『優しいエルフ 第7話(後編)』【陰毛無し・ドスケベ漫画付き!!】 (Pixiv Fanbox)
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エルフのMAP
■グッドプラン会員様限定
・総枚数 61枚(差分込み)
本編 14ページ
・ドスケベ差分
・陰毛差分
・高解像度版
エルフのMAP
■人物紹介
・エルフ
名前 : エルロース・エルデリアン
年齢 : 2600歳
・マスクの人間
名前:ロドフ・キリアン
年齢:22歳
装備品:盾 片手剣
『優しいエルフ 7(後編)』
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エルフの山 ブルメンカール谷付近 人間のアジト 12週間
「おはようございます」
この人間の拠点に留まってから12週間になりました。
あれから、この人間の子をどうするのか話し合いました。
最終的にこの子の故郷に送ることを条件に無事、私が連れ添うことになりました。
しかし、本当にこの子を里に還して良いのか、それさえも私たちには分かりませんでした。
なので、目的はあっても不安の中、旅をすることになりそうです。
この子に故郷のことを尋ねましたが、覚えていないそうです。
何かのショックにより、記憶が一時的に不鮮明になっているのかもしれません……。
「準備はできたか?」
「はい、お陰様で体力も回復しました
この子も以前より顔色が良いみたいです」
「時折、人間の食べ物を与えた方が良い、エルフと違って摂取する栄養素に違いがある」
「あの……あなたはこの子の――」
「キリアン、私の名前はロドフ・キリアン」
「ロドフは、この子の里の事について何か知っていますか?」
「……うん」
「私の父は以前、商人だった」
「近辺だけでなく遠方まで商売をしていた」
「この子の里の名前は、回転都市パラベアム…だと思う」
「パラベアム……聞いたことがあります、長様のお話に出てきました」
「この子の服、以前父が買い取った物と似ている、結構な値がしたそうだ」
回転都市パラベアム……長様の話では過去の物として語られていました。
もし、この子がその場所からこちらへ来たとするなら……私の村が滅ぶことになりかねません……。
「……いくのかい?」
「……はい」
「どうしてそこまで?」
「どうしてでしょうか、ただ、この子を始めて見た時、何か懐かしい感覚になりました」
「昔のあの人を見ている、そんな気がしたんです、だから……でしょうか」
「まぁ、何でも良いよ、そうだ」
「これをお前が持ってる地図に書き写すと良い、我々が使用している安全な道が記されている」
「それと……これを着ていくと良い」
「人間の……服ですか?」
「エルフの服と違って、なんにも加護もないただの布だ、だがここでは身を護れる」
「全部は隠せないが、そのフードと合わせれば耳は最低限隠せる」
「良い話では無いが、エルフは珍しい生き物だ、あまりエルフだと周りに分からない方が良い」
「ありがとうございます、エルデリアンの加護があらんことを……」
「なんだそれ?おまじない?」
「はい、エルフのおまじないです」
「では、この子が起きましたら、ここを発ちますね」
「またここへ来るといい、次はちゃんとした歓迎をする」
「ところで……」
「はい……イタタ…」
「二人とも筋肉痛ですね……」
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