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学生プロレス 女子部門 (Pixiv Fanbox)

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学生女子の最高峰の戦い・・・・・

互いにライバル校であり全国大会の強豪校である。神奈川の青葉学院高校の皆川由梨(18)と三重の強豪校白石女子高校の宮本圭子(17)という全国の女子プロレス部に所属する選手達も注目のカードで、他県の強豪校の生徒達も会場に観戦に来ているのを確認できるほどのカードである。

学生女子プロレスでの互いに高評価を得る両名・・・・投げれられれば投げ返し、極められれば極め返す互いに一歩も譲らない対決がリング上で行われていた。

試合開始から20分・・・試合は動いた

白石の宮本が青葉の皆川の背後をとらえ強烈な裏投げ気味のバックドロップが炸裂した!

「うあああああっ・・・・」

皆川の動きが完全に止まってしまう。さらに宮本は黒く美しい皆川の髪の毛を掴み立ち上がらせる

「立ちなよ・・・皆川せんぱい・・・はぁはぁ・・・・」

宮本が皆川の首元に腕を回し皆川のどてっ腹に膝をたたき込んだ

「がぁぁっ・・・・!!」

皆川はリング上にお腹に手をあてながらへたり込んでしまう!!

その時・・・・皆川は嘔吐してしまいキャンバスに唾液と血の混じった汚物を吐き出してしまう・・・・

そして皆川の心は砕けた・・・・・

突如皆川は子供のように右腕をかばいながらリング上でだだをこねるようにのたうち回った。あまりに突然の事で宮本も困惑していた。

「はっ? 何よ? とどめさしてあげる!!」

そこにレフェリーが宮本の前に割って入りゴングが要請された。

困惑する宮本・・・

一方嗚咽のようなうめき声と悔しさをにじませながら皆川は泣き出した・・・・・

学生プロレスで最高レベルの選手達は試合中は痛みに鈍くなる事も多い。レスラーとは言え未熟な未成年であるのだ。

彼女達は学校の名誉、自分の誇りをかけてリングに上がるだから時折アクシデントも起こりうるのだった。

案の定、皆川の右腕は赤紫に腫れあがり脱臼していた・・・・おそらく裏投げの時に右腕から落ちたためだった。そしてその後の宮本の膝で痛みを思い出したのだった・・・・・

  宮本圭子  〇  VS  皆川由梨 ✖

(白石女子)        (青葉学院)

 24分30秒

右腕脱臼により試合続行不可⇒ レフェリーストップ

  

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