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志歩ちゃんが大した取り柄のない先輩と付き合ってくれる理由 (Pixiv Fanbox)

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※これはprskの2次創作小説です。 ※オホ声、NTR、嘘喘ぎ、淫語要素を含みます。 「……え?」 「だから、いいですよって言ったんです。その、先輩と付き合っても」 夢より素晴らしいことは現実で起こるらしい。 僕はバイト中よりも深く下げていた頭を上げ、目の前に立つ少女、日野森 志歩ちゃんを見つめる。淡い髪色のショートカットがよく似合う彼女は居心地が悪そうに僕を見たり、つま先を擦り合わせたりしていた。 ライブハウスでのアルバイトとして入ってきた彼女は、クールな所作に相応しい仕事っぷりで他のアルバイトから信頼されるのに時間はかからなかった。幼馴染たちとバンドを組んでいるとか、メジャーデビューがどうとか、彼女を囲んで盛り上がる女子たちの話をずっと僕は盗み聞きしていた。そうして手に入れた情報を、まるで偶然思いついたかのように話題に出す。彼女のラーメン好きにつけこんで何度実質デートのお誘いをしただろうか。 クールな彼女も最初は警戒していたようだが、次第に心を開いてくれたらしい。ちょうど裏口から戻ってきた彼女と鉢合わせれば恥ずかしそうに会釈してくれたり、他の男性スタッフと会話中の彼女がカウンター越しに手を振ってくれたこともある。 これは脈ありなんじゃないか?と期待を抱き、ギリギリ関係が壊れないようなお誘いを繰り返し、今日ついに告白のようなものをした。ようなもの、というのは某SNSで得た口説きテクニックをフル活用した結果「志歩ちゃんみたいな子と付き合えたら楽しいだろうな~」という思わせぶりな発言で相手の反応を窺う言葉になってしまったからだ。ちなみにこんな感じのアプローチは既に両手の指が埋まるぐらいしている。 その結果、冒頭の彼女の発言が返ってきた。やはりモテテクは確かなのだ。いいねが多い投稿を優先して実践してきた努力が実った。 「ほ、本当!? その、付き合うって、ラーメンとかじゃなくて……」 「わかってます」 「か、か、彼女として……」 「そう言ってるんですけど」 ……モテテクに見合う女性経験などない僕の態度に腹を立てたのか、志歩ちゃんは一歩を踏み出す。思わず逃げ出したくなる僕を威圧感で制し、なんと強く抱きしめてくれた。背骨を突き抜けていくような喜びに膝が笑う。彼女の表情が見えない程の強さで抱きしめられ、身を包む熱にこれは現実なのだとようやく理解する。 「し、しほちゃん……」 「……」 抱きしめ返せない腕を無意味に上下させ、強張る身体が崩れ落ちない姿勢を模索した。これだ!と思ったが、それも結局志歩ちゃんに体重をかけるような状態である。 そんな情けない僕は、夜道を照らす一本の街灯の下で初めての彼女とキスをした。 数秒後、志歩ちゃんは僕から離れる。 「……あんまり見ないでください」 照れ隠しのように俯くその姿はとてもかわいらしかった。 ##### 翌日のバイト終わり、裏口で待ち合わせていた志歩ちゃんの姿を探す。彼女の姿はすぐに見つかったが、そこには想定外の人物もいた。 「あ、お疲れ様でーす」 「うん、お疲れ…」 最近ライブハウスのアルバイトに入ってきたチャラい男だ。シフトが被った女の子に片っ端から絡む姿を何度も見せられた身としては、どうせ性懲りもなく志歩ちゃんを口説いていたのだと予想がつく。しかし志歩ちゃんは気だるげにガードレールに腰かけているだけで、後輩の顔も見ていない。やっぱり志歩ちゃんは、チャラい後輩にすぐ懐柔される他の女とは違う。 「志歩サンと先輩、待ち合わせてたんですか?」 「……」 「ま、まぁ、そんなところかな」 あくまで関係をばらすことは望んでいないのか、志歩ちゃんは僕とも視線を合わせてくれなかった。少し寂しいけど、きっと照れているのだろう。僕としては、こんなに可愛い志歩ちゃんが自分の彼女なんだってバイト先だけでなく街中練り歩きながら叫びたいのに。 「二人っきりでぇ~? 怪し~」 「そういうんじゃないんで」 ようやく喋った志歩ちゃんの言葉に僕と後輩はそれぞれ違った表情を浮かべた。僕は苦笑いだが、後輩は言葉が返ってきたことそのものを喜んでいるような顔でさらに絡みだす。そんな様子に僕はまたため息をついてしまう。志歩ちゃんが隠したがらなければ、一発ガツンと言ってやるのに……。 「……ってことで、ついて行ってもいいっすよね?」 「は?」 「これから宅飲みって志歩さんから聞きましたよ?バイト終わりに大学生の先輩とふたりっきりなんて不健全なんで、オレも行きま~す」 「いやいや、そんな急に参加されても……っていうか不健全ってなんだよ」 「行きましょう、先輩」 僕の腕を掴み、志歩ちゃんは歩き出した。僕より先を歩く彼女の表情はよく見えない。でもいつもより早い歩幅から、ちょっと不機嫌なのが感じ取れる。きっと彼女も僕との時間を楽しみにしていたのに、後輩に邪魔されて不愉快なのだ。やっぱり彼女こそが僕の運命の人といえる。 「宅飲みならコンビニ寄りますよね? オレも買うものあるんで寄ってきましょうよ」 「あのな……はぁ、好きにしなよ、もう」 便宜上宅飲みとはしているものの、そもそも彼女をおうちへ送る必要もあるから酔う予定など一切ない。なんなら勝手に酔いつぶれて後輩だけフェードアウトしてくれる方が楽だろう。何か理由をつけて彼にだけ酒を促してやればいい。……というか、やけに調子のいい後輩のことだ。きっとここで強引に追い返せばバイト先の仲間たちに「先輩にひどいこと言われました~」なんてあることないこと言いふらすに違いない。 そんなことを考えながら僕らは最寄りのコンビニエンスストアへ足を踏み入れる。わざとらしい程明るい店内で商品を見繕うフリをし、志歩ちゃんを探した。ふと彼女の声が聞こえ、キョロキョロと見回す。どうやら彼女はちょうど棚を挟んだ反対側にいるらしい。陳列された商品と網棚が視界を妨げ、それに気づくのに時間がかかってしまった。 「……から……の……」 「約束……いつになったら……」 どうやら誰かと会話しているのか、途切れ途切れに聞こえるのがもどかしい。回り込むにも無駄に広い店内ではたどり着くまで数秒かかるだろう。過去に遂行してきた志歩ちゃん情報盗み聞きを思い出し、耳をすませる。 「先輩と……」 先輩? 僕のことか? 突然湧いてきた話題に興味が湧いてしまう。こそこそ話はついに店内放送にかき消され、痺れを切らした僕は結局迂回して彼女を迎えにいくことにした。 一直線に列を覗き込める位置まで来た僕が見たのは、やっぱり凝りずに志歩ちゃんに話しかける後輩の姿。しつこさもここまでくると尊敬の念すら湧く。カゴの中で商品を揺らしながら、二人に歩み寄った。そんな僕がたどり着くよりも数歩早く、後輩は志歩ちゃんから離れ僕とすれ違うように通路を進む。ヤツのカゴの中をちらりと横目で見ると……そこにはなんと、童貞の僕でも知っている某有名メーカーのコンドームが3箱入れてあった。信じられない。あいつはこんなものを持ちながら志歩ちゃんと話していたのか。なんらかの法で訴えられないのか。 「先輩、どうしました?」 後輩に気を取られている僕に志歩ちゃんが声をかけてきた。あわてて顔を向けると彼女は僕の隣に立ち、カゴの中を見る。どうやら数本入っているチューハイの缶を見ているらしい。 「後輩が飲むかなって。僕は志歩ちゃんをおうちに送る予定だから飲まないよ」 「別に送らなくていいです」 「そ、そっか……はは……」 志歩ちゃんから返ってきた言葉に顔が熱くなる。少しはしゃぎすぎたかもしれない。居心地を悪く感じ「志歩ちゃんも飲み物選ぼうよ」と歩き出した瞬間、袖を引かれる。振り返ると、顔を伏せながら彼女は囁いた。 「今日……帰るつもりないんで」 その言葉の意味を察せない程、僕は鈍感ではない。いや、正直にいえば童貞故の妄想が現実になるのではないかという期待が叶った感動に打ち震えていた。昨日初めての彼女が出来て、その翌日に初めてのエッチ? これまでの僕なら夢か現実かを疑うフェーズにいたが、今の僕は違う。目の前で恥じらいながらエッチ希望申告をしてくれる彼女が実際にいるのだ。 どぎまぎしながら彼女にもう一歩歩み寄ろうとした瞬間、タイミング悪く後輩の声が飛んできた。 「せんぱ~い、このチューハイも超おすすめですよ」 「えっ!? そ、そうなんだ?」 僕の了承も待たずに彼は一本の缶をカゴにいれてくる。志歩ちゃんとのやりとりを聞かれたんじゃないかと早まる動悸を隠し、彼女と一緒にドリンクの棚へ足を進めた。少し迷ったあとにスポーツドリンクを選んだ彼女に入口で待つよう告げ、会計へ向かう。後輩も隣のレジで会計を済ませ、僕より一足早く出口へ向かった。もどかしい気持ちを抱えながら盗み見ると相変わらず志歩ちゃんに絡んでいる。もちろん、志歩ちゃん本人は一言、二言返してあとは目も合わせない。さすが僕の彼女だ。……この光景を見るの、今日で何度目だろう? コンビニを後にし、僕の家に向かう。小さなアパートの二階へあがり、カギを開けた。 「おじゃましまーす」 「……お邪魔します」 狭いワンルームに自分以外の人間が訪れる光景はなんだか不思議だった。バイト出勤前に急いで綺麗にした部屋へ志歩ちゃんが立っている……感動すら覚えながら買ってきた飲み物やツマミを並べれば小さなローテーブルはすぐ満杯になった。 「で、お二人はこんな密室で何する気だったんですか~?」 後輩の茶化すような声に僕らは顔を見合わせる。しかし志歩ちゃんはすぐに飲み物へ手を伸ばし口に含む。 「別に……音楽のこととか話そうってだけ」 「わざわざシフト終わりに~? 真面目そうな二人がこんな時間に二人っきりなんて……怪しい~!」 「もういいだろ、いい加減に……」 「先輩」 苛立ちを必死に抑える僕の横から冷静な声が飛んできた。志歩ちゃんはローテーブルの下で僕の手を握っている。僕より小さな手。急激に汗ばむ肌が恥ずかしくて彼女の顔をそっと盗み見ると、その目は僕を射抜いた。そして薄い唇が目に入る。昨晩キスしたそこは飲んだばかりのスポーツドリンクで濡れていた。 「もう言っていいですよ」 「で、でも……」 「先輩から言ってほしいんです」 しつこい後輩を拒絶したいという理由だろうが、ついに志歩ちゃんが彼女になったというアピールをしていいという許可を得た僕は高揚感に包まれた。 絡まる舌を必死に制御し、後輩へ向き直る。彼はチューハイの缶を既に傾けていた。 「ぼ、僕、志歩ちゃんと付き合ってるから!」 震える手は彼女が握ってくれている。それだけのことがこんなにも心強いなんて。 しかし、後輩の反応は意外にも薄かった。僕と彼女を数回見比べ、へえ、と頷くだけ。続きを促すようにまた酒を飲み喉仏を上下させる。人の家なのによくここまでリラックスできるものだ。本当なら今晩僕は帰るつもりのない志歩ちゃんとキスのワンステップ先へ進められたかもしれないのに。 「志歩サン、本当ですか?」 「……ん」 僕だけでなく志歩ちゃんの言葉を聞いた後輩はチューハイの缶を置く。そしてあぐらをかき、肩を震わせた。 ――彼は笑っていた。 「志歩サン、マジでそこまでやったんだ」 何の話だろう。むしろ僕と志歩ちゃんが付き合っていないと思っていたから後輩はあんなにちょっかいをかけてきたのだろうに。 ふと、志歩ちゃんの手がもう僕に触れていないことに気付く。少し寂しい気持ちを抱えながら視線を向けると彼女は立ち上がった。そして迷うことなく後輩の隣へ座る。なぜ彼女がそんな行動に出たのかまったくわからない僕は胸がざわめき、急激に喉の渇きを感じた。 「これでいい?」 「志歩サンも悪い女っすね~。個人的にはもっと長~くお付き合いさせてから寝取る方が好みなんだけど…」 置いてけぼりの僕を放って、後輩は志歩ちゃんの肩に腕を回す。馴れ馴れしい手つきに思わず立ち上がろうとするが、満更でもなさそうな彼女の表情に動きが止まった。 見慣れた自分の部屋で彼女の身体をまさぐる男。悪い女、寝取る……脳が理解することを拒む。何よりもショックなのは、まるで志歩ちゃんがこの状況を望んだかのような後輩の口ぶり。悪い冗談だと笑い飛ばしたいのに、クールなはずの彼女が後輩を突き飛ばさない状況がすべてを物語っていた。 「じゃ、早速やっちゃいましょうか」 「うん……」 後輩と志歩ちゃんが、我が物顔で僕のベッドへ腰かける。しっかりと整えたシーツはいとも簡単に荒らされ、彼女の華奢な身体が男の影に隠された。 「志歩サン、どこまでいったんですか?」 「キスはしたけど……」 「じゃあ、ひとまずオレらもキスしますか」 「ん……❤」 ――じゅるッ❤ じゅるるる~…❤❤ 昨晩僕としたキスとはまったく違う音が聞こえる。 相手のよだれと舌をすべて吸い上げるような水音だ。二人は角度を変えながら何度も口づけ、長く唇を重ねている。恋人同士でするような行為を、目の前の彼女と後輩が行っている。 「ッはぁ……ちょっと、しつこい……❤」 「いやいや志歩サンが離さないんじゃん。こんなエロいキスしたら童貞の先輩なんてフル勃起即射精しちゃうって~」 「先輩とこんなキスしてるわけないでしょ。ちょっと触れるだけのしかしてないし」 「うわ、ルール違反ですよそれ~?」 「ルール違反って……なんだよ!?」 唐突に僕との行為を話題に出され、思わず聞き返してしまった。志歩ちゃんは後輩の腕の中で艶めかしく舌を伸ばしながらこちらを一瞥した。その目は「お前、まだいたんだ」とでも言いたげである。 ――そして彼女、日野森 志歩は語った。 アルバイト先に突如現れた後輩は女の扱いに慣れていた。警戒はしていたものの所詮は夢見がちな女子校通い処女まんこ、すっかり絆されるまで時間はかからない。 そしてアルバイト仲間から「後輩くん、セックス超うまいよ。これまで彼氏とヤっても一度もイけなかったんだけど、後輩くんにめちゃくちゃイかされすぎてやばかった」とやけに生々しいプレイ内容を含んだ報告を受け、ついには自分もその快感を味わいたいという欲望をおさえることはできなくなってしまった。 しかし彼はあくまで寝取り趣味の為に彼氏持ちの女とセックスがしたいだけだと語り、さらには現状女には困っていないとまで冷たく一蹴した。それでもなんとか関係を持てないかとライブハウスの裏口で土下座して頼み込んだところ、彼の寝取り趣味に刺さるようなラブラブ彼氏ができた後ならば一回ぐらいは抱いてやってもいいと提案される。 そこで彼女が利用した人物が僕だった。案の定僕は彼女の行動のひとつひとつに翻弄され、あっという間に告白するに至る。ちなみにその間も、後輩の寝取り欲を満たすため何か進展があるたびその都度報告していたとのこと。そして、その報告の内容に応じて"ご褒美"を賜っていた。 「先輩、付き合う前に何度か一緒にラーメンを食べに行きましたよね」 「う、うん……そのうち数回は志歩ちゃんから誘ってくれたよ」 「まぁ誘いはしましたけど……本当は先輩と食事に行くなんて嫌でした。でも、私の好きなラーメンを先輩と食べに行くだけで……バキュームひょっとこフェラをさせてもらえるんです❤」 彼女の口から馴染みのない単語が飛び出す。反芻しようとして思わず口ごもるようなそれでとどまらず、彼女は本人のものか後輩のものかもわからないよだれにまみれた顔で続けた。 「先輩とラーメンへ行く度、ライブハウスの休憩スペースや裏口で間抜けなひょっとこ顔を見てもらいながらデカチンしゃぶらせてもらえるんです。知ってます? 圧倒的に女慣れしたまん汁焼けのデカチンしゃぶるのってすごく興奮するんですよ。イラマチオの腰振りエッロくてまんこ濡れるし……。掃除中二人っきりになったタイミングで照明をつけてステージでもフェラをしました。あの時は先輩が邪魔しにきたせいで射精促しヘドバンフェラできなかったのが心残りでしたが……❤ 勃起させてしまったちんぽは責任をとってフロントのカウンターに隠れてサイレント亀頭責めフェラで射精させました❤❤❤」 「陰毛口につけたまま出てこようとするからマジ焦りましたよー」 「しょうがないでしょ……あなたの陰毛を口に含んだまま、何も知らない先輩と話すのが一番まんこにキクんだから❤ トイレでマンずりこきたいのに話が長いのはムカつくけど」 ふと彼女との日々を思い出す。人手の少ないシフトの日でも率先して広いスペースの掃除に取り組んでいたのは、その為だったのか。汗をかくほど掃除に励んでいたのではなく、熱いスポットライトを浴びながら卑猥なことをしていたなんて……。僕の中の、あまり愛想はないけど決してさぼったりはしなかった志歩ちゃんの姿が崩れていく。 「まあ先輩はすぐ告白してきたし、私もこれですぐ後輩くんとガチハメできると思ってたんですが……彼がまた提案してきたんです。先輩を諦めさせずに十回告白させられたら、寝取りセックスとは別に手マンもおまけしてやるって。そんなの……してほしいに決まってるじゃないですか❤」 志歩ちゃんはするするとパンツを脱ぎ、バカみたいに大股開きになった。僕の目の前に彼女の陰部が丸出しになる。情けないことに、初めて見る無修正まんこに僕の股間は一気に勃起した。意外と濃い目の陰毛が生えたそこは侵入者を待ちわびるかのように濡れている。 彼女の期待のこもった視線を受け、後輩は手を伸ばす。焦らすようにまん肉を揉み、肝心の膣には触れない。なんとか手マンを享受しようと志歩ちゃんが腰を浮かせヘコヘコと振る。ついにはベッドの上で横たわりM字開脚をするに至った。もう僕からは彼女のまんこと足しか見えない。その姿は普段の振る舞いからは想像できないほど下品だ。垂れた愛液はシーツを濡らし、この前変えたばかりの蛍光灯を反射している。 「はやく……ッ❤ なんのために気持ち悪い先輩の告白を十回も受けたと思ってるんですか……ッ!!❤❤❤ 手マンッヤリチンの手マンではやくまんこイかせて……ッ!!❤❤❤」 「はいはい、まったくわがままなまんこは困るなぁ」 ――にゅるッ!❤ 「う゛おッ指キタッ!!❤❤❤ やべやべ嬉しすぎてまんこイック!!❤❤❤」 僕が止める間もなく、後輩の中指が志歩ちゃんのまんこへ滑り込んだ。そしてそれとほぼ同時に彼女は先程までの動きが可愛く見えるような激しさで膝をパカパカ開き、思い切り腰を空に突き上げる。一瞬で抜けた中指を求めて膣穴がひくついているのが見える。 「志歩サン興奮しすぎ! イッたから手マン終わりねー」 「いッ❤ いやッ❤ 違うイってないッ!❤ びっくりして勝手に腰が逃げただけだから❤❤❤ だからもっと手マンしてよッ!!❤」 「これ以上したらせっかくのルールが意味ないからなぁ……あ、いいこと思いついた。先輩、こっちこっち」 人の彼女を弄んでいる極悪人が僕を手招きした。そこで殴りかかってやればよかったのに、僕は震えながら彼の指示に従った。自室で行われる寝取り行為に勃起した股間を隠すという僕の無駄な羞恥心になど興味ないのか、彼は僕に見向きもせず志歩ちゃんの背後にまわり彼女の太ももを抱える。 「先輩の手マンでイけたらオレが続きやってあげますよ。それでいいよね?」 「は……」 「それでいいッ!!❤❤ 先輩はやくッ!!❤❤❤ はやく手マンしてください!!❤❤❤ 手マンしろッ!❤❤❤」 「だそうでーす」 志歩ちゃんは僕を睨み、足をピンと伸ばす。丸出しになったまんこを可能な限りふりふり❤振りながら手マンの強要。勿論それは僕とそういうことがしたいからじゃない。彼女の背後にいる後輩に再び手マンしてほしいだけ。そんなことはわかっているのに、今目の前でぱくぱく❤蠢くまんこの魅力に逆らうことができなかった。触りたい、もしかしたら彼女が僕のもとに戻ってきてくれるのではないかという期待を込めて手を伸ばす。 しかし、僕は童貞だ。AVで勉強するにしてもまんこ付近は修正がかかっており、どのような指の動きでAV女優たちを喜ばせているかなど知りえない。そんな僕を見かねて後輩が苦笑交じりに「まずは中指一本だけ挿れてみてください、そうそう、ゆっくりねー」とアドバイスを投げてくれた。僕は耳まで燃えるような恥ずかしさに黙り込みながら、志歩ちゃんのまんこ目掛けて指を伸ばした。 「痛ッ……」 「ご、ごめん、もういっかい……」 「……はぁ。痛いしへたくそだし最悪」 「あんま言ったら可哀想ですよ、志歩サン。初めては誰にでもあるんですから」 頭上で交わされるやり取りにもっと顔が熱くなる。僕の手マンは痛くてへたくそらしい。彼女をアンアンよがらせることなど夢のまた夢なのだ。情けなくて泣き出したいのに、なぜか股間はどんどん張りつめていく。それをまた隠そうとすると、志歩ちゃんが呟いた。 「うわ、勃起してる……気持ち悪い」 「ご、ごめん……」 「謝るぐらいなら勃起しないでください。っていうか、何回中断するんですか? 手マンどころか、指挿れてるだけですよ今。あんあんあん、きもちいー、いくいくー。はい、これでいいですか? はい、先輩の上手な手マンでイキました。さっさと指を抜いてください」 明らかに馬鹿にするような口調で嘘喘ぎをされ、僕はまぶたの裏がチカチカするのを感じた。血が上りすぎたときのような吐き気を必死にこらえながら指を抜く。あんなに濡れていたまんこはいつの間にかかわいており、潤滑剤のない状態で刺激されることはいかにつらいかは容易に想像できた。 「うわ、乾いちゃってる。これじゃ流石に痛いよな~ちょっと濡らすから待ってくださいね」 すると後輩の手が伸びてきて、志歩ちゃんのクリトリスを撫でる。優しく慣れた手つきは、これまでの経験をもとにしているとすぐに分かった。愛撫が気持ちいいのか、彼女は先ほどまで僕を睨んでいたまぶたを閉じ、感覚に集中し始める。間抜けに伸びた唇はふ~❤ ふ~❤と呼吸する。 「お゛~…ッ❤ クリ撫でやっべ……❤❤❤ 後輩のクリ撫でキキすぎてクリトリスビキる……❤❤ 次のバイト中マンずり絶対これオカズにする……❤❤❤」 「ちょっと~まだクリ撫でただけなのにイかないでくださいよ。イッたら手マンなしですからね?」 「イッ……てないし……❤❤❤ もっとクリ撫でろ……❤ ふ~ッ…❤ お゛ッお゛ッお゛ッやべ腰浮くまんイキのぼってくる我慢我慢…ッ!!❤❤❤ ヤリチン後輩まん慣れしすぎ……❤❤❤ ……かっこいい❤❤❤」 「ん~、もうまん汁は十分かな。じゃあ手マンしますね~、っと」 ――フル勃起クリトリスに……ピンッ!❤❤❤ 「オ゛ッッ!!!!❤❤❤」 後輩がクリトリスから離れる直前、まるでいたずらをした子を叱るように指でそこが弾かれる。与えられる刺激は痛みという分類のはずなのに、僕の手マンの時とは大違いの反応だった。目を閉じてクリ撫でを堪能していた彼女は予想だにしなかった突然の衝撃に思わず目を開き、後輩の静止をはねのける程の勢いで太ももを伸ばした。見事なV字開脚は僕の肩を蹴飛ばし、その後数秒間足ピン角度をキープする。誰が見ても彼女がクリピンアクメに浸っていることは明らかだった。 「はい、手マンいきま~す」 ――にゅぶぶぶッ!! 間髪入れない速度で後輩の手マンが再開される。クリアクメさせられた直後のそこはひどく敏感なのか、苦しそうに志歩ちゃんはもがく。その度に彼女の足に蹴飛ばされる僕はまるでサンドバックのようだ。パカッ❤ パカッ❤と開く足の奥でまんこは歓喜に打ち震え、とてもスムーズに後輩の指をうけいれる。とろとろの愛液をまとったそこは、僕のドヘタ童貞丸出し手マンよりヤリチン後輩のお情け手マンが嬉しくて仕方ないと語っていた。 「手マンやべッ!!❤❤❤ 手マンやッッべッ!!❤❤❤ クソみたいな指いれられて最悪だったけど我慢してよかったッ!!❤❤❤ あーーーッこの手マンのために生きてきてよかったキモイ先輩の告白十回も耐えてよかったッ!!❤❤❤ やばいもっと手マンしてほしいのにまんこがイクイクする!!!❤ 我慢しろこのバカまんこッ!❤ まんこイッたら終わりなのにまん肉吸い付いて手マンの気持ちよさまんこに響く!!❤❤❤」 絶叫にも等しいその声が響き、なんと隣の部屋からドン!と音がなる。お前の部屋うるせえ、時間考えろの壁ドンだ。集合住宅で暮らしていくためにこれまで気を使ってきた生活音は、たった一回のセックスのために恋人ごっこを選んだ志歩ちゃんのアクメ実況ですべて台無しになった。これは大家を通じて苦情が来るだろうと頭の隅でぼんやり考えていると、二人は身体の向きを変えた。壁ドンをしてきた部屋の方向だ。嫌な予感に思わず手を伸ばすが、二人の視界にもう僕はいない。 後輩の手が激しさを増し、志歩ちゃんのアクメ雄叫びもヒートアップしていく。 ――ドンッ!! それは、苛立たった隣人の追撃が発動すると同時だった。 「手マンでまんこイッグッッッ!!!❤❤❤」 ――ビヂヂヂヂッ!! プールの授業でも到底聞かなかったような激しい放水音が響き、そしてその音に相応しい程の水飛沫が壁を殴りつけている。後輩の肩から慌てて覗き込むと、それは志歩ちゃんがまんこから噴いた潮だった。自分で出した飛沫を顔に浴びながら、彼女は突き出した舌を躍らせる。全身でアクメを味わうその表情は心底幸せそうだ。 「はい、手マン終わり~」 そんな志歩ちゃんを労わるような素振りもなく後輩は彼女の身体をベッドに投げる。大股開きで痙攣しながら残りの潮をチョピッ!❤ チョピピ~ッ!❤と噴く姿は無様だ。少なくとも、僕が好きな純愛モノAVにこんなシーンはなかった。そのはずなのに……僕は興奮をおさえられない。ついにスラックスをくつろげ、ちんこを扱く。丸出しになったまんこを至近距離で眺めながら必死に扱き、匂いを嗅ぐ。甘酸っぱさの奥におそらく性器特有の生臭さが香る。 「先輩、そんなにまんこが珍しいんですか~?」 後輩はローテーブルに置いていた缶を手に取り、喉を潤せながらニヤニヤ笑っていた。自分はこの男よりすべてが劣っているのだと悟り、やけくそで何度も頷く。志歩ちゃんは相変わらずベッドで仰向けになったまま全身を使って呼吸をしていた。僕がどんなに必死にちんこを扱いても、彼女は気にしていない。射精感が高まり、発射に備えて精液が装填されているのがわかる。 「出るッ! 志歩ちゃん、志歩ッ! 志歩ッブッかけるぞぉッ!!」 最後の一擦り、ちんこの竿肉越しに精液がギュン!!と重力に反し尿道をかけのぼる。志歩ちゃんのまん肉目掛けて鈴口からそれがぶちまけられる瞬間。 ――ドンドンドン!! 「ひっ!?」 今度は壁ではなく玄関から聞こえてきた音に動揺し身体をびくつかせれば、当然ちんぽの先も揺れる。志歩ちゃんのまん肉にぶっかけるはずだった精液は大きく的を外れ、ベッドのシーツを無意味に汚した。後輩を見るとまるで他人事のように顎で玄関を示す。まあ実際ここは僕の家なので、彼にとっては他人事なのだが。もたつく手でちんこをしまい、射精後の余韻をかき捨て玄関へ向かった。恐る恐るドアスコープを覗くと、やはりというべきか怒りに顔を歪めた隣人が見えた。備え付けのチャイムではなく扉を叩いているという状況からさぞお怒りなのが察せる。 ゆっくり扉を開けた瞬間、隣人は必死に怒りをおさえこんだような声色で僕をにらみつける。 「あんたさ、何時だと思ってんの? 女連れ込んでるんだかAV見てるんだか知らないけど、迷惑なんだよ!」 「すみません……」 「とにかく静かにしてくれ! 次やったら大家に――」 頭を下げる僕を見て溜飲が下がったのか隣人が声を潜めた瞬間、僕の背後から"騒音"が飛んできた。 「お゛お゛ーッ!!❤ お゛ッ!!❤ チンポきた!❤❤❤ やっべ嬉しいッ!❤❤❤ おーッ先っぽくぽくぽ気持ちいい!!❤❤❤」 「先っぽだけで喜び方エグすぎでしょ」 「……えっ!? 志歩ちゃん!?」 「おい、あんた! 音量を……おい!」 チンポという言葉を受け、反射的に振り返る。目の前で僕を馬鹿にし、ヤリチン後輩の気まぐれみたいな手マンで雄叫び潮吹きアクメをキメるようなまんこ脳をなぜ放置してきてしまったのか。バクバク高鳴る胸をおさえながらベッドを視界におさめる。 そこには想像通り……いや、それを余裕で上回る惨状があった。僕のベッドで横たわる後輩と、彼に尻を向けながら和式便所仕様のガニ股中腰ピストンでちん先だけをくぽくぽ音を立てながらくわえこんでいる志歩ちゃん。 思い切り食いしばった歯と寄せられた眉根を見て、僕の中で「エロい女」の価値観が上書きされていく。昨日まではおっぱいをぷるんぷるん揺らしながら正常位であん❤あ~ん❤と甲高い声で喘ぐAV女優でヌイていたはずだった。しかし、今目の前にいる彼女はまったく違う。まるで便秘に苦しむかのように血管を浮かび上がらせながら小刻みに腰を振り、文字通りちんぽの先っぽだけでまんイキを堪能している。何度も見え隠れするちんぽを奥まで飲み込むことはせず、ただひたすらまんこに「これがヤリチン様のちんぽだぞ❤」「形しっかり覚えろっ❤」と教え込んでいた。 まんこでちん先をくわえ、興奮で寄り目になりかけている志歩ちゃんに歩み寄る。その間も彼女の腰は止まらない。 「あ、先輩。志歩サンまんこいただいてます。なかなかいいまんこしてますね~先っぽだけでも竿ビキりますもん 」 「僕だってまだしたことないのに……!」 「え!? さっき志歩さんに聞いたらもうヤッてるって言うからチン先ちゅぽパコ許可出したんすけど……おい、降りろ!」 ――パァン! 「ほぉッッん!❤❤❤」 上下に振りたくる尻を後輩にひっぱたかれ、志歩ちゃんは唇を尖らせながら吠えた。そして、大げさな程膝を震わせながらゆっくりとベッドのシーツへエロ蹲踞でしゃがみこむ。なんの指示もされていないのに、その両腕は頭の後ろにまわされ脇を丸出しにしていた。 身体を起こし後輩が僕へ向き直る。 「先輩、先にセックスしちゃって本当すみません」 手マンの件はいいのかよ、というかそもそもお前の寝取り趣味の為だけに志歩ちゃんが僕と付き合いだしたこととかもっといろいろ謝ることあるだろ。そんなことを言ってやりたいのに、舌がまわらない。きっと志歩ちゃんが馬鹿マンすぎて、僕はたまたま寝取り趣味の後輩のスパイスにされた弱者なのだと心のどこかでわかってきてしまったのだ。 「オレとしては貫通済まんこ寝取る方が燃えるんで、今からでもよければ先輩もどうぞ!」 後輩がそう言うと、志歩ちゃんは僕と彼を数回見比べて嫌そうに顔をしかめる。しかし彼の機嫌を損ねたくないのか結局中腰で僕と向きあう。低いベッドの上で踏ん張りながらまん汁を垂らすまんこが目の前に現れる。 きっとこれはおさがりセックスで、志歩ちゃんにとっては先ほどの本命セックスを再開させるための片手間セックス。屈辱に唇を噛み締めながらまたスラックスの前をくつろげる。隣人からの苦情に対応すべく自分で中途半端にまとったそれへ苛立ちを感じる。なんとか取り出したちんこをまんこ目掛けて突き出そうとした瞬間、後輩が苦笑いで何か投げてきた。慌てて受け取るとそれはコンドームの包みだった。 「先輩、ナマはまずいっすよー。セーフティーセックス! ね?」 「あ、あぁ、うん……」 もたつきながらそれを開封し、ぬめるコンドームを取り出す。後輩が言う通り装着すればついにおさがりセックスの準備が整った。しかし、志歩ちゃんまんこの位置が高すぎて届かない。 「し、志歩ちゃん、ちょっと位置下げて……」 「はぁ……これでいいですか?」 僕のちんこに届くよう、彼女はガニ股になって丸出しまんこを突き出す。流石に体勢がキツかったのか、その下半身は激しく震えていた。おそるおそる志歩ちゃんの腰骨をつかみながら挿入を試みる。しかし僕は童貞、モザイクなしのまんこすら今日初めて見たというのに対面で立ちながら挿入することなどできるわけがない。手間取る僕に苛立ったのか彼女はさらにガニ股になり腰を落とした。 ――にゅぷんっ❤ 「あぁっ❤ し、志歩ちゃんのまんこあったかいぃ……童貞捨てちゃった……」 「……何それ。童貞捨てるって私のまんこはゴミ箱じゃないから。さっさと全部挿れてくれます?」 初めての本物まんこが僕のちんこを追い詰める。一瞬で射精しそうになるが、どうやら先ほど手マン潮吹き❤ お股おっぴろげ❤状態の志歩ちゃんまんこで見抜きしたのが幸いし耐えることができた。それでも砕けそうになる腰を必死にヘコヘコ前後させ、快感を貪る。 「し、し、志歩ちゃんっ気持ちいいっ? どうっ?」 「はいはい、きもちいいです。あんあんあーん。まんこいくー。先輩のおちんぽでいっちゃうー。これで満足?」 「はぁっ、はぁっ……ぐすっ……志歩ちゃん……」 「お情けセックス気持ちいいですか? よかったですね。後輩とガチハメパコパコしたいのでとっとと終わらせてください。いくいくー、先輩のチンピスでまんこいっくーん。あんあーん、セックスきもちいいー。せんぱいだいすきー、あいしてるー」 手マンの時と同じ明らかな嘘喘ぎを浴びながら、僕は腰を振り続けた。 そんな僕を、ベッドから降りた後輩が横から覗き込む。ぶらんぶらんと揺れるちんぽは赤黒い。 「先輩、ちょっと腰の振り方が甘いんでそれだとまんこイケないかもっす。もうちょっとカリで手前側を擦ってあげる感じで……」 「こ、こうっ? ふーッ……フーッ……!」 アドバイスの通り腰を振ろうとするも、僕のちんこに後輩のような立派なカリはない。男として自分が劣っていることを再認識させられ、涙がにじむ。苦しさに動悸が早まり、ついにちんこはどんどん萎んでいってしまった。せめてまんこの快感を味わうべく股間を必死に突き出す。なんとか勃起を復活させようと目についた志歩ちゃんの乳首をつかみ、その感触を指に覚え込ませる。すべすべのそこはすぐに僕の指から逃れ、胸の所定位置へ戻った。 何度か試みるも、ついに志歩ちゃんから舌打ちされ手をひっこめた。……とうとう射精することはなく、完全に萎んだちんこがポロンとまんこから抜ける。 「うぅ……ごめん……」 「は? 本当に射精すらできなかったんですか……? 男として終わってますね」 志歩ちゃんはうなだれた僕から使用済コンドームをひったくり、その先端をまじまじと見つめる。 「うわ、本当に射精してない。……ピストンも雑魚いし、まんこ全然イかせられないし、満足に射精もできないとか……このあとのヤリチンパコ予約がなかったらまんこ絶対貸してません。よかったですね、後輩のおかげでゴミみたいな初セックスできて」 「志歩サン、あんま言ったら可哀想ですって。まあこれで一応彼氏貫通済まんこにはなったのかな。じゃあちょっと先輩どいてもらっていいですか?」 「ほら、彼女のこと好きならさっさとどいてください。……やっとヤリチンとセックスできる❤❤❤」 志歩ちゃんは僕への態度が嘘だったかのように顔を赤らめ、後輩の腕に絡みついた。キスをねだるように伸ばした唇からチロチロ舌を出し、彼を見上げる。 「どうするの?❤ バック?❤ 正常位?❤❤ 騎乗位?❤❤❤」 「寝取りは正常位一択っしょ! じゃあ先輩、もう一回ベッド借りますねー」 そんな会話をしながら二人の身体は僕のベッドに沈んでいった。啄むようなキスを繰り返す姿は僕よりよっぽど恋人らしく見える。しかしそれはすぐに肉欲を感じさせる激しいものに変わっていく。互いに股間をすりつけあい、相手の胸や首、頬へ順に手を添える。後輩がコンドームを装着する間も、志歩ちゃんはそれをうっとりした顔で眺めていた。 「じゃあちんぽ挿れますよ。志歩サン、足開いて」 「ん❤ まんこ濡れてるから恥ずかしい……❤❤❤」 「手マンで汚いオホ声あげてたくせに何言ってるんだよ。はい、挿入~」 ――ぐぷぷぷ…ッ❤ 「うお゛ッ亀頭デッケ……❤ 粗チンのあとにデカチンねじこまれんの、まんこにキク……!❤」 わざわざ比べられるような発言を受け、僕の粗チンがぴくんと疼いた。後輩が覆い被さったことで聞こえづらくなった志歩ちゃんの言葉に、必死に耳をすませる。 「ほッ……❤❤❤ ほッ……❤❤❤ ねちっこいスローピストンでまんこからエロ汁出る……❤❤❤ ちんぽ出ていくたびエロ汁も出ッるぅ~……ッ❤」 ――ぶっぴぴぴ❤ 「まん屁も出てますよ志歩サン」 「やだっ恥ずかしいから……言わないでよ❤ ッおっほ❤ まん屁止まんねっ❤❤ ちんぽもう全部入ったでしょ? はやくまん奥殴って私のまんこ終わらせてよ……❤❤❤」 「? まだ全然入ってないですよー」 「えっ? う、嘘……」 結合部がよく見える位置にいる僕は、後輩のちん長の内まんこ未挿入である部分がまだ残されていることに気付いていた。きっと僕の粗チン感覚で判断したいたであろう志歩ちゃんの足首を後輩が掴む。そしてそのまままんぐり返しにし、ガニ股でちん先をまんこに宛がった。体勢が変わったことで志歩ちゃんからも結合部が見えるようになったのか、部屋の電灯を受け浮かび上がったちんぽのシルエットに唾をのむ音が聞こえる。しかし、獣のような荒い呼吸が僕のものか彼女のものだったかまではわからない。 「ちんぽでっけ……❤ そんなの挿れたらまんこ終わるッ❤❤ 毎日まんこのことしか考えられなくなってオナニーやめられなくなる……❤❤❤」 まるで怖がるような素振りをしながらも、志歩ちゃんは自分の手でまん肉をおっぴろげた。自分のまんこを突き刺すべくゆっくり落ちてくるちんぽから逃げる気はないようだ。 亀頭がゆっくりと飲み込まれていき、続けて裏筋も肉壺の中へ消えていく。しかし、先ほどのスローピストンでは挿入させてもらえなかった領域がそこへ沈みこもうとした瞬間、後輩は何かを感じ取ったらしい。 「ん? まん汁は十分だけど……なんかここらへんまだほぐれてなくないですか?」 「ほ…ッ!!❤❤❤ ほッ!!❤❤❤ そこ知らないッ!!❤❤❤ さっきの粗チンとのセックスじゃそんなとこまではいってこなかった……!❤❤❤」 「あー……先輩のは挿れたけど、肝心のちんぽが届いてなかったと。じゃあここから先は"処女"ってことですかね? もう、寝取りセックスさせてくれるっていうから志歩サンに条件出したのに。まぁ面倒なんでこのままパコりますか。……よいしょっと」 ――ぐぽんっ!❤❤❤ 志歩ちゃんの返事も待たず後輩が腰を落とす。しっかり根元まで挿入されたことで、金玉は彼女の尻におしつけられた。 一瞬の静寂ののち―― 「ッッオ゛ーーーーーーーッ!!!❤❤❤」 絶叫。咆哮。雄叫び。そう表現するしかない誰かの声が響き渡った。後輩のちんぽ挿入用ガニ股の向こうで、志歩ちゃんが勢いよくV字開脚しているのが見える。何度も激しく伸びては汗を撒き散らす姿に、先ほどの声が彼女のものだと気づいた。ぶるぶると痙攣する尻肉の間で肛門は盛り上がり、ついに屁をこきだしていた。 「やっべやっべやっべッ!!❤❤❤ お゛ぉ~んちんぽでっけ❤ まん壁が勝手にちんぽ味わうッカリうっめ❤❤❤ 粗チンにはなかったご立派カリッ!!❤❤❤ イキまんするイクイグイ……ッグッ!!❤❤❤」 「うるさっ。はぁー……即堕ちまんこってあんまり寝取り甲斐ないから射精のコスパ悪いんだよな。さっさと終わらせて適当に人妻呼び出してパコってサクッとドピュって口直しして帰るか」 「だめッ!❤ やっとセックスできるんだからッ粗チンからのクソキモい告白十回も我慢したんだからッ!❤❤❤ 私まんこの為に努力したんだけどッ!?❤❤❤ ちゃんとセックスで答えろッ!!❤❤❤」 「――おい」 ちんぽをまんぐり返しで受けながら怒鳴る志歩ちゃんに臆することなく、後輩は彼女の頬をわしづかむ。 「何その言い方。別にオレ、頼んでないですよ。志歩サンがどうしてもオレとパコりたいっていうから条件出しただけです。  告白十回で手マンおまけってのも、先輩に付き合うって返事してないのに今すぐセックスしろ、じゃなければライブハウスのフロントで全裸ちん媚び腰振りダンスするぞって脅してくるからひとまず止める為に言ったんです。  自分に好意持ってる男誑かして即席彼氏に仕立てて、付き合い始めた翌日にラブラブ彼氏持ちの私とセックスしろって……寝取り舐めてんの?」 「あッ、ご、ごめんなさい……ッ❤」 これまで聞いたことがないような低い声で言い聞かされ、志歩ちゃんはしおらしく謝罪した。その反応に後輩は仕方なさそうにため息をついてからパッと手を離す。 「セックスが嬉しくて調子乗りました……ごめんなさい……❤❤ デカチンガチピスお願いします……❤❤❤」 「はいはい、わかりましたよ。はー、めんどくさ」 ――バスッ! バスッ! バスッ! 「あ゛ッ!❤ あ゛ッ!❤ ぉおん゛ちんぽなっげッ!!❤❤❤ セックスッ!❤ ちんぽまんこッ!❤❤ まんこイクイクイクイクイクッッ!!❤❤❤」 「まんこ気持ちいいですねー、チョロマンいくいくできて偉いっすねー、はいパコパコ」 投げやりな態度だったが、寝取りセックスで数々のまんこを絶頂に導いてきた天性のピストンに志歩ちゃんは再び屁をこきながら絶頂する。必死に後輩へ抱き着こうと手を伸ばすが彼にはねのけられていた。 ふとその情景が先ほどの僕と彼女の初セックスを彷彿とさせた。きっとこの世は女とか男とかの性別ではなく、尽くす者と尽くさせる者の二種類に分かれている。弱肉強食、食物連鎖……自覚なく我々はその中に身を置いて生きているのだろう。 そんなことを考えて現実逃避しているいるうちに、いつの間にか二人のセックスは終わっていた。ベッドの上で蛙のようなポーズで痙攣する志歩ちゃんを雑に蹴飛ばし、後輩がベッドから降りる。その手には既にスマートフォンを持ち、誰かと通話をしているようだ。肩と耳にスマートフォンを挟みながら器用に服を着る。 「あ、今からいっていいですか? いやーパコったまんこが寝取り甲斐なくて……旦那さん出張? じゃあすぐ向かいますね」 僕の肩を押しのけながら彼はこの部屋を去ろうとする。なぜだかわからないが、僕はそんな後輩を引き留めてしまった。 「どうしました、先輩? 申し訳ないんすけど、オレこのあと人待たせてるんで手短にお願いしますね」 「……あ、いや……」 不思議そうに振り返るその顔にたじろぐ。自分から引き留めておきながら言葉は何も出てこない。あまりの気まずさに、僕は僕以外とのセックスのために僕と付き合いだした志歩ちゃんを見下ろす。彼女はうわ言のように「お~ん…❤ ちんぽやっべ❤」と繰り返していた。その光景に頭の中で"僕"の思考が駆け回る。僕は、僕は……。 そして、ついに僕の口から出た言葉は……―― ##### 「先輩、セックスしませんか?」 「……うん、いいよ」 志歩ちゃんからの誘いに、僕は大学の課題を中断した。迷いなく部屋の電灯が消される。どうやら自分の身体を見せたくないらしい。僕も手探りで己の服を脱ぎ去る。少しずつ暗闇に慣れてきた目でベッドに乗り上げた瞬間鋭い光が志歩ちゃんの顔を照らす。スマートフォンの光だ。その光のおこぼれを必死に辿りながらコンドームの箱を取り出す。包みをひとつ取り出しもたもたと装着する僕を放って、彼女はベッドに横たわる。 「志歩ちゃん、ゴムつけたよ」 なんとか挿入できる硬さまで育ったちんこを手で支え、彼女のまんこ付近へ近寄る。もちろん、彼女のそこは濡れていない。枕元に置いていたボトルからたっぷりローションを出し、手のひらであたためる。それを自分のコンドーム装着済ちんこへまとわせ、志歩ちゃんまんこにもなるべく優しく塗りたくった。 「じゃあ私は土下座して後輩からいただいたちんぽ写真見ながらクリオナするんで、勝手にやっといてください」 志歩ちゃんはスマートフォンから一瞬だけ僕に視線を向け、そう吐き捨てる。わかったと口の中で答え、ゆっくり挿入すればちんこは温もりに包まれた。背筋をぷるぷる震わせながら必死に腰を振るも志歩ちゃんはスマートフォンにうつした画像にしか興味がないようだ。 「ほ~…ッ❤ やっぱりヤリチンのデカチンフォルムえっろ……❤❤❤ くっせぇ我慢汁思い出してマジまんこ濡れる❤ やべクリトリスビキってきた❤❤❤ クリオナペース上がるッ❤」 彼女の指がクリトリスに伸び、そこを何度も弾く。画面へ向かって舌を伸ば姿はまるで目の前に後輩のちんぽを掲げられたかのようだ。興奮してきた影響でまんこがぎゅうぎゅうとちんこを締め付けてくる。その刺激に思わず声をあげると、彼女の素足が僕の顔を蹴飛ばした。 「うるさい。後輩から彼女まんこ借りてる身分のくせに、気持ち悪い声上げないで。本当萎える……」 ……そう、結局僕は志歩ちゃんと別れられなかった。あんな射精に至らない初体験の直後に寝取られ雑セックスを見せつけられても、僕は初めてできた彼女と別れる勇気がなかったのだ。勿論僕に愛などなかった志歩ちゃんは即破局を申し出たものの、寝取り趣味があるという後輩につけこんで僕自身が土下座し頼み込んだ。 今後も存分に寝取っていただいて構いませんので、志歩ちゃんとお付き合いしたいです。寝取りのためだけで構わないので、貴方様から志歩ちゃんを説得していただけないでしょうか。床に額を擦り付ける僕の肩を優しく叩き、後輩は「まぁ先輩がそこまで言うならいいっすよー」と軽く答えた。志歩ちゃんがそれに突っかかるものの、後輩から不意打ち乳首つねりを食らい仰け反りながら潮をふく。引き続き後輩が乳首をこねながら「お前さ、オレとヤりたいが為に先輩のこと利用しようとしたんでしょ? じゃあ先輩のお願いぐらい聞いてあげられますよね?」と問いかけると、ついに彼女はオホオホ吠えながら何度も頷いた。 僕は志歩ちゃんとお付き合いを続ける。志歩ちゃんは僕とした行為を後輩に報告する。それと同じ行為の上位互換を後輩と行う。そのハメ撮りをオカズにして志歩ちゃんがオナニーする。その条件を決めてからの日々は歪なものだった。 「先輩とセックスしてからじゃないと抱いてもらえないからヤらせてるだけなんですけど……はやく後輩とセックスしたい……デカチンでまんこズポられたい……先輩、とっとと終わらせてくれません?」 「ちょ、ちょっと待って、もう少しだから……あっ出るぅっ!」 「イキ声気持ち悪っ……終わりました? とっとと終わらせてとは言いましたけど早すぎません……? そのせいで私クリイキできなかったんですけど。ディルドのかわりにもならないその粗チンしまってくださいね」 射精の瞬間まで罵倒されながら、僕は快感を堪能する。セックスが気持ちよかったのか、志歩ちゃんに罵倒されたのが嬉しいのかもう判別はつかない。でももうそれでよかった。震える金玉から精液を出し切ろうとするも、彼女はそそくさと起き上がる。てきぱきと身支度を整え、玄関へ向かった。その背中を追い、声をかける。 「し、志歩ちゃん、外はもう暗いから気を付けてね」 「はぁ、丁寧にご心配どうも」 振り返りもせず彼女が靴を履く。とんとん、とつまさきで土間を叩き彼女は扉を開けた。扉の外は、僕と彼女が初めてキスしたあの日と同じように街灯だけが輝いている。その光に照らされる志歩ちゃんはやっぱり可愛くて見惚れてしまった。 立ちすくむ僕に彼女は言った。 「あんまり見ないでください。気持ち悪いので」 そして謝罪する間もなく扉はバンと強く閉められ、激しい物音に肩が跳ねた。後輩へ電話をかけたのか、扉の向こうから志歩ちゃんの媚びるような声が聞こえる。先日彼の機嫌を損ねたうえ寝取りへの情熱を踏みにじったのがまだ許されていないらしく、彼女は何度も大声で謝罪の言葉を叫びだした。三分ほどして部屋から出てきた隣人に怒鳴られ、それはようやくおさまった。 僕はそれらのやりとりを聞き届け、ひとりぼっちの部屋でベッドに潜る。こぼれたローションでぬるつくシーツが冷たくて、僕は一度だけくしゃみをした。

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