地下闘技場 霞 プロローグ (Pixiv Fanbox)
Content
ここにいるのかしら…。
兄の仇、雷道…
ただの噂の可能性もあるけど、やっぱり自分で確かめないと気が済まない。
大丈夫、覚悟は出来てる…
必ず仇を…
観客男1「おい、あの女、いい女じゃねぇか?
服装もそそるぜ。
なぁ、すぐそこにトイレがあるしよぉ、押し込んで一発ヤらねぇか?」
観客男2「馬鹿かお前は、あの女出場者だろ?
いくら腕に覚えがあろうが、俺達みたいな中途半端なヤツが束になっても一瞬で返り討ちさ。
ここに出場する奴は、男も女もマジでやばいぞ。観戦してりゃわかるだろ?」
観客男1「まぁ…確かにな。しっかしあんな女とヤれる男が羨ましいぜ。
俺だったら尻掴んでバコバコして、奴隷にしてやるのによぉ。」
観客男2「やめとけやめとけ。所詮俺達は賭けに興じるギャンブラーさ。よぉし、試合が始まるぞぉ!」
観客達「うおおおお!勝てよお!ぶっ殺せーーー!!」
男性の下品な視線には慣れたつもりだけど、
こうしてあからさまに向けられると、居心地が悪いわ。
この衣装も私の誇り。脱ぐわけにはいかないわ。たとえ抜け忍だとしても…。
ふぅ、とにかく出場して勝ち上がる必要があるわ。
負けると地上に戻されてしまうし、戻ると追手も迫ってくる…。
勝つ以外に道はない、か…。
-------
医務室、ここね。
不正薬は除去される薬があるみたいだけど、
願ったり叶ったり、かな。
正々堂々、戦える方が良いわ。
コンコン
医師「はい、どうぞ」
霞「失礼します、エントリーNo.018865 霞です。」
---
霞、プロローグはここまでです。
春麗ストーリーが先の予定でしたが、がっつり風邪をひいてしまいダウン中です。すみません。
体調戻りましたら頑張ります!
お待ちください!