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楽園実験録・ボツ案 (Pixiv Fanbox)

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(終編の序盤、コピー体のアンドロイド集団に奉仕された後、射精してぐったりしている場面ぐらいから)

──と、その瞬間。

ぷしゅ、と、遠くから、空気の抜けたような音が上がる。

開くことのない、密室の楽園。

そのドアが──開いた。

「う……。酷い匂いだな。換気くらいしたらどうだ……」

バインダーを片手に、気怠そうにしながらも、テキパキと機械を弄る、目の前の女達と、同じ顔と体つきの、女。

それが姿を見せると同時に、すっと、甘ったるいフェロモンが抜けて、新鮮な空気が入り込む。

「お帰りなさいませ、チーフ」

「ああ……」

──僕をここへ拉致した、あの、宇宙人だった。

その白衣の女に向かって、礼儀正しく、両手を前に揃え、王家仕えのメイドのように、ぴしりと正しい姿勢で礼をする、同じ姿形──だったはずの、女。

「それは……?」

「ああ……こちらは、マスターの欲求に合わせ、変更したものです。こうして、少しずつ姿を変えることで、マンネリ防止に繋がり、いつでも最大効率の幸福指数の上昇を実現できるのです」

しかし、その姿は、少しばかり変わっていた。

基本的な体型や顔立ちはそのままに、肌を更に白く、髪も銀髪にして、服装はスリットの深く刻まれた、側面から見ればほぼ全裸の、所謂チャイナ服。

よく見れば、髪もシニョンに結っており、そういうイメージプレイを行っていたことは、想像に難くない。

「いや、それの事ではなく……まあ、いい」

ちなみに、この時彼女が本当に尋ねたかったのは──彼女の髪にべっとりと付着した、乳揉みオナサポ顔面ぶっかけプレイ時の精液だったのだが、それは一先ず無視し、話を先に進める。

「……で、実験動物の様子は?」

「はい、こちらへ」

こつ、こつ。

冷徹かつ、眠たげな美貌。

クールさと気怠さが同居した、その宝玉を人の形にしたかのように美しい顔の下で──恥知らずに大きな乳が、どばるんっ♡どばるんっ♡と揺れている。

僕に従う彼女らとは、また少しだけ違うベクトルの、顔つきの冷たさ。

真一文字に結ばれた口元も、鋭く細められた目元も、感情を読み取ることはできないが──しかし、その奥には、確かに生き物らしい、揺らぎのようなものがある。

視線が、そちらに吸い込まれる。

激しく勃起して、金玉の中身をごっそり吐かなければ気が済まない状態の、肉棒。

それが、彼女がこちらに来るのを見て──ひときわ、硬くなった。

──今度は、あの人に、甘えたい。

ふと、無鉄砲に、そう思う。

「……ん?何だ……?」

ふらふら、かくかく、腰を砕けさせながら。

不格好に、鈍臭く、彼女に向かって、近づく。

──当然、彼女だけは、僕に従ってくれる存在では、ない。

僕が何かを命令しようものなら、鼻で笑われ、蹴り飛ばされるのが、むしろ自然だ。

彼女は、地球への侵略者で、人類の敵。

そして何より、僕の所有権を、この命ごと、握っているのだ。

平身低頭し、機嫌を損ねないよう、文字通り必死に媚びを売るべき、相手であることは、言うまでもない。

そんな相手に向かって、僕は。

──思いっきり、その太ももに、抱きついて。

勃起したペニスを、ねだるように、擦りつけた。

──もう、知性なんて、欠片も残っていなかった。

ただただ、女体とまぐわい、交尾して、射精することしか、考えられない。

その相手が誰だとか、危険がどうだなんて、そんな理性的な思考は、とっくのとうに、精液と共に流れ出ている。

「……ほう」

白衣の彼女は、やはり表情は変えず、こちらを睨んでいる。

隣に侍る、人形の女達は、何も言わず、それをじっと眺めるだけ。

僕を止めもしなければ、守るでもなく、ただじっと。

鉄面皮の無表情を崩さずに、静かに、見つめていた。

「……丁度良い、実験の成果を、見せて貰おうか」

彼女は目線をすっと横に流し、目配せをする。

一人、二人、三人。

じっと立ったまま、彼女は目線だけで指示を出した。

そっと、侍るように、人形の女達が、音もなく近づく。

そのまま、慣れた手つきで、迷い無く──僕を、彼女と目線が合う高さまで、持ち上げた。

鋭い目つき。

刺すような、あるいは斬るような、品定めをする目線に、ほんの少しだけ、本能的に怯えてしまう。

──けれど。

「ふぅん、随分と、慣れさせたものだな……。お前をここに連れてきた時は、もっと人工知能の行動はぎこちなかったものだが、今は人形達の動きに迷いがない。どうも、実験には、協力的にしていたとみえる」

──えらいぞ、いい子だな。

実際にそれを言ったわけでは、決してない。

しかし、言葉はなかったが、彼女はふと口角を吊り上げて、首筋をほんの一撫でして、言外にそれを伝えていた。

──胸中に、甘酸っぱいものが、溢れかえる。

飼い主に褒められる、喜び。

自らを、卑しい家畜だと、心の底から認めて、屈服した、その証拠。

きっと、僕が犬ならば、今頃尻尾を振り回していただろう。

「……では、早速」

そうして、侍女達は、抱き上げられた僕を。

抱っこした赤ん坊を受け渡すように、白衣の彼女に、手渡して。

「実験の学習データを、試させてもらうとするか」

受け取った彼女は、その両手で、胸にうずめさせるように──ひしりと、抱く。

何度味わっても慣れない、ふかふかもちもちの、頭より大きな、駄肉の塊。

その乳肉を、身体全体ですっぽりと覆うように、こちらからも、抱きつかせられる。

分厚い雌肉に、必死に腕を回して、締め上げるように、みっちり堪能。

全身でおっぱいに甘えるような、こういった体勢は、ペニスの底からめろめろになるような恍惚を味わえる。

故に、ここに閉じ込められていた間、彼女らに射精させてもらう時に、よくねだっていた。

それと酷似した──いや、全く同じ力加減の、抱っこの仕方。

ペニスを谷間に挿し込んで、腰をぐりぐり押しつけるのと、抱っこされいる間もキスできるよう、少し高めに抱いてくれている気遣いも、同じ。

「こうするのが、良いのだろう……?今、お前の飼育データを私に共有させたから、手に取るように分かるぞ……お前のちんぽの好みなパイズリが、な……」

ゆさゆさ、たっぷたっぷ。

赤ん坊をあやすような揺らし方で、乳内のペニスをぬちぬちかき混ぜ、射精を促す。

冷徹な、試験管の中身を見るような視線で、たぽたぽ、たぽたぽ、乳肉揺らし。

──あっ♡♡♡ああっ♡♡♡おっぱいすきっ……♡♡♡

「好きなだけ快楽に浸り、好きな時に果てろ……。今は、無礼を許してやる……」

安心と興奮がない交ぜになった、深くまろやかなペニスの凝りを、練り回される。

腰が抜ける、病みつきの感触。

機械人形達が、僕がこれをすれば悦ぶと覚え、いつでも乳肉で甘えさせたように、彼女までもが、それを行っている。

まるで、本当に──僕のペニスで『学んだ』かのように。

データの、共有。

肉体を持たず、機械により作成した人形に自らの自我を収める、彼女らならではの技術だった。

つまり、彼女は、この一瞬で──長い間、ひたすら僕をいじめていた機械人形の技術を、そして僕の弱点を、理解したのだ。

無論──おっぱいに全身を埋めさせ、甘えんぼの赤ん坊の脳みそになった僕には、そんなことは理解できるはずがない訳だが。

「……お前はこれから、次の段階の実験に付き合って貰う。無論、拒否権はない。そのつもりで、射精に励むよう努力しろ」

──う♡♡♡うぅっ……♡♡♡いくっ……♡♡♡とけるっ……♡♡♡ちんちんとける……♡♡♡

びゅう、びゅぶ、びゅるるっ……♡♡♡

彼女の乳房のなめらかさと、ラバー質のスーツの艶々とした感触が混じり合った、腰が抜けるパイズリ抱っこ。

それをしつつ、むちゅう~っ♡と唇をべっとり押しつけ、頬にリップマークをつけながら、彼女は軽く吐精を促している。

また、乳児をあやすように、時折ゆさゆさと僕の身体を揺すり、ぴっちり締まった乳房の中を、ペニスでかき回され、金玉の中身をごっそり搾られたりもする。

──何故、これほど効率的に、僕の精子を抜き取る術を知っているのだろう。

思わずそう思うほど、ひどく慣れた手つきだった。

「知っているぞ……。射精した後はこうして、優しく頭を撫でて……余韻に浸らせるように、緩く乳房を揺さぶってやるのがいいんだろう?」

子供を寝かしつけるような、慈愛に満ちた撫でつけと、深く甘いハグ。

しかし、彼女の表情に優しさはなく、むしろ蔑むかのごとく、その目には鋭い光が宿っている。

ただ、こうすれば多く射精するから、そうしているだけ。

理論に基づき、最適な搾精方法を取った結果──ただ、結果的に、甘やかすように愛情たっぷりな、抱っこパイズリになってしまっただけ。

研究に必要だから、こうしているに過ぎない。

そんな表情のまま、彼女は黙って、ただ乳肉を揺すり、乳内でペニスをマドラーのようにして、ひたすらズリ回す。

「……生殖可能な、成体の生物とは思えない甘えぶりだな。乳飲み子ではあるまいし、この乳房とかいう肉塊に執着する理由も、まるで理解できん」

──冷めた表情、小さなため息。

蒸れて熱めな体温、凄まじい甘え心地の巨大おっぱい。

むちむち、むっちむっち、腰を軽く叩く、種付け欲を誘発する乳肉の心地。

「実に、無様なものだ……」

──そして、耳元でぶつけられる、罵倒。

あえて感情を強め、明確に侮蔑の意思を込めてみせた、極至近距離の、言葉。

普通なら、萎縮するなり悲しむなりするはずの、その罵りも──こんな、全身をおっぱいに押しつけられ、身体ごとむっちり雌肉に押しつぶされながらでは、ただ滑稽なだけだ。

僕を勝手に拉致し、あまつさえ、極濃の感触を持つオナホ用おっぱいで、ペニスをむちむちと擦り、射精を強要しておいて──それなのに、僕が乳内射精したことを罵倒するなんて、道理がちっとも通っていない。

だから、これもきっと、ただ僕を、興奮させるためだけに。

ひたすら冷酷な態度で、しかし行為だけは甘ったるく射精させられたいという、倒錯した欲望を満たすためだけに。

奉仕的とすら感じるほど、僕の快感だけを考えた、吐精を促す行為だった、と。

そう、考えるしかない。

──ぞく、ぞく。

前立腺が甘く疼き、ペニスにまた芯が入る。

「つくづく、合理性のない生態だな……。子をなすための重要な体液を、意味もなく雌の表皮にぶっかけるのが、そんなに気持ちいいのか……?下等な生物の思考は、理解しがたい……」

ひたすら淫らに、ねっとり間延びした声で、囁く。

鼓膜に糖蜜をぶっかけられたような、だだ甘い感覚。

まるで、彼女の唇の、艶々とした照りや、肉厚なぷるつきまでもが、息づかいに乗って感じられるかのよう。

もはや、言い逃れをするつもりもなく。

ただただ、僕が射精した後の、ぞくぞくと全身に走る余韻を深め、恍惚を引き延ばすためだけの、害意の一切無い、甘いだけの罵倒だった。

それはもう、射精の量を多くするためですら、ない。

射精終わりの多幸感を深めるという、いよいよ彼女にとって、何のメリットもない行為。

それを、誰に求められるでもなく、惜しみなく与えてくれる。

彼女は、敵対的な意思を持ち、地球を滅ぼすという目標を持った、宇宙人だ。

だが、しかし──その内面は、誰よりも、甘い。

僕を、ただ幸せにするためだけに、彼女はここに居る。

──ぞく、ぞく、ぞくぞくぞくっ……♡♡♡

いよいよ、彼女という存在の目的を、なんとなく察し。

背中が粟立つほどの興奮を、訴えた。

「……ふん、また勃起か。生命体としては欠陥があるとしか思えないが……遺伝子採取には都合が良い」

目の前の、寒気がするほどひどく整った、人外の美貌をふと眺める。

彼女は、人形なんかではない。

感情を持った、一人の知的生命体だ。

それが──命令されるでもなく、自律的に、僕を甘やかしてくれる。

理由はちっとも分からないが、とことん興奮を高め、快感を深め、骨の髄まで蕩けるような恍惚を、ただひたすらに、与えてくれる。

それは、初めから、分かりきったことだった。

そうでなければ、彼女がわざわざこんなに肉感的な身体を操り、至上の雌肉を押しつけてくる訳がない。

彼女と同じ姿形をした、僕を甘くいじめるためだけの、極上のラブドールなど、僕に与えるはずが、ない。

「……続けるぞ」

──続ける。

何をとすら言わない、たった四文字だけの言葉。

だが、その言葉だけで、僕は腰が痺れるほどの興奮をもよおした。

彼女は、僕を抱いたまま、周囲にほんの一瞬、目配せをした。

すっと、群がっていた女体達が、道を空ける。

軽くお辞儀をして、こつこつと地面を踏みならす彼女を、誘導していた。

そう──淫液の染みついた、甘ったるい性臭が取れない、巨大な布団の海の上に。

大きく、腰からぞくぞくと興奮が込み上げて、震えた。

ひたすら慣れた、手つき。

初めてであるはずなのに、まるで今まで、僕のペニスを四六時中休み無くいたぶり続けていた彼女達のように、優しく恭しく、王に侍る娼婦のように、あくまで僕の精子をコキ抜かせていただくために、僕のちんぽよりもよっぽど卑しい立場の雌として、押し倒す。

「最終実験だ、命令を下す」

それでいて、態度は不遜そのもの。

奉仕行為の従順さと裏腹な、興味の欠片すら感じられない表情と言動に、ちぐはぐなギャップを感じて──こちらもまた、安堵と恐怖がない交ぜになった、ぐちゃぐちゃの興奮を覚えてしまう。

そう、やはり彼女の本質は、絶対的な強者。

今から僕に甘っ々なちんぽいじめを見舞い、精巣の奥から精虫を根こそぎ枯らすことを目的にしているからこそ、態度が信じられないほど甘ったるいだけで──その内面は、やはり非情かつ無機質なものなのだ。

「お前は今まで通り……そうして、蕩けていろ」

その証拠として、ただパチンと指を鳴らすだけで、彼女は何の言葉も無いままに、機械人形達に命令を下すことができる。

緻密に描く、僕を快楽の底に突き落とすためのフォーメーション。

今すぐにでも僕の身体に、一ミリの無駄な隙間なく雌肉を押しつけられる、その極楽絵図のような配置に、人形達は音もなく侍った。

その機械達は常に無表情だが、今回ばかりは、どこかその口元は引き締まり、上官の下で命令を遂行するための顔つきに見える──ような気がする。

それは、僕の気のせいではないはずだ。

今なら、その違いが、はっきりと分かる。

むしろ、こちらの表情──命令を遂行する時の、無機質に冷徹なものが、デフォルトなのだろう。

そして──普段の、僕のちんぽをめろめろに蕩かし、自由に好き勝手ちんぽ遊びをする時の、ほんの少しだけ、心からその行為が好きだと思わせるような目元の緩みが、イレギュラー。

それは、精密顕微鏡で見ないと分からないような、あるかないかの違いだが──今ならば、確信を持って言える。

あの、感情など持ち得ない機械達は、僕との交尾に──心から、浸っていた。

快楽神経など、ましてや生殖欲求など、備わってもいないはずなのに。

「……必要ならば、お前の命令も聞いてやる。情けない声も、思うまま上げろ。精液だって、気にせずぶっかけるがいい」

──気がつけば、視界が雌肉で埋まり、四肢は軽くではあるが封じられ、身体を起こすこともままならないほど、隙間なくひしめいた女体が、僕を見下ろしている。

ばくばく、心臓を高鳴らせ、今から僕の身に降りかかるであろう、莫大な幸運に思いをはせた。

今から行われるのは、いよいよ情け容赦の無い、天国で地獄な、搾精。

上位者に命令されるがまま、快楽をひたすら叩き込む、真の実験が始められるのだ。

まるで、今までの楽園生活が──お遊びだったかと、思えるほどに。

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