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短編「妹の花嫁になった日」(3) (Pixiv Fanbox)

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  (3) 「っ……は、はい……」  咎人である真佑に、逆らうことなどできない。右手でショーツを持ち、左手で股間を隠しながら立ち上がると、 「隠さないで、ぜんぶ見せなさい。どうせさっきも見られてるんだから、今さらでしょ?」 「うっ……はい……」  言われるがまま、左手をどける。  高校生のそれにしては、体毛の薄い陰部。いまは皮をかぶりなおして垂れ下がっているためグロテスクさはなかったが、それでもやや膨らみかけていて、 「兄貴、あたしのショーツを触って、コーフンしてるの?」 「は、はい……」 「アハハッ、なにそれ! マッパで土下座して、あたしのパンツ握ってコーフンするなんて、うっける~!」  真里はゲラゲラと笑って、 「じゃあ、あたしがしてるのも、もしかしたら変態兄貴にとっては罰じゃなくてご褒美だったりするわけ? ククッ、ま、いっか。さ、早くあたしのパンツを穿いちゃいなさい」 「うぅ……」  言いたい放題だったが、いまの真佑には反論する権利などあろうはずもない。  改めてショーツを手に取り、両手で広げる。大きな一つの入り口の先にある、二つの出口――その三叉路の間にあるクロッチ部分はかすかに黄色く汚れていて、かすかに鼻をくすぐる少女の匂いに、真佑は思わず鼻白む。 「う……」 「どうしたの? フレーメン反応みたいな顔しちゃって」 「その……下着の、汚れが……」 「ククッ、女の子のパンツのシミなんて、変態兄貴にとってはご褒美じゃないの? 舐めてもいいよ?」 「な、舐めないからっ……!」  真佑はゴクリと喉を鳴らし、右足を上げて、そのつま先をショーツの中に通してゆく。柔らかなコットンの肌触りと、かかとに引っかかったときのゴムの弾力に、股間のものがぴくんと反応した。 「アハハッ、口では嫌そうに言ってるけど、チンチンは楽しそうね!」  妹の嘲笑を浴びながら、真佑は歯を食いしばってふくらはぎまで通す。サイズが小さいせいか、ゴムが肌を締め付けた。  いったん右足を下ろして、左足も同様に穿いてゆく。あとはゆっくりと持ち上げて、下腹部まで覆うだけ――しかしなかなか踏ん切りがつかないでいると、 「んー? 何をぐずぐずしてるのかな? 初めての女の子パンツだから、ゆっくり穿いて味わいたいとか? ククッ、あたしが一日穿いてたパンツ、しっかり楽しんでね」 「ちっ、ちが、そうじゃなくて――!」  呼吸を整え、引き上げる。ふくらはぎから膝、さらに太ももへと、ゴムに締め付けられながらこすれてゆき、ペニスはいっそう激しくわなないた。  そしてついに―― 「は、穿いちゃった……」 「アハハッ、似合ってるぅ~」  妹の嘲笑に、真佑は顔を赤くする。  下半身を包むガールズショーツ。サイズが小さいため、深ばきタイプのはずがローライズのような状態になっていて、ウエストも、太もも回りも、ゴムがきつく食い込んでいる。そしてその中心、可愛らしいショーツにはそぐわぬ膨らみが、まるで太く短い蛇のように、とぐろを巻いて潜んでいて―― 「ククッ、どう? 大好きな女の子パンツを穿いた気分は?」 「うぅ……は、恥ずかしい……!」  高校生でありながら妹の下着を穿かさえる恥辱に、真佑はそう答えるのが精いっぱいだ。あのシミのついたクロッチ部分も当たっているのかと思うと、戦慄が背筋をせりあがってくる。  大きく身震いする彼に、 「ん? 寒い? じゃあ、他のも着るといいわ。はい、キャミソールとソックス」 「うっ……」  目の前に投げられたのは、これまた妹が今日一日着て、お風呂前に脱いだ肌着と靴下。ショーツとおそろいのスイーツプリントキャミソールに、白いフリルのついたパステルピンクのショートソックスだった。  ここに至って、真佑にもようやく、妹が脱衣所から服を持ってきた意味と、これから何をするつもりなのかが判ってきた。 (真里は俺に、自分が着てた服を、着せるつもりなんだ……!)  意図が分かったところで、逃げ場はない。ただ羞恥の予感に、いっそう辱められるだけだ。  なのに――言われるがまま妹の肌着を着る彼のペニスはショーツを押し上げて、歓喜するように猛っていた。   (続く)

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