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空野楓 VS 高津小春 (Pixiv Fanbox)

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粕田高校という高校に急遽設置された野外リングの上で、2人の少女が戦っている・・・

一方は黒髪ショートボブで愛くるしい顔立ちで少し小柄な体格であるが遠目でも胸が大きく愛くるしい白を主体とした競泳水着を纏った少女と、もう一方は同じく黒髪だったがこちらはロングヘアで小柄な少女に比べると少し大人っぽく端正な顔立ちだった。体格は小柄な白い水着の彼女に負けないほどの悩ましい身体の持ち主で、大きな胸や魅力的なお尻がより強調されるピンクを主体としたワンピース水着を纏っていた。

2人の外見のからはとても想像できないほどの激しいぶつかり合いがリングで行われ、観客達を魅了し、野外に設置されたリングは強烈な熱を放っていた。

白い水着の彼女は空野楓、ピンク色の彼女は高津小春というようだ。

リング上では白い水着の楓が、リング上に倒れているピンク色の水着の小春の腰をこれでもかと強烈に踏みつけた!!

 腰へダメージを受けた小春はたまらず体勢を仰向けに変える。しかしそれを待っていたかのように楓は小春の両足を捕らえた。

「やだぁ……!」

 小春は目に涙を浮かべて抵抗するが、消耗が激しく、もはや成す術は無い。

楓は小春の足を両腋に抱えるとそのまま小春の身体を跨ぎステップオーバー、そして自らの腰を相手の腰へ降ろした。

「うくぅ……!」

 腰を徹底的に痛めつける関節技、逆エビ固めが、リング中央で極まった。目一杯右腕を伸ばしても、ロープは遥か彼方である。

「うああああああああああああああああ!」

 小春の尋常ならざる悲鳴が野外に響いた。逆エビ固めは腰からギチギチという音が聞こえてきそうなほど深く極まっており、小春の腰を徐々に破壊していく。

「ギブしてください!」

「ノー! ノー!」

「ノー? これでもかぁ!」

楓はさらに力を込めて小春の腰を痛めつけていく。

「ぐっ……うぅあああああああああああああああ!」

「ギブしろぉ!」

「あああああああ! ノォー! ノォー!」

しかし、小春はホームグランドのリング、おまけに自分よりも1年も後輩相手に学園最強と啖呵も切った。小春には負けてはいけない理由だらけだった。

だから小春はこの試合で絶対に負けられなかった。

小春は楓の逆エビ固めを意地で逃れ、なんと小春は渾身のブレンバースターで楓をマットに叩きつけで反撃の狼煙を上げた!!

前半は一方的に小春を痛めつけていた空野だったが、怒涛の小春の絶対に負けられないという想いの乗った強烈な攻撃に手も足も出ず、ついに楓はリング上で大の字にダウンしてしまう。

いわゆるグロッキーと言う状態だ。

もしこの試合がボクシングならば試合は決していたか、少なくとも試合は一時中断されていたが

これはプロレスのリングなのだ・・・・・

だから当然試合が決するまでは、小春は楓に容赦も情けもかけない。

楓が動けない間、小春はコーナーポスト最上段へと登る。リング中央に背を向けたまま、トップから一度楓の方へ振り向くと、そのまま肘を出しながら飛び降りた。

「がふっ!」

 コーナーポスト最上段からのエルボードロップが楓の腹部へ突き刺さった。その衝撃で身体が大きく跳ねる。

「ぁ……ぅぁ……おぇぇ……!」

 楓は腹部を押さえ、四つん這いになりながらマットに胃液交じりの唾液を垂らす。目には涙が溜まり、今にも零れ落ちそうである。

「終わりだ!」

 小春は四つん這いになっている楓の後ろから髪の毛を掴み、もう力の入らないその身体を無理やり立たせる。

そのまま素早く腋にもぐりこみ、胴をクラッチし、ジャーマンスープレックスの体勢を作った。

「ぅ……ぁ……!」

もはや楓に、抵抗できる力は残されていなかった。

ふわり、と楓の身体が宙に浮く。

「これで……とどめだ!」

「あぐぁぁああぁぁああうぁ!」

 へそを支点にした綺麗なジャーマンスープレックスが決まった。楓はお尻を突き出し身動き1つ取れなかった。

「フォール!」

「1……! 2……! ……3ッッッ!」

ついに、ついにレフェリーがマットを三度叩いた。

 死闘の終わりを告げる甲高いゴングの音が、三度打ち鳴らされる。

美しかったジャーマンはゴングの後に崩れ落ち小春と楓はお互いに重なったまま動かない。セコンドとして待機していた数名のスタッフが二人に氷嚢を当てたり水を与えたりしている。

 五分ほど経ったころだろうか、二人はようやく呼吸が整ってきた。

「はぁ……はぅぁ……」

 目が虚ろな楓は、今にも飛びそうな意識をなんとか繋ぎ止めて立ち上がる。

「はぁ……はぁ……」

小春もまた、今にも倒れてしまいそうな痛みを堪えながら、立ち上がった。

 リング中央、再び二人が正対する。お互いに限界はとうに超えていた。

「高津さん……! ありがとうございました!」

楓が小春に抱擁する。

「うん。ナイスファイトだったよ。ありがとう」

 小春も、楓の身体をしっかりと抱きとめた。

 高津小春(3年)〇 VS 空野楓(2年) ×

       30分31秒 

   ジャーマンスープレックス

スペシャルサンクス

空野楓 /熱闘 空野さんVS高津さん(小説)

 こりゆのさん  https://www.pixiv.net/users/972585

高津小春  

たこやきちゃんさん https://www.pixiv.net/users/1001858

実はこの作品がいちばん読み返した感あります。あと小説+イラストの形式がいちばん好きなんで是非ともやりたくて、こりゆのさんの作品をお借りさせてもらいました。文章書くの苦手です(;´Д`)

ただ最初は1枚だけ描こうと思ったんですが高津さんの攻めパートもという事で3枚も仕上げるというループにはまって・・・

正直無限にはまりそうなので適当に切り上げましたので、すべて抜粋すると長文なので短く変更してます。気になる人は原作の読んだ方が良いと思います。こちらは絵という付加価値がついただけなので(笑)

※当然ですがこりゆのさんの許可頂いてやっております。小説も補足設定しただけで原作のシーンを引用させてもらっております。

たこやきさんの学園プロレスキャラの高津さんは規約でOK出てるのでお借りしております。

末筆ですがありがとうございます(*´ω`)

3つ並ぶとなんかアニメのスクショみたいで良いですよね(笑)10月も頑張っていきます(*´ω`)

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