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【レビュー】人生で初めてSkebでリクエストを送りました。 (Pixiv Fanbox)

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 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 1日に更新する予定でしたが素で忘れていました。新年早々申し訳ないです…

 新年一発目なので、気軽に楽しめるものを用意しました。正月の暇潰しにご笑読いただければ幸いです。

 先日、人生で初めてSkebでリクエストを送りました。知らない人のために説明しますと、要するにお金を積んでクリエイターさんに作品を作ってもらうプラットフォームですね。

 僕自身もSkebでリクエストを受注している側なので、いつかは自分でもリクエストしてみたいな~とは思っていたんですが、先日僕の好きな絵描きさんがリクエストの募集を開始していたので、ここは一発リクエストしてみるか……と腰を上げた次第です。

 (ちなみに、リクエストはみずがめさんに送らせていただきました。普段使いができる素晴らしいイラストを納品していただきありがとうございました! )

 さて、Skebでリクエストを受け付けているから実感としてあるのですが、送られてくるリクエストはだいたい全部めちゃくちゃ気合が入っています。お題箱やマシュマロといった無料でメッセージを送信するタイプのプラットフォームだと、「〇〇を描いて欲しいです!」といったカジュアルなメッセージが目に付くのに対し、Skebに送られてきたリクエストは、それとは違う並々ならぬ情熱を感じるんですよね……

 僕の場合は「リクエストは詳細に送ってほしい」という注文を付けているのでそれもあると思うんですが、描写の繊細さとは違う、「あぁこの人本当にこのキャラ好きなんだな……」という感情が肌にぶつかってくる感覚というか。受ける側としては、自分のコンテンツに対してそういうのを感じられるのは結構嬉しかったりします。

 が、リクエストを送るという立場になればそうはいきません。相手はお金を積んででもイラストを描いてほしいと思う超々大好きな絵描きさん、そんな相手に失礼なリクエストを送ってしまったら?そしてそれが受諾されなかったら?……受諾されなかった理由がどうあれ、一生の悔恨となること請け合いです。そこで、情熱という名の欲望が先行しないように、僕なりに対策を立ててみました。

1.先方が興味がありそうなジャンルをリクエストする

 Skebをリクエストするにあたり、最初に意識したのがこの部分でした。というのも、僕自身が金額の多寡よりも「自分が描きたいかどうか」でリクエストを受注するかどうかを判断しているからです。

 Skebはとにかくクリエイター優位のプラットフォームなので、リクエストを受けるかどうかはクリエイター本人に委ねられています。僕の場合、Fanboxとの更新を両立するのが難しいので最近はなかなか受けられないのですが(すみません…)、そんな中でリクエストを受諾するかどうかの基準としては、やはり「自分が描きたいかどうか」を最重要視しています。

 Skebのような緩めなプラットフォームで募集している方はそうした傾向があるように感じたので、第一段階として「リクエストを通しやすくする」という視点で見た際、これは有効なのではないかと考えました。

2.作画コストが上がりすぎないように注意する

 リクエストを通す上ではこれも大事だと考えます。せっかく興味のある題材でリクエストを貰っても、あまりに作画コストが高すぎると「これを描くのはしんどいな……」という心理的障壁が生まれる可能性があります。

 特に背景などを指定してしまうとそのあたりが急激に跳ね上がる可能性があったため背景の指定を避け、人物の構図自体もあまりパースを考慮する必要のないものにしようと考えました。

3.キモくならない

 ここが最重要です。僕自身ヒートアップすると興奮してわけのわからないことを口走る自覚があります。それが好きな絵描きさんに対するリクエストとなればなおさらで、自制しなければ爆発四散してしまう可能性があります。

 「詳細にリクエストを送ってほしい」という指定があったので、シチュエーションなどは詳細に指定しつつも、自身の性癖の発露に関しては極力抑えようと意識しました。

 そもそもリクエスト自体が性癖の煮凝りみたいなところはあるんですが、そうした中でも先方に対して「うわなにこいつキッッッッモ……」みたいな意識を持たれないよう、あくまで紳士的にふるまおうと考えていたわけですね。いくら自らの恥部を晒すに等しい行為といえども、やはり建前は持たなければなりません。「私はあくまで紳士的に、あなたにイラストを描いていただきたいのです」と。

 さて、こうした点を意識した上で実際に送ったリクエストがこちらになります。

 うわなにこいつキッッッッモ……

 先述した3点で、辛うじて掠っているのは2の作画コストくらいで、他はすべてガン無視してとにかく自分の性癖を爆発させていますね。長々と書き連ねた前口上は、リクエストを描こうとPCの前に座った段階で彼方へと霧散していきました。なぜこんな醜い生き物になってしまったんだ……

 言い訳をするとこれ、Skebのシステム上しょうがない部分もあるんです。プラットフォームの性質上、ラフ提出やリテイクを行えないため、基本的に発注側は一発のリクエストに全てを賭けることになります。

 そうなると発生するのが「一発勝負なのだから自分の理想を叶えたい」という欲望と「先方に対してドン引きされるような言動をしたくない」という自制心のせめぎ合いなわけですが、「匿名でリクエストを送れる」というシステムがその均衡を崩すわけです。匿名なんだから恥なんてかき捨てちまえ~~~!!!!というやけくそ心理が働き、「先方に対していいカッコしてえ」という建前がどこかへ消え去ってしまうわけですね。やはり相手に自分のことが分からないという前提があると気が緩みます。(ちなみに納品後にTwitterでお礼のリプライを飛ばしたら「やっぱりとえるさんでしたか~!」と言われました)

 この「一発勝負であること」「匿名でリクエストを送れること」というSkebの性質が、気合の入ったリクエストを生んでいるのだと思います。恥を偲んででもいいから理想のイラストを見たい、そんなイノセントな欲求が、匿名制というシステムによって後押しされて発露する……そんなプラットフォームなわけですね、Skebは。

 つまり何が言いたいかというと、届いたリクエストが若干気持ち悪くても、それはシステムの都合上しょうがない部分もあるので、寛大な心で見逃してほしいということです。僕はこれからもリクエストを飛ばしていきます。対戦よろしくお願いします。

 最後にもう一度僕が送ったリクエストの作品ページをご紹介!!!!

 https://skeb.jp/@_gamemon/works/1

 断言しましょう、これこそが俺が10余年インターネットの荒波の中で彷徨い求め続けていたエッチイラストであると。最高なんじゃ!!

 Skeb、マジでシャブくて脳内麻薬の分泌量半端じゃないのでみんなもキメるといいですよ。シャブでキメるよりスケブでスケベです。みんなもスケブでスケベしよう!!!

 長くなりましたが今回の記事はこれで終わりです。本当は自分のSkebの宣伝をしようかと思ったんですが忙しくてなかなか時間が取れないので、まぁ気が向いたときにでもお願いします…(小声)それでは本年もよろしくお願いいたします!

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