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「変態女装子メイカー」(15) (Pixiv Fanbox)

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  (5) 「せ、先輩、お願いします。変態女装子マミのパンティーを返してください」  放課後。  ミニスカートにノーパンで、短い裾からペニスの先端すらものぞいている破廉恥な姿で一日の授業を終えたマミは、下着を返してもらうべく黒野のいる3年生の教室を訪れ、いまだ多く残っている上級生の注目の中、その言葉を口にした。 「あははっ、パンティー返してください、だって!」 「今どきパンティーだなんて言い方、しないよねー。さすが変態女装子ちゃん」 「っていうかあの子、一日中ノーパンだったんだぁ……」  とうぜんのごとく先輩たちから嘲笑を浴びせかけられながらも、 「ふふっ、どうぞ。マミちゃんが朝一番に精液で汚した、えっちなおパンティーよ」 「あ、ありがとうございます」  それでも黒野からショーツを返してもらったマミは、いそいそとその場で穿きなおす。その様子がまた、上級生たちの嘲笑を買ったのだった。  ともあれ下着も取り返し、あとは自宅に帰るだけ――なのだが。 「み、みなさん、お願いします――変態女装子マミを、痴漢、してくださいっ……!」  朝同様、女性専用車両でもないのに若い女性ばかりの電車内。座席はすべて埋まっているが、立っている人はまばらだ。朝よりは空いている。  電車が動き出してすぐ、車両中央の座席に座っていたマミははっきりと口にした。 (万が一、朝と同じように失敗したら、「命令」を達成できずにペナルティになっちゃう……いまの初級モードでさえ十分ハードなのに、これ以上の命令なんてまっぴらごめんだ……!)  そんな深慮遠謀からだったのが――どうやらいささか、声が大きすぎたようで。 「へー、キミ、痴漢されたいんだぁ」 「自分からおねだりするなんて、変態女装子ちゃんらしいわね」  真っ先に反応した左右に座っていた女子大生とOL。左右からマミの太ももをつかむと、ぐっと引っ張って大股に開かせてしまう。 「ひっ!?」  自分から「お願い」したこととはいえ、あまりにも性急かつ直截な反応に戸惑うマミ。しかしもちろん、二人だけで終わるはずもなく―― 「あ、入学式で見たことある! 変態女装子のマミちゃんじゃーん」 「ほんとだ! 電車で痴漢してほしいなんて、だいたーん!」 「ふふっ、可愛い女装子さんじゃない。ちょうど暇だったし、悪戯させてもらおうかしら」 「ママー、ヒナコもちかんしてきていいー?」 「ええ、もちろんよ。ママと一緒に、変態女装子ちゃんを痴漢してあげましょうね」  女子高生のグループ。ホステスと思しきスーツの女性。果ては親子連れまで近づいてきて、一斉にマミに手をばした。 「ひぃっ、いや、あぁっ!?」  もはやマミには、なにが起こっているのかもわからない。ただ気づけばスカートをめくられ、ショーツを引っ張られ、捕まれた手は何やら柔らかな塊や、熱い肉壁の間に押し付けられている。  とどめとばかり、 「わぁっ、おちんちんだぁ!」  露出したペニスを小さな手で握られて、そのまま雑に上下に扱かれてしまう。  正面を見れば、先ほど声が聞こえた親子連れの娘――紺のダブルイートンジャケットとスカートを着て、襟もとにはリボン、胸元に名札を付けた少女が、最前列でマミの屹立を握りしめていた。  この期に及んでマミの中に残っている倫理観が、全力でノーを叫ぶ。 「だ、だめっ、お嬢ちゃっ――んぅっ」  言おうとした刹那、隣に座っていた女子大生に唇をふさがれる。ファーストキスを奪われて目を白黒させるマミだったが、もはやそんなことさえ気にしていられない。さらににんまり笑った女子大生は、唇の間から舌を差し込むと、男根を女陰に挿入するがごとくマミの口腔粘膜を蹂躙し、唾液を流し込んできた。 「んっ、ぢゅっ、んぷっ、んぅーっ!?」  童貞のマミにはあまりにも強烈な刺激に、思考が真っ白になる。口からはじゅぷじゅぷと淫らな音が響き、左右からは体を密着させられ、もはや女子制服を脱がさんばかりの勢いでスカートもブラウスもめくられて、露になった肌に女性たちの手や胸が押し付けられる。 「んっ、んぅっ、や、やめへっ……んぅっ!?」  男性にとっては夢のようなシチュエーションかもしれないが、マミにとってはただただ困惑するだけだ。酸欠気味になりながら、顔を反対側に向けて女子大生のキスから逃れ、息継ぎしながら懇願すると、今度は逆側のOLに接吻される。熱くやわらかな感触に、脳まで蕩けそうだ。  さらに―― 「ヒナコちゃん、先っぽから出たぬるぬるを、おちんちんに塗るようにしてしごくのよ」 「はーい! どう? おにーちゃん、きもちいー?」 「ん-っ!?」  母親の指導で、少女の手がマミの陰茎をしごき上げる。ただでさえ何人もの女性に「痴漢」されている刺激に加え、年下の女の子に弄られている背徳感も相まって、マミは一気に劣情を催してしまい―― 「んっ――あ、ああっ、出る、でちゃ、うぅっ……!」  絶望にも似たうめき声とともに、マミは一気に絶頂していた。  腰の奥から背骨ごと引きずり出されるかのような、圧倒的な射精の感覚。それは正面でペニスを握っていた少女はもちろん、周りを取り囲んでいた女性たちの服や肌を汚し、 「きゃあっ、すっごーい! いっぱい出たね、マミちゃん」 「ふふっ、さすが変態女装子くん。痴漢されながらイっちゃうなんてね」 「制服、べっとべとになっちゃったー」  嬌声をあげて盛り上がる女性たち。 「はーっ、はーっ……」  その中心で、マミは指一本動かすこともできないほど脱力して喘いでいたが――  ガタンガタン…… 「えっ……!?」  電車が動き出す気配――つまり今まで止まっていたことに気付き、慌てて首を曲げて窓の外を見れば、自宅最寄りの駅を通り過ぎていて、 「の、乗り過ごし――んぅっ」  急いで立ち上がろうとするが、再び女性たちの手がマミの体に絡みついた。 「あーら、マミちゃん乗り過ごしちゃったの?」 「だったら、お姉さんたちと一緒にもうちょっと楽しみましょ?」 「マミちゃん、もういっかい、だせるよね? 今度はヒナコ、なめなめしてあげる!」  狭い電車内。サイレーンの群れのごとき女性たちに囲まれたマミに、もはや逃げ出すすべはなく―― 「やっ、やあああああっ――!」  夕暮れのなか走り続ける車両に、マミの悲鳴がこだました。   (続く)

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