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【2000文字くらい】満員電車逆痴漢砂塚あきら (Pixiv Fanbox)

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今日も疲れ果てた身体と心で朝の通勤電車に乗る 都心に向かうこの列車は今日も満員だ、大きく車両が傾くたびにあちらこちらからむさ苦しい吐息と舌打ちが耳元をかすめる そんな人間の圧を感じながらも吊り輪をグッと掴んだまま俺は電車の揺れに身を任せる そう、これでいい…いやよくはないのだが何かしたところでこのクソったれな人生が変わるわけでもないのだ 起きることにされるがまま、耐えるままそれが俺の人生なんだ ふと気づくとさっきから腰回りをまさぐるような感触に気づく 残念だが俺の財布は抱えたカバンの中だ、と思ったがそれにしては触り方が妙だ 倒錯した性癖のオッサンが欲情でもしているのか…?別にどうでもいい、どのみち俺はあと3駅で下車だ、荒波はたてずにさっさと降りてやろう だがささやかな反抗心からせめて痴漢の顔だけでも拝んでやろうと電車の揺れに任せて身を翻す ========================= 「…あ、バレちゃいました?」 女だ、女が俺に痴漢をしていた 「もうちょっとだけ楽しんでたかったんデスけど…」 身を翻したせいで獲物(俺の尻)を触れなくなったせいか女はマスク越しに物憂い気な表情を受かべる 変態女…しかも、学生か? 身長もいでたちもどう見ても成人のそれではない、女子高生が俺に痴漢…? 現実味のないシチュエーションに頭がぐるぐる回りながらもまるでAVのような状況に段々と下半身に血流が巡っていくのを感じる 「…ぁ♥…なーんだ、お兄さんも”その気”あるんじゃないデスか❤」 「じゃ、”コンティニュー”ってことで…♥」 女は電車の揺れに合わせ体制を変え、細い足を俺の股の間に滑り込ませ怒張した俺のズボン越しの息子に腰を擦り付けてくる 「ん…♥はぁ…♥」 胸元で少女が息を荒げる 「…おにーさん、やっぱり抵抗しないんデスね?♥んふ…♥まぁ抵抗しなさそうだから狙ったんデスけど♥いつも疲れてる顔してますよね…♥」 通勤中は…いや、仕事中もか、心を殺して過ごしているので全く見覚えがないがこの少女も普段この電車に乗るらしい 心の奥底まで見抜かれており混乱と興奮が入り混じる状況でも少女の言う通り抵抗することもできない 「随分疲れてそうだし♥ん…♥お互い…♥リフレッシュってことで❤」 正直、正体不明の少女に迫られるのは恐怖も感じる反面ご褒美のようなシチュエーションでもある どのみち抵抗する理由など、ない 電車の揺れと少女の腰使いに身を任せこちらの呼吸も荒くなり――― 「…あ、でもここの駅デスっけ…?残念…♥」 気付けば下車駅についていた、夢か現か目を白黒させてしまう 電車のドアが開き人の圧が緩む、そうだ…仕事、仕事に、行かないと 「………自分♥次の駅でいいホテル知ってるんデスけど…♥」 身がこわばる 「お仕事なんてほっぽって………今日は自分と遊びません?♥」 先ほど荒くなった呼吸と打って変わり、息が詰まり、つばを飲み込む 気付けば再び車内に人が入りこみドアが閉まっていた 「…あーあ、ドア、閉まっちゃいましたね♥」 「女子高生のガキに誘われて…♥仕事ほっぽって朝からラブホ行きデスね♥ふふ♥ちゃ~んと”抵抗”できるじゃないデスか❤」 再び少女が身を寄せてくる、心なしか先ほどよりも強く密着してくる 『この先揺れますのでご注意ください』 アナウンスを聞くと待ってましたと言わんばかりに少女は激しく腰を擦り付け始める 今度は、こちらも壁に手をつき腰を前に突き出す 後ろからはおっさんたちがぎゅうぎゅうと背中を押してくるが今はもうそんなものはどうでもよかった ひときわ大きな揺れがおこり、俺は体ごと少女を壁に押し付ける 「……ぁ♥――――ッ♥♥♥」 少女が身震いする、それに合わせ俺のズボンのふとももにぬるい感覚が広がっていく ========================= 『まもなく、○○――○○――お降りのお客様はお忘れ物のないよう――』 「…降ります」 辺鄙な駅だ、イチイチこんな駅で降りるなよクソが――という視線と空気が俺たちを刺す 傍から見れば催し耐えきらなかったオッサンがいたたまなくなって下車するようにしか見えまい 満員の電車の舌打ちを見送り人気もまばらなホームの椅子に腰かける 「…すいません、さすがに漏らしちゃうつもりはなかったんデスが」 「で、でもホラ!ちゃーんとズボンのクリーニング代も出しますし、サービスもしちゃいますから…!」 仕事も放りだしたんだ、よっぽどよくしてもらわんと困る とりあえず景気づけに自販機でエナドリを買う、一日楽しませてもらわないとな ガシャンと音がし、買ったエナドリを手に取ると同じくエナドリを持った少女と目が合う 「まぁこれも息抜きってことで…ほら、行きましょすぐそこデス」 後ろから声がする、おかしい目の前に少女の顔があるのに 血の気が引くのと同時に心臓がバクバク高鳴るのを感じる そう、俺は自販機についてる広告のアイドルの顔を見ていたんだ 「#逆痴漢 #大成功 #この瞬間を楽しんで」 ■□■□■□■□■□■□■□■ え…?急に「満員電車逆痴漢砂塚あきら」って降りてきたから…

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