『淫堕教』の淫らな信徒たち 一話後半 (Pixiv Fanbox)
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──と、ここまでが愚かにも女達に連れられてきた経緯だ。
道中も、彼女らに手を握られ、ふわふわした気分が落ち着くことは無かった。
危ないから逃げよう、なんて思う訳も無かった。
しかし、席に座ると幾分か冷静さも戻り、客観的に自分を見る事もできるようになった。
こんなのは──まあ、まるっきり何かの勧誘だろう。
しかし、よくもまあこんな上玉を用意したものだなと思う。
こんな女性に言い寄られたら、男なら誰でもホイホイとついて行ってしまうものだろう。
自分は女に興味ないから、などと冷笑を浮かべるよく居るキザぶった男なんて、絶対に逃れられない、それどころか僕より早く堕ちると断言する。
これは、ハニートラップが世界から無くならない理由そのものだ。
勧誘、そう、これはきっとただ僕を陥れるための勧誘だ。
そう思わなければいけない。
でないと、彼女らの言うことに何でも頷いてしまう。
甘い声で擦り寄られ、少し身体を押し付けられたら、馬鹿馬鹿しい100万円の壺でも買ってしまいそう。
そんな事、絶対に駄目だ。
けれど、それでも彼女らが喜んでくれるなら──と、どこかで思ってしまう自分が怖い。
そして、当然そこで会ったばかりなのにそんな事を思わせるこの女達はもっと怖い。
冷静になれ、惑わされるな、と自分に言い聞かせる。
両隣を見る。
肩が触れるか触れないかくらいの距離で二人が座っている。
──鼻腔を彼女らの匂いが擽る。心臓は依然として早いリズムの鼓動を刻む。
駄目だ、誑かされてはいけない。
頭を軽く振って邪念を追い出す。
きっと退く気はないだろう。
僕を逃さないためのフォーメーションなのだから。
──それで、話って何でしょうか……。
仕方ないので、自分から話を切り出す。
でないと、終わりそうもない。
では、とアリシアがわざとらしげに手を打つ。
さっきまでの雰囲気を変えるためだろうか。
自分から誘惑しておいて身勝手な、と思う。
「そろそろ、本題に入りましょうか。我々が、本日貴方様をここに連れてきた理由です」
アリシアは、懐からごそごそと何かを取り出す。
「まず我々は、こういった者でございます」
何やら胡散臭い数珠や都合のいい文句ばかり謳ったレジュメでも出されたらどうしようかな、と思ったが──幸いにもそれは、一枚の名刺だった。
「ほら、蓮花。貴女も出しなさい」
あーい、と気の抜けた返事をしながら、蓮花も懐から名刺を取り出す。
少し警戒しながら、二人の出したそれを受け取った。
──淫堕教 司教
アリシア・A・オルドリッジ
──淫堕教 枢機卿
天羽生 蓮花
黒を基調にした落ち着いた金装飾の、しかしどこか妖しさを感じるデザインの名刺だった。
受け取ってまず、淫堕教という文字に警戒心を覚える。
見た限りでは、その後の役職らしきものを含めて、宗教組織のように思えた。
デザインを見た感じ、蓮花の方が少しばかり凝った装飾が施されているので、立場としてはアリシアの方が下なのだろうか。やり取りからはそうは見えないが。
しかし──淫らに堕ちる教えというのは、何というか、いかにもB級でかえって怪しすぎて清々しい程だ。
そもそもそんな字面を真っ直ぐ打ち出すというのは、まともな組織ではない証左に他ならないだろう。
──しかし、彼女らも、また淫らに堕ちているのなら。
そのどんな男でも持て余すような肢体を、ただ美を打ち出すだけのモデルとして生きていくならばこれ以上なく武器となるであろうその容姿を、淫らな行為に使っているのなら。
と、心の中で少しばかり欲望が積もり始めると、まずアリシアが口を開く。
「さて、単刀直入に申し上げますが、我々は
──貴方様、使徒様をお迎えに上がりました」
その言葉に思わず顔を顰めてしまったのは、流石に仕方ないと思いたい。
怜悧な見た目からは想像出来なかったが、この女はどうも電波系の女のようだ。
そんな僕の心の中を見透かしたのか、蓮花はくすくすと笑う。
「あー、嫌そうな顔するんだぁ。まあどう考えても怪しいし意味分かんないしねぇ。これはアリシアが悪いから気にしなくていいよぉ」
蓮花、と咎めるようにアリシアが言うが、正直蓮花の方がどちらかと言うと話が通じるかもな、と思い始める。
なので、話を始めたアリシアの方ではなく、蓮花の方に続きを促す。
蓮花は愉快そうに笑ってから話を始めた。
「えーとねぇ、私達はキミを……まあ、要は宗教勧誘に来たんだぁ」
怖いねぇ嫌だねぇ、と何が可笑しいか知らないが一人で笑っている蓮花。
僕と、ついでにアリシアは困り顔だ。
──えーと、それで、その宗教は何を信仰してるんですか?
別段興味がある訳でもないが、とりあえず聞かなければ話がいつまで経っても進まなさそうだったので、嫌々ながら尋ねる。
良くぞ聞いてくれましたぁ、と蓮花が嬉しそうに笑う。
笑顔が可愛い。
本当に、少なくとも顔は死ぬほど美人だな、と改めて思う。
「私達はねぇ、淫魔……つまりサキュバスを信仰している宗教なんだぁ。つまりねぇ……」
耳元に、ぬるりと蓮花が近づく。
「えっちな事をしまくってぇ……♡みんなで堕落してぇ……♡死ぬまで気持ちいいことばーっかりしていましょうって教えなんだぁ……♡」
体温すら感じるほどの囁き。
耳がぬるつくような粘度の高い声に、思わず体が強ばる。
しかし──その内容は、これ以上なく怪しい。
童貞の妄想みたいな馬鹿げた事を言われて、はいそうですかと信用する人間がどれほど居るだろうか。
──しかし、蓮花という極上の美女にそう囁かれると、騙されてでも入信したくなるという思いが湧くのも確かではある。
目の前の緩めの服から覗く、長くて太い谷間。
極端に短いスカートから覗く、真っ白かつむちむちのミルクババロアみたいな太もも。
それで何人の男をだまくらかして破滅させてきたのだろうか。
悪魔の囁き、淫魔の騙り。
こういう手合いには、迎合してはいけない。きっぱり断るに限る。
──えーと、宗教とかは入る気は無いので、もう帰ります。
そう言って、立ち上がる。立ち上がろうとする。
けれど、アリシアはぐっと腕を掴んで、
「存じております」
と、一言だけそう言った。
──逃がさないつもりだ。
もしかして、無理やり僕をどうにかするつもりなのだろうか。
例えば、どこかに屈強な男が潜んでいて、断れば暴力をちらつかせるとか。
あるいは──
「ああ、言っておきますが、ここに居るのは私と、蓮花と、貴方様の三人だけです」
想像を終える前に、アリシアは口を挟む。
しかし、何故。
ここに居るのが二人だけならば、やろうと思えば押し退けてしまう事もできる。
その情報は、言う必要があったのだろうか。
アリシアは、紫水晶の瞳に浮かんだ紋章を妖しく光らせる。
「もちろん、それも存じております。貴方様はお優しく、よほど切羽詰まっていなければ女を無理やり押し退ける事などできないという事も」
ぞく、と背筋が凍る。
僕は、何も話していないのに。
心を読んだかのような彼女の言葉に思わずたじろいで、そのまま席に引っ張られ座らされてしまう。
「ですから、これも存じております。貴方様を間違いなく我々の宗教へ勧誘する方法も」
左右、二人の妖艶な美女が、ぴっとりと身体を触れさせる。
暖かい、彼女らの芯を持った体温。
柔らかい、女体特有の柔らかくふにふにと脂肪のついた身体の感触。
肩と肩を触れさせて、たったそれだけで、もう立てない。
どくん、どくん、と心臓が強く鼓動を刻み、送られた血が脳をかっかと熱くさせる。
触れただけ、肩から腕までくらいを服越しに触れただけ。
けれど、極上の女に左右を挟まれるというシチュエーションは、男である自分には耐え難いもので。
「ねぇ……ここに居るのは、正しく三人だけ……。私と、蓮花と、貴方様だけなんです。店員も……客も……絶対に来ません。貸し切りなので……」
途端、粘り気を帯びた水飴のような声でアリシアが囁く。
凛とした戦乙女のようなそれから、淫らな娼婦のようなそれへ。
ああ、これでは、まさか──。
「色仕掛け……ハニートラップ……。これが、貴方様を確実に勧誘できる術……。貴方様を極楽へと導く為の手段です……」
内ももを、すべすべと白い陶磁の指が艶めかしくまさぐる。
さわさわ、すりすり。
絶妙にくすぐったく、また性感を期待させるようないやらしい手つきで、ただ触れる。
時折指先だけでかりかりと優しく掻き撫でて、ぞくぞくとした感覚を植え付けるように。
時折手のひら全体で擦り撫でて、性的雰囲気を高めつつ性感を煽りすぎないように。
あくまで、擽ったい感覚と淫猥な感覚のちょうど中間。
そこをひたすら往復するように、彼女の手は滑る。
左右から、美女二人の感触と熱と、それと匂い。
甘いフェロモンを嗅がされて、敏感な太ももの内側を擽られる。
もう、ここはファミレスのシート席ではない。
キャバクラの──いや、性風俗のソファー。
最高級の女に金を払って媚びさせるような、そんな心地。
今から本番、膣内射精えっちしますよ。
そんな毒々しく甘ったるい空気感すら感じるように、彼女らは雰囲気を拵える。
──ダメだ、流されるな。
そう思う。思いはする。
けれど、じんわりと登る彼女の手の性感からはどうにも逃げられない。
アリシアは、手を滑らせたまま、蓮花、と一言合図を出す。
「はぁ~い♡」
少し間の抜けた、子供のような返事。
そんな無邪気な声色を出しながら、服の胸部分をぐい、と引っ張って、その色気の塊のような深い谷間──思わず見てしまったが、こうして見せつけられると本当に深い──を僕に見せつけて、
「じゃあ今から私がぁ~♡
い・ろ・じ・か・け♡するねぇ……♡」
むぎゅ、と胸を寄せて見せた。
ただでさえ小さい服にみっちりと詰まった谷間がより強調されて、ぎちぎちっ……♡と肉同士が狭そうにひしめく。
谷間の、蕩けてくっつきそうな程に濃ゆい線が、右に左にとひしゃげてうねり、複雑な襞──つまり、名器と呼ばれるおまんこのように思えてしまう。
全くもって古典的な、ただセックスアピールをするだけの単純すぎる色仕掛け。
だが、それ故に、技巧を凝らして自らの身体を誤魔化すようなものよりも身体の魅力が伝わってしまう。
むちつく淫肉、たっぷりボリュームかつ極上質の駄肉が犇めく谷間を見せつけるという行為は、何よりも自分の武器を理解した行為だった。
だからこそ、僕は。
──揉みしだきたい、吸いたい、挿れたい、犯したい、ぱふぱふされたい、捏ね回したい……♡
改めてその乳肉をじっくりと見せつけられ、その完全さにすぐさま心を奪われる。
まん丸ですらなく、長い楕円を描くほど巨大なサイズ感。
それでいて、たぷたぷと柔かく、とことんまでに柔和な、コクのあるまろやかな肉質。
完全な駄肉でありつつも無駄のない、性欲を煽る為には完璧とも言える感触を視覚にさえ伝える。
男として、あまりにもチョロい姿。
ちょっと乳を見せればすぐに釘付けになってしまうそれは、まさに餌の見本のよう。
すぐに食い物にされる、惨めなオス。
そう思われる事は必至だろう。
そんな事は理性では分かっている。
このまま見続ければ、その蜘蛛の巣に囚われてしまう事も。
だが、本能として。
生まれた時から、一つの動物として子孫を残すという本能を持った男として。
これを耐えるのは、土台不可能な事だと断言する。
金を全て吸い尽くされるとか、良いように扱われる奴隷に成り下がるとか、そんな事は人間が作り出した後付けの理屈だ。
根本的に、「最高の遺伝子を持った雌を孕ませる」という使命に叶うはずがない。
だから、頭の中は。
揉みたい、揉みたい、両手でぐにぐにと愉しみ尽くしてやりたい。
きっと両手に吸い付いて、巨大なマシュマロを捏ねるような、いや、それよりももっと性的で幸せで──。
くすくす、と蓮花が蠱惑的に笑う。
目を三日月のように細めて、あからさまに食い物にしようとする笑顔。
妖狐のような視線が僕を絡め取り、よりずり下がってゆく服、そこから見える谷間を食い入るように見つめる。目を離せない。
「ほーらぁ……♡こんなにながぁ……くて♡ふかぁ……いおっぱい♡見たことないよねぇ♡入信してくれたら好き放題させてあげるよぉ……♡」
徐々に、徐々に下がる服。
山の全貌が、ゆっくりと晒される。
真っ白すべすべの、肌触りの最高なさらさらお肌が、その奥の粘つくスライムのような乳脂肪を包んでいるのがこんなに近くで見られる。男としてこんな幸せはない。
ああ、谷間に頭を埋めてやりたい。
こうして近くで見ると、本当に奇跡的なほどの魔乳だ。
スイカを二つ胸に付けているような、いや、それよりももっと大きい。
僕の頭よりも大きな、ふざけた大きさ。
もしかしたら、実物をよく知らないから分からないが、乳牛より大きいのではないだろうかと言うほどの肉房。
その谷間は、さぞや熱くて、蒸れて、フェロモンが溜まることだろう。
そこに頭をばふりと埋めて、深呼吸して。
谷間の乳臭い香りを肺いっぱいに吸い込めば、それだけで興奮し過ぎて射精してしまうだろう。
鼻息も荒く、ペニスを限界までいきり立たせながらそれをじっくりと穴が空くほど見つめる。
ブラの紐も見えるほど下げられて、あ、乳首、見える──♡
「使徒様、しっかりして下さい。あんな女狐に騙されてはいけませんよ」
と、突然目を塞がれて、正気を取り戻す。
それは、アリシアの手だった。
「え~?なんで邪魔するのぉ?」
僕はここでようやくアリシアの事を思い出すと共に、こんなに容易く蓮花に心を奪われていたことに冷や汗を流す。
駄目だ、彼女の身体は男を誑かすのに特化し過ぎている。
僕が男であり、かつ性欲が存在する限り、彼女の誘惑から目を逸らすなんて無理だ。不可能だ。
それはつまり、彼女の色仕掛けを防ぐ術が存在しないという事を意味している。
けれど、アリシアはそれを止めた。止めてくれた。
だが、何故。
何故、わざわざ蓮花を邪魔したのか。
あのままだったら、僕はアリシアの思い通りに乳信、いや入信していたかも知れないのに。
一体、どんな恐ろしい思惑があって──
「何故邪魔したのか、と思われていますね?深い理由とか、そういうものが無ければ不自然な行為ですから」
またも思考を遮って、言葉を先回りしてアリシアが答える。
爛々と光る深紫が、文様と共に僕をただ射抜く。
「ですが、ただ私は──蓮花に使徒様が奪われてしまうのが気に食わないだけです」
あー、嫉妬だぁ、と蓮花がぶうたれるのを他所に、アリシアはふ、と微笑む。
──蓮花とは違うベクトルで、本当に意味不明なほど美人だ。
女神像が、それもエロス神に仕えるような存在が命を持ったような、神聖さと性的さを兼ね備えた姿。
もしもこんな美女に、蓮花のように誘惑されたら、今度こそ理性が持たない。
「蓮花の色仕掛けより、私のハニートラップに引っかかって下さい、使徒様。」
唐突に、アリシアはブラウスのボタンを真ん中に手をかける。
蓮花にはワンサイズ劣るものの、比較対象がおかしいだけで世間から見たら超のつく爆乳と呼べる乳肉を収めたブラウス。
乳肉が大きすぎてパツンパツンに張ったそのブラウスの胸部から、ボタンを外そうとするが、あまりにもぎちぎちに乳肉が詰まりすぎて、弾けそうなほどボタンが張って苦心している。
──あ、あ、あ……♡♡♡
ダメだって、見たらダメなんだ。
こんなおっぱい、見たら絶対に触りたくなる。揉みたくなる。犯したくなる。
そう思いつつも、やはり目は雄大な膨らみから離せない。
目線誘導の塊に、どうしたって抗えない。
アリシアは、少し苦労しつつもボタンを一つ外す。
ぱつっ……♡と音を立てながら──ボタンを外してできた隙間から、真っ白なお餅が飛び出した。
みっちみちに詰まりまくった乳肉が、ブラウスの穴から張り出して、見えるのは乳肉の土手。
もっちりとぷるつく乳オナホが、そこにはあった。
ごくりと生唾を飲み下す。
明らかに、ペニスを突き入れるに丁度良すぎる穴ぽこ。
盛り上がった、肉付きのいいまんこのような乳穴を晒して、アリシアはその芸術品のような美幌を崩さない。
それが、まるで性処理人形みたいでいたく興奮してしまう。
ぴっちり閉じた狭い穴。
ぎちぎちのブラウスに突然現れたオナホール。
自慰を知っている男なら、そこに突っ込めば腰が抜けるほど気持ちいい事なんて誰だって分かる。
きっと、知能の低い猿でもそこに男性器を突っ込んでしまうだろう。
それ程までに、魅惑の穴。
「使徒様、よくご覧下さい。アリシアの乳オナホです。少々狭いですが、かえって締まりがよく気持ちいいと思いますよ」
そこに、アリシアはゆっくりと人差し指を入れて見せる。
隙間もないほど狭いくせに、ぬぷぷ、と指を貪欲に受けいれ、滑るように入り込む。
乳肌の肌質が良いのだろうか、肉に引っかかりつつも挿入はスムーズで、まさに極上のオナホールを思わせた。
「如何でしょうか。自慰行為の為だけに、無遠慮に腰を振り使いたいとは思いませんか?」
そう言うとアリシアは更に中指を挿れ──くぱ、と谷間を開いて見せた。
むわりと、湯気ともフェロモンともつかない蒸気が立ち上る。
それと共に、深淵が見えないほどの奥深さがよく見えて、ペニスが苛立って仕方ない。
深い深い、ぎちぎちの雌肉を、犯す。
男としての本懐、極上肉への種付け。
限界まで興奮したペニスから先走りがぴゅるりと漏れ出てパンツを汚す。
使いたい。使いたくないわけが無い。
男なら誰でも夢見る余裕のメートル越え爆乳を、みっちり詰まったぱっつぱつ乳肉オナホールを、種付けレイプオナニーする為だけに。
寂しい手コキオナニーよりも、絶対に何百倍も気持ちよくて、充足感に溢れた乳肉種付け。
アリシアは、あくまでも静かに、事務的に。
自分の乳肉を使わせることを、望む。
「使徒様、宜しければ、このまま私をトイレにでもお連れ下さい。存分に、満足するまでお使いになれば、きっと使徒様も我々の教えの素晴らしさが理解できるかと思います。さ、使徒様──」
「ねぇ~!つまんないんだけどぉ~!アリシアばっかり構わないでよぉ!」
今度は横から蓮花の妨害。
後ろからかくかくと揺さぶられて、意識が逸れる。
また、ギリギリで引き戻された。
おかしくなって、彼女を言う通り乱暴にトイレに連れ込み、乳レイプする直前で。
「ほらぁ!れーぷするなら蓮花のおっぱい!キミ専用の種捨てごみ箱は私のおっぱいなの!」
そして、蓮花に乳肉を押し付けられる。
腕を組んで、無理やり谷間に挟み込まれてしまう。
むくれた子供っぽい顔とは対照的に、熟れに熟れた食べ頃雌肉。
ふわふわのとろとろで、どこまでも衝撃を飲み込むマシュマロおっぱい。
サイズ感だけでなく、感触まで、神乳。
極上すぎる成熟しきった雌肉に、脳が溶ける。
男の腕を易々と挟んで呑み込んでしまえる深すぎる谷間に、勃起が治まらない。
ああ、もしも、今彼女に挟まれているのが腕でなくペニスだったら。
そう思いながら、全神経を彼女に取られた腕に集中するしかできない。
けれど、また反対の腕をアリシアが奪う。
「いいえ、違います。使徒様が種汁をコキ捨てるべきなのは私のきっつきつの乳肉オナホです。もっちりと柔らかく、かつ弾力の詰まった刺激たっぷりめ乳オナホでこってり射精キメたいですよね?」
むっちりとした、柔らかくも反発するハリたっぷりの乳肉。
若々しい雌特有の、脂肪みだけでない肉の跳ねっ返りまで兼ね備えた、美味そうな肉がそこにあった。
ふかふかと柔らかい、とろとろの極上クッションに引けを取らないほど性的な、むっちりぱつぱつの肉を詰められるだけ詰め込んだ欲張りおっぱい。
こちらも腕を易々と挟めるサイズ感で、よりむっちりと肉感を擦り付ける。
「私のオナホを、是非お使い下さい。むらむらをすっきりさせましょう。お話は、それから致しましょう」
「はぁ~?使徒くんが使うのは私のおっぱいだよねぇ?おちんちんも頭もとろとろ~っ♡ってさせてあげるよぉ?」
──あ♡♡♡あ♡♡♡あ♡♡♡
ムラムラが最高潮に達して、もう何もかもを種付け射精欲が上回る直前で──意識を散らされる。
でも、その散らされた先はまた極上の雌肉で。
こんなの、頭がおかしくなる。
もう、頭からは危険がどうとか怪しさがどうとかは完全に抜け落ちて、彼女らの肉体への懸想だけが残っていた。
けれど、だからこそ、彼女らを無理やり押し倒して犯すには至らない。
自分より、恐らくは筋力で劣る雌を、誰にも見られていない貸し切りラブホ空間でレイプすることはない。
こんな極上の雌に誘惑され、少なくとも言葉の上では完全に合意だったとしても。
何故なら──二人居るから。
どちらを犯せばいいのか、分からない。
どちらから犯したらいいのか、迷ってしまう。
蓮花の、柔らかたぷたぷこくまろおっぱいか。
アリシアの、ぱつぱつ詰まったむっちりおっぱいか。
どちらも最高峰で、だからこそ、頭が混乱して一線を超えずに済んでいる。
だが、そんな事、二人が気付かないはずが無かった。
「……迷われますか?」
ぽそり、鼓膜を直接震わせる距離でアリシアが呟く。
その声の甘さにまた脳が震えて、先走りをまた飛ばす。
「ふぅ~ん?迷ってるんだぁ?」
耳のすぐ側、吐息の熱さが感じられる距離で、蓮花がささめく。
ぞわぞわと背筋が甘く震えて、より興奮が高まる。
「では……具体的な数値で決められては如何でしょうか?」
「あぁ……なるほどねぇ♡
ね、さっき渡した名刺……裏返してみて♡」
言われた通り、傀儡みたいにそうする。
何の疑問も挟まず、そうすればより興奮させてくれるという期待と共に。
そして、そこには、その確信を裏切らず。
──アリシア・A・オルドリッジ
tall 189 age21 116-62-115
☆おっぱいぱっつぱつ♡揉みごたえ抜群♡
☆乳首責めすき♡使徒様あんあん鳴かせちゃいまーす♡
☆フェラすき♡使徒様の腰が抜けるまで♡ねちっこいお口えっちでいじめちゃう♡
☆騎乗位えっちだーいすき♡腰ぐりぐり♡円描きグラインドで使徒様めろめろ膣内射精確定♡
──天羽生 蓮花
tall 173 age20 131-69-130
☆お肉むっちりめ♡柔らかむちむち全身オナホボディ♡
☆耳舐めすき♡えっろい水音で使徒様脳イキ♡空射精ぴゅっぴゅ♡
☆寝バックすき♡使徒様の雄欲全開ガチピストン♡でおまんこ耕してほしいです♡
☆パイズリだーいすき♡使徒様のデカマラすっぽり収めちゃう♡規格外むちむちおっぱいでヌキヌキさせて♡
と、馬鹿みたいな文字列が並んでいた。
表面の清廉なデザインとは対極的に、ピンクの淫蕩なカラーリングが特徴的な、あからさまに性的な絵柄。
一瞬、文字が認識出来なかった。
そして、それを読んで、内容を理解して、再度間抜けな声が漏れる。
スリーサイズと、好きなプレイの内容。
目の前にいるこの極上の雌は──右側の聖職者のような凛とした佇まいの女は、120近いデカパイにデカケツで、おっぱいに張りがあって、乳首責めが好きで。
そして、左側のこのどこか掴みどころのない女は、乳も尻も130の大台に乗るド迫力ボディで、耳舐めと寝バック、パイズリが好きで。
座っているだけで優雅なこの雌の、また色香に満ち満ちたこの雌の、赤裸々な性の部分。
いや、こんなのは信じるのも馬鹿げたものだが、でも、やはり。
馬鹿みたいに息を深く吸ったり吐いたりして名刺と顔をちらちらと見比べているのを見て、蓮花がくすくす笑う。
「それ、全部ほんとだよぉ♡私パイズリ好きなんだぁ♡」
たぷたぷっ♡と乳肉を揺すり、空パイズリの動き。
見えない肉棒を捏ね回し、ずぅりずぅり、臼で磨り潰すような動きを見せる。
──ああ、あんなの、絶対気持ちいい♡すぐイく♡
乳肉にのめり込み、乗り出すようにそれを見つめて、何度も生唾を飲み下す。
「ほ~らぁ♡上下にぃ~♡ずりずり~♡
パイズリはねぇ♡ゆったり精液上り詰めてぇ……♡精巣ぜぇんぶ空っぽになるまでぇ……♡少しずつ……♡何度も……♡どくっどぷっ……♡てイくのがいっちばん気持ちいいんだよぉ……♡」
ぬっ……ぱ♡ぬっ……ぱ♡
腰に重くぶつけるような乳まぐわいの上下運動。
確かに、あんなに濃厚にズリ上げ、濃密にズリ下ろされたら、じっくり快楽を溜め込んで、それをゆっくりと零すように長い時間をかけてねっとりと絶頂感を味わうことになるだろう。
そんなの、絶対、気持ちいい──♡♡♡
蓮花の方へ、身体も頭も傾く。
パイズリ、ふわとろの乳肉の、精液ごみ箱でパイズリオナニー。
それだけを考えてしまい、望み、企てるのを、アリシアが後ろから抱きついて止める。
「いいえ、一番気持ちいい射精とは、言うまでもなく膣内射精です。人間の雄は、おまんことのセックスに一番の快楽を感じるように出来ています」
むにり、とおっぱいが押し付けられる。
柔らかく、ハリがあって、暖かく、とにかく幸せ。
触覚から多幸感が押し寄せて、脳内が更に官能一色に染まり落ちる。
「分かりますか?にゅるにゅると愛液のぬるつきに塗れた襞の快楽が……。ペニスを揉みほぐすように蠢いて、貪欲に精を求める膣肉の悦楽が。くねり曲がった膣を押し退けて、ペニスでそれを蹂躙する征服感が……」
思い起こす、空想上のアリシアのおまんこ。
こんな、こんな見るからに最高の雌の性器が、名器でないはずがない。
味わったことのない、想像もつかない、複雑かつ繊細な快楽をみっちり教えてくれるはずで──。
「そして、最後は……子宮に、種付けです。雄の本懐、本能に染み付いた無上の快楽。上質な遺伝子を持った雌を孕ませるという悦楽。一度味わえば、病みつきになりますよ……」
ぶるぶる、とあまりの興奮に震え出す。
彼女の、最上級の遺伝子を、汚す。
神聖で不可侵な彼女のおまんこを耕して、耕して、卵子を奪う。
そう、僕さえ望めば。
それが、今なら、できてしまう。
彼女がいくらタッパが高くても、所詮は女。
押し倒して手首を掴んでやれば、抵抗はきっと無意味。
そうしてやれば、僕は、この女を──
「ねぇ♡どっち?♡」
「おっぱいにしますか?おまんこにしますか?」
──いや、この女たちを。
目の前を乳肉をこれみよがしに揺らして挑発する牛乳女も、神聖そのものな顔をしておきながら股をはしたなく開いてセックスをせびる完璧体型女も。
人生さえ犠牲にすれば、食えてしまう。
誰もいない閉鎖空間に三人でやたらと密着して座り、更にあけすけな性的目的で僕を誘惑するという考えうる最大の据え膳。
目の前に最高のそれが二つ並んで、手招きしている。
となれば、それから悩むべきは。
──目の前の圧倒的質量のパイズリを体験すべきか、雌の肉をとことん味わい尽くす膣セックスを体験すべきか。
もうこの時点で、既に僕の中に彼女らを置いて出ていくという選択肢は無いし、彼女らを食べ尽くす事は決定事項なのだが、しかし、どちらから。
最初の一番濃ゆい精液を放つのはどちらの肉に。
蓮花の乳まんこか、アリシアの膣まんこか。
息ばっかり詰まり、ちっとも決められずいつまで経っても迷い箸。
人生で間違いなく最高潮に隆起したペニスから先走りばかりどぷどぷ漏らす。
「……まだ迷うかなぁ?♡」
「単純に、好きな方で宜しいのですよ?いつも通り、貴方様が最初に射精したい方をお選び下さい。
……ああ、それとも、もしかして」
後ろから、より強く、アリシアが抱き締める。
「……童貞、ですか?」
──……。
咄嗟には答えられず、沈黙を返す。
けれど、それは何よりも雄弁な答えだった。
「……へぇ~♡そっかそっかぁ……♡キミ童貞さんだったんだねぇ……♡」
「確かに、その可能性をすっかり失念しておりましたね。てっきり使徒様は経験豊富な方だとばかり……」
アリシアはしなだれかかり、惜しげも無くその肢体を絡ませながら言う。
「そしたらぁ……♡最初を私達で済ませるのはやめといた方がいいねぇ……♡」
前からも、体重を全て預けるようにして蓮花が倒れかかる。
あまりにも巨大なおっぱいが、胸板でむぅ……んにゅり♡と甘く潰れる。
本当に、途方も無く甘い感触。
背中の弾力のあるそれとは違い、ひたすら深く沈み、取り込み、溶かす人喰いスライムのような深みに嵌る乳肉。
こんな深くて甘い乳肉に、ペニスを食い蕩かされたら、もう、絶対、極楽。
けれど、こんな乳肉を味わってはいけない理由とは何か。
何の理屈があって、これを我慢しなければならないのか。
──ああ、それは、きっと。
「だってぇ……♡私達のカラダを味わっちゃったらぁ……♡もうまともなセックス出来なくなっちゃう……♡普通の女の子のカラダじゃイけなくなっちゃうよぉ……♡
それにぃ……♡絶対気持ちよすぎて狂っちゃう……♡すっごぉい快楽にぃ……♡頭ぱーになっちゃうからねぇ……♡」
やはり、そう。
こんなにも贅沢な雌肉と一度でも交わったら、他の女なんかと交わるのが嫌になるに決まっている。狂うに決まっている。
だが、そんなの、無慈悲過ぎる。
これほどの雌肉を前にして、我慢など出来るはずが無い。
苛立つペニスが、天にも登る極上の射精を求め、更に苛立っている。
もう、どうなってもいい。
例え、これから先の人生が彼女らに破滅させられても全く構わない。
どう考えても、彼女らとの麻薬よりも気持ちよくて中毒になる事請け合いの性行為に溺れ、ちょっと交尾をちらつかせられたら文字通り何でもする奴隷になるに決まっているが、それでも構わない。
まともに射精もできないクズの中のクズに成り下がり、どんなに高い金を払っていい女を抱いてもちっとも満足できない贅沢を覚えた単なる肉ディルドになっても、それでも。
僕は、もう我慢ならなくなり、とにかく目の前の女に襲いかかる。
遮二無二、やたらめったら、全身全霊の力で押し倒す。
押し倒そう──とした。
けれど。
「はぁい、ダメだよぉ……♡」
「駄目ですよ、使徒様」
その手は難なく掴まれて、ピクリとも動かない。
全体重を掛けて、脳のリミッターを外した状態でも、それでも。
それぞれ右と左の腕を、それぞれの女の片手に止められて。
そのまま、後にも引けないし前にも進まない。
単純な膂力でも、勝てない。
生殺し。
目の前、すぐ数センチ前にあんなに美味そうな乳肉がふるふる震えているのに、届かない。
今すぐ、両手で、力いっぱい、手の形がつくまで揉みしだきたいのに、触れない。
もう僕は泣きそうになり、必死に懇願する。
──お願いします、触らせて……!
その瞬間、二人の目が妖しく光り、ピンクの雰囲気が充満する。
「そんなに可愛くおねだりしてもぉ……♡だぁーめ……♡」
「そうですよ、貴方様が何と言っても駄目です。私達以外の女で射精できなくなれば、我々の組織に不利益ですので」
甘く、それでいてじっとりと、まとわりつく空気がやけに湿気ていて重い。
けれど、その身体に触れさせてもらえる気配はない。
気が狂いそうなほどの欲望に苛まれ、精神が崩れそうになる。
触らせろ。揉ませろ。犯らせろ。
頭痛がするほど性的欲求が燃え盛り、ペニスが猛る。
そんな僕の目の前に、突然、蓮花のスマートフォンがにゅっと差し出される。
「私達が初めてだと困るんだよねぇ……♡オナニーしか知らないキミにとってはぁ……♡気持ちよすぎて頭おかしくなっちゃうかもだし……♡」
ロックを流暢に解除して、写真のアプリを開く。
「だからぁ……♡下ごしらえ……♡
キミが私達とえっちしても大丈夫になるようにぃ……♡まずは初心者向けの女の子で慣れちゃおうねぇ……♡」
そこには──ずらりと、女のエロ自撮り。
どれを見ても、この二人にはほんの、ほんの少し劣るが、それでも芸能人並の美女ばかり。グラビアアイドル並のエロ雌ばかり。
もしかして、この女達の中から、好きな人を──
「まずはこの子からぁ……♡品定めしちゃおうねぇ……♡」
ぱ、と一番上の写真を開く。
布面積の小さいビキニに身を包んだ、目測で高校生くらいの褐色の女がそこには居た。
目の覚めるような美人だ。
目はぱっちりと大きく、快活な印象を与える。
しかし、だからこそ昏いエロスの感情を湧き上がらせる危うさも秘めている。
スポーツ少女の陵辱。
そんな題材のエロ画像なんてこの世に溢れ返っている事から分かるように、彼女のような健康そうな若いピチピチの雌にしか出せない性的魅力は確かにある。
身体付きだって、目を見張るものがある。
恐らく、僕の信用ならない目測だが、メートルを超えるか超えないかくらいの乳の大きさ。
この二人に麻痺しかけているだけで、彼女を見れば100人が100人爆乳だと言うだろう。
尻も同じく大きく、脂肪と筋肉が程よく混じりあった霜降りのように見える。
それが、引き締まった腹筋とのコントラストを描き、いやに艶っぽい。
後ろから、アリシアが顔を出して目を覗き込む。
「如何でしょうか。この女はお気に召しましたか?」
じっと、目をただ見つめられる。
不可思議な文様がぼんやり輝き、脳が揺さぶられるような錯覚に陥る。
「……ふむ。蓮花、次へお願いします」
はぁい、と気の抜けた返事と共に、次の写真へ。
今度は、所謂女豹のポーズを取る二十代半ばくらいの女。
熟れた肉体を持て余すような、成熟した雌のエロスがむわりと漂うようだ。
例えるなら、一晩ン千万の最高級娼婦とか、あるいは色気だけでのし上がった女スパイとか。
顔立ちは艶っぽく妖艶で、間違いなく街中を歩けば男なら誰もが振り向く美女。
いやらしく画面の向こうから挑発するような笑みを浮かべている。
胸や尻は大きく実り、熟した食べ頃のほぐれた肉を差し向けてきて堪らない。
犯し甲斐のありそうな、大きく実る豊満な姿に、ペニスが涎を垂らす。
「こちらの方は……なるほど。
それでは、次へ──」
それを、アリシアが顔色を伺うように見て、また次の写真へ。
SNSに上げれば即座に数万のブックマークが付いて性欲の籠った下卑たメッセージが届くような、そんな美女が次々と映される。
いずれも、むちむちと肉付く美しい女。
顔立ちが整っていて、肉が付くところには付いていて、すべすべの茹で卵のような肌を晒していて。
蓮花が画面をスワイプすればするほどに現れる、美しさだけで一財産築くことができるような、そんな女。
どんな男でも、無茶なものでなければ望む条件の雄をじっくり選り好みできる立場の、非常に優れた雌。
それを──逆に僕が、じっくり選り好みする。
どこを見ても射精欲を煽る、その写真を見てシコるだけでもめちゃくちゃに濃い精が大量に出るであろう雌を。
クールぶった癖に下品な肉付きのメガネ女。
いかにも援交してそうな金髪のギャル女。
少しミステリアスで理知的な雰囲気を出しているが裸白衣で台無しな理系痴女。
その他大勢、数え切れないエトセトラ。
とにかく色々見せつけられて、興奮を通り越してペニスを扱きたいという感情すら忘れる。
もう、女の肉でコかないと辛抱ならないから。
こんなものを見せつけられて、一人寂しい自慰に耽るなんて、そんなもので満足できるはずが無いから。
そして、もう何十枚目のものかも忘れたその写真の女。
少々野暮ったく、垢抜けないような雰囲気の、その女。
彼女はもちろん顔立ちは恐ろしいほど整っているし、身体もド派手なグラマラスさなのだが、どうにも根暗なんだろうなぁという確信が持ててしまう。
多分、自信のなさそうなポージングと、あまり手入れの行き届いていない長髪のせいだろう。
改めて、その下品な肉体をまじまじと見る。
むっちりたわめく乳肉や尻肉は見るからに駄肉というたぷつきで、よく見るとくびれたお腹も少し油断したラブハンドルが見える。
まあ、運動はできないだろう。
どう見ても、あれは筋肉とかではない。
ただ単純に、動きもせずに男に媚びるための肉を蓄えていただけ。
クソ美人でスタイルも男に媚びっ媚びのくせに、引っ込み思案な性格のおかげで男と付き合ったことのなさそうな、見た目からしてそんな女のくせに、肉付きからして性根がドスケベなのが隠せていなくてちんぽに悪い。
「……おや、お気に召しましたか?」
血走った目をしていると、隣からアリシアがぴったり触れて囁く。
「なるほど、確かに彼女は貴方様のご想像通り、暗めで人付き合いが苦手な性格でございます。男と付き合った事もございません。当然、処女です」
ああ、やっぱり。
だが、そうすると──
「ええ、そうですよね。
男を知らないドスケベボディを自分だけのものにしたいですよね。根本的に陰キャで悪どい男からの誘いを断れなさそうな、処女である事が奇跡みたいなむちむち女を食い散らかしたいですよね。そして、その性格からして身持ちはやけに固く、恋した男にしか処女は捧げないという理想を曲解して、あわよくば処女を捧げた男である貴方様を恋人であると勘違いさせて都合のいいセフレにしてやりたいですよね」
──読まれている、心の中を、全部。
「少し野暮ったくて、地味で、垢抜けていない女なら卸しやすそうですからね。まだどんな男にも全く染まっていない、処女の塊のような地味女を自分の色に染め上げて、どっぷり依存させたいですよね。こんなにも雌として最高のポテンシャルを秘めているのに、それに気づかない愚かな男共に自分に染まって女を最大限に引き出した姿を見せびらかし、優越感に浸りたいですよね。そして、毎日毎日家に呼びつけて、恋愛経験値がゼロで恋人のイロハも知らない彼女をだまくらかして、恋人なら当たり前などと吹き込んで連日連夜ドスケベ交尾しまくってセックス狂いの膣内射精にさせて、自分から離れられない完全に都合のいいオナホ彼女にしたいんですよね。
ええ、ええ。存じておりますとも」
全て、考えてもいなかったことまで、暴かれる。
言葉にもできなかったそれらをつらつらと並べられた。
深層心理の奥底にある、穢れた願望までさらけ出されて、けれどそれらは全て間違いなく。
いやに胸が高鳴る。
そうする。そうしたい。
彼女の口から美しい声で紡がれた僕の言葉が、僕の嘘偽りない願望だからこそ、やたらと興奮を煽る。
「へぇ~……♡そんな事したいんだねぇ……♡ひどぉい……♡女の子の人生を踏みにじるみたいにして……♡全部を犯したいんだねぇ……♡さいてー……♡」
詰られる。当然の詰り。
同じ女として、人間として、されてはならない行為。
だから、止めなければならない、はず。
だけど、彼女の口ぶりはやけにいやらしく。
「最低……♡女の子の人生めちゃくちゃにしたいんだぁ……♡そんなの許されないことだよぉ……?♡
でもぉ……♡するなら今しかないよねぇ……♡こんな女の子ほっといたらぁ……♡絶対他のわるぅい雄においしくいただかれちゃうねぇ……♡
だからぁ……♡キミが守ってあげないと……♡先にお手つきにしておいてぇ……♡先に壊しておいてあげないと……♡
誰も手出しできなくなるまでぇ……♡完璧にキミのモノにしておいてあげてぇ……♡この子の人生キミのモノにしてぇ……♡守ってあげよぉ……?♡」
もう、興奮で頭の血管が切れてしまいそう。
そのまま、意識すら失ってしまいそう。
ペニスはもう鉄のように固く、熱い。
はち切れてしまう。心も、身体も、何もかも。
「ねぇ……♡行くよね……?♡
この子、キミのモノにしに行くよねぇ……?♡」
蓮花が、歪んだ瞳でそう誑かす。
明らかに、冷静に考えるまでもなく、罠。
だが、そんな事、もう頭にはない。
脳は何かを考える機能を失い、ぐつぐつと耐えられない欲求に沸くのみ。
だから、そんな僕にできる事なんて──頷くくらいだった。
「はぁ~い♡一名様ごあんな~い♡」
蓮花は嬉しそうに笑い、深く抱きつく。
柔らかくふかふかのおっぱいが潰れ、その感触に暴発してしまいそう。
蓮花はすりすりと胸元に頬ずりして、猫みたいに甘えている。
その間に、アリシアはどこかへ電話をかける。
「もしもし、アリシアですけれど、今から使徒様をお連れしますので、最終儀式を執り行う準備をお願いします。……ええ、理性が完全に飛ぶくらい、よく解しておくように」
ピッ、と通話を打ち切り、アリシアはこちらへと向き直った。
「では、使徒様。我々の拠点、彼女の居る場所へと向かいましょうか。
ここからはほど近いですから、少々歩きづらいかと思われますが着いてきて頂けますか?それとも、タクシーでも呼びましょうか。ああ、もちろんお代は私が払いますから大丈夫ですよ」
「その間はぁ……♡私達がキミのむらむらを鎮まらせないようにぃ……♡たっぷりチン媚び囁きしてあげようねぇ……♡
ね、タクシーで左右から挟んでぇ……♡おっぱいみっとり押し付けてぇ……♡むらむらもっと高めたい……?♡
それともぉ……♡むっちりお尻とか撫で回したりぃ……♡おっぱい服越しにもみもみしたりぃ……♡街中をセクハラしながら歩いてぇ……♡私達二人を見せびらかしてぇ……♡優越感に浸りたいかなぁ……?♡」
どく、どく、と死ぬ前みたいに激しく心臓が脈動する。
これ以上ない、ありえないくらいの興奮。
二人の肩を借りて、よろよろ立ち上がる。
頭に血が上りすぎて、まともに立てもしない。
「さぁ、行きましょう」
「ね、行こ……♡」
肩を組むほど近い距離で、湿っぽいほどの声が脳を揺らす。
淫らで、堕落に満ちた、淫魔の声。
くらくらと色香に酔い、もう、何も考えられない。
ふらふら、連れられて、どこへ向かうかも分からない。
ただ分かるのは、少なくとも今から向かう先は。
「さぁ……♡」
「さぁ」
「「淫堕教へ、ようこそ……♡」」
──そこは、おぞましい淫魔の巣窟というだけだった。