学園独り占め、女子は全員俺のもの八話 (Pixiv Fanbox)
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「やめてくださいっ……誰か、来ちゃいますよ?」
「そろそろ七時だから見つかるとは思えないけどね」
スカートを挟んでお尻を弄るのは、幾度と無く身体に触れた固い掌。
愛撫に晒される度に嫌悪や困惑、羞恥が薄れていく自分に気付けば、二つの膨らみを満遍なく撫でる指先を止めることもできず、ただ「ああっ」、「んうう」っと吐息を滲ませながら背中を屈めて終わるのを待つばかり。
「っ、うぅ……確かに、それは、でもっ……ひゃあっ!」
布越しに翔真の中指がお尻の谷間へと潜り込んだ。
反射的に下腹に力を入れて下着の中で蒸れた割れ目を引き締めるが、却って穿る動きを強く感じてしまい、双葉は肩を強張らせたまま翔真の右手首を力なく掴む。
生徒総会時に配布する資料を作るため、三階の資料室から必要なファイルを取ってきて欲しいと会長に頼まれたのは十分ほど前……早く戻らなければ待たせてしまう、と張り詰めたお尻の膨らみを滑り落ちてスカートの裾近くまで達した指先を振り払い、歩幅を大きく取って彼との距離を稼いだ。
「先輩っ、は……やく、行かないと」
「そんなに慌てなくても……十分くらいなら会長も何も言わないって」
「……だめです、っ……お仕事を、先に終わらせましょう」
「じゃあ、全部終わったら好きにしていいんだね?」
「え……私、そんなこと言ってませんっ」
予想できたはずの言葉、だが双葉は蛍光灯の水っぽい白がちらつく天井と、陽も落ちて数メートル先さえ隠す黒へ交互に視線を向けてしまい困惑を露呈させた。
翔真も気持ちを見抜いたか腰を抱き肩を寄せれば、筋肉質な腕の感触が胸を高鳴らせ、唇はぎこちなく震えて発すべき拒否も喉奥へ追いやられた。
反面、早まる呼吸に比例して抱かれた記憶が鮮やかに蘇る。
肌を舐り撫でる指先の残像、糸が引かんばかりの薄白いぬるぬるで満たされた入口を割り広げるペニスの錯覚、その二つが腹部に疼きを伴う痺れを走らせ、双葉の汗ばんだ両掌を臍の少し下辺りに宛てがわせた。
「着いたよ、確かここでいいんだよね?」
「…………っ! は、は、はいっ……そ、そうみたいですっ」
足跡を残す床を蹴る靴底の音が唐突に止まる、見上げた先には資料室と刻まれたプレートが。
芳乃から手渡されたカードキーを通してレバーを捻ると、重そうな鉄扉がゆっくり開いた。
「……大げさだな」
「奥に金庫があるからじゃないでしょうか、予算もここで管理しているみたいですし」
先を歩く翔真の後ろ姿が遠ざかる中で扉を閉じる。
背の高い棚が並ぶ室内の隅には脚立と積み上げられたダンボール、他には小さな窓と大きなダイヤル式の金庫が……埃と黴の混じった不快な空気に唇を引き結んだ双葉は、目的のファイルを探すため、メモを開いて番号と背表紙に貼られた名前を一つずつ確認していく。
「これ、どうやったら開くんだろうな」
「ファイルを探してください、えっと……番号は…………きゃああっ!!」
不意に、視界が混じりけのない黒で塗り潰された。
間近にある棚さえ隠す闇に思わずしゃがみ込むが、次第に近づく足音と光に大きく息をついて、触れた壁を頼りに前に進む。
翔真が懐中電灯を見つけたようで、頼りなさげな白い光は双葉の上半身、足元と順番に照らし、最後に扉へと向けられた。
「双葉ちゃん、大丈夫? 多分停電だと思うんだけど、ドアがどうやっても開かないんだ……」
「そんな……じゃあ、閉じ込められちゃったってことですか?」
「窓から出るってのも考えたんだけど、ちょっと無理そうだからな」
ここでスマートフォンが震える、芳乃との通話で、復旧まで多分少し時間がかかる、扉は防犯上停電の間は開かない、窓からは絶対に出ないようにと言われ、時間が経てば外に出れると不安は和らぎ、背中は自然と壁に委ねられた。
「電気が点くまで待たないといけないみたいです、みんなはもう外に出たみたいですが」
「じゃあ外には出れるのか、よかった。まあ……双葉ちゃんとだったら朝まで一緒でもいいんだけどね」
「……こ、こんな時に何言ってるんですか。そうだ、お母さんに言わないと……」
「俺も一応やっとくかな」
通路隅に敷かれたダンボールの上に座り、家への連絡を済ませた瞬間、隣りに座った翔真の左手が右太ももの上を這い回り始めた。
脚の肉付きを包む温もりが縦に動き始めると内ももが自然と開いたところで、人差し指と中指が付け根向かって這い降り、皮膚の薄い敏感な部分を渦の動きで弄り揉む。
「先輩、だめっ……やあ、あぁ」
「しばらく二人っきりだからね、さっき触らせてもらえなかった分のお返しってことで…………ここなら声も好きなだけ出せるよ?」
「そんな」と言いかけた唇がぬめらかな何かで塞がれた。
唾液が顎を伝うのも構わずに歯茎、歯列、上顎と舌を進ませる翔真が、立ち上がろうと膝を伸ばした双葉のお尻を抱き寄せたまま、入口とは逆方向の段ボール箱が無造作に置かれた行き止まりへと歩を進める。
角まで追い詰められた双葉は両手で胸と太ももを庇いながら首を振るが、正面から覆いかぶさられただけで腕の力が抜け、最後には顎を持ち上げながら彼の胸板にしがみついてしまった。
「でもっ……ん、っ、んぅ……ああん……っ、だめ、です」
「だめなら、もっと暴れてもいいんだけどね」
静まり返った闇に響く声が唇をわななかせ、腰を右にくねらせる。
同意なく触れられても既に嫌悪は薄く、反対に愛撫を求める身体……ざわめいては双葉を唆す淫らな内心を遠ざけるように上体を仰け反らせても、冷たい壁に逃げ場を封じられると同時に首筋を、鎖骨近くを撫で下ろされ、心地良い身震いが染み渡った瞬間に唇を優しく啄まれた。
「ああっ……先輩、ううっ、う…………ひどい、っ……」
頬に窪みができるまで固く結ばれた唇も一枚ずつ翔真のそれに挟まれ、淡い擽ったさと閉じ込められた状況が生む後ろ暗さに並んだ歯も抉じ開けられていく。
心を満たす口吻の実感は、頭の奥が、身体中が火照りに舐め回される錯覚へと繋がり、溜まった唾液を頼りに粘膜を拭いなぞる舌に自分のそれを重ねて啜り付く。
「んっ、はあっ……だめ、です、脱がさないで……」
言葉の拒絶とは対象的に、くちゅっ、ちゅっ、ぬちゅっと撹拌の音が静寂に粘っこく響き渡る。
廊下に誰かいたら……と首を小さく横に振る羞恥もブラウスのボタンを順に外され、友人に合わせた少しだけ短めのスカートも呆気無く捲られる。
「ごめんね、双葉ちゃんと一緒だって思うと、どうしても我慢できなくなっちゃうから」
「…………そ、それは、あっ、ううぅ」
揃いの白い下着を暴き立て、太ももに直接触れた左手の甲を掴むが、好意を仄めかす翔真に反論が喉奥に引っかかってしまう。
沈黙が需要と受け取られたか、装飾も乏しい地味なカップに包まれた大きめの胸を右に左に揉み回され、平行して耳たぶを唇で摘み上げられ、追い打ちできつく閉じた両脚の間に中指が潜り入る。
「あああぁっ、っ、うう……声、出ちゃいます、あああっ」
「柔らかくてすべすべしてて、気持ちいいよ」
「そんなの、っ……理由になってません、んん、うう……」
いっぱいに広がった右掌は半球を裾野から掴み、不規則に蠢く指を深く埋もれさせては時折乳輪を撫で掠める。
一方左手は内ももの肉を掻き分けるように奥へと進み、より温かく、より皮膚が薄い敏感な場所を人差し指の先で掃き上げ始めた。
「あっ、んんふ……っう、そっちは、あ、あっう、く……」
触れ合う肌と肌に比例して、夏の夜を思わせる籠もった熱が体内を駆け巡る。
額に、下着の奥に、首筋に滲む汗を知られたくないと翔真の上体を一度は押し返すものの、広がる痺れに肩は落ち、力を入れた脚も自然と開いてしまう。
理性がどれだけ拒んでも、彼に触られれば身体は勝手に反応を示す……どうせ誰も見ていない、今までだって何度も、と移ろう気持ちのままに両手を固い背中に回す反面、芳乃や蒼にも同じことをしていると考えれば、目線を光の届かない濃い黒へと逸らしてしまう。
「………………どうして、私に……違う、みんなにこんなことを?」
「理由があってね。でも、俺が一番好きなのは双葉ちゃんだから」
「嘘、です……そんなの。ああふっ、でも…………ひゃあ、うっ」
くの字に曲がった指が蒸れたクロッチ部分を掠める、続けざまに乳首を乳輪ごと摘み転がされた。
甲高く弾けた嬌声とともに双葉は固く目を閉じて翔真の腰に爪を立てるが、会陰部を始点にクリトリス向かってスリットを穿り進む指遣いがもたらす湿っぽい快感に、”これでいいのかな”と芽生えた欲求への正当化が生まれた。
だが、並行して”今はそれどころじゃないはず”と頭の中で声が響いた。
暗闇と閉ざされた扉が作る恐怖が下がりきった腕に最後の力を与え、一歩後ずさった右足に続けて曲げた両肘で翔真の胸板を押し返した。
「あああっ、ひう、っ……だめ、そこは、ああっ」
「濡れてきてるけどね、この前は結構積極的だったのに……」
瞑られた両瞳が開き、蒼達と一緒に抱かれたことを思い出した。
三人と交わる翔真を覗きながら自分を慰めて絶頂寸前まで追い込まれた記憶も甦り、肩を竦めて俯く。
「あ、あの時は、んああっ、ぐ、偶然……ですっ、うあ、ああっ」
「……そうは思えなかったけどね、今だってあんまり抵抗してこないし………………大丈夫、怖がらなくてもいいよ。すぐ助けも来るはずだし、俺もいるんだから」
裏地に滴り落ちんばかりの蜜をたっぷり含ませた下着が膝まで脱がされ、直前の発言も相まって身じろぎが止まる。
無毛の秘所を指で浅く耕されればくちゅっ、ぬちゅっと粘っこい音が耳へと届き、理性も強張りも全てが溶け落ちていく錯覚に陥った、無抵抗に乗じた指は乳首を摘み捻っり、ふっくらと柔肉を纏う白く透き通った土手を捲り剥がし内側の熱源を掻き回す……温もりを含む濃蜜に溺れる異物を通じて注がれる愉悦が、”このままでいたい”、”もっとして”と普段の自分なら到底受け入れ難い感情へと、心を急激に傾かせた。
「何度も言ったような気がするけど、俺は双葉ちゃんのことを一番大切に思ってるから」
「………………っ、ああぁ、ひううっ! わ、私は……その、えっと、ああっ」
じゃあ、他の人としないで……嫉妬故の思いで口を開きかけるが、襞群が形作る起伏を擦り上げられただけで閉じてしまう。
これ以上何かを考えても無駄なのだろう、諦めと好意の入り混じった気持ちをごまかすように、双葉はもう一度翔真の背中に抱き付いた。
「…………先輩が、ひゃっう、ああぁ……っ、ふ、うううっ」
にゅるんっと襞と襞の間を掻き分けられ、丸く形の良いお尻も揉みくちゃに。
愛撫が積み重なるごとに頭は熱に浮かされ、上半身がふらふら揺れ動いてしまう。
双乳は腰のくねりと足裏のもじつきに応じて横8の字を描いて波打ち、お尻も撫弄を煽るように振られていく。
「気持ちいい?」
「は、はいっ………………うああっ、ふううぅ」
咄嗟の一言が染み広がる熱や気恥ずかしさと化し、肩に頬を預けて両目を固く瞑った。
黒に黒が被さる中で、尻肉を揉み凹ませながら右手の人差し指谷間を割り広げ始める翔真、皮膚の薄い内壁を触れるか触れないかの強さで掃き擽られた瞬間、反射的に尻頬が窪むのも構わずにきゅっと谷間を閉じてしまった。
手足の先さえぴんっと伸ばす強張りが襞蠢く膣内に渦と似たうねりを置く。
人差し指の周囲でひしめき合い愛液をこぼす粘膜の抱擁めいた収縮は、深みへと溺れるストロークを妨げて膣口へと押し戻した。
「気持ちいいんだったら、もっと触らせてもらうね。すごいな……こんなに締め付けてくるなんて」
「違います」と口にしかけた双葉、だが翔真の左手首が回転を始めればくちゅっ、ぬぷっと響くノイズに顎が震え、襞を薙ぎ伏せる大きな円運動に反論も忘れて両脚をもじもじ動かすばかり。
底無しの泥濘に満ちたゼリーさながらの膣壁は、上下左右に動く指に赤ちゃんが乳首を吸うような蠢きを促され、起伏をなぞり揉む”それ”を啜音を立てては自分の意志とは無関係に奥へ奥へ吸い招いてしまう。
「もうちょっと力抜いたほうがいいよ」
「はううっ、あっ、そんなこと、っ……んはあっ、言われても」
軽くお尻を叩かれた、蒼と比べれば小振りだが友人よりもむっちりと大きく張り出した楕円形の肉は手の動きに合わせてぷるぷる波打ち、双葉の首を竦ませる。
もっとも叩かれた部分に広がる熱が痺れと震えに変わると、唇の綻びとともに膝が崩れ始め、咄嗟に翔真の上体に乳房が潰れるまで体重を委ねてしまった。
「はあっ、あっ……ごめんなさ…………んううっ!?」
不意に訪れた二度目の口吻。
くちゅくちゅっとしとどに粘蜜を迸らせた媚肉の重なりを捲りくつろげられながら、舌表のざらつきを舐め刮げ、歯と歯茎の境目を一本ずつ丹念に拭い擽られる内に、胸は高鳴り額は汗粒が敷き詰められ、両腕は彼の首筋、頬、腕、脇腹と弄り回す……おねだりを明かす仕草を前に、”今だけは好きにしてほしい”と以前の自分が見たら嫌悪しかねない思いに命じられるまま、翔真の唇を優しく啄む。
「……双葉ちゃん、俺のも気持ちよくしてほしいな」
「は、はい…………あ、あの……何をすれば」
下腹に押し当てられる固い突起、暗がりの中でジッパーが下ろされれば懐中電灯の光でぬるついた亀頭が剥き出しに。
頂点に透明な玉を滲ませたそれと翔真の顔を交互に見ながら右手を固く握り締めるが、その手首を引っ張られ、指の甲に熱や脈動が注がれると、膣壁を押し広げて濡れ襞の一本一本をくじりながら進むペニスの気持ちよさが割れ目と子宮付近に浸透し、”気持ちよくなりたい”との後ろめたい衝動が拳の力を弛ませた。
「熱い、っ……」
躊躇いに彷徨う親指も人差し指も熱っぽい亀頭を撫で掠めるに留まる反面、涙でぼやける視界を挟んで眉間に皺を刻ませ唇を歪ませた翔真に、”気持ちよくなってほしい”と次の欲求が生まれた瞬間掌全体で先端を包み、肘を助けにペニスをゆっくりと扱き始めた。
「こんなに、固いのが…………っあ、私の中に、先輩、っぅ、ああああっ、だめっ、触られると、っふあう」
「平気だよ、双葉ちゃんだったら……強くされてもいいから」
「んっ……握ったりとか、しちゃいますよ、っんひうっっ、ああぁう」
蕩け合う先走りと汗が滑りを促すとストロークの距離が掌二つ分伸びる、総身を覆う黒と静寂の中にぬちゅっ、ぐちゅぷっ、ずちゅっと水飴を捏ね混ぜるような音が響き重なる内に、熱を垂れこぼす亀頭が一回り大きく膨らんだ。
「ひうっ、もっと……大きくなってる」
「……すごく、気持ちいいからね」
体温を吸い取る壁のざらつきや埃っぽさを、剥き出しの肌を取り巻く甘い蒸気を感じつつ翔真を見上げた、頬を、唇を歪ませた様が”もっと強くしてもいいんだ”と結論を抱かせ、握力を強めたまま輪を作った親指と人差し指でカリ首を捲り潰した。
「…………あっ、うう……っふ、う……ああぁ」
ぬめりをたっぷり刷いた亀頭と竿の段差を始点にペニスを満遍なく拭い扱けば、子宮の辺りが切なく疼き、左手で下腹を押さえたまま逆ハの字に開いていた爪先を閉じる。
もっとも、左右の柔らかな太ももが互いに潰れて圧を作ることで、縮こまっては鬩ぎ合う襞を通じて指の動きはより鮮明に……真っ直ぐ立てられた人差し指はくの字からコの字に曲がり、起伏は規則的なペースで引っ掻き撫でられてしまう。
何度も何度もとろみを溢れさせた膣上部の突起部分をぐじゅぐじゅに穿られる中で、左掌は竿の根元と袋の境界線を柔らかく揉み始めていた。
「いつもより濡れてるような……」
「き、気のせい……ううふっ、ああぁ」
理性の名残が、”こんないやらしいこと”と十指を反り返らせるものの、ひくつく勃起を握り引っ張れば翔真はこめかみに汗を伝わせ苦しそうな呻きを漏らす……気づくとキスをしていた。
啄むだけの穏やかな接触に始まり、粘膜と皮膚の境界線をなぞり、マッサージでもするように頬の内側を舌先で押し揉んで、と右手の親指腹でエラ裏と鈴口を擦り上げ、左手で袋を軽くバウンドさせながら口吻を重ねた。
「こっちも、っん、うっぁああ……気持ち、いいんですか?」
「っ……あんまり、強くしなければね。双葉ちゃん、すごい上手だよね」
「………………そんな、ことっ、あっ、あああっ! そっち、あああぁ」
褒められる気恥ずかしさと、奉仕と愛撫を求める自らの貪欲を見抜かれたような後ろめたさに双葉は面輪を緩めつつ浅く目を閉じるが、親指がクリトリスを押し潰すと途端に声が鋭く弾けた。
蜜を滴らせた敏感な粒立ちを転がされた瞬間意志とは無関係に背中が大きく跳ね、踵が少しずつ持ち上がるが、重心が前に傾けば力の抜けた全身が翔真へともたれかかってしまった。
「っああ、あああああんっ!」
追い打ちで愛液塗れの襞壁に溺れた人差し指がぬりゅんっと奥まで没入し、もどかしく蠢き熱と蜜をこぼれる寸前まで湛えていた狭隘部を穿ち抜かれる。
直後に快感電流が神経の隅々まで走り回り、濃黒を敷き詰めた瞼裏には眩しい点滅が迸った。
「先輩、っ……だめ、あっ……動けなく、んんううっ」
「このままでいいよ、逆にこの姿勢の方が……」
立ち眩みめいたふらつきに、亀頭を握り絞ったまま頬を左肩へと預ける。
周囲を満たすのは、男臭さを感じさせる汗と幾度と無く嗅いだ先走りの青っぽさ……鼻で深く息を吸うごとに思考が奪われ、唾液を乗せたぬるぬるの温かな舌を絡ませては、圧を加えた右手でのストロークの速度を倍化させる。
ぐちゅっ、ずじゅっ、ずちゅぷっと三つの粘稠に富んだ水音が混じり、頭の中で響き続ける。
乱れた上ずり声と胸の高鳴りも相まって”こんな姿を見られたくない”と羞恥もピークに達し、上気した顔をリボンを巻いた横髪がなびくまで左右に振るものの、両乳首をきゅうっと捻り摘まれると鳥肌が立たんばかりに腕が震え、今度は軽く反らせた上体を彼に押し付けて腰のくねりに合わせて芯を孕んだ小さな乳首で横広がりの楕円を描いてしまう。
「んっ、んう……っ、せん、ぱいっ……っふ、ひううぅ」
交代で頭をもたげる、”はずかしい”と”もっとして”。
腑に落ちない矛盾が掌を開かせ腰を引かせる反面、涎が首筋を伝うのも構わず唇に吸い付き、親指と人差し指で鈴口周りをぐりぐりっと揉み摘む……どうすべきか、結論も出ない中で双葉は一度は閉じた両脚を開き、蚯蚓状にぞよめく襞を薙ぎ伏せる抽送を促した。
「ひあっ、あ、あっ……気持ち、いいっ……です、でも……っぁ、あああっ!!」
ふにふにの柔肉を纏った無毛の土手と桃色の粘膜ゼリーが寄り添い合った入口、床にさえ愛液を伝わせる濡れ具合を頼りにくつろげられた内側は、摩擦の度に右へ左へ渦じみた蠢動を示し、じゅぽっぐぽっと行き来を繰り返す指にしがみつく。
同時に自分で触った時の感触が甦る。
胸やお尻とは異なるとろとろの粘り気と柔らかさが指に執着めいた吸い付きを送り注ぎ、絶頂へと身体を引き上げるに並行して”これだけ気持ちいいから、先輩も触りたくなるんだ”と一つの結論を導いたことも続けて思い出され、瞼裏に映し出された光景を呼び水に双葉は腰を軽く突き出した。
「双葉ちゃん……俺も、すごく気持ちよくなってるかも、もっと触ってあげるから……」
「っ、ああぅ、それって、っひうう、ふあぅ、ああああんっ!!」
姿勢の変化は挿入の角度をスライドさせ、複雑に入り組んだぬる襞の間が押し広げられてしまった。
くちゅっ、ぬちゅっと耳に届くノイズに合わせて腕や肩は操り人形さながらに跳ね震え、加減の効かない手弄で竿を強く握り潰してしまう。
さらに指を咥え揉んでは蠢く蜜粘膜を手首の回転で撹拌し、むずがる内側をあやし撫でていく。
触れれば火傷しそうな熱の塊を耕されると、”このままいってしまいたい”と心の奥底に燻っていたはしたない気持ちが芽吹きをあからさまに。
「あっ……うっああああ、っぅ、先輩、だめ、っ、う………………いっちゃいます、っああ」
「……いっちゃうんだ、じゃあ、こっちも……」
「あうう、っ、ふああぁ……わかり、っ、んああっ、ました」
きゅううっと子宮口に疼痛を滲ませる愉悦に握力が弛むものの、射精の近さを感じさせる脈動に右手は掴んだ亀頭を捻り、左手はエラを捲り剥がすと同時に根元、カリ首と早めのストロークを繰り出した。
二つの指戯が織りなす水音は次第に重なり合い、扉へと顔を向けさせるまでに大きさが増したところで、開ききった大きな掌が汗塗れの乳房をこぼしつつも掴み波打たせる。
「っ、う……すごく、いいよ。やっぱり、双葉ちゃんが一番好きかな」
靄がかった頭では真意を探ることもできず、双葉はただ不規則に握っては離す両掌の力と上下の律動でペニスを扱き抜くばかり。
時折右手を反時計回りに、左手を時計回りに捻って竿を搾り、立て続けに右の親指でエラ裏を押しそよいだ。
ずちゅっ、ぐじゅるっ、じゅぷっ……粘っこい艶やかな音に混じるは、互いの吐息と呻き声。
”好き”と示された彼の思いに頭をふらつかせる一方で、”芳乃や蒼にも同じことを言っているはずだ”と冷めた思いが上履きとソックスで熱っぽく蒸れた両足の指を固く握り込ませ、崩れかけた膝に伸びを与えた。
「うううっ、双葉ちゃん…………っ、だめだ、これ以上……っくうっ!!」
カリ首を捲り撫でた親指を滑らせ、先走りを滴らせた鈴口を楕円に潰し開いたところで翔真が顎を上げて天井を仰ぐ。
そして射精を知らせる声とともに踵を持ち上げると、一回り大きく膨らんだ亀頭がぶるぶるっと大きく震え、咄嗟に宛てがった右掌へぬるつきと熱に満ちた礫を叩き付けた。
「ううっ……ああっ、く、っ…………!」
「……先輩の、すごく、いっぱい……」
双葉が顔を上げれば、粘膜と愛液の境界線も曖昧な媚肉のあわいからふやけきった指が引き抜かれ、懐中電灯が湯気と照り光りを映し出す。
誤魔化せない悦の深さに顔を背ける双葉だったが、食い縛った歯を弛ませ切なげに息をこぼす翔真を視界の端に捉えると同時に、言葉にし難い高揚感が手足の先から脳天へと擽ったさを伴って駆け上がり、命じられるまま掌でぬめぬめの亀頭を優しく包みながら唇を被せた。
「ん、んうっ…………えっと、あの……っ、つ、次は……」
しとどに溢れた唾液による糸が互いの唇をか細く繋ぎ、やがて途切れる。
翔真を独り占めはできない……抱かれる度に奥まで刻まれた気持ちよさが”それでもいい”と一線を越えるよう唆し、精液がべったり付いた右手を拭うのも忘れて男臭さを立ち上らせた胸板にきつく抱き付いてしまう。
絶頂近くに追いやられた身体は、早くいかせてくれと言わんばかりに火照った肌の奥でうねりを作り出し、掻き回され続けたとろとろの膣口は太ももに押し当てられた状態で上下の往復を繰り返す。
「やっぱり、双葉ちゃんにも気持ちよくなってもらわないとね」
「はあぁっ、はい……さ、最後まで、その…………」
言葉をもじつかせている間に背を壁へ押し付けられ、内ももや膝裏まで愛液を伝わせた秘裂に生温かい何かが触れた。
指とは異なる、膨らんでは先を尖らせてと形を変えるそれが舌だと察し、愛液で汚れた部分を舐め回されている現実が呼び覚ます羞恥により、双葉は翔真の額を押し返すが、軟体動物さながらに蠢く舌が全身を脱力させて腰を泳がせた。
「……ひゃああっ!! あ、ああふっ……そんなところ、舐めちゃ、あああうっ」
悲鳴じみた嬌声が飛ぶと同時に手をついた本棚が小さく揺れる。
倒れるかも、と手を離し固く拳を握ったまま俯いて首を振るが、舌の動きは止まらずにざらついた部分で襞を刮げなぞられていく。
さらに往復が始まったところで、だらしなく開かれた太ももも閉じて側頭部をきつく挟み付け、後頭部を撫でくり回して、下腹部を軽く突き出して……と愉悦に浸りきった肉体は舌弄に応じて身じろぎもあからさまに。
「双葉ちゃんのここ、すごい濡れてるな……そんなに気持ちよかった?」
「っは、はいぃ……っ、も、もうちょっとで、っふあああ」
「こんなにぐちゅぐちゅになって、絡みついてきて…………ちゃんといかせてあげるからね」
ずるり、ぐぢゅぅ……粘っこく糸を吐き散らし開く膣壁、夥しい量の愛液と唾液が混じり合うことで解れきった襞は泳ぐ異物を絡め取り、息遣いに任せて締め付けつつ狭まった奥処へ導く。
潤滑油を助けに閉じ合わさった襞の重なりを割り開かれた双葉は、涙の熱を頬に感じながら以前触れた悠加里の秘部を記憶の底に甦らせた。
「ああっ、ぅふうっ、ひ、いああっ……!」
嬌声がイメージに色を、動きを与える。
桜色の剥き身は指に応じてぐねり、ぬたりと柔らかそうに凹んでは剥がれ開き、暴き立てられた入口の先には複雑に縺れた濡れ紐を彷彿とさせる襞が……自分の内側も同じような形なんだろうかと想像が進めば、瞼裏に回転と前後を繰り返しながらぐねついた奥へ進む指も映し出された。
「わかる? どんな風に指が動いてるか……言ってみてよ」
「はあ、ああいっ……っ、と……わ、私の…………中で、ぐちゅぐちゅって」
「……それじゃちょっとわからないな、もう少し詳しく」
「く……詳しくって、え、あの……う、ああああっ!」
ぼやけた両目越しに唇端を持ち上げ、憚りのない語句をねだる翔真。
自分の何かが彼を刺激したのか急激な態度の変化に、双葉はただ後頭部を引き寄せて没入を暗にせがむばかり。
やがて顔と下腹部が密着を深め、狭苦しく厚みも帯びた桃色の蜜粘膜の奥まで刮げ拭われるが、同時に翔真がある言葉を呟いた。
聞いただけで熱肌を逆撫でられ、額に汗粒を敷き詰める言葉……体芯で何度も何度も”それ”が響く内に唇は勝手に弛み、掌は首筋、耳裏、顎と弄る範囲を増やし始めた。
「……………………あ、っぅ、わ、わた……しの、おまんこが、おまんこの、ヒダが……っうぅあ、先輩っ……これ以上はぁ」
膣口に被された唇が離れるとともに全身を駆け巡っていた快感電流が弱まり、落とした目線の向こうでは結合部から滴り落ちた愛液が一つ、また一つと円形の染みを作る。
加えて襞は消えた舌を求めるようにぐねぐねと咀嚼めいた蠢きを明かし、膣内に疼痛を歩かせた。
「ひどい、っうあ……っ、そんな………………おまんこのヒダが、一本ずつ、ぺろぺろってされて、かき混ぜられて……あ、ああああっ、きもちいいっ、きもちいいですっ!!」
要望通り全て言い終えたところで、翔真の両手がふるふる揺れていたお尻を掴み寄せる。
続けてぴんっと立っていたクリトリスを唇で摘まれると、莢から頭を出した粒を舌で捏ね潰されてしまう。
ぬらつきをたっぷり纏った部分をじゅるっ、ずぢゅるるっと憚りもなく啜り上げられた瞬間、痺れとともに光の束が背筋を駆け上がって視界を白く染め上げた。
過剰な刺激に、双葉は「あっ」と嬌声を途切れさせたまま涎と汗で汚れた顎を限界まで吊り上げ、天井の黒を仰ぐ。
肌を取り巻ていた心地よさも消え、後に残るは痛みにも似た強い痺れのみ……反面、捻っては離すの積み重ねが余韻を染み渡らせ、甘鈍い快感に肩は落ち、筋を作るまで強張っていた太ももも弛みを取り戻していく。
「っ………………!! あ、ああぁ……」
「こっちも弱いみたいだから、一緒にいじってあげないとね」
抑えた興奮を感じさせるやや低めの声を発しつつお尻に十指をめり込ませた翔真が、舌で蟲群のざわめきをくつろげ、蜜に光るクリトリスを舐り上げる。
楕円に開いた桃色の重なりをくちゅぬちゅっと耕されると、次はささやかな粒を咥えられ、と不規則なタイミングで繰り返される愛撫が、指で絶頂間際へと引き上げられた身体に浮遊感と落下感を一緒に与え、壁に委ねた背中が大きく捩れた。
「ふ……ぅっ、あ、っく」
今度こそいかせてもらえる、と翔真の髪を掻き毟り、小刻みに震える両脚で側頭部を強く挟み揉んだ。
しばらくは下腹部の辺りで苦しそうな声が漏れていたものの、最後には舌が前後の律動を再開させ、ぬちゅっ、ぷちゅっと夥しい蜜を隔てて重なり合った膣肉を薙ぎ伏せ始める。
ペニスのストロークである程度慣れた膣壁は、蠢きの中でちょうどよい温度のお湯に浸かったような錯覚を双葉にもたらす。
眠気さながらの脱力とともに手足の重みは失われ、瞼裏の眩い白も相まって思考を”もっといっぱい舐めて”と欲求で塗り潰す。
「あああっ!! んうああっ、はああああぅっ……!」
もっとも舌と唇がクリトリスを弾き転がせば、翔真の上半身をゆっくり撫で探っていた指先が開き反り返し、次いで背中も弓なりに。
痛みとむず痒さ、痺れと擽ったさ、緊張と弛緩……責められる場所が変わる度に正反対の感覚が双葉の身体を這い回り、二つが混じり合う頃には腰と後頭部だけを壁に押し付けたまま、脚全体で翔真を抱え寄せていた。
「双葉ちゃんは、俺のことどう思ってるの?」
「はあっ、ああ……ぅ、え、っ…………ひゃああんっ! それ、は……」
いつの間にか前に戻っていた右手の親指と人差し指が桃色の尖りを二方向に優しく捻り、返事を封じられてしまったものの、抱いた確信のままに下がりきった目尻とわななく唇で力なく笑顔を作り首を縦に振った。
「は、はい……っ、私も、んんう……ぁ、先輩の、こと、っ………………あ、あっ、だめです、それ、ああ、あああああああっ!!」
ほぼ同じタイミングで、舌先が膣上部に敷き詰められたやや固めの突起を満遍なく刮げ拭う。
互いのざらつきが摩擦を強める内に、身体が底無しの闇に落ちていく錯覚に陥った双葉は咄嗟に翔真の両肩にしがみつき、爪を深く食い込ませた。
そして一際甲高い喘ぎを飛ばしながら、絶頂の痺れに身も心も浸らせた。
びくっびくっと跳ねる腕、崩れる膝、白で埋め尽くされた瞼裏、内側を走り回る固体に近い愉悦、肌が蕩けてしまいそうな蒸し暑い汗香、きゅっと縮こまってはひくつく子宮口……あらゆる快感が渾然と入り混じり、双葉の思考を全て吹き飛ばした。
「双葉ちゃん…………っ」
立ち上がった翔真が余韻に震える双葉の背中に手を回す。
伝わる熱と息遣いが多幸感を生み、双葉も両目を浅く閉じて頬を胸板に預けた、このままずっとこうしていたいと嘘偽りのない気持ちに促されるまま。
「先輩……私、もっと……気持ちよくなりたいです」
今にも消え入りそうな上ずり声と、何回かの呼吸を挟んで備品の真新しいタオルとダンボールを敷いた床に身体が寝かされる。
弄られ綻んだ膣口を指で割り開くと翔真の視線が濡れて縺れた桃色に注がれ、直後に固く熱い亀頭が粘膜の折り重なりを掠め撫でた。
「…………わた、私の、おまんこ…………先輩の、おちんちんで、いっぱい……っ!」
途中で我に返る、意志とは無関係に口走った言葉が愉悦で酔い痴れた脳内に理性を一旦は甦らせるが、”ここなら誰も聞いてない”、”先輩が言わせてるだけ”と気持ちをすぐに切り替えて腰で内向きの楕円を描きつつ、切っ先を花弁のあわいに沈ませる。
「ああっ、うあああっ……!あ、あああうっ」
指や舌とは比較にならない太さと固さが縺れて蜜を吐き散らす襞を練り揉む。
ぬらぬらとろとろの愛液を潤滑油に繰り出されるスムーズな抽送が凹凸の粘膜を薙ぎ伏せることで、強さを増した快感電流がぞわっ、ぞくっと腹部を震わせた。
さらに直線的な律動が横にスライドすることで、じゅぷっ、ぬぐぷっと滴る水音に合わせて挿入角度が変わり、左右交互に訪れる襞を伸ばさんばかりの強い摩擦が双葉の両手を宙に彷徨わせた。
「あああ、ああっ……だめっ、そんな…………気持ちよくなっちゃいます、んんあああっ」
「双葉ちゃんも腰動かしてよ、もっと気持ちよくなれると思うから」
「っうああ、は、はいっ、ああっ、ひうううっ……こ、こうですかぁっ?」
翔真の言葉に従い、お尻の谷間を引き締めて背中を軽く反り返らせながら腰を左右にくねらせた。
僅かな身じろぎでも襞と襞の間が織りなす窪みを押し広げられ、全身の毛穴が開かんばかりの熱悦が下腹部にうねりを作り、子宮近くを抑えた掌越しに疼痛を滲ませる。
「はあうっ、先輩…………っ、ああぁ」
緩急を伴ったストロークが浅く深くと繰り出され、膣口の重なりを掠めたかと思えば半分埋もれた竿に任せて狭隘部をくつろげ揉む……襞肉の粘っこい纏わり付きを通じて粘膜を擦り上げられる快感を覚えた双葉は、羞恥も後ろ暗さも全て忘れて、亀頭の没入を促そうと翔真の脇腹を掴んで上体を抱き寄せた。
肌と肌の深い密着が、じゅぷっ、ぐぷっと先端を膣奥へ導く。
根元近くまで飲み込まれたペニスには螺旋状の蠢き、一方で蜜をたっぷり刷いた内側は何度も突き上げられることで哀切な痺れを全身へと広げ、”もっと奥までほしい”と欲求に唆されたからか、気づけば両足も翔真の背中に絡ませていた。
「こっちも、触らせてもらおうかな……」
「は、はいっ……あああああっん! あ、ああっ……」
汗と愛液に塗れたタオルと大きめのお尻に挟み潰されていた両手が、右は乳首、左はクリトリス向かって這い動き始めた。
触れるか触れないかの強さで熱に浮いた皮膚を掠め擽る指遣いに唇をもじもじ震わせながら、眉間に皺が刻まれるまで両目を固く瞑り、足指が勝手に開いて閉じてを繰り返すようなむず痒さに身を縮こまらせた。
「…………っああぁ、はあう……あ、あっ……先輩、動い、て、くださいっ……ふああ、あああっ!」
穿ち抜きに多少慣れた双葉……しかし翔真は汗で吸い付きと粘り気を増した乳房を優しく揉み解し、クリトリスを三分の一ほど包む肉の莢を軽く払うに留まり、前後の律動を中断させてしまう。
思考を満たすは、”いっぱいぐちゅぐちゅにして”と顔を背けたくなるような欲求、理性の欠片さえ失った心は早く早くと肉体を急かし、ざわめきともどかしさを走らせた両手両足を巻き付けた状態でお尻を縦に振り、くちゅぬちゅぷっと控えめな抽送を作り出した。
「少し休んだほうがいいかなって思って……このペースだとすぐ出しちゃいそうだし」
「そんな、ぁ……っ、は、ああっ、うううっ」
懐中電灯の頼りない光を浴びて薄桃色にきらめく乳首を、人差し指で押し潰しながら親指で擦り上げる翔真。
さらにクリトリスを優しく捻ればぬめ襞の集まりがぞよめきペニスへと縋り付く、執着も感じさせる蠢きにはしたなさを覚えて唇端に髪を含んだままかぶりを振るものの、全身をぬるま湯めいた心地よさで包む愉悦に鼻翼を膨らませ、掻き抱いた肋近くへ爪を立てながら腰を泳がせてしまう。
「先輩……っ、お願い、ですから……あ、あ、あああぁ」
ぬめりと皮膜を通じて送り注がれる快感電流、指腹でごく浅い起伏をなだめ扱かれるごとに弓を作った背中はびくっびくっと跳ね暴れ、つられて動く踵が翔真の上半身を蹴飛ばした。
申し訳無さに首を竦める双葉だったが、乳首へ爪を立てられた瞬間に掴んだ腕を力任せに引っ張ってしまった。
「うああっ……ご、ごめんなさい、っ……でも、もう…………あ、あああんっ、お、おまんこ……が、あ、あうっ」
汗ばんで桃彩を滲ませる腕を震わせ、持ち上げた顎もそのままに唇を綻ばせた。
軽い痛みと染み渡るような程よい痺れが消えた後には焦れったさが……今すぐ部屋を出て暴れたくなるような余韻に、脚を限界まで大きく開いてきゅっと引き締めたお尻の力で腰を浮かばせつつ、愛液塗れの太ももで下腹部を挟み互いの肌が溶け合わんばかりの密着を促した。
「そろそろいいかな、じらしちゃったみたいだけど」
「あ、っう、あ、あっ……そこっ、当たって、あ、あああああっ!!」
待ち望み続けたストロークの再開、大きく固い掌がお尻と胸を片手ずつで揉む中で翔真の顔が近づく。
穿ち上げられる子宮口付近と距離の近さが迸る快感でぼやけた眼前を白で埋め尽くしたところで、狭苦しく入り組んだ襞のあわいをにゅるぐちゅぷっとくぐり進む亀頭と行き止まりが軽くぶつかり合い、双葉は残った空気を全て吐き切ってしまった。
「ああんっ…………! っ、あ、ぁ……先輩、好き、好きです………………みんなより、ずっと」
果てること無く湧き続けた思いへの返事か、突き上げが激しさを増す。
ぐちゅっ、じゅぷっ、ずちゅっ……雨に濡れた土を踏み締めるような行き来の中で、降りる子宮と掻いくぐる亀頭は粘っこくせせらぐ液体に溺れながら接触を繰り返す。
五回、十回、二十回とぶつけられたノックが背筋に電撃を走らせ、錯覚が浮遊と落下を織りなす。
続けて性感帯と化した肌が擽ったさ混じりの疼痛に舐め回されると、微かな風のそよぎであっても唇は三日月を作り足指も曲がっては反り開き、熱く濡れたタオルの上でお尻を振り乱してと、上り詰める様を露呈させる「ああんっ、あ、あ……うぅっ、そんなに、されたら、あ、ああっ、いっ……ちゃいます、っう!!」
「双葉ちゃん、俺も…………くうっ」
躊躇なく繰り出されるストロークに絶頂も近づき、ゼリーめいた蕩け肉で包まれた膣奥では握り込みに近い締め付けで翔真のペニスを練り揉んでいる。
その蠢きが亀頭を歪ませんばかりに激化すれば、温かなクリーム状のうねりに晒されたペニスが震えながら精液を吐き出し始めた。
「う、うううっ!!」
「せん、ぱい…………ああ、あああぁ!」
双葉も翔真の上体を掴み寄せ、両脚で固く腰を捕まえながら夥しい量の快感に浸る。
理性は”赤ちゃんができちゃう”とお尻を浮かばせる一方で、どくっどくっと子宮口に叩き付けられる白濁に、両手両足を強く巻き付けたまま彼の頬に、首筋に、顎に口吻を浴びせていく。
形容し難い悦びが言葉を、思考を奪う……そして上手く伝えられないが、今だけはこのままでいたいと頭の中を衝動で満たし、埃っぽい黒を吹き飛ばす高温多湿の中で引き抜かれるペニスを右手で掴み、にちゃにちゃと濁った糸を纏わせながら小さく笑みを作った。
「…………まだ、時間……残ってますよね?」
絶頂を呼び水として訪れた淫靡に羞恥を抱く暇も許されず、脈打つ切っ先を青臭さにぬめる媚肉の重なりへと宛てがった。