吉野さんがお尻燃やすだけの小説のような何か(読み物) (Pixiv Fanbox)
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8月初頭
私、吉野真帆は家に引きこもる毎日を過ごしている。
世界的にウイルスが流行してしまい、せっかくの夏休みだというのにステイホームを強いられているのだ。
元々インドアな事もあり、レンタル映画を見たり、YouTubeで好きな芸人さんのコントを見たりとそれなりに楽しい自粛生活を送っていた私。
今日も映画を見て過ごそうと、レンタルして既に3回は見ているタイタニックのDVDを再び手に取った。
「…あれ、7月31日?」
そこには過ぎ去りし日が記されたレシートが1枚、挟まっていたのである。
「うわっ!やっちゃった!」
延滞料金の発生したDVD達を手に慌てて家を飛び出した私を、数日ぶりの直射日光が襲う。
暑い…いや、これはもはや熱いと言ったほうが適切ではないだろうか。
少しでも早く返却を済ませて自室という名のオアシスに戻りたい。
わずかな距離だったが私は自転車にまたがり、灼熱のアスファルトの中返却へ向かうのだった。
「いらっしゃいませ…あれ?」
「ユー君ゴメンっ!返却期限ちょっとすぎちゃった…!」
空調の効いた第二のオアシスで、顔なじみの店員であり同級生でもある「彼」に頭を下げていた。
彼の父親が経営しているレンタルショップで、彼も身内のバイトとしてよく働いているのだ。
店員と顔見知りのおかげで、300円近くかかる延滞料金がタダになった。
「いやー本当ごめんね。自粛自粛で返却期限来たことも気づかなくってさ。」
「わかるわかる。僕もあんまり外出てないから、曜日感覚とかちょっと狂っちゃうよね。」
延滞の申し訳なさもどこへやら。他愛ない世間話をしたところで、次の籠城に備えて新たなDVDを拝借すべく私は店内を練り歩いた。
しばらく物色していると、以前特設していた稲川淳二の怪談コーナーが早々に無くなり、中古のゲームコーナーになっていることに気づいた。
(セミみたいな寿命の旬なのかな稲川淳二さんの怪談って…)
怪談事情はさておき、昔懐かしのレトロゲームやボードゲームなど、
結構な種類が取り揃えられている元淳二コーナーを眺めていると。
「ドコドコドコドコ…」
太鼓のような音がどこからともなく聞こえてきた。
稲川淳二の呪いだろうか、死者の世界から何かが下りてきてしまったのだろうか。
霊的なモノかは定かではないが、確かに聞こえた不思議な音。
耳を澄ますと、陳列されたゲーム機の中から聞こえているようだった。
「これは、ニンテンドー64?」
その刹那、一瞬カメラのフラッシュのようなものに包まれ、突然私の体が軽くなり周囲の気温が一気に上がった気がした。
エアコンの故障かと思ったが、目の前に広がる一面の赤い液体を目にしてそうではないと理解した。
暑いはずだ、私は溶岩に浮かぶ足場にいたのだった。
どうやら稲川淳二は凄い能力者だったようだ、事態が呑み込めない私はとにかくそう思う事にした。
突然の事でただ立ち尽くしていた私の前には不自然に建てられていた看板があった。
そこには
【ようこそ、ジュマンジin ファイアバブルランドへ!!】
【このゲームの体験版では「星」を1個集めると脱出‼】
【Hotな夏のアツアツお尻に要注意だ‼】
【※コンテニューにはクレジット1枚頂きます】
と書かれていた。
「体験版?お尻…注意?何の事だろう。」
この疑問は直ぐに解き明かされることになる。
看板に気を取られていた私の背中に、鉄球のようなものがぶつけられた。
霞んだ吐息のような悲鳴を発しながら吹き飛ばされた私は足場から離されて、溶岩との距離をどんどん詰めていきーーー
【ジュゥッ】
未知の感覚が私のお尻に走った。
何が起きたか、脳が判断をする前に体が反応していた。
「あちちちちちちちち‼‼」
熱い!お尻が熱い‼
あろう事か溶岩に尻もちをついてしまった。
赤く燃える溶岩が私のお尻と服を焼く。
私はお尻を襲う熱源から離れるために飛び上がり、燃え盛るお尻の炎を手でもみ消そうとしていた。熱さのあまりに足をばたつかせ、なんとも情けない姿になっていただろう。
だが、そんなことを気にしている場合では無いほど私のお尻は炎上していた。
必死に火を消そうと垂直に飛び上がってもがいていた私。
ようやく状況を把握した時には、もと来た道を辿るように垂直に落ちていた。
人生初の衝撃体験はあっという間に2度目の体験となり、弱まった火の勢いは再び蘇る。
「あぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃ~‼‼」
再び私は飛び上がり、お尻の火を消す羽目になる。
このままでは延々とお尻を焼く事になってしまう。
あちちあちちと絶叫し、飛び上がりながらも必死に体を捩じらせ、元居た足場を目指した。
何とか間一髪。大地を踏みしめた私は一安心し、心置きなく消火作業に専念した。
走り回りながらお尻を叩いたり、床に擦り付けたり、とにかく必死だった。
「っ…はぁっ…や、やっと消えた…」
汗だくになりながら賢明な消火活動を終えた私は、焼けた服からお尻を覗かせながらうつ伏せに横たわっていた。
通気性の良くなった服のおかげか、わずかな風が火照ったお尻を優しく撫でてくれているようだった。
「あっ、わっ、わーーっ!?」
熱さばかりに気を取られていたが、お尻を隠す物が無くなってしまった事にようやく気付いた。
「わっわっ!待って!こんなんじゃ家帰れないよ!!」
ヒリヒリと痛む、出来ればそっとしておきたいお尻に、なんとか手を当て隠した。
幸い周囲に人影は無かったが、私を溶岩に突き落とし、お尻を丸出しにさせた張本人がこちらをジッと見つめていた。
どうやら私を落とした鉄球のようなものは生き物、この体験版ゲームの敵らしい。
「ちょ、やあぁ⁉」
「こっち見ないで‼」
怒りと羞恥と不気味さが込み上げて、私はその鉄球のようなモノを思わず蹴り飛ばしていた。
私と同じような軌道を描き溶岩へと落ちた鉄球だったが、私のように飛び上がり生還することは無かった。
代わりに両手で抱きかかえるほどの大きな「金貨」が鉄球だったものから飛び出して私の前に転がった。
金目の物と言う事もあり、お尻の事を思わず忘れて手に取ってしまった。
これがとてもひんやりとした金属で、どんな値打ちのある貴金属よりも今の私にとっては価値のあるものだった。
座布団のように金貨を敷き、丸出しのお尻で直に座る。
焼けたお尻に染みわたるような冷たさの金貨に私は身悶えた。
スーッと痛みが引いていく、まるで何事もなかったかのように。
…どうやら思い込みではなさそうだ。
ふと自分のお尻を確認すると不思議なことに傷が癒えている。
更には失われた衣服の一部すら戻ってきたのだった。
すっかりお尻のダメージが消えたころ、金貨もどこかへ消えてしまっていた。
「そっか…本当にゲームの体験版に入っちゃったんだ私。」
あまりに現実離れしすぎた事象の数々を見て、ようやく私の頭が追いついてきたようだ。
そう、看板にも書いてあったがこれはゲーム。
溶岩に落とされても生き延びることができるし、受けたダメージもアイテムで回復するゲームなんだ。
先ほどまで死にそうな目に遭遇していたというのに、ゲームと分かった瞬間私は少しワクワクしてしまった。
「ひどい目にあったけど、その分楽しんで元を取らなきゃ!」
運動音痴な私だが、この世界では考えられないほど身体能力が上がっていた。
身の丈の倍程度はジャンプができたり、重たい鉄球のような生き物もパンチするだけで吹き飛ばす事ができた。
アツアツの溶岩だって落ちなければなんて事はないし、敵だって先にこちらから倒してしまえば脅威でもない。
この強化された身体があれば、危険だと思っていたこの世界も途端に楽しい遊園地のようなものだ。
溶岩に浮かぶ足場を華麗に移動しながら、憂さ晴らしのように鉄球達を沈めていく。
周辺の鉄球を全て溶岩に落とした時、私の前に「星」が現れた。
看板に書いてあった通りだ、これを取ればクリア出来る。
この強化された身体を失うのは少し勿体ない気もしたが、流石に溶岩地帯でずっと遊んでいたために酷く汗をかいてしまっていたために帰還を決めた。
そして「星」へと向かう橋に足をかけたその瞬間。
完全に油断していた。
橋の一部が崩落したのだった。
「きゃっ!嘘っ!?」
突然のことで身体が動かず、崩れ落ちた橋の一部とともに私は溶岩の海へと落下した。
ひとたび空へ放り出されてしまうと、強化された身体もまるで役に立たない。
橋が崩れる瞬間にジャンプさえできていれば、そう後悔した時にはすでに私のお尻は再び、溶岩に焼かれていたのだった。
「やあぁぁっちゃちゃちゃちゃちゃちゃ‼‼」
調子に乗っていて忘れていたが、いくら強靭な身体能力とは言え溶岩はとんでもなく熱い。
またしても私は情けない姿でお尻を焼かれながら飛び跳ねる。
…はずだった。
「痛ッ!?えっ!やっ!あぢゃああぢゃぢゃぢゃぢゃ!!?」
後頭部に何かが直撃したと思った矢先、再びお尻に凄まじい熱を感じた。
上に何か障害物がある。
どうやら崩落した橋はほんの一部で、残った橋と溶岩の間に入り込んでしまったようだ。
飛び跳ねてはすぐに頭をぶつけ、私は何度もお尻を焼かれた。
1度尻もちを着いただけで叫ぶほどの熱さだ、こうなってしまってはもう赤子のように泣きじゃくるしかなかった。
「いやぁあぢゃぢゃぢゃ!わぢゃぢゃあああああ!あぢゃああああぁぁ!!!」
声にならない声で叫びながら何とか抜け出そうと必死にもがいていたが、熱さのあまり意識が遠のき、気が付いた時には最初の看板の前に戻されていた。
しばらく頭が朦朧としていたが、意識が戻った瞬間私は慌てて自分のお尻を押さえた。
そこには平凡な女子高生の尻が、平凡な姿のまま存在していた。
あれだけの大惨事に見舞われ、もしや炭になってしまったかもしれないという私の心配は杞憂に終わった。
「良かったぁ…。そうだよね、ゲームの中ならちょっとくらい死んでも何とかなるよね。」
さしずめこれはコンテニューというものだろうか。
初めての死も体験してゲームというものを嫌と言うほど満喫した私は、再び先ほどの工程を繰り返し、橋と「星」を出現させた。
ゲームは死んで覚えるものと白鳥先輩も言っていたがこういうことなのだろう。
貴重な「1機」を使い獲得した情報のおかげで、今回は崩れる橋で落ちることはなかった。
「やったね!」
「星」を手にした私は妙に気分が高揚し、ついつい叫んでしまった。
ゲームの仕様なのだろうか。
私の恥ずかしい感涙の声と溶岩の煮え立つ音が交差する中、私は再び強い光に包まれる。
【「星」を取ったねおめでとう!】
【体験版は終了だ!】
【コンテニューは1回!】
【クレジットとして1枚消失!】
【また遊んでね、さようなら!】
不思議な声が頭に響く。
光が消えると気づけば友人の店、元の世界へと戻っていた。
そこへバッタリ、バイト中の彼が通りかかってきた。
「あれ、吉野さん。帰ったと思ってたのに。」
「1時間もずっと中古ゲーム見てたの?」
「え、1時間?」
どうやら私は1時間もあのゲームの世界に居たようだった。
私は彼に今起きたことを事細かに伝えたが、信じては貰えなかった。
何より私を引き込んだ変なゲームは、陳列棚から消えていたのだった。
「吉野さん、自粛生活でちょっと生活リズム乱しすぎなんじゃない…?ちゃんと寝てる?」
(うーん、やっぱ稲川淳二の霊に取りつかれてたのかな。)
そっちの方がヤバい気がするが。
ともかく私は変な夢を見ていたようだった。
これ以上説明すると彼に変なやつだと思われそうだったので、寝ぼけてたということにして店を出ることにした。
自動ドアを抜けた途端、溶岩だらけだったゲームの世界にも勝るとも劣らない強烈な熱に包まれた。
バーチャルとリアルの差を見せつけられたようだ。
「うげぇ、帰るの面倒くさいなぁ。」
「さっき最高気温39℃を観測したってニュースでやってたよ。」
「しかも今が一番暑い時間、気を付けて帰ってね。」
「わぁ、聞きたくなかった…。」
数字を聞いてしまうと余計に暑く感じてしまう。
雲ひとつない、直射日光と紫外線が降り注ぐこの天気ではトボトボ歩いていては本当に倒れそうだった。
自転車で来たのは正解だったようだ。
「あと、今日は早めに寝なよ?」
「もー、わかりましたぁ〜。」
「あ、延滞料金オマケしてくれてありがとね。」
あれは稲川淳二の呪いだと余計な事を口走りそうになるのをグッとこらえた私は、自宅を目指して自転車にまたがるのだった。
【ジュッ】
これはデジャヴという物だろうか。
何か懐かしい感覚だった。
いや、ついさっきも感じたような気がする感覚だ。
「あっちぃーーーーーっ!!」
バーチャル空間で味わった溶岩とは違う、現実味を帯びた確かな熱さが私のお尻を襲った。
この気温の中、直射日光に晒され放置されていた私の自転車のサドルは凄まじい熱を帯びていたのだ。
私はまたしても無様に飛び上がってーーー
飛び上がる事は出来なかった。
ここは現実世界、当然の事だ。
慌てて自転車を降り、お尻を押さえながらその場で蹲る。
「ううぅぅ…あちぃぃ…」
「あーっ…ごめんね。ウチの駐輪場屋根無いから。」
「でも、そんなに熱かった…?」
「熱かったよ!まだヒリヒリするし、ちょっとヤケドしたかも…」
その時、押さえていたお尻に違和感を感じた。
何やら少しベタつきのある、モチモチした感触が………
「えっ!!?」
パンツが無い。
その事実だけを理解し、暑さのあまりかいていた汗が一転、冷や汗に変わる。
スカートの下にパンツを履かず、直に尻をサドルに乗っけてしまったためにこれほど熱かったのか。と納得はしたが、それどころではない。
「吉野さん…?ずっと蹲ってるけど本当大丈夫?」
「え、あっ。うん、大丈夫かな…多分。あはは。」
おおよそ大丈夫ではない顔でなんとか返事を返した私は、ふとゲームの中で看板に書いてあった事を思い出した。
クレジット1枚はてっきりお金やコインの事だと思っていたが、もしやあれが衣服の事だったのではないだろうか。
(なんでよりによってパンツなの…)
ずっとしゃがみ込んでいるわけにもいかず、ぎこちなくスカートをばれないように押さえながら立ち上がる。
「あ、あの…お尻熱いから自転車置いて帰っていいかな…」
「えっ。」
彼は『押して帰ったら良いじゃないか。』といった感じの表情を浮かべていた。
もちろん普通に考えればそうなのだが、ノーパンで両手を塞いでしまうのは非常に危ない。
少し強引に頼み込み、そそくさと彼に別れを告げて何とか手ぶらで帰路を歩き始めるのだった。
ひやひやしていた心とは打って変わって、灼熱地獄のような太陽の熱と、アスファルトによる照り返しによって無防備な私のお尻は燃え上がるんじゃないかと思うほど熱かった。
幸いこの暑さと自粛の影響もあってか通行人は少なく、誰にも気づかれる事なく家へと着くことができた。
出来たのだが…
「あれっ、鍵がない。」
延滞していた私は慌てて家を飛び出し、鍵を持つのを忘れていたようだ。
その後姉が外出し、鍵を閉めてしまい、私は家に入れなくなってしまったのだ。
(嘘でしょ…こんな暑さで、しかもパンツ履いてないときに…)
途方に暮れていると、ふと2階の自室の窓が空いていることに気が付いた。
あそこからなら入れるかもしれない。そう思ったが、登れそうな所が無い。
雨樋やわずかな突起を辿っていけば登れなくもないが、色々と危ない。
登っている途中、万が一下から見られたらどう考えても見えてしまう。
悩みに悩み、30分ほど経過した。
暑さで意識が朦朧としてきてしまった。
このままでは本当に死んでしまうのではないか…?
そんな考えも頭をよぎる。何とか、何とかしなければ。
俯く私の目には、コンクリートから陽炎のような揺らめきが見えた。
(…そうだ、これなら。)
その時の私は本当に限界だった。まともな思考すらもう出来なかったのだろう。
数時間前の経験を活かせると考えた私は、周囲を確認し、おもむろにスカートを捲り、下半身を露出させた。
(2回までは死なないもんね、大丈夫、大丈夫…!)
一呼吸を置き、私は熱く燃えるコンクリートにお尻を付けた。
【シュウウウ…】
「うあっちゃちゃちゃちゃちゃちゃ!!!あちゃちゃ!!あちゃちゃちゃああぁぁ!!!」
これで高く飛び上がれば、2階の窓まで届くはず。その時はきっとそう思っていた。
しかしそんな事が出来るハズもなく、私は腰を浮かせ、お尻を押さえながらのたうち回る。
必死に転げまわり、お尻の熱さが少し引いたころ、意識がどんどん遠のいていき…
次に目を覚ますと、私は冷房の効いた自室のベッドに横たわっていた。
長い夢でも見ていたのだろうか。
まだ寝ぼけた様子の私の部屋に、姉が入ってきた。
「おい、大丈夫なのか?」
「姉さん…?私、なんで布団で寝てるの?」
「お前、玄関の前で倒れてたんだぞ。脱水症状か、熱中症だと思うが…」
「あっ…」
夢ではなかったようだ。
私はあの後すぐに熱中症で倒れてしまい、数分後にコンビニから帰ってきた姉に助けられたようだ。
どうやら玄関でうつ伏せになり、お尻丸出しで倒れていたという。
最初に見つけてくれたのが姉で本当に助かった。
「久々に外に出て、身体が追い付かなかったんじゃないか?」
「水、置いておくから。もう少し横になって休んでるんだぞ。」
「うん…ありがと。」
姉は冷えたペットボトルの水を置いて、部屋を後にする。
私はそれを手に取り、まだヒリヒリとする、むき出しのお尻にそっと当てるのであった。
「ひあっ!あっ…気持ちいい…」
私のひと夏のちょっと不思議でかなり熱いお話でした。
~おしまい~
あとがき
ご要望があったので一筆書いてみました、いかがだったでしょうか。
公開する媒体を特に考えてなく、色々見づらいかもしれませんがご了承ください…。
構成とか考えず、思いのままにタイピングしていき、最後に蛇足を添えた感じとなっております。
定期的に小説を書くわけではないので、定食屋で突然差し出されたサービスのおしんこ程度だと思っていただければ幸いです。
今後とも、イラストの方で吉野さんの尻が燃える様子を見届けていただければと思います。