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「思い出のワンピース」(25) (Pixiv Fanbox)

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「思い出のワンピース」   6.シンデレラボーイ(4) 「んっ、いやっ……!」 「わぁっ、すごいすごい。ちょっと撫でただけでこんなになっちゃうなんて、よっぽど昂奮してたのね。良かったわね、ランちゃんの前で、おっきくならなくて」 「う、うん……」  ギチギチと、今にもはじけそうなほどに血が集まったペニスがレオタードの内側をこすりあげる。いまにも射精しそうになるのをこらえていると、 「そうだ、せっかくだから、レオタードの肌触りをちょくせつ感じてみない?」 「ちょ、ちょくせつって――ひぃっ!?」  ふいに愛那の手が太ももの隙間からレオタードに潜り込むと、中に穿いているショーツとタイツを、ずるりと引き下ろして陰嚢の裏に引っ掛けた。  すでに包皮が剥けて露出しているペニスの裏側が、レオタードのつるつるとした生地にちょくせつこすられて、 「や、あ、ああっ!?」  悲鳴とともに、レオタードのパンツ部分がじっとりと濡れ始める。撫でられてもいないのに竿はビクビクと震えはじめ、その動きのせいでさらにレオタードにこすれて昂奮する、永久機関モードに突入する。  さらに少女用レオタードを着て勃起する、己のあさましい姿を鏡で直視させられて、劣情の炎にさらなる燃料が注がれていき―― 「ああっ!?」  ついに足に力が入らなくなり、博希の膝がガクンと折れて、床に尻もちをついた。 「あらあら、鏡の前でM字開脚だなんて、ヒロったら本当に変態なんだから」 「っ!?」  指摘されて、正面を見る。  両腕を投げ出し、両脚を大きく広げて床に座り込んだポーズは、まさにM字開脚。しかも太ももによって大きくめくれたスカートの下から覗く水色の三角形には、ぴったりと張り付いたペニスの凹凸が、雁首さえもはっきりわかるほど浮かんでいる。  先走りによっていっそう摩擦係数の減ったサテン生地が亀頭にこすれると、ジンとしびれるような快感が先端から腰の奥、そして全身に走り抜けて、博希は電流を浴びたように四肢を痙攣させた。 「はっ、はぁっ……!」  今にも暴発しそうな欲望は、全身を過熱させる。博希は排熱するように荒い息をついて、懸命に射精を回避しようとするが―― 「クスクスッ、我慢しなくていいんだよ、ヒロ?」  こちらも腰を下ろした愛那が背後から抱きついて、その竿をレオタードの上からぎゅっと握りしめた。 「ひっ!?」 「せっかくこんな鏡張りの部屋で1時間ももらったんだから、ずっと我慢して終わるのはもったいないって。まずはこのまま1回。次にタイツとパンツを脱いで、ちょくせつレオタードを着た状態で、1回――股の部分をずらしておちんちんを出した状態で、『レッスン』してもいいかもね。クスクスッ、足を上げたり、開いたりしてるだけで勃ってきちゃったりして……」 「あ、ああ……!」 「レオタードの後は、スーツに着替えて――この前、学校でやった時みたいに、我慢できるか試してみよっか? 我慢できなかったらもちろん、ノーパンで家まで――それともレオタードでおうちに帰る方が、気持ちいいかな?」 「やっ、やめっ、あっ、あああっ!?」  甘い囁きによって惹起される、悪魔的な妄想。  ゆっくりとレオタードごとこすりあげる、ペニスへの刺激。  すっかり昂奮しきっていた博希が、その二つを同時に与えられて我慢せずにいられるはずもなく――  どどっ、どっ、どどっ――  彼は虚ろな声を漏らしながら、精を放っていた。  熱い塊が奔流となって尿道を押し広げるように通り抜け、レオタードの内側を濡らしてゆく。  思考が乱れる。呼吸が止まる。視野が狭まる。意識が遠のく。  五感のほとんどが意味を失い、感じるのは純粋な快楽と――体を包むレオタード、足を覆うタイツの肌触りのみだった。 「はぁーっ、はぁーっ……」  ようやく意識が回復した時、博希は自分が愛那に背後から抱きかかえられ、支えられていることに気付いた。 「気持ちよかった?」 「う、うん、とっても。ありがとう、愛那……」 「くすっ、どういたしまして」  愛那は小さく笑って―― 「じゃ、まだ時間あるし、もうちょっと続けよっか」 「……うん」  幼馴染の誘惑に負け、博希は小さくうなずいたのだった。   *  けっきょく愛那の誘惑通り、レオタードのみになって動いてみたり、股布をずらして陰部を露出したまま「レッスン」したり、さらにスーツに着替えてノーパンで動いたり――あっというまに1時間が過ぎて、慌ててふたりで窓を開けたところに、トレーナーの中森が入ってきた。 「ふふっ、楽しんでもらえたみたいね。声、外まで聞こえてきたわよ」 「う……ご、ごめんなさい」  中森の言葉に、博希は赤面してうつむく。  しかし彼女はまったく怒った様子もなく、 「いいのよ。今日みたいなちっちゃい子のときは、博希くんがお手本になってくれて助かったわ。これからもよかったら、体験レッスンに付き合ってくれる?」 「え、ええと……はい、ぼくでよかったら」  恥ずかしくはあったが、人に頼まれると断れない。ドキドキしながら承諾すると、 「ありがとう、博希くん。その時はまた、今回みたいにレッスン室を貸してあげるからね」  背徳的な「報酬」に、博希は真っ赤な顔でうなずくのだった。   (続く)

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