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「思い出のワンピース」(13) (Pixiv Fanbox)

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「思い出のワンピース」   3.短いのがお好き(4) 「ま、待って愛那、それは、あっ……!」  射精したら、愛那の下着が汚れちゃう――そう言おうとした博希の声は、ショーツごと包んで握りしめる愛那の手によって中断され、1オクターブ高い悲鳴へと変わる。  コットンショーツとは違う、薄くてしっかりした、ややざらつきのある生地が、敏感な亀頭をこする。それがもたらすのは、単なる物理的な刺激だけではない。女子用ショーツ、それも愛那がたったいま脱いだばかりで、体温が残るものに包まれているという背徳感が、彼の劣情をさらに煽った。 「ふっふっふ、やっぱりヒロには、こっちの方が効果てきめんね。柔らかい厚手のショーツもいいけど、これもこれで女子高生っぽくていいでしょ?」 「う、うん、すごく、いいっ――ひ、あぁっ!?」  愛那の手が動き始めて、博希は再び喘がされた。  ショーツに包まれた竿が、スローモーションのような速度で上下する指によってこすられる。  緩慢で弱い刺激だったが、まだまだ経験不足で敏感な彼の粘膜にはちょうど良かった。ただでさえ自分で制御できるオナニーと違い、他人にこすられるため動きが予測できず、見られている恥ずかしさとも相俟って昂奮しやすい。ほんの数こすりのうちに限界を迎えて、腰の奥から湧き上がる噴出の前兆に、博希は最後の理性を振り絞って叫ぶ。 「で、出るっ……! 愛那、ショーツが、汚れちゃう、からっ……!」 「クスッ、たいへん。このままだとあたしのショーツ、博希の精液でべっどべとになっちゃう」  しかし愛那は、そんな幼馴染の気遣いを弄うように笑って、 「そしたらあたし、博希の精液まみれのショーツを穿くのかな? それとも、ノーパンのまま帰らなくちゃいけなくなるのかな? ね、どっちがいい?」 「う、ぁ――!」  更なる背徳的な想像に、博希の理性がはじけた。  どくっ、どくっ、どくっ――  脈打つペニスの先端から、大量の精液があふれ出す。  強烈な快感にめまいを起こし、声にならない叫びをあげる博希の耳に、 「わっ、すごいすごい、この前より、いっぱい出てる……!」  感激に満ちた愛那の声が、いっそう劣情を煽る。 「あたしのショーツ、ほんとにべとべとになっちゃった……それに、うん、栗の花の匂いって、こういうことだったのね」 「うぅ……ごめん、愛那……」 「いいのよ。っていうかあたしが無理やりしごいてたんだし、ヒロは全然悪くないんだから」  愛那は笑い飛ばすが、博希は罪悪感でいっぱいだ。幼馴染に迷惑をかけていることと、その背徳感にいっそう昂奮して射精してしまったことに、がっくりと脱力しながら落ち込む。 「そうね……だったら、こういうのはどう? あたしのショーツに射精して、べとべとにしちゃった罰として――女児服を着たまま外出する、っていうのは?」 「えっ――が、外出!?」  思わぬ交換条件に、博希は青くなる。  愛那は博希の竿をしごき、尿道に残った精液の一滴まで自らのショーツに出させてから取り除けて――べとべとに汚れた下着を、何事もないかのように穿きなおしてしまう。 「ちょ、あ、愛那! そのまま穿いたら、せ、精液が……!」 「クスクスッ、ちょっぴりべとべとで気持ち悪いけど、ヒロのだと思えば悪くないわね。あれ、あたしも結構ヘンタイ?」 「う、うん……じゃなくて、女児服で女装して外出って、本気で……?」 「もちろん。罰なんだから、いやとは言わないわよね?」 「う、うぅ……はい……」  射精後の賢者タイムにはつらい約束だったが、「罰」と言われては博希に逆らうことはできない。なにより彼自身も、 (女児服を着て、外へ――)  想像すると、胸とペニスが疼くほどの興奮を覚えてしまう。 「さ、気持ちよくなったところで、下に戻りましょ。おばさまがたも、まだまだヒロのことを見足りないみたいだし」 「う……うん……」  勃起こそ収まったが、丈の短いレトロワンピース姿は見られるだけでも恥ずかしい。普通にしていてもパンチラしそうになるのだ。 「クスッ、ショーツでしごくやり方を教えてもらったお礼もしないとね」 「あ、あれ、ご近所さんに教えてもらってたの……? うう、恥ずかしい……」  真っ赤になりながらも、博希は再びコットンショーツを穿きなおし、愛那とともにリビングへと降りていくのだった。   (続く)

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