【お絵かき研究】いわゆる良い絵とは何なのかについての考察 (Pixiv Fanbox)
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最近お絵描きでよく考えているテーマがあって
それを説明するための端的なスクショが自前で撮れたのでシェアしておきます。
sudo haikuに投稿したこれ。
同日にアップした2枚の絵なのに、下の方が星がいっぱいついていますよね。
これ、上の丁寧に描いた絵より下の一見雑な絵の方が圧倒的に"良い"
今まではその良さに気付けなかったんだけど今なら明確に分かります。
よくある丁寧に描いた絵より雑にペロっと描いた絵の方が伸びた死みたいなツイッターお気持ち文、今までSNSはそういうところじゃないからの一言で片づけていたけど、これはもう明確に違う。要は文脈が乗ったということですね。
下の絵、多分別の日に上げてたらそんな星は付かなかった。
この絵をアップしたのがsudo haikuにお絵描き機能が実装された当日だったからで、要は適切なタイミングで適切な絵が上がったから星が付いたんですよね。
感情。感情を動かす絵が共感されたから星が付いた。
丁寧に描くだとか、工数をかけて描くだとか、純粋な技法に意味がないかと言えばそうではないんだけど、そもそも何のために絵をアップしているかというとそこには必ずその絵を見るであろう他人の目があるわけで、他人の目に晒すということはそういう感情も考慮しなくてはいけないということ。
単純にうまくて上がる絵というのは余程でないと上がってこなくて
どういうことを考えて何を伝えたいのかが明確であれば良いし、その上トレンドなり文脈が乗ればなおいいって感じ。
たぶんこれが自分の考えるいい絵なんだと思う。
(まあこの考え方を敷衍すると、そもそも絵を描く必要さえないのでは???までに行きついてしまうのだけどそれはまた別の話で)
絵描きあるあるの評価されないけど人に媚びたくないみたいなやつ、人に晒している時点で既に矛盾してるのよね(求道が目的ならそもそも外にアップする理由がないので。なので、いい絵を描こうと思えば思うほど読み手の感情を考慮しなくてはならなくなるの、なんかバグっぽいけどしょうがないんだよなあ。と思うのです。
これが重要なんだよな。
おわり