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関西学生プロレス 第1,2試合 (Pixiv Fanbox)

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【導入】

関西学生プロレス団体戦とは・・・・・・・

男子部門、女子部門と分け隔てがない無差別(男女混合)で試合が展開される特殊形式の大会である。

当然男女の対戦も行われるが、一般的に体躯の小さな女子にとっては非常に厳しい大会であることは否めない。そのため参加そのものを敬遠する女子チームも多い大会である。

実際のところ、女子チームが参加もたびたび見られるが1回戦で男子チームと当たると女子では強豪校でも惨敗してしまう事も多い。

しかし今大会では女子チームの活躍が続いた!!

女子プロレス部門では毎年全国大会で名を馳せ、リングの上では男女関係平等をポリシーに掲げる白石女子高校はなんと・・・3回戦にまで駒を進めたのだ。

しかも次勝てば大会史上初の女子チームが準決勝進出という歴史的快挙がかかった試合なのだ

しかし不運にも、3回戦で白石女子の前に立ちはだかったは、同大会で昨年の優勝校でもある大阪の強豪、柏木高校が立ちはだかったのだったのだった。

柏木高校は全国大会でも3本の指に入る強豪でもあるのだ。白石女子にとっては最大の山場であった・・・・

そして・・・女子と男子それぞれの名門の看板、己の誇りを掲げた者同士の性別を超えた潰し合いがリング上では始まろうとしてた!!

【1回戦】

藤堂晃(2年 柏木) VS 仲山江梨香 (3年 白石)

白石女子の最強の呼び名も高い江梨香があろうことか先方として会場に登場した。

そのことにより少しザワめく会場・・・・

本大会は3勝の先取制ではなくポイント制で行われる試合で、後半に強者が居れば一発逆転もある試合形式であり、当然セオリー通りに行けば強者は後手に回る事が多いので江梨香は4試合か5試合に出てくるというの大方の予想であった。

また本大会はリングまでの花道が幕に覆われているので観客も選手自身も当日リング上で初めて皆が対戦カードがわかるシステムのため、各高校の対戦順序は勝利を得るためにはとても大事なシステムである。

柏木は今大会では2年、3年でチームが構成されていたために、当然若輩の藤堂が先方を務める事となった。しかし藤堂も2年生ながら次世代エースを担うほどの実力者であり体格にも恵まれていた。

そして、藤堂は終始江梨香を力で圧倒していた。

さすがは去年の優勝校のメンバーに選出されるだけはあり、藤堂は防御にも定評のある江梨香でさえ攻めこまれてしまい江梨香はどんどんスタミナと体力を奪われていった・・・・

試合もこのまま藤堂の圧勝かと思われたが・・・・

藤堂の一瞬の油断から、江梨香が鍛え上げた太ももで藤堂の首を絞りつくした!!

江梨香の得意技である首四の字固めが決まった!!

江梨香は前半は体力の温存に努め、実は見かけほど藤堂の攻めは効いておらず、後半の藤堂は自信家で、勝利を確信した際に女子選手に対して生じるはずである油断に的を絞っていたのだ。

江梨香は初めからこの展開にすべてをかけ前半は、藤堂の体力を消費させることにだけ費やし受けに回った!

藤堂は派手な技も多く使い、江梨香の術中にはまっていたのだった。

いくら柏木の屈強な男子選手と言えど、前半に江梨香を攻め立てるのに体力の大半を使ってしまっていた藤堂にはもはや逃れる術はない!!

江梨香の太ももが、藤堂の首を頸動脈をギリギリと締め付けた!

しかし昨年の優勝校としての意地、さらには男の意地、2つの意地が相まって藤堂もギブアップを拒否し続けたのだった・・・・・・

しかし・・・鍛え抜かれた江梨香の太ももで全力で締め付け続けられ、ついに、藤堂の意識は静かに遠のき口から泡を吹いて瞳孔は白目を向いた・・・・・

そしてレフェリーがゴングを要請し試合終了!!

【第2試合】

狂谷健吾(3年 柏木) VS  斎藤玲奈(2年 白石)

初戦で白石の仲山が大きな1勝をあげ多数のポイントを取得した!! 

史上初の女子チームの快挙となるかもしれないという期待を持ち始めた観客のボルテージも盛り上がり始めた!

リングに向かう白石女子の玲奈も幕越しに声援が高まっていくのがわかった。しかし肝心の対戦相手はわからない・・・幕に覆われた花道はリングだけが薄った浮かび、対戦相手はまだ見えなかった

玲奈は2年生ながら正統派のレスリングで女子大会では常に好成績をあげ続ける素晴らしい選手で白石で一番プロレスが巧い選手と言わていた。

玲奈がコーナーに待機して対戦相手を待ち構えてると、柏木の花道から2試合目のリングへ向かうのに登場したのは学生プロレス界で悪名高い・・・あの狂谷の姿だった

狂谷という選手は狂谷健吾という名前の狂健の文字をとって ´狂犬’ という異名をつけっられていた。彼を良く言うと野生の動物のような闘争本能が魅力的な選手である。

しかし、悪く言うと野蛮な獣のような男であり、噛みつきを得意としていて、レフェリーの隙をみては相手選手に牙を向け瞬く間に血に染まらせるといういわくつきの選手でもあった・・・・・・・

狂谷の登場に。コーナーに待機する玲奈も、当然対戦相手のことは事前に調べていたので狂谷が対戦相手だという事を悟ると強気な玲奈もさすがに表情が曇り始めた。

しかし玲奈は頬を叩いて、気合を入れ直し気持ちを切り替えた!

(江梨香先輩がせっかく掴んだ勝利・・・・このまま勢いに乗って・・・私も続いて絶対に倒して次に繋いでみせる!!)

ロープをくぐる狂谷がコーナーに待機する玲奈を見つめて不気味に舌をなめずりをしていたまるで野生の獣と対比してるようでリング上の玲奈はただただ不気味であった・・・

しかし試合が開始されると狂谷は何を思ったのか紳士的に玲奈の正統派のレスリングにつきあい、投げて極めてを繰り返した。

観客や玲奈を含めた白石の選手達の心配は杞憂であったかのようなクリーンな試合がリング上で行われていた。

技巧派の玲奈の強烈なサソリ固めが狂谷を絞りつくす!

『ギブアップしなさいよ狂谷ぃ? アンタにはもぅ返せないわよ!!私のサソリの毒は強烈なのよ!!』

『がああああああ~!!!』

狂谷はうめき声をあげながらかろうじてロープに手をかけた・・・しかし玲奈は興奮していたのか足を離さずサソリ固めをかけ続けた!

『おいおい斎藤さんよぉ~!! ロープだろうが!! ったくプロレスのルールくらいは守れよクソ女がぁ!!』

『うるさい!! 私は・・・勝つのよ・・・勝たなきゃいけないのよ!!! この狂犬め!! 私のサソリでアンタの腰を粉々にしてやる!!』

興奮する玲奈にレフェリーがたまらず制止を求めた。玲奈の渾身のサソリ固めがレフェリーにより外されてしまい、そしていったんレフェリーは仕切り直すために玲奈をコーナーに戻るように指示した。玲奈は背を向けコーナーポストへ向かう

『!?』

すると狂谷はすばやく立ち上がり玲奈の顔へ自慢の牙をめり込ませた!!!

ここで狂犬の本領発揮である!!先ほどのクリーンな試合をしていた選手とは思えないほど狂谷は不気味であった・・・・・

『きゃあああああああ!!!!!!!』

玲奈の顔面は瞬く間に鮮血に染まり玲奈は絶叫する!!

『せっかくてめぇのお利巧なプロレスにつきあってやったのに、てめぇがルールも守らないのが悪いんだぜぇ! ガハハハ!!! こっちの俺と試合がしたいんだろぉ女?? 』

そこから試合の流れはは大きく変わった!

狂谷が先ほどのサソリ固めのお返しと言わんばかりに鮮血に染まる玲奈に強烈な逆エビ固めをかけた!!

技を離しては腰をストンピングで踏みつけ、また逆エビをかけては腰にエルボーを落とす・・・・徹底的に玲奈の腰を痛めつける狂谷・・・・・・・

『あ"あ"あ"あ"あああぁぁぁ~!!!』

リング上での玲奈の絶叫が会場に響き続ける・・・・・・・

そして狂谷はとどめとは言わんばかりに今度はサーフボードストレッチで玲奈をとらえた!!

玲奈の腰はミシミシと嫌な音を立て始め・・・グキッと鈍い音が聞こえた・・・・

玲奈はあまりの痛みに声も出すことも出来ず、口から血の混じった唾液を吐きだした!

『ごぼっ !!!!』

そして心が折れてしまった玲奈は涙と血にまみれた顔でただ狂谷に許しを請うためにギブアップを宣言するしかなかった・・・・・

柏木、白石共に1勝1敗で迎える第3試合は・・・・・

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今回はコメントで見かけたダイジェスト的な感じでというのと、男が負けるシチュを見たいというテーマを合わせました。

またやはり男勝ちのリョナを主軸なものも見たいという事で合わせてみました。長く書くと文が崩壊するので、短めの小説的な展開もつけてみました。

狂谷の狂犬はハイキューから、白石でいちばん巧いは咲の阿知賀からフレーズパクッテます(笑)案外高校生もんは参考になったりします。

【お詫び】

ちょっとお詫びなのですが、回線が直ったのですがリクエストボックスの設置の件なんですが、ファンボックスの公式の実装の予定されてたものからから変更されておりましてどうにもならないみたいですね・・・・

ですので従来通りリクエストはコメントでしてもらう形をとらせてもらいます。

版権でも良いのですが一般公開になると思いますし、キャラによってはまったく描きませんので採用率は低いかと思います。それでもよろしければOKです。

※あくまで、ここでのリクエストは馬券を買うようなもので、あまり当選率は低くいです。自分が何かいいネタ思いつかない場合に採用されたりします。

自分のモチベ的なものがありますので。ですが印象に残るコメントはところどころ反映していきたいと思います。今作もコメントの意見などを汲んでおります。

ご迷惑をかけますがよろしくお願いします

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