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連載小説「女装強要妄想ノート」(40) (Pixiv Fanbox)

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4月第4週「女児女装で駅前に連れ出される」   (5) 「だ、だめだって……っ! こんなところで、勃起したら……! ぜったいに射精するわけにはいかないんだから……!」  真弓は慌てて臍下丹田に力を籠め、立ち上がりそうになるペニスをこらえようとするが――時すでに遅し。普段は小さいくせに膨張率だけは一丁前な彼のせがれは、文字通り彼の手に余るほどの怪物に成長してプリティアショーツの中から飛び出し、剥き出しの亀頭と、血管の浮かび上がった竿をあらわにした。 「う、くぅ……もう、こうなったら、ヌかないと収まらないじゃんか……!」  少女のような体を女児用下着に包みながら、その股間からは隆々たる怒張を突き出している己の浅ましい姿を鏡に見ながら、真弓は覚悟を決めて竿を握る。 「――――っ!」  とたんに強烈な快感が脳天を直撃し、声にならない悲鳴を上げる。先ほどまで「絶対に射精するわけにはいかない」とイキっていた理性が、一瞬にして蕩けていた。 「んぅっ……早く、早く、出さなきゃ……!」  つぶやきながら、少女のような手で荒々しい勃起をこすり始める。  あっという間に最大サイズに育っただけあって、すでに昂奮は射精に十分なほど高まっている。本格的な女装こそしていないものの、女児シューズで駅前を歩き回ったうえ、女児用下着を購入させられ、鏡の前で着用しているのだ。  今までは人目がある緊張から委縮していた息子は、試着室という密室に入ったことで安心したのか、一刻も早く射精させろと求めるように猛り狂い、我慢汁を垂れ流す。  それを軽く扱いてやるだけで、ジンジンと快楽の疼きが高まり、一足飛びの勢いで射精へと至ろうとする。 「い、いや、待って、ティッシュに出さなくちゃ――!」  右手で竿の根元を握って射精をこらえつつ、左手で脱いだ制服ズボンのポケットを探り、ポケットティッシュを何枚か取り出そうとするが、 「ダメだ、間に合わない――!」  真弓はプリティア下着から伸びる怒張を握りながら、この世の終わりのような表情で絶望の声を漏らす。ペニスは今にも暴発寸前。ティッシュを取り出していては間に合わず、試着室を白濁液まみれにしてしまう。女児下着を購入する男子高校生を面白がっていたあの店員がいかに歪んだ性癖を持っていたとしても、許してはもらえないだろう。 (ええい、こうなったら――!)  真弓は左手の手のひらで亀頭を包み込むと、右手をぐっと引いて―― 「ん、ぁっ……!」  ドクッ、と竿が激しく脈打った次の瞬間、腰の奥から溢れだした大量の粘液塊が、尿道を押し広げるように出口に向かって殺到して、待ち構えていた掌底にたたきつけるように噴出した。  掌に広がる体液の熱さと、思考森性も消し飛ばすほどの強烈な快感に、 「お、おおお……!」  真弓は下品な声を漏らしながら射精し続ける。 手のひらに受け止めきれない量の精液が溢れそうになるが、とっさに器を作るように手を丸めて防ぐ。しかし掌には、いまにもこぼれそうなほどの精液だまりが出来上がって、 「はぁっ、はぁっ――ううっ、やっちゃった……責めてティッシュに出そうと思ってたのに……」  射精を終えた今ごろになって戻ってきた理性に、ちくちくと罪悪感を責め立てられて、真弓はどんよりと暗い表情になる。  しかし落ち込んでばかりもいられない。萎えたペニスから今なお垂れている精液を左手で受け止めたまま、右手で多めのティッシュを取り出すと、左手を拭き、ペニスを拭き、フェイスカバーの袋を拝借して包んでしまう。 「はぁっ、はぁっ……こんなことに使ってごめんなさい……」  真弓は絶頂の余韻が残る吐息を漏らしつつ、女児用下着の上から制服を着なおした。すぐに、鏡に映る自分の姿は男子のものに戻る。しかし、 (でもオレ、この下にプリキュアの下着上下を着て、レースのついたソックスを履いてるんだよな……)  ぞわっ、と背筋の毛が逆立つような感覚。またも疼く陰部に血が集まりそうになるのを必死でこらえて、真弓は精液まみれのティッシュを包んだフェイスカバーを、トランクスやソックスごとランニングシャツで包むようにまとめて試着室を出た。  すぐ目の前には、待ち構えていた母親と妹。 「お帰り、兄ちゃん。ずいぶんゆっくりだったね」 「う、うん……ちょっと、着替えにてこずっちゃって……」  誤魔化すようにうなずきながらも、 (これ、オレが射精したの、バレてるのかな……?)  試着室に漂う青臭い匂いは、絶対に家族の嗅覚にも届いているはずだ。しかし二人は表情一つ変えておらず、気づかれていないのかと思ってしまう――が、 「さ、それじゃあ次のお店に行きましょうか。でもその前に――真弓はいったん、お手洗いに行ってらっしゃいね」 「う……うん……」  手を洗って来なさい――母親に言外にそう言われて、射精がばれていたことを知り赤くなる真弓。しかしすぐ、 「ちょ、ちょっと待って……次のお店って、いったい、どこに……?」  靴に、下着。  今日は本格的な女装はしないものと思っていた真弓は、これで恥ずかしい目に遭うのは終わりだと思いつつも、不安に襲われて尋ねた。  しかし母親は平然と、 「決まってるじゃない。靴に、下着と来たら――次はとうぜん、お洋服でしょ? 駅ビル6階の女児服売り場に行って、ゴールデンウィークの旅行のためのお洋服を、選ばないとね」  ――この日の「お出かけ」は、ようやく折り返しに差し掛かったところであった。   (続く)

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