短編5 (Pixiv Fanbox)
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そんな黒い欲望が自身の周りで渦巻いていると、ギギは知らなかった。
多くの男はギギを遠くから眺め、頭の中で欲望を処理していたが、
その中に欲望を直接ぶつけようとする男もいた。
それはあまりにも強引で単純な手段だった。
ただ力ずくで押し倒し、犯した。
蒸れたギギの生殖器は、少し匂いを放っていたが、主犯の脂ぎった男は丹念に舐めまわした。
唾液でふやけた小さめの生殖器は、男性器をきつく締め付け快感を昂ぶらせる深い穴に変貌していった。
主犯の男はニヤリと笑い、叫び声を上げるギギを見下ろし、無遠慮に犯した。
ギギにのしかかって激しく腰をぶつけた。
美しい身体、顔を持つ女を犯す喜びに震えた。
憧れていた女に自分の種子を注ぎ込む。しかも無理矢理に。
興奮する男にギギは底知れない恐怖を感じ、察した。
このまま射精されると。
男の動きが一気に加速し、そして絶頂を迎えた。
引き抜かれた男性器はわずかな光を受けテラテラと光っていた。
ギギの生殖器からは黄色く濁った精液が溢れて流れた。
ギギは恐怖のあまりただ震えていた。
男は満足げだったが、ギギに言った。
必ず孕ませる、と。
ギギは絶望を感じた。