒がしく床を蹴る音が四方に響くと背中は石壁に押し付けられ、固い物が緩やかにぶつかり合う軽い痛みとともに頬を練絹じみた指が滑り、口内にはざらつきを含むぬるりとした柔らかさと薄甘く熱い液体が注ぎ送られた。

「ん、んん…………ティエナさん、ちょっと……」

「……ふふっ、二人っきりなんだし、ちょっとくらいいいよね? んうっ……ふ、ううぅ……」

くちゅ、ちゅぷ、ぴちゃっと弾け、四方に吸い込まれる水音。絡み合う熱息に比例して興奮も高まり、壁に押し付けられた左腕には気づけばティルリエナの掌が絡み付き、ガントレットの留め金も一つずつ外されていた。追い打ちで彼女の身体と壁に挟まれ、ラインを明かし続けた太ももがむにゅりと半勃ちの竿に圧迫が加えられた。

「もう大きくなってる…………ほら、こっちも」

引っ張られたガントレットが落ち、生温かい風が汗ばむ指を撫でる。眼前には若草色に隠れたティルリエナの乳房、身じろぎの度にふるりと揺れる二つの半球に瞬きも忘れたジェイサグは震える指を柔肉にめり込ませ、掌で軽く両胸を掬い上げた。

頭の裏側には眉と耳を下げたミムレス、罪悪感が今にも蕩けそうな乳房へと沈む五指へ強張りを与えるが、皮膚の内側へと送られる今にも溶け落ちそうな快感に伸びかけた指も曲がりを取り戻しぎゅっ、むにゅっと若干掌に余る膨らみを揉み捏ね始める。

「ああっ……こんな、ところで」

「そんなこと言って、触ってるじゃない………………大丈夫だよ、ちょっと待っててね?」

淡桃の唇がささやかに持ち上がる、ズボンのベルトに引っ掛けられた細長い絹肌の指が宙に光の円を描くと、腕二本分先に身を預けた壁によく似た灰色が。ぷるぷると手の中で弾み、触れ合い軽く潰れる肉塊を感じつつも燻る後ろめたさ故にローブの引っかかりの無い滑らかな生地が織りなす吸い付きから手を離そうとするものの、竿裏とティルリエナの両脚にあるべき隔てが消え失せ、秘められた潤いに満ちた熱がそれを許さない。

「これで向こうからは見えないから、ミムちゃんが来ても大丈夫」

”静かにしててね”、と言いたげに唇が唇に封じられる、甘い香りに酔いを覚えつつ欲求の命じるままに胸を弄りカップの装飾に人差し指を宛てがえば、脈打つペニスはクリームめいた心地の内腿に埋もれる。

ティルリエナの左右に動く腰も次第に近づき、先走りを滴らせた亀頭はぬちゅっ、にちゅっと細身ながらむっちりと肉の付いた太ももの間で何度も転がされる。エラ裏にはすべすべぬるぬるでぷにぷにの皮膚が入り込み、敏感な内側を舐り抜けるとともに、竿には温かいとろみと粘り気を着込む掌……指腹が裏筋を引っ掻いた瞬間、どろついた粘度の高い渦がペニスを取り巻き、引き抜くような錯覚を与えた。

「あ、あぅっ……」

愉悦の内に限界まで広げた指が曲線を作る丘の裾野を捉え、曲がっては伸びる中指もブラ越しに粒立ちを明かす乳首を擦り転がしながら腰を前に出す。ずちゅっと咀嚼じみた音が鳴り、雪肌に紅を添えたティルリエナは肩を竦め軽く目を閉じた。

「ん、うんっ、ジェイ君……んっ、いいよ……いっぱい、気持ちよくしてあげる」

彼女の吐息が口元を辿り、唾液を溢れる寸前まで乗せた舌の淡い起伏が唇を割り内頬の粘膜を舐め上げる。

聞こえるは砂利を踏み締める靴底と混ざり合う荒息、そして掻き混ぜられる液体の音。蠢く舌を通じて送り込まれる仄かな甘さと息遣いに合わせて波打つ形良い乳房の柔らかさ、そして先走りと汗を潤滑油にネジを回す要領でカリ首を捻り揉む掌と鈴口付近を押し潰す太もも……性質の異なる快感が皮膚の内側にうねりを這わせ、下半身には擽ったさを含む痺れが執拗に置かれた。

「ね…………脱がせて?」

「はいっ、えっと、ここ……ですか?」

半球を包んでいた右手を脇腹、背中と回す。ティルリエナが「んんっ……」とむず痒そうに背中を捩らせたと同時に、固い物が指に引っ掛かる。後襟のやや下から背骨の窪みに合わせて一つ、二つとボタンを外すと、若草色のローブが空気を含みながらふわりと地面向かって落ちていく。

残るは黒の下着のみ、装飾も刺繍も施されていない簡素な下着であったが、透明に満ちた白肌との対比が両目を双山の頂点、贅肉を感じさせない腹部、微かな盛り上がりを見せる下着越しの肉土手と順に連れ歩いた。

「…………あああっ!」

震える指をブラのホックへ向かわせる。しかし布の継ぎ目に触れた瞬間、青網も透ける内腿にぬちゅにちゅと擦り練られた亀頭をぎゅっと強く握られ、粘液を滴らせたエラを捲られてしまう。

「びくんびくんってしてる、すぐ出ちゃいそうかな?」

強まる刺激がジェイサグの肩を、背中を跳ね上げさせる、口からこぼれるのはだらしない吐息ばかり。一方でティルリエナは、鼻翼を小さく膨らませながら伝う汗雫もそのままに手首を回転させて中指の腹で裏筋を強く撫で扱く。

そしてカリ裏を甘く引っ掻き寄せた親指と小指は狭いリングを段差に作り先端を搾り圧す、口中のぴちゃぴちゃと水音も露な舌の律動も合わさり、頭の中には射精を促す蕩けんばかりの熱渦ともどかしさを含む疼痛が。

「っあ、あああ……っ、ティエナさん……!」

「……っ、まだ我慢してね。他の場所も触っていいから」

「わかり……ました、う、ううっ」

右足を一歩前に踏み出す、縮む距離が芳香と湿度を実感させる。腰へと滑らせた左手は尻山の頂点にしがみつき、広めにヒップを覆うブラとお揃いの下着を挟んだ先に潜む膨らみに指先を沈ませた。

「どう……? ミムちゃんみたいに大きく、んあっ……ないけど」

右手にはぷるぷると揺れる乳房、左手にはくねるお尻、ティルリエナの言う通りミムレスと比べれば肉感もボリュームも劣るものの、マシュマロを思わせる接触さえ曖昧な柔らかさと粘り気を覚える吸い付きを帯びた胸と尻に捏ね回す指使いは激しさを増す。

桃彩を滲ませる白の上には黒、”中も触りたい”とホックを外し、継ぎ目を摘み上げて引き下ろした。視線を少し落とせば柔らかささえ見い出せそうな鎖骨から続くなだらかな上り坂と、自重にも屈さず正面を向いた二つの小さな薄桃色を起点に腹部へ続く落ち込み……そして、背中越しには捩れて中央に集まった下着と、半分ほど明かされた生尻の仄暗い谷間。

さらに長い灰茶の髪に、下着に隠れた肌に立ち上る蒸れた甘香、見えない掌が頬を舐る心地よい錯覚を促し、僅かに窮屈さを感じながらも薄布を下ろして張りを湛えたお尻を曲がる指を甲まで埋もれさせ、露に濡れた果実を思わせるみずみずしくも熟れた肉塊を掌の中でたぷたぷとバウンドさせた。

「そんなこと、っ……う、あああ」

「あ、ううぅ……わたしも、したくなっちゃった……ジェイ君が、気持ちよくするから……ぁ」

竿を這い回る親指と人差し指の腹が、ずりゅっと亀頭を滑り広がるエラを優しく摘み擦る。紅は尖った耳にまで及び、下がり気味の双眸には睫毛まで及ぶ水膜の煌き、”もしかして……”と谷間をくぐらせた指先を会陰部に向かわせ土手を下端からくつろげ開くと、ぬちゅりと熱っぽいとろみが絡み付く。

「ティエナさんの……すごく熱くなってます」

手首へと伝い落ちる愛液の迸り、クリームに浸したゼリーを彷彿とさせる傷つきやすそうな粘膜は蠢いては縮こまり、掠めた指に追い縋る。それが気持ちよかったか、ティルリエナの手が竿に覆い被さり、ぬるついた前後のストロークが加速を始める。

「……ん、ひぅっ、あ、ああっん、一緒に、触って……」

裏筋を走るすべすべの柔らかなリングは、エラを刮げるように根元から鈴口へと締め付けを与える。痺れを伴う迫り上がりのまま、しかしまだ出したくないと歯を食い縛りつつ腰を突き出すジェイサグ、精液の通り道を直に揉み擽られる愉悦に耐えながら肉土手をなぞり抜けて外扉に隠れたとろとろの薄肉を優しく剥がし、指を潜り進まていく。

「あっ、ああ、ん……っ、いい、ぅ……あ、ああぁ」

「っう、それ以上は……う、ああっ」

正面の肩が跳ねて背筋が伸びた瞬間亀頭には強い圧力、同時に内側では睾丸がぐるりと渦を巻き、もどかしさは真っ直ぐ進む光の束と化した。だが脈打つペニスへの快い刺激は宙に消え、後に残るは腰周辺の感覚を蕩けさせる疼きとむず痒さ……それを誤魔化すようにジェイサグは、重なり合う粘り肉の間を穿ち、繊毛を想像させる細やかな襞をぬちゃ、ぴちゃっと掻き撫でた。

「……ん、う……お口で、してあげる」

髪を手櫛で梳り、口に含んでいた毛先を拭い取るティルリエナ。砂利を擦り踏む音に遅れて彼女がしゃがむと鈴口にふうっと息を吹きかけられ、前のめりの上半身に脱力が染み広がり壁にもたれかかるとともに膝が崩れた。

反面、生温かく濡れた唾液と舌のざらつきを思い出し、細く撫でた肩を掴んで小さな顔を引き寄せるが、俯いた先には逸れた両目と唾液を纏いつつも結ばれた唇のみ。

「もうちょっと待って、ちょっと舐めただけでいっちゃいそうだから」

一つ二つと粗さの混じる呼吸が重なる毎に昂ぶりは薄れ、肩に食い込む十指も次第に解け始める。着衣の内側に籠もり、汗を作り出した熱も地下迷宮の空気に冷まされるが、尖った舌先がちろりと鈴口を舐めて粘膜の淡い起伏同士が互いに擦れたところで、ぞわりと肌が粟立ちグリーブの中では足指が勝手に握り込まれる。

「こうやって舐めてもらうの、初めて?」

「は、はい。すごく……う、うっ」

「ミムちゃんはやってくれなかったのかな?」

頷きに次いでミムレスを思い出す、掌から零れ落ちんばかりの豊満な胸と尻の重みとしっとりと潤いを孕む褐色の肌も幻と甦った。だが柔肉を揉みしだけば拒絶もあからさまに触れる指を払い、頬を染めつつも両目を吊り上げ歯を食い縛る……反面、ティルリエナは手弄の全てを受け入れ、ジェイサグの内に燻る後ろ暗さを少しずつ薄れさせていった。

「ん、んむっ……む、ぐ……っ、ぅ……触って、いいよ」

上ずりを含む言葉に続いて、唇環がぎゅっと僅かに窄められてぷにぷにつるつるの粘膜を滴る唾液と一緒に張り出した亀頭の裾野を締め上げた。「ううっ」と口内で呻き、顎は見えない糸で天井まで吊り上げられる一方、固く冷たい壁に預けられた両手をふらりと乳房向かって泳がせた。

反り返らせた背中を屈ませ、皮膚と皮膚の距離が近づく度に表面を撫で回す火照りが強さを増した、掌を埋もれさせる頂点に芯を孕ませる柔らかな心地よさが内側に注がれると同時にざらざらの舌表が亀頭裏を転がす。

「あ、ああぁ、っ……!」

肌とは比較にならない内頬の脆さを混ぜた瑞々しさと唾液の微かな粘り気がエラとカリ首を通じて竿へと及ぶと、反射的に双丘を揉み潰す。ティルリエナの面輪には浅く皺が刻まれ、ぐちゅる、じゅぷっと唾液を撹拌する水音が耳に届けられた。

「んあ、う、ふ……っ、どう、かな? んう……ぁ、ふ」

湿り気を塗された髪に漂う女体の匂い、汗に濡れ蕩けた乳房と指に反発を返すささやかな突起、そして人肌よりやや熱く、ぬめりを纏う滑らかな桃色……取り巻く愉悦が一つと化し、引いたはずの射精感が睾丸の辺りでざわめき始める。

「う、う……あっ、気持ち、いいです」

「……ん、はう、ぅ……よかっ、た……じゃあ、こういうのは……ん、っ」

ベルトを強く握り首を前後させるティルリエナ、上顎は亀頭を擦り拭い、尖った舌先は我慢汁が滲む鈴口を割り広げていく。口の中を濯ぐ要領で密着と弛緩を繰り返す粘っこいぬるぬるの内頬粘膜、亀頭に外向きの螺旋を描き唾液を乗せたざらつきをカリ首に向かわせる舌、肉のリングを作り裏筋へ圧迫を走らせる唇……”出したい”と射精への欲求は際限なく強まり、胸を揉みながら自らの腰を揺さぶる。

「あ、あ……っ、はあ……あ」

互いのストロークがぶつかり合う中で舌は縦に横に線を引きながら竿に巻き付き、蛞蝓さながらにねっとりと蠢く。背筋には稲妻、下腹部には感覚を忘れさせるほどのどろつき、そしてペニスの根元から袋にかけては痙攣じみた迫り上がり、全身の毛穴を開かせる緊張を追い払おうと大きく息をついて脱力すれば、そのまま射精へ追い詰められるだろう。

「……ん、はあっ……あ、んう、いつでもいっていいからね?」

指の甲にも新しいぬめり、混ざり合って薄い唇端から伝い落ちる唾液と先走りが潤滑油を上乗せし、ティルリエナの手に若干余る大きめの乳房はオイルを塗りこめられたようにぬめぬめと指の間で逃げ回り、それを追わんと親指と人差し指の付け根を脇腹近くに添えて両胸を揉み寄せ、谷間を深める。

その圧力に応じてむぎゅっと盛り上がる双山に連れられ起き上がる乳首、愛撫をねだるそれと距離を詰めた瞬間、じゅる、ずずっと液体を啜る音が。喉手前の濡れた桃色と平べったく敷かれたぷにぷにの舌絨毯に挟まれたペニスは、ジェイサグの腰を弄り寄せるティルリエナが大きく息を吸い前髪を貼り付かせた額を近づける毎にぐちゅぐちゅに蕩け崩れた粘膜ヴェールの深みへと招かれ、加えて埋められた顔が左右に傾くことでエラ裏に引っ掛けられた唇とカリ首が螺旋を描きながらぬじゅりと水音を伴った摩擦を起こす。

「あ、う、っ……は、い……っ、ううう!」

乳輪の、糸を引くまでにぬめりを浴びたごく薄い起伏を撫で刮げる動きも止まり、顔を顰めたまま背筋を捩らせた。目眩すら覚える強烈な快感は吸い啜る内頬の蠢きに合わせて切っ先と引き出され、力を失った両足が震えだした。

「ふふっ、いいよ……ジェイ君の白いの、全部飲んであげるから」

聞こえるはぐちゅっ、ぐじゅ、じゅぷっと水飴のたっぷり詰まった壺を突き捏ねる音……柔らかく熱を帯びたつるつるのとろみに揉み抜かれた亀頭は、袋の辺りまで肉棒を頬張り、そしてゆっくりと顔を戻し唇裏でエラを捲りなぞる動きの繰り返しにびくっびくっと脈を打ち、痙攣を膝、股間と立ち上らせる。

「あ………! あ、ああっ……い、いく…………ティエナさん、う、ううっ」

背骨を通じて駆け上がる光の束、目を瞑れば石壁の灰色とはどこまでも対照的な眩白。ぞわり、と総身を直に揉み擽られる疼痛は下半身の感覚を奪うまでに強まり、胸を揉んでいた掌でさらさらの髪に隠れた後頭部を掴み、上顎に続く近くに骨を感じさせない柔らかさで先走りと涎に塗れた亀頭をぬちゅ、ぐちゅっと拭い扱き続けた。

加えてティルリエナが口を強く窄ませ、湿潤に満ちた空間に狭隘さを与えると引き攣る下半身から全ての感覚が奪われ、よろめきの内に精液を吐き出してしまう。

「ん、んぐ……っ、ん、ふ、うう、うっ……すご、い、こんなにいっぱい……んぅ」

壁にもたれかかり、膝を崩すジェイサグ。引き抜かれたペニスには体液の照り光りと纏わり付く湯気……座り込みたくなりそうな脱力感を抱きつつ吐息をこぼし喉を鳴らすティルリエナに視線を落とすと、精液が粘っこく顎を伝い胸の谷間にまで垂れ落ちていた。

彼女の開かれた口には張り巡らされた細く白い糸。唇が閉じ喉が上から下に動く様に薄れかけた興奮も煽られ、気づけば唇を拭う手の甲を取って彼女を壁と向い合うよう立たせ、スライムじみた迸りの白濁跡が傷もくすみも一切感じさせない肌に刷り込まれるのも構わず、胸とお尻を片手ずつで揉みしだきながら亀頭を粘度に満ちたゼリーを纏わせた割れ口に宛がう。

「まだできそうだね…………もう、そんなに焦らないの……ミムちゃんだって、多分ここは見つけられないと思うから」

「す、すみません、我慢できなくなって」

「……そうなんだ、ふふっ、ちょっと嬉しいかも、んあ……ぅ」

先端が三分の一ほど沈み、襞絡み合う花弁のあわいをくぐる。ミムレスと比べると収縮は緩やかで、リング上の媚肉がふんわりと接触した部分全体を取り巻いた。

「あ、の……い、入れても……」

「……うん、いいよ。ジェイ君、来て」

壁に手をつき、背中一面に灰茶の髪を広げたティルリエナ。肩越しには真珠色の歯を垣間見せる小さな微笑み、円を描く腰を掴みお尻を掬い揉みながらジェイサグは細身の上体へと覆い被さった。

ぬちゅっ、ずちゃっ……飛沫を立てる蜜塗れの肉が割り開かれ、ぬるま湯に浸された繊毛を思わせる微細な襞が右から左から取り縋る。緊張を含む収縮とは異なり、彼女の息遣いと身じろぎに応じてくちゅっ、くちゃっと優しい抱擁を思わせる弱めの蠕動が愛液越しにペニスへと迫る。

「あ、ああっ、ああああ! あ、っ……ちょっとだけ、右に……ああ、んっ、そこ、は、あう、っ……弱い、からぁ……!!」

頭を撫でられるような安心感の中で腰を少し右に傾けた状態で前に突き出し、縺れた膣壁を擦り撫でた。薄造りの肉紐は刺激を受けるとぞわりぞわりと縺れ合い、亀頭を奥へと招き吸う。

「っあ、ああ……んんう、ううっ、もっと、激しくしても……っあああぁ!」

ティルリエナの顎が持ち上がり、汗を含んで舞い上がってはなびく髪が放射状に腰へと広がる。つるりとした引っ掛かりとは無縁な尻肌を掴み捏ね回す親指に心地よい擽ったさを感じながら、彼女の願い通りストロークを一回毎に加速させていった。

滴りを浴びたお尻と下腹部がぶつかると、ぱちっぱちっと高い音が壁に天井に響き渡る。丁度よいボリュームのむっちりとした左右の尻肉は腰を沈めれば圧力に応じて柔らかく潰れ、腰を引けば弾力たっぷりにぷるんぷるん震えながら元の形を取り戻す。

皮膚の接触がもたらす快感は、粘っこい真珠色の蜜を吐き出しながら竿の表面でぎゅつり、じゅるっと鬩ぎ合う起伏の心地よさと相まって、ジェイサグの肩を、腕を震わせた。

「……どう、かな? わたしの……おまんこ、っああ、あ……気持ち、いい?」

「にゅるにゅるしてて、絡み付いてきて……ううっ」

不規則に動かした十指で汗でぬるぬる滑る尻を掴み、泳ぐ腰を捕まえる動きと並行して次第に狭まる奥へと切っ先を穿ち込む。花弁折り重なる膣口から、肉繊毛がうねうねとぞよめく筒底へ……積み重なる一回一回の動きが、びっしりと生えた細やかな襞の間へ湛えられた粘調も夥しい愛液を刮げ落とし、息遣いに合わせて収縮を繰り返す膣口まで導き、溢れた薄白は突き上げの反動でお尻と臍の辺りまでに及ぶ。

「あ、あっあ、んん、はあっ、あ、ああああああっ!」

ぶつかる肌と肌の間には体温と摩擦に熱されて、幾本もの糸を張り巡らせる体液。照り光るお尻の丸みは、とろみのこびり付いた掌から波打ちながら逃げ始め、ジェイサグが掬い揉んだ肉弾を追いかければ、自然としなやかに伸びる背中に伸し掛かってしまい挿入はさらに深まった。

「あ、あうぅっ、今の……ん、ああ、ふぅ……はああ、くっ、あああん!」

天井を仰いだまま悦を吐き散らかすティルリエナ、背中が弓なりに反り返ることにより筒の内側も姿勢に合わせて形状を変え、裏筋を撫でくり回す微小の襞が密着もあからさまに竿裏とカリ首をなぞり拭う。

追い打ちで、引き抜く動きに張り出したエラが捲られて粘膜の薄い裏側をぬたぬたと蠢くささやかな起伏が舐め回し、ジェイサグの全身に著しい量の快感電流を走らせて咄嗟に尻肉を爪が食い込むまで強く揉みしだいてしまう。

「ああ、う、っ……ひ、あああっ! もっと、して……ああ、ああうっ」

「…………ティエナさん……っ」

蜜に浸したシルクを思わせるすべすべぬめぬめのお尻を揉み回す左手を脇腹に滑らせ、胸を掬い寄せながらティルリエナへ”キスしたい”と無言で顔を近づける。彼女もそれを察したか振り向いて唾液を浴びた桃色を近づけ、ジェイサグの舌を挟み付けた。

「ん、んっ……あ、っう、んん、わた、しも……」

蛇さながらに絡み合い唾液の交換を続ける舌と舌、小刻みに震える肩越しに届けられた熱気と汗の香り、そして唾液の薄い甘さ……際限なく煽られた興奮が胸と尻を強く掴ませ、抽送をうねうねと小さな蚯蚓めいた蕩け襞がざわめく狭隘部まで導いた。

奥にはにゅる……ぐぢゅ、るっと戯れもたれかかる粘膜の層が。一定間隔で配置された複数の肉環が竿の周囲でひしめき合いも相まって、射精によって霧散した袋の攣り上がりと痺れを再び思い出し、内腿と膝に力を入れ下半身を引き締めて憚りのない水音を引き起こすようにストロークを激化させた。

「あ、ああっ、ん、あああああ、あはあああっ!!」

飛び交う喘ぎが四方で反射を続ける、振り乱された括れ腰と前後の律動が一つに溶け合い泥濘を浴びたぞよめき蟲の蠢動がカリ首を擽り揉む。ジェイサグも左右の捻りと反動を付けて亀頭を密襞の奥処へ叩き込み、飛沫を肉土手から膝裏、ふくらはぎまでこぼす入り口に戻る立て続けの前後に酔いしれ、十回二十回と境界線すら曖昧になるまでに白蜜に浸る媚繊毛の間で突き上げを繰り出した。

「っ、だめ、だ…………そろそろ」

「ん、ああぁ……中に、だしても、っふう、ああ…………あああああああっ!!」

一際直径の小さいリングを亀頭がくぐり抜けると、その少し先には弾力のある行き止まり、ティルリエナの身体を抱き寄せたまま、丸い盛り上がりに遠慮がちなノックを重ねると、悲鳴に近い嬌声が放たれ右腕をきつく掴まれる。

同時に、執着さえ感じられるひくつきが薄壁を伝いペニスへ送り込まれる。近づく射精衝動に踵が持ち上がり顎も反り返っていく、今すぐにでも出したい一方で、とろとろに解れて不規則な間隔で握っては離しと小さく震える蠢き肉の生きて粘涎を噴きこぼす洞窟を少しでも長く楽しみたい……相反する感情が律動のペースを倍加させ、ペニスの形に従い押し広げられた膣肉を掻き分けて子宮口を軽く突き上げる。

「う、っ……もうちょっと、もうちょっとだけ……ああ、っ!」

そして、奥から亀頭を引っ張って練り揉む襞と環を振り払うように腰を引き付け、再びぐじゅぐじゅに縺れた行き止まりへ切っ先を叩き込む。

「あ、ああうぅっ、あ、い、いい……っ、はあ、ああっ、あああ、わたし、も……いっちゃう……ジェイ、君…………二人で一緒に、んんああっ!!」

肘を掴むティルリエナの指に力が入り、ほつれた横髪が唇端に含まれるのも構わず抽送に任せて紅の広がった首を上下させる。悦のたっぷりこもった熱息を吐き出す彼女が振り向くと、わななく唇と膨らみ凹みを繰り返す小鼻が近づいた。

「ん、あう……っ、もうちょっと、ぎゅって……あ、あああう、ああああーっ!!」

背筋を跳ね暴れさせ、毛先が思い思いの方向へ舞い踊るまで灰茶の髪をなびかせるティルリエナ。だが肩が竦み踵が持ち上がりきったところで動きは止まり、ここで絶頂を迎えたか腕を握る指が痙攣を始めた。

顔を俯かせ荒く息をつく女体を強く抱き締めながら、ジェイサグも突き出されたお尻へと腰を叩き付け、渦を描く襞のあわいに自らのもどかしさと燻り、そして疼きの全てをぶつけた。

「う、っ……い、いく…………っああぁ!」

目を閉じれば、痺れを伴う快感を連れて精液が鈴口から迸る錯覚が……きつく回された腕の中ではティルリエナが顎に唾液の糸を伝わせながら力無い笑みを浮かべていた。

※※※

「な……何考えてんのよ、あいつ」

封印が破られた下への階段を見つけ、貝殻を強く握り締めても二人がその場に来ることはなかった。仕方なく他の場所にも足を伸ばしたミムレスだったが薄く先が見える半透明の壁を見つけ、中を覗き込むとジェイサグが裸のティルリエナに覆い被さり腰を振り立てる光景が見えた。

「うそ、でしょ……まさか、また……」

助けなければ、とハンマーを壁目掛けて振り上げるが、ぼんやりと見えた背の高い細身の身体には、抵抗も、拒絶の意思も感じられずジェイサグの首に手を回し口吻と愛撫をせがむばかりで、あからさまな媚態に、脱力した肩が槌頭を地面に導く。

ぐっと肉の詰まった陰部の外壁には湿り気と火照り、覗かれているのも知らずに閉じかけた脚の間に膝を割り入れ互いの密着を深めるジェイサグを見ている内に、潤いは滴りと化しくちゅり……と裏地に染み広がっていく。

「何であんな奴に、んっ……」

半ば強引に組み敷かれ、下着を剥ぎ取られ、体格からは信じ難いほどに大きく実った胸やお尻を揉みしだかれ、最後にはあからさまな拒絶の間を縫うようにペニスを挿入されてしまう……幾度と無く行われた営みが戦鎚のシャフトを軋むまで握り締めさせる一方で、瞬きの裏に広がる光景に太ももを擦り合わせ、冷たい石壁に手を置き顔を触れる寸前まで近づけてしまった。

「んっ、う……違う、私は……は、ああぁ」

ぐじゅ……ぐじゅ、と筋肉の上に脂肪をたっぷりと乗せた両脚に貼り付き、長い間の使用により僅かだが毛羽立ち始めたスパッツにも生温かい水気が広がる。”やめなければ”、”こんなところを誰かに見られたら”と理性と羞恥が脚を開かせるが、膣口では掻き毟りたくなるほどのむず痒さと疼きが歩き回り、同時に二つの小さな乳首はブラ越しにぷっくりと浮かび、摩擦の微かな痛みを乳房へと走らせる。

隔ての先では、ジェイサグが片手をティルリエナの胸に宛てがい、片手を脇腹に滑らせた後に辿り着いた下腹部の茂みに円を描きながら何かを囁いていた。

「もう………………ですよね?」

「……え、っ……あ…………ん、ぅ」

耳を押し付けてもくぐもった声と喘ぎは単なる雑音に留まった、だが乱れがちな上ずりを含むそれは二度目の行為をミムレスに予感させ、いつの間にか土手を這い回る五本の指でしとどに溢れた熱蜜のぬめりを二枚の薄布越しに掻き混ぜ始める。

「はあ、あぅっ……気持ちよく、なんて」

熱源を弄る指を右手首ごと反り返らせ、肘を曲げて飛沫をぐちゃぐちゃに立てた蠢肉と距離を取ろうとするが、二人の呻きと水音が耳の奥にまで届けられれば今度は左手をセーターの中に潜らせ、大きな、それでも乳房の全てを収めきれずに急激な上り坂を作る肉が継ぎ目に伸し掛かるカップを捲り剥がし、粒立ちも著しいささやかな乳首を摘み上げてしまう。

「っあ、ああう、くぅ……っ、聞こえ、ちゃう……んんふ」

指の側面が乳輪を刮げ撫で、突起を転がし潰す。一回の圧力が上半身に微弱な快感電流を走らせ、背筋は伸びて撓んでを積み重ねた。それに相まってスパッツの中にも手が入り込み、捩れ肉が作るとろみの層を直に割り広げて内に溜め込まれた粘り気毎うねつく襞をそよぎ上げた。

”だめなのに……”、後ろめたさを指戯に見出しつつも鮮明に思い浮かんだジェイサグの顔が円運動の周をさらに広げ、一層高く弾ける水音に歯を食い縛り唇を噛み締めた。

「でも…………そろそろミムちゃんが」

びくり、と肩が竦む。両手を性感帯から離すと同時に半透明の壁が姿を消し、服を着た二人と視線がぶつかる。行為に没頭する余り、着衣を終えたことにも気づかなかった……髪の間に隠れた耳はぴんっと立ち上がり、額には熱、口を開こうにもわななきが紡ぐべき言葉を喉に押し込めた。

「……ミ、ミムちゃん…………」

「………………お前、まさか」

「だ、だめっ!! 来ないで!」

黙ったまま一度は俯いたジェイサグ、しかし近づいた彼を爪の痛みさえ感じる拳で、思いっきり殴りつけてしまった。怒りと後悔、そして”私にも同じことをしてほしい”とねだる気持ちを抱きながら……

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