先輩と後輩の青姦物 (Pixiv Fanbox)
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「…………先輩っ、先輩ったら」
遠くで育美の声が聞こえるが、涼はそれに気が付かず、腕を引っ張られてやっと我に帰った。
「なんだよ、引っ張るなって」
「だって、返事してくれないから……」
育美のほうを向くと、頬を膨らませてむっとした顔つきをしていた。
「ああ、悪い悪い。で、何の話だっけ?」
「土曜日、動物園に行きませんかって言ったんですけど」
「動物園かぁ……それより俺は……」
涼は、一見悩むような表情をしながら…何とか育美とセックスできないかと考えをめぐらせる。
育美は非常に可愛いが、あまり女を感じさせないタイプらしく、これまでまったくもてたことがなく、告白された経験もないと前に話していた。
さらさらとした、少し内に跳ねているストレートの黒髪、二重でぱっちりと大きな瞳、筋の通った綺麗な鼻、小さくてやや厚めの唇……全体的に幼さの残る顔立ちだ。
まだ1年生だからか、身体もまだ子供みたいだった。
身体は小さく、手足も細い……ただ、乳房は控えめながら柔らかそうに膨らんでいる。
短いスカートから伸びる太ももも、細身ながら色白で、思わず触れたくなってしまう。
涼にしてみれば、非常に魅力的なのだが……育美のほうが性的なことに無頓着だからか、なかなかいい雰囲気になれず、キスすらできていなかった。
「それより、何ですか?」
ぼんやりと育美の身体を見ていると、育美が訝しげに涼を見てきた。
吸い込まれそうなほどの大きな瞳には、一転の曇りもなく、穢れもなかった。
目の前の純真な少女は、涼が何を考えているかなんて全くわかっていないのかもしれない。
男女の付き合いを、一緒に話したり遊びにいったりするだけ……と考えている可能性すらある。
「…………………」
涼は育美と登下校のルートが同じということで、それからよく話す仲になって、次第にその幼さから来る純粋さに惹かれて、付き合ってくれと告白した。
しばらくは普通に遊んでいるだけでも楽しかったが、それだけで我慢できるはずはなかった。
「……先輩、どうしたんですか?」
育美を大切にしたいという思い、誰も触れたことがないであろう清らかな身体を蹂躙したい、どちらも涼の本心だったが、付き合いが長くなるにつれて、後者の気持ちが強くなっていく。
女性経験がないわけではないので、より育美との絡みをはっきりとイメージしてしまう。
悶々とした思いは日増しに強くなり、妄想が育美の言葉をさえぎってしまうこともあった。
「ああ……なんでもない、動物園か、いいな……俺あんまり行ったことないし」
「私もですっ、楽しみだなぁ……」
育美が楽しそうにしているのを見るが、涼は色よい返事をしつつも内心では落胆する。
それなら断ればいいのだが、楽しそうな表情を浮かべている育美を見るとそれもできなかった。
こうなったら最後に家に連れ込んでしまおうか……親は留守にしていればいいんだが……と、あれこれ考えていると、育美が公園のほうに向かい始めていた。
「家こっちだろ?」
「あ、ちょっと買いたい物があって……だから、今日はここで」
「俺も付き合うよ、せっかくだから」
育美が少し申し訳なさそうな顔をするが、構わずに公園を歩き始める。
「ありがとうございます、でも、本買うだけなんですぐ終わっちゃうんですけどね」
「……いいよ、俺も買いたい本あるし」
二人して静まり返った公園を歩く、すでに薄暗いからか人気はほとんどなかった。
このくらいなら……と、さりげなく育美の小さな手を握る。
ふんわりとして少し温かい。
「ひゃっ! もう……びっくりするじゃないですかっ」
「手つないだくらいでびっくりするなよ」
手を握った瞬間、育美は驚いたように目を丸くして…その後ににこっと笑う。
そして少し顔を赤くして、恥ずかしそうに手を握り返してきた。
「びっくりしますよ、急だったから……」
何度か手をつないだことはあるが、涼は育美の反応がいつも大きいことが気になっていた。
試しに指をずらし、絡ませて見ると育美の肩がびくっと小さく震えた。
「先輩? ど、どうしたんですか……?」
柔らかな指を撫でさすっていると、育美がぱっと手を離し、一歩後ずさる。
「どうしたって……育美こそどうしたんだよ、急に」
「いや……その、気のせいです気のせい…………あははは」
顔を真っ赤にしながら早足になる育美、それを追いかける涼。
育美から性的な匂いを初めて感じ取り、意外と簡単に進展するかもしれない……そんなことを考えつつ、育美の後を追っていると……
「何だよ、急に止まって……」
「あっちのほうから何か聞こえませんか?」
育美が茂みの方を指差す、耳を澄ましてみれば、確かに物音がしていた。
「ちょっと見てみるか、育美も来いよ」
「えー……大丈夫ですか?」
足音を殺しながら茂みの近くまで行って、育美を手招きする。
育美が戸惑いつつも涼の方まで来たのを確認してから、そっと中を覗き込んだ。
「うわ…………」
中では、カップルが絡み合い、行為に及ぼうとしていた。
胸をはだけさせた女性は、声を押し殺して気持ちよさに耐えているようにも見える。
「あ、あ…………」
ショックが強すぎたのか、育美が声を上げようとしていたので素早く口を押さえた。
涼の手のひらにぷにぷにした育美の唇が強く当たると、キスしたいという衝動が身体を走る。
物音を立てないように、茂みの向こうで行われている行為を目に焼き付けて、育美も同じなのか、目を皿のようにしっかりと見開いて絡みを見ている。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「んっ………ん~っ…」
涼に口をふさがれたまま、育美は男女の行為の一部始終を見てしまう。
手をつながれたときよりもずっとドキドキしていて、目が離せない。
本当なら目を瞑るなり顔を背けるなりできたはずなのに、金縛りに遭ったように動けなかった。
息苦しさを感じたのは、口が開かないことだけが理由ではなかった。
涼が、ここまで育美の近くに来たのが初めてで、緊張してしまったからだ。
「ごめん、苦しかった?」
耳元に当たる吐息がくすぐったくて、身体が震えた。
口から手が離れると安心して力が抜ける。
「は、はい……もう、大丈夫、ですからっ」
少し落ち着いたが、同時に涼も離れてしまい、残念に思ってしまう。
茂みの奥では、二人のことなど知らないカップルが絡み合い、交じり合っていた。
女の手が男の背中に回る……初めて見た光景は、育美にとってあまりに刺激が強すぎる。
お腹の辺りがかあっと熱くなって、身体にうまく力が入らない。
「……先輩、早く戻りましょうよっ、こんなの見ちゃだめですって」
見入りながらも、涼を引っ張ってその場から離れようとするが、涼は動かない。
(見ちゃだめ、やらしいのなんて……)
すごくドキドキしていて、額も少し汗ばんでいる。
気持ちは不快なものを覚えているが、悶々とした、変な気分もその中に入り混じっていた。
涼もこういうことをしたいのだろうか……口に出さないだけで同じなのだろうか。
涼から告白されたときは、本当に嬉しかった。
だからそう思っているならかなえてあげたい。
しかし、茂みの向こうの男女は、育美からすると異常にすら感じられる。
涼も、育美も……ここまで乱れてしまうのだろうか、無知ゆえに想像することもできない。
「ばれてないからさ、もうちょっと」
涼の一言をきっかけに、はっと我に帰る。
現実に戻れば目の前の光景がより鮮明になる。
男が女の上にのしかかって腰を振っている、荒々しく胸を揉み、唇に吸い付きながら。
性器がつながりあっている部分は身体に隠れてよく見えなかったが、逆に想像してしまう。
どんな風になってるんだろうと目を凝らしたところで、理性がそれを踏みとどまらせる。
「先輩っ、だめですって! 早く行きましょう」
「大声出すな、もう少しでいいところ見えるんだから」
育美の声を無視して、涼は小さく喘ぎ続ける女を食い入るように見ていた。
「だーめーでーす、ほらっ、行きますよ!」
育美はわざと大きめの声を出し、涼を無理やり引っ張り歩き始めた。
見つかるのが怖かったし、他の女性に夢中になる涼にやきもちを焼いてしまっていた。
あれ以上見ていると、変な気分が抑えられなくなりそうだったということもあったが……半ば逃げ出すように、育美は足早に公園の中を進む。
「はあ……先輩のバカっ、何考えてるんですか?」
「何って……いやー、いいもの見れたなって」
手のひらが汗で滑っていて、ブラウスの中も熱く火照っている。
育美の頭の中では、さっきの男女の営みの光景がぐるぐると回っていた。
揺れる乳房、汗を浮かべる肌、貼り付く髪、苦しそうな表情……どれも頭から追い払おうとするのだが、そうするとかえって意識してしまう。
「何がいいものですか……覗きは犯罪ですよ?」
「そんな固いこと言うなよ、育美だって興奮してたくせに」
「…………そ、そそそ…そんなこと、あるわけないじゃないですか。変なこと言わないでください、もうっ!」
「真っ赤な顔して何言ってるんだか」
涼に図星を突かれれば、わかりやすくうろたえてしまい、それを笑われる。
否定したかったが、興奮を覚えていたのは事実だった。
「あっ…………」
また、涼が手を握ってきた。
その瞬間、乳房を揉む手を思い出してしまう。
(先輩も、ああやって……触りたいのかな)ふと、涼が自分の胸を揉んでいるシーンを想像する。
ますます身体が熱くなっていった。
考えないようにすればするほど、あれやこれやと妄想が連鎖する。
胸は高鳴り、育美の涼を見る目も落ち着かないものに変わりつつあった。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
涼は、育美が顔を赤くして落ち着かないそぶりをみせているのをずっと眺めていた。
ぱたぱたと顔を仰ぎ、目が合うと反らされ、さっきのことを意識している可能性は高かった。
育美も人並みにスケベなことを考えるのかと思うのと同時に、今なら少し押せば受け入れてくれるのではないか……とよからぬことを考えてしまう。
一度、やましい気持ちを持てば、それはとめどなく溢れてきた。
風になびく長い髪、桃色の頬、わずかだがふくらみが見て取れる胸やお尻のライン……内心、だんだんと我慢できなくなっていくのがはっきりとわかる。
涼も、カップルの絡みを見て、自分も育美と同じことをしたい…と欲望を渦巻かせていた。
「なあ、育美…………」
トイレに差し掛かったところで、ごくりと唾を飲み込み、足を止める。
そして、育美の手を取ったまま強引に物陰に連れ込んでしまった。
「何ですか、先輩………………きゃっ!」
いきなりの行動に育美は困惑の表情を浮かべる。
「……先輩っ、急にどうしたんですか?」
「いいだろ……さっきの見て、興奮してきた」
育美の身体を壁に押し付けスカートに包まれたふんわりしたお尻を触る。
指先に感じられる柔らかく、それでいてぷりぷりと押し返してくるような弾力……涼は夢中になって育美のお尻を触り、自分のものだといわんばかりに揉みしだいた。
「先輩、やだっ……やめてください、エッチ!」
育美が嫌がるのは当然かもしれない、しかし、今さらやめることはできなかった。
指先に引っかかるスカート越しの下着の線は、いかにも地味そうな分厚いものだった。
もう少し派手なものが涼の好みだったが、これも育美らしくて悪くない。
「…………育美、俺たち付き合ってどのくらいだっけ?」
「えっと、2ヶ月ちょっと……」
質問に答えている間は抵抗を忘れてくれ、畳み掛けるようにスカートの中に手を入れた。
「そろそろいいだろ? ずっと我慢してたんだよ……」
「やあんっ、そろそろとか……時間で決めるものなんですか?」
スカートの中は外よりもずっと熱く、少し汗ばんで蒸れていた。
外から触ったときよりも、お尻の肉付きや柔らかさをはっきりと感じることができる。
パンツは厚めのコットン生地のようで、指通りのいい、すべすべした布地だった。
「そうだよ、いつまで我慢させるつもりだ?」
手のひらにちょうど収まる小ぶりなお尻は、揉み続けるとたぷんっと柔らかくなってくる。
育美の顔を見れば、羞恥、困惑、恐怖、拒絶……さまざまな色が浮かんでいた。
「我慢って……こういうのはっ、結婚してから……」
顔を真っ赤にして身をよじりながら答える育美、そんな答えで涼が納得できるはずはなかった。
手を抓ったり叩いたりしてくるが、空いている手を強く握ると、育美の動きが止まった。
「……俺は育美が好きだ、だから、育美がその気になるまでずっと待ってきた」
「でもな、いつまでたってもそういう雰囲気にならない……」
説得しようと言葉を並べ立てている間も、お尻をまさぐり、その手を太ももにも進ませていく。
「あ、んっ……先輩…………」
「だから、いい加減限界なんだよ……」
水を弾きそうな、瑞々しい素肌。
指の引っかからない綺麗な脚を撫で回す。
育美は涼の手を握っているが、抵抗するつもりはないのか触る手を攻撃したりはしなくなった。
「…………わかりました、先輩の気持ち……」
このままもっと触ってみようかと考えるが、育美はさっと身をかわしてしまう。
「でもっ、順番が違うと思います」
「順番?」
「……恋人同士だったら、手をつないだ後は、キスするんじゃないんですか?」
「キスか……そうだったな、ごめん」
育美の意図を察し、彼女の身体を抱き寄せる。
今度は全く抵抗しなかった。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
(うわー、キスしてって、私から言っちゃったっ……)
涼の顔が近づいてくる、育美は目を閉じてキスが始まるのを待った。
柔らかくて熱を帯びた唇がそっと当たり、軽く吸い付いてくる。
一度もキスをしたことがなかったから、どうしたらいいのかわからず、涼に委ねた。
「ん……っ、んぅ…………」
ちゅっ、ちゅっと唾液で潤った粘膜が触れ合う音がする、小さな音だが妙に頭に響いた。
涼の味や匂いを感じると、それだけで頭が痺れるような不思議な感覚に陥る。
身体には力が入らないし、キスするのに精一杯で何かを考える余裕はなくなった。
「んっ!? ん、んふ……」
さらに、涼は育美の唇や歯をこじ開け、舌を中に侵入させてきた。
(え、ええっ!? 先輩……そんな、いきなり……)
力が抜け切った身体では、拒否できないのはわかっている。
だからされるがままでい続けた。
入り込んだ舌は、口の中を舐め回し舌に絡み付く、頭がさらにぼんやりしていく。
「………ん、ん……っ、むぅ…………」
涼の舌は我が物顔で口の中を這い回り、歯やあごの方まで丁寧に舐めていた。
キスがどういうものかなんて漫画やドラマでしか知らなかった育美は、舌の生々しさ、唾液の熱さに戸惑い、思考能力を奪われていく。
(キスって……こんなにいやらしかったんだ、知らなかった……)
羽が触れるような優しい口付けを想像していたが、貪り動く舌が幻想を全て打ち砕く。
ただ、嫌ではなかった。
涼が自分のことを思っていてくれるから、たっぷりと舌を絡ませて、唇を吸い付けてくれるのだろうと思い、育美もそれに合わせた。
「ん、はうっ……んぅ、あっ…………んんっ」
おずおずと、舌先を涼の舌に近づけると、蛇が巻きつくみたいに絡み付いてきた。
(先輩の、味が…………)張り付いた舌を伝って、育美の舌に唾液が流し込まれてくる。
喉の奥まで涼が入り込んだような気がして、お腹の辺りが一気に熱くなった。
「はあっ……はあ、先輩のエッチ……」
「……このくらい、恋人同士なんだから当然だろ?」
涼の口が離れる、キスは終わったが全身の火照りは残り続けていた。
「人が見てるかもしれないのに、育美も意外と大胆なんだな」
人が見てる……涼に迫られていっぱいいっぱいになっていて気が付かなかったが、ここは公園で、建物の裏に隠れているだけで、いつ人が通ってもおかしくない状況だった。
「や……やだっ、先輩、帰りましょう!」
さっきまでぼんやりとしていたが、それを契機に途端に現実に連れ戻されてしまう。
育美とは違い、涼は見つかっても構わないと思っているのか再びお尻に手を伸ばした。
スカートをめくられ、やんわりとお尻を揉みながら身体を抱き締めてきた。
「恥ずかしいのか? 大丈夫だって……薄暗いし、誰も見てないって」
「あ、ああんっ……先輩、だめですっ、んんっ」
「大きな声出すと、見つかるかもな」
短いスカートの中で手がもぞもぞ動くと、子供っぽいパンツが見え隠れする。
触ってくる手がくすぐったくて声が出そうになるが、涼の言葉を思い出し必死で我慢した。
「……ぁ、ん………いじわる、ああんっ……」
厚手の下着越しに指先の動きが感じられる、円を描くように動く手がだんだんと荒っぽくなる。
「もっと抵抗してもいいんだぞ?」
「んあっ、はう……っ、先輩の触り方が……」
撫でていただけの手は、お尻を揉み出してきて、空いている手は胸にも触れてきた。
誰かに見つかったら停学とかになるかもしれないのに、どうしても力が入らなかった。
かろうじて、乳房を触る手に自分の手を添えて拒絶の意思を示すことはできた。
「せん……ぱい、だめ…………」
育美は消え入りそうな声で小さくつぶやく。
遠くで足音が聞こえるとびくびくしてしまう。
しかし、涼はお構いなしでブラウス越しに胸を揉みたて、頂点を指で引っかき始めていた。
乳首の辺りを指が掠めると、気だるさとくすぐったさが少し強くなった。
誰かに見られるかもしれない……なのに、育美の身体は涼の指先に反応しつつあった。
「気持ちよさそうな顔してるのにか?」
涼が意地悪そうな笑みを浮かべながらパンツの中に手を突っ込んできた。
「ひあっ! 先輩……お尻、見えちゃう……だめ、やだぁ……」
慌てて隠そうとするが、滑り込んだ涼の手がむにゅりとお尻に食い込む。
緊張と興奮で汗ばんだお尻をこね回され、手のひらから熱を送り込まれる。
「あ……あ、ああんっ、先輩……先輩…………」
こんな状況なのに、きっちりと嫌がれない自分がもどかしかった。
心は許していないのに身体が許しつつあった、してはいけない、見つかってはいけない……この状況が余計に育美の心を揺さぶって、思考を惑わせ、身体を脱力させる。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
遠くの方で足音が聞こえると、手を止めて様子を窺う。
涼自身は見つかっても逃げればいいと思っているが、育美は多分許してくれないはず……そう思い、できるだけ見つからないように注意を払って育美の身体に触れていた。
「すっかり力抜けたな、知らなかったよ……育美がこういうの好きだなんて」
「ふえっ……? ち、違いますっ……先輩がエッチなだけです………んああっ」
乳首の辺りを指で軽く押しつぶしてみると育美の反論が止まった。
「そうか? 本当に嫌だったら、逃げると思うんだけどな」
ブラウス越しでは満足できずに、ボタンを外し、ブラもめくり上げて乳房を露出させる。
はだけた胸元の奥に見える白い素肌、薄桃色の乳首…かわいらしい乳房だった。
育美はとっさに隠そうとするが、涼はそれを許さず、手を胸元にくぐらせた。
「ひゃ……あんっ、せん、ぱいっ……あ、ああんっ」
「やっぱりこの辺は敏感か……もっと触ってほしい?」
ぶんぶんと左右に首を振る育美、ただ嫌がっていないのはなんとなくわかる。
育美の顔を見ながらも、涼は構わずに小さなふくらみに触れ、すべすべした感触を楽しむ。
巨乳というわけではないので、その丸みは手のひらで簡単に支配することができた。
しかし、ささやかな乳山はこの上なく柔らかく、手のひらは簡単に沈んでいく。
「こっちの方が触りがいありそうだな……なんだよ、小学生みたいなパンツだな」
「っ……ん、恥ずかしいから、見ないで……ください」
小ぶりな丘に手を添えつつ、スカートをめくるとバックプリントつきの下着が。
触ったときから幼げな下着だとわかっていたが、子供っぽい育美には似合っている気がした。
肌触りのいいパンツ越しにお尻をまさぐり、乳房よりも重たくむっちりした感触が手に届く。
育美はもじもじと身悶えしながらスカートを戻そうとしている。
しかし、涼がお尻を荒っぽい手つきで揉むと、小さくうめいて抵抗を止めてしまっていた。
「やあっ……先輩、ああんっ……」
目を瞑って、育美は何かに耐えているような表情を浮かべる。
頬には赤みが差し、閉じた口からは湿っぽい吐息が漏れる。
普段の快活な様子からは想像できないくらい、顔は艶やかさに彩られていた。
「育美……お前、めちゃくちゃ弱いんだな、知らなかった」
「だってぇ……先輩が、エッチだから……んんあっ」
背が小さい分、お尻は小さかったが肉付きはよく、掴みしめると何とも気持ちが良かった。
「それに、誰かが来るって思うと…………はあぁっ……」
育美にはマゾの気があるのかもしれない、試しにお尻を強く掴みながら耳元に口を近づける。
「おい、足音聞こえないか……?」
耳元でこうささやき、ぎゅっとお尻を荒々しく揉むとびくっと育美が肩を震わせた。
「んふっ…ああっ、だめ、だめ……先輩……」
「だめ、か……嘘つくなって、本当は見つかりたいんだろ?」
見つかると涼も困るし、育美も見つかりたくないことくらいはわかる。
「違い、ますっ……ああっ、んん……そんなこと……っ」
涼にもたれかかる育美は、身体の中で小さく震えていて、それがすごくいとおしかった。
小さな胸に似合った控えめな乳首、それを指で転がしつつ軽く引っ張ってみる。
「ああ……ぁ、んんっ、はああ…………」
弄繰り回した乳首は、すぐに硬くなり、指先を押し返すまでにしこりを見せ始めていた。
誰かに見つかるかもしれない……その状況が育美の心に火をつけているのかもしれない。
胸への刺激に喘ぐ育美をよそに、スカートの中に突っ込んだ手を再び下着の中に侵入させる。
すべすべとした、薄絹を思わせる生肌の感触……暑いのかさっきよりも汗を浮かばせていた。
「あ、ああぁ……っ、おしり、見えちゃう…………だめぇ……」
「見えたっていいだろ? そのほうが興奮するくせに」
むっちりと指先がのしかかる尻肉を楽しみつつ、手のひらに収まる乳房も揉み解す。
育美が高まりつつあるのを見て、涼も興奮を煽られていく。
互いの吐息が絡み合い、ほんのりと育美の汗の匂いが感じられる。
さらに、長い黒髪からはリンスの香りも漂い、否応なくペニスが勃起させられてしまう。
性欲を掻き立てられれば、それに合わせて理性も失われ、手の動きも乱暴になる。
「先輩、わ、私のこと……何だと思ってるんですか?…………私はそんな、いやらしく……ああんっ、なんて……」
「でもなぁ、ちょっと触っただけなのに、だらしない顔してるぞ?」
柔らかなお尻を手の中でタプタプ弾ませながら、育美の表情を窺ってみる。
花びらを思わせる唇は、唾液で潤んでいて、半開きのそこからは小さく息が漏れている。
涙を少し溜めた目も同じく潤んでいて、目尻が下がっていた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
涼にエッチな女の子だと勘違いされている気がして、必死に否定しようとするが、軽いタッチでも、身体の芯からぞくぞくと震えてしまう。
「先輩……だめ、あんまり触ると……おかしくなっちゃう」
「おかしくなっていいぞ、誰か覗いてるかもしれないけどな」
覗き……涼のその一言に育美は周囲のことを意識させられてしまう。
足音がしないか…ちょっとした物音にも敏感になって、きょろきょろしてしまう。
右手は小さな胸を、左手は小ぶりに膨らんだお尻を、それぞれ揉みこねていた。
最初に触ったのが涼というのは嬉しい反面、周りが気になり、頭がぐちゃぐちゃになった。
「あぁ……ん、先輩、お願い……これ以上は…………」
乳首に指が引っかかると、びりっと電気が走った。
その感覚が身体も痺れさせる。
涼が身体を動かす音、風で葉っぱが揺れる音、虫の泣き声……些細な物音全てが、育美を不安にさせ、不安になればなるほど涼を求めていた。
「これ以上……してほしいのか?」
育美の動揺を知ってか知らずか、涼の手つきはねちっこく、激しいものへと変わっていった。
指先は円を描きながら乳首の周辺をなぞり、残りの指と手のひらは乳房の上を這い回る。
神経が集まっているそこは、ちょっと触られるだけで絶えず身体に電気を流し込んでいた。
揉み上げあられているお尻からも、緩やかに気持ちよさが伝わる。
お尻の割れ目の方にまで指が届くと、くすぐったさで身体から力が抜ける。
同時に、すごく恥ずかしいところにまで指が近づいたと気が付いて、手を振り解こうとする。
「悪い悪い……こっちは触らないから、そのかわり……」
「はひゃっ、先輩……あ、ああ…………」
身体をくるっと回転させられると、またスカートをめくられ、股間の方を見られてしまう。
それだけではなく、涼がしゃがみこむと、一気にパンツを引き下ろしてきた。
「やああんっ……見ないで、ください……」
育美の割れ目には一本の毛も生えてなく、ぴったりと閉じた筋だけがあった。
すく近くに涼の目がある、無毛の裂け目をじっくりと眺め、息を吹きかけてくる。
「あっ……やめて、やあんっ…………エッチ! 先輩のバカっ、んんっ……」
「だから、大きな声出すと見つかるぞ」
「…………ぅ、いじわる……」
抵抗を試みても、涼の一声で黙らざるを得なくなる。
誰かが通りかかったときに、もし大声を出してしまったら……考えただけでぞっとする。
だから、できるだけ我慢しようと思っても、股間に指が届くと、早速声が出そうになった。
「んうぅっ……はああ……っ、う、くっ…………」
脚を開かされると、毛の生えていない秘所の周りを指でくすぐられた。
乳首に触られるよりも、強い電流が秘部から腰の辺りを攻め立てる。
触られたのも初めてだから、未知の刺激にどうしたらいいのかわからなくなりつつあった。
そんな育美とは無関係に、涼は割れ目の形にそって指をなぞらせていく。
「んむうっ……だめ、そこは…………」
反撃として、近づいた涼の顔を押し戻してみるが、力は全く入らない。
「育美のマンコ、触ってほしそうにひくひくしてるぞ……」
表面を撫で付けるだけだった指が、少しずつ奥へと進み始めていた。
入り口に、指がダイレクトに触れるとぬちゅっと小さな音がする。
「あふっ……先輩、やああん……」
液体を溢れさせた粘膜の上を涼の指先が滑り、踊っているように巧みに動く。
柔らかい肉が指先によってこじ開けられ、割り開かれてしまう。
「ピンク色で……つるつるしてて、綺麗なんだな」
涼が割れ目を開いたまま、感心するような声を上げている。
どうせ褒めるなら、顔を綺麗って褒めてほしかった……内心そう思いながら、割れ口をかき混ぜながらだんだんと中に入り込んでくる指を受け入れた。
ぬちゃっ、くちゅっと、粘っこい液体を混ぜる音がする。
それは小さな音だったが、頭の中に繰り返し響いて、他の雑音が聞こえなくなっていく。
「はあ……ぁっ…………だ、め……」
濡れた部分を拭うように這い回る指。
かすかに動くだけでも強烈な刺激が脳天を貫く。
人が来るかも、声は出せない……喘ぎを押し殺そうとするだけで、余計にむずむずしてしまい、虫の動きを思わせる指先の動き、右かと思えば左……深くかと思えば浅く……育美の予想を裏切りつつ、指先は秘所を、育美自身を翻弄させる。
「声、出しちゃいけないのに……」
「そうだな、誰かに見つかっちゃうかもしれないからな」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
育美が自分の口を手でふさいだのを確認して、視線を桃色の肉割れに戻す。
指先を蠢かせるたびに粘膜から花蜜があふれ出し、指がねっとりした液体で濡れていく。
人差し指と中指で軽く谷間を開くと、鮮やかな桃色が奥に見え隠れした。
「指しか入れてないのに、きゅうきゅう締め付けてくるぞ?」
指先の爪の部分だけ膣内に潜り込ませると、温かな収縮を感じることができる。
育美が声を漏らしたり、身をよじったりするたびに、別の角度から締め付けが加わってくる。
「あ……っ! 先輩……指、入れちゃ…………んんっ」
涼を見下ろしたまま、育美は怒ったような切ないような声を上げた。
ただ、押し寄せる刺激に我慢できなかったのか、すぐに口を閉じて声をくぐもらせていた。
育美の顔を見れば、いつもの明るい笑みは全く違う、苦しそうな表情が浮かべている。
しかし、顔は真っ赤で、ぼんやりと快楽に溺れ始めている。
人が来てもお構いなしになっているのかもしれない、涼は指先を第一関節の辺りまで沈めて、雫を溢れさせる膣口を攪拌し、愛液を太ももの方にまで零させ始める。
「……あう……だめ、ああっ、先輩、足音が……っ!」
「気のせいだろ? それに……見つかったら逃げればいいし」
最初は、足音が聞こえるたびに触るのをやめて、何事もないふりをしていたが、次第に面倒になり、遠くから足音が聞こえてきても無視して秘所をいじり続ける。
育美は当然嫌がるが、ねじ込んだ指先を潜り進めると身体の動きが止まった。
「……ぁ、んっ…………はあぁ、はあっ……」
甘ったるい、媚びるような声が頭上から聞こえてきた。
「もっとしてほしいのか?」
見上げると、育美と視線が合う、育美はしばらくきょろきょろした後に首を振った。
まだ理性を失っていないことを知ると、もっと恥ずかしい目に合わせてやりたくなる。
窮屈な、それでいてぬるぬるしている膣穴から一気に指を引き抜いた。
名残惜しい気持ちになるが、それは育美も同じなのか、残念そうな表情が見て取れた。
「指よりも舌のほうが気持ちよくなれるぞ……」
「舌って……ええっ、そんなぁ…………汚い、ですよ?」
「汚くはないだろ、育美のマンコなんだから」
涼は清らかな壺口に舌を近づけ、にゅるっと飲み込ませてみる。
食べられているのでは、と錯覚するくらいに中の秘肉が絡みつき、圧着してきた。
「ひゃっ! だ、だめっ! 先輩……んああぁ…………」
つるつるとした粘膜には複雑な模様が刻み込まれていて、そこを舌でなぞる。
「ふひゃっ……んんっ、指で……される、よりっ……あんんっ」
傷つきやすい入り口には舌のほうが合っているかもしれない。
育美は涼の頭を力なく押さえつけ、押し戻そうとしてるが、無意味な行為だった。
指で解したはずだが、処女口ということもあるのか、襞穴はぴったりと閉じつつあった。
それをくぐらせた舌で押し開き、舌のざらついた部分で育美の弱点を探り当てる。
「あっ……そこ、だめです、せん……ぱい…………」
「何がだめなんだよ、エロい声出してるのに」
声が一オクターブ高くなった、膣口から少し奥の、襞の集まっている部分が弱いみたいだった。
弱いと知れば、入り組み不規則な形をしていた膣壁の一点を舌先を尖らせて責める。
まずは遠慮がちにつついて……そして、舌の表面を押し付けて、滴る蜜を拭う。
「んぁ……っ、声が……んんっ…………」
「だったらちゃんと塞いてたほうがいいな」
「先輩がっ、やめれば……」
育美はしゃがみこんだ涼にもたれかかりながら、首を振って離れようとする。
その重たさを感じながら、舌を小刻みに動かし、ぬちゃぬちゃとぬかるんだ穴を舐り倒す。
「んむっ…………ん、ぅ……ん、ふっ…………」
舌を一度往復させると、わずかに粘度のある熱い露が舌にまとわりつき、口の中に流れる。
溜まった液体を飲み込むと形容しがたい……しかし、この上ない美味が喉奥にまで広がった。
後頭部にさらに体重がかかった、だがそれを無視して舌を限界まで伸ばし、舌と膣壁を擦り合わせ、唾液と花蜜を混ぜ合わせ、それを飲み続けた。
枯れ果てることのない秘奥に眠る源泉……溢れるエキスが涼の喉を潤していく。
「ん、ふあ……っ、んんっ、ん、んっ! ん……っ!」
柔らかい舌なら、奥までねじ込んでも痛くないみたいで、育美の顔は快楽に彩られていた。
苦痛や羞恥よりも、気持ちよさのほうが先に来ているのだろう。
涼はまだ触れていない襞の奥や、つるんとしていない粟立った部分まで舌を向かわせる。
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口をふさいでも快楽からは逃げられない……むしろ、声を出せなくなったことで、内にこもった気持ちよさを発散できずに、それが身体中を駆け巡り暴れていた。
「あんっ……ん、んうっ……は、んっ、ん、んんっ!」
進んでは戻りを繰り返す涼の舌、ふれているその部分がやけどしたみたいに熱い。
細やかな動きが今まで味わったことのない強烈な快感を生み出し、脳を直撃する。
育美は涼に身を預けながら、飛んでしまいそうになる理性を必死に呼び戻そうとしていた。
「だめぇ……だめ、なのに…………」
全身から湧き上がるもっと気持ちよくなりたいという感情、それが残った理性とせめぎ合う。
「声出たら、見つかっちゃうのに……は、あああんんっ…………」
穴の中を動き回る舌が、割れ目の内部を掘り進み、そして舌先が細かい文字を書くように動く。
ところどころにある敏感な部分に舌が触れると、瞼の裏に火花が散った。
そして、頭がくらくらとしてよろめきそうに……涼がいなかったら転んでいたかもしれない。
「おいっ、大丈夫か?」
「は……い、ん、でもっ……気持ちよくて、おかしく……」
「あんんっ! 見つかっちゃうかもって、思うと…………」
今こうしている間にも、誰かに見られ、もしかしたら学校とかにもばれてしまうかもしれない。
そうすれば、二人とも退学になる可能性もある。
にもかかわらず、涼を止めることができない。
見つかってしまったら…………そう思うと、全身の毛穴が開くような不思議な感覚に襲われた。
「だったらもっとおかしくなれよ、早くいくほうが見つからないですむかもな」
ぐるぐると渦巻く相反する思考、それが溶けて混じり合って、よくわからないものになる。
膣の中を舌が這い回る……蛇を思わせるようなねっとりとした動きだった。
激しさを持ちながらも、愛でる気持ちもあるのか、舌で優しく捏ね上げられていく身体は重たいが、ふわふわと空中に漂っているみたいな気がした。
「はあっ、んんっ! ん、んう……っ、あ……ぁ」
いくという言葉を聞いた途端、穴が収縮し、舌を強く感じてしまった。
感じやすい部分を舌表がぬりゅっと荒っぽく擦り、頭の中で何かがスパークした。
身体からはますます力が抜けて、育美は涼の首に手を回し、かろうじて身体を支えていた。
二人がくっつけばくっつくほどに舌が奥まで入り込んでくる。
今まで届かなかった部分にまで舌が侵入し、新たな刺激を容赦なく送り込む。
舌が動いて、中を唾液で汚すたびに、下腹部の辺りが切なくなってくる。
きゅっと疼くような、悶々とした、今までに味わったことのない感覚が背筋を貫いた。
「……はうっ、はあ、はあ……先輩、あ、んっ……」
遠くで足音が聞こえてきた、だんだんと近づいてくる……だが涼は舌を止めない。
育美も止めてほしくなかった、見つかった方が、もっと気持ちいいんじゃないか……口をふさいで声を押し殺さないといけないのに、なぜかそれができなかった。
舌は奥まで進むと、入り口に戻り、割れ目を舐め回し……そしてまた潜り込む。
ただ、その動きはひどく複雑で細かいものだった。
「ひあ……っ、あ、ん……先輩…………先輩……」
舌は小刻みに震えながら穴の中を満遍なく舐め回し、奥から零れる液体を掬い取っていく。
きゅっきゅっと愛撫にしたがって反応する膣穴を舌が圧し撫でる。
涼の舌の動き一つ一つが、育美の身体を高みに導いていく。
夢うつつになる心を、見つかってはいけない…と警告を出す理性が、現実に引き戻そうとする。
しかし、くねり、揺れ動く舌が弱いポイントを的確に探り当て、穴をほころばせた。
上下左右に容赦なく動く舌が、現実に戻った心を、またどこか特に連れて行ってしまう。
「はあっ、はあっ……先輩、いく、いっちゃいますっ!」
いくという言葉を口にした瞬間、全身がこれまで以上に激しく痙攣した。
手足の指先から身体の芯まで例えようがない何かが侵食する。
よくわからないものがまとわりついて、身体のありとあらゆる部分を敏感にしていく。
肌にぶつかり続けるそよぐ風さえも、育美を愛撫し、高みに押し上げようとしている気がした。
「誰かに見られてるかもしれないのに、育美ってやっぱりエロかったんだな」
「ん、ああんっ……そんなんじゃ…………はあ、あっ……」
そんなんじゃない……と言いたかった。
しかし、頭に飛び散る火花がそれを許さない。
発そうとした声は全て吐息に変えられ、宙にむなしくかき消された。
頭の中では、くちゅくちゅと、水っぽい何かをかき混ぜる音が響き渡る。
意識は、少しずつ割れ目の方に集中させられてしまい、思考もこぼれる汁に蕩かされていった。
「あ……頭の、中…………おかしく、なっちゃう……っ!」
にじむ半透明の蜜は、ぬめる舌で弄ばれ、溢れるごと涼に飲み下される。
ず、ずずっ……と啜る音が育美の耳にまで届いた、その音も育美がいくのを後押しした。
舌は、尖ったり広がったり、形を変えながら、中をかき回し、穴を押し広げつつ進む。
涼の後頭部や首を掴む手が強くなる、支えてもらっていないと本当に転んでしまいそうだった。
視界もぼんやりとし始めていた、手足の感覚も薄れ、周囲の音も聞こえなくなる。
それでも、涼の舌の蠢きだけははっきりと感じられた。
「はうっ……あ、ああんっ! 先輩、せん……ぱい………やああん!」
「……おい、声大きくなってきてるぞ?」
涼がたしなめる声も、遠くでしか聞こえない。
もう、思いっきり声を出したかった。
陰部を這い回る舌の音が、全てをどうでもよくしていく。
「あぁっ、だめ、だめ……先輩、いっちゃう、いっちゃいます!!」
育美がここまで言った途端、涼の舌の動きが早くなり、奥まで一気に潜り進んだ。
後頭部を掴んで押して、股間に顔を押し付けながら、育美は腰を振り始めている。
恥じらいも戸惑いも、恐れも全部忘れ、腰を押し当て、身体全部で涼の舌を受け入れた。
「あ、あっ、ああんっっ!! いくううっ!!」
今までよりずっと大きな声を発し、育美はそのまま絶頂を迎えてしまう。
立ち上がった涼が優しく身体を抱き寄せて、頭を撫でてくれるのを朦朧とした意識で感じた。
「…………ぁ、せん……ぱい…………」
身体がふわふわと浮いたように落ち着かない、しかし、心の中は幸せで満たされていた。
こんなに気持ちよくなったのは、生まれて初めてで、しかも、気持ちよくしてくれたのが大好きな涼ということもあり、怖いくらいに嬉しかった。
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「育美…………大丈夫か?」
「………………」
恍惚とした表情のまま、もたれかかる育美に問いかけると、わずかに顔を上げてうなずいた。
育美が夢中になって大声を出したから、誰か見ているんじゃないかと周囲を確認するが、誰もいないようで、ほっと息をついた。
「まったく、あんな大声出して……見つかったらどうするつもりなんだ?」
「だって……身体が、言うこと聞かなくて…………」
脱力したのか動こうとしない育美、涼ははだけたままの胸を直してやる。
「育美がこんなにエロいなんて知らなかったよ」
笑いながらそう言うと、育美はぷいっとそっぽを向いた。
「先輩の、バカ……」
「悪い悪い……もうしないからさ、許してくれよ」
「え…………」
ふと育美が残念そうな声を上げたことに気が付いた。
「もしかして……まだしてほしいのか?」
まさか、そんなことは……と、涼が考えていると、育美が小さくうなずいた。
「はい、もっと……気持ちよくしてください……………………ここで」
「ここで?」
絶頂の余韻に浸っていた育美も、少しずつ力を取り戻したようで、涼にしっかりと抱きつく。
急な心変わりに、冗談だろうと思っていたが、育美の目はまっすぐと涼を見据えている。
「もう一回……だめですか?」
「…………わかったよ、でも、今度は声出すなよ……」
あまりにストレートに欲求を出してくることに、驚きを感じつつも、むしろ育美らしいとも思い、涼は手を後ろに回し、しっかりと育美を抱き締める。
涼の返事を聞いた途端、育美は身体をぞくっと震わせ、惑わすような瞳を向けてきた。
その、淫靡さすら感じられる黒目の鈍い輝きに、涼は魅入られていく。
そして、とんでもないことを覚えさせてしまったのでは……と少し後悔した。