霞003 (Pixiv Fanbox)
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ふぅ…
4回戦目終わり…
実況「霞選手ー!何と4回戦目もほぼ無傷で勝利だぁーー!誰か霞選手を止められるのかぁぁー!」
観客「いいぞおお、霞ー!」
観客「エロいだけじゃねぇなぁ!すげーぞぉ」
ここまでは強い相手ではない…けど勝つ事が目的じゃない。
目的はあくまで雷道を見つけ、仇を討つ事。
待機時間のうちに目撃者がいないか聞いて回ろうかしら。
場内放送「エントリーNo、018865 霞様、至急医務室までお越し下さい。繰り返します。エントリーNo〜……」
ん?なんだろう?
何かあったのかしら。
…はっ!もしかして、対戦相手の方にダメージを与え過ぎて注意される…。まさか、ね。
とにかく行こう。
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霞「失礼します。何かあったんでしょうか!?」
医師「霞さん!急に呼び出してすみません」
(さぁて、吹っかけるか…
霞ちゃん、もう逃げさないよぉ)
医師「実は…ある人物から接触がありまして…
なんでも、霞さんに仇として狙われていると言うんです…」
霞「っ!まさか、雷道!?」
医師「雷道…というんですか。名前は名乗りませんでした。」
(へへ、霞ちゃんみたいに、強い目的がある奴ほど食いつきがいいねぇ)
霞「それで、雷道は今どこに!?」
医師「それはわかりません…ただ、その…申し上げにくのですが…」
霞「…?」
医師「こんな言葉は口にしたくありませんが…。心して聞いてください。
ヤツは私にこんな事を言いました…。
『自分を追う一族の血は絶やさなければならない。お前は霞と性行し、子を宿せさ血を穢せ。さもなければ…わかるな?この会場にいる全ての者が人質だ。そしてお前の家族もな』
と言って、私の妻子の写真を見せてきました…もうすでに私の妻子は人質になっています…
ヤツは霞さんと接触した私の事をすでに調べていた様で…」
霞「っ!?…ちょっ…ちょっと待って!
それって…その…私とあなたが…?」
医師「…はい、そ、そういう事だと思います。
奥の部屋は監視されています、そこで行為をしろと…」
(へへへ、さぁどう出るかな心優しい霞ちゃん〜)
霞「そ、そんなの無理よ!出来るわけないっ!
それに監視って…」
(雷道…!自分から現れたと思ったら…何を考えてるの…!)
医師「他にもいろいろと要求がありましたが…、女性の前で言葉にするには…」
霞「ダメよっ!出来ない、雷道に屈するわけにはいかないわ」
(他の要求って…一体何を考えてるの)
医師「わ、私だって、あなたのような若く美しい方にそんな嫌な事させたくありませんっ!
しかし、私の妻と子供が…うぅ」
(へへへ、妻子なんていませんよぉ)
霞「くっ…雷道…許せないわ、関係のない人達も巻き込んで…」
医師「私はどうすれば…黙って妻子に危害を加えられるのを見ていろと?
そ、それはあんまりです、もう家族に会えないなんて…」
(ほぉら、目の前に救いを求める弱者がいるぞぉ、ひひひ
良心が疼くだろぉ)
霞「で、でも…」
(どうすれば…いいの、元はと言えば私がこの人を巻き込んだ…
私の勝手な行動がこの人を、この会場の人達を危険な目に合わせている…)
医師「うぅ…う、うぅ」
(さぁ、どうするぅ?)
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霞「……一度…だけ?」
医師「っ!わかりません。ヤツは子を宿せと言いましたが、そんなのすぐわからないですし…」
(ひひひ、もう一押しだぁ!)
霞「…ほ、他の要求って何…ですか?」
医師「そ、それは…言っても良いんですか?」
霞「…聞くしかないわ…」
医師「そ、その…、まずは唾液交換、胸を弄べと…それから膣内への射精だけでなく、口への射精、クンニリングスやフェラチオ、後背位もしろ、と…薄ら笑いを浮かべていました」
(へへへ、まぁ僕の要求なんだけどねぇ)
霞「なっ!…何を…こんなの私を辱めたいだけじゃないっ!」
(何を考えてるの…雷道!)
医師「ひっ…わ、私が言ったんでは…ないんですが…」
(ひひ、流石に無理な要求かな?…いや霞ちゃんなら…)
霞「……」
(この人に怒っても仕方ない…)
医師「…」
霞「…わかったわ」
(雷道…許さない。辱めなんかに屈しないわ!
私が巻き込んでしまった、この人とこの人の家族、そしてこの会場の人達の為…)
医師「ありがとうございます!これで妻子は助かります」
(ひひひ、霞ちゃん雌の顔が見れるゾォ!
たっぷり愛してあげるぅ)
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実況「特別会員の方は
エクストラステージが開催されますので、地下10階の会場までお越しください」
観客A「ん?なんだ、特別会員って」
観客B「お前知らないのか。
俺らなんかよりはるかに金持ちしか見られないステージがあるんだよ。
ここより更にやばいものが見れるらしい。
特別会員の奴らに何を見たのか聞いても誰も口を割らねぇから、謎に包まれたままなんだよ
ありゃ、相当キツく口止めされてるな」
観客A「ほぉ、そんなもんがあるのか、
まぁ一般会員の俺らには無縁って事か」
観客B「ま、そういうことさ」
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医師「霞さん、この薬を…」
霞「これは…?」
医師「肉体強化剤です。万が一の為に飲んでください…
もしヤツが現れても戦えるように」
霞「っ!薬なんかなくても戦えるわ…」
医師「…私も守ってくれますか?
私は全く戦えません…霞さんのように戦うなんて無理です…私が狙われたら…」
霞「…」
(そっか…1対1じゃないんだ、この人を守りながら戦う必要がある…薬に頼るのは不本意だけど、雷道が接触してきた今、そうも言ってられない…)
霞「…いただくわ…ごくん」
医師「ありがとうございます。では行きましょう」
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という事で今回は会話パートです
次回、霞は屈辱に耐えながら医師の要求を受け入れていきます…