1周年記念の一枚絵+SS (Pixiv Fanbox)
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話は少し遡って、放課後。
史織ちゃんの家。
「ひなちゃん、ランドセル置いたら遊びに来るって言ってたからそろそろかなぁ~」フンフンフーン
史織ちゃんは上機嫌に独り言ちながら、いつ陽菜子ちゃんが遊びに来てもいいようにと、軽く片付けをしておやつに出せそうなものを見繕っていたました。
もともと部屋はそこまで散らかっておらず、10分程で一通り準備が終わました。
あとは陽菜子ちゃんが来るのを待つだけとなった史織ちゃんは、ひとまずソファーに座って陽菜子ちゃんが来るのを待つことにしました。
(ひなちゃんまだかな~。あ、そうだ陽菜子ちゃんが来る前にトイレ済ませておこう)
そう思ってトイレに行こうと立ち上がった瞬間、ピンポーンとチャイムが鳴りました。
陽菜子ちゃんが来たようです。
史織ちゃんはインターホン越しに 「今開けるね」 と陽菜子ちゃんに伝え、ひとまずトイレは後回しにして、玄関へと向かいました。
玄関の扉を開けると、そこにはニコニコと上機嫌そうな陽菜子ちゃんが立っていました。
「しーちゃん、遊びに来たよ~」
「ひなちゃんいらっしゃい!」
「早く遊びたくて急いできちゃった!えへへ。あ、これママが持って行きなさいって」
「わぁケーキ!?ありがとー、後で一緒に食べようね。それじゃ、早速ゲームしよっか」
「うん!おじゃましまーす」
玄関での立ち話はそこそこにふたりはテレビのあるリビングへ向かいます。
陽菜子ちゃんが遊びに来てテンションが上がった史織ちゃんは、トイレの事などすっかり忘れてしまっていました。
「じゃあ私はおやつ準備してくるから、ひなちゃんはゲームの準備お願い」
「はーい」
ゲームの準備は陽菜子ちゃんに任せて、自分はおやつの準備を始めます。
「ひなちゃんおまたせ!ケーキとジュース持ってきたよ」
「ありがとう!ほら準備できてるよ!早くやろ!」
お盆に乗せたおやつ持っていったら、既にゲームの準備が出来てていました。
すぐにでも遊びたい陽菜子ちゃんは、満面の笑みでコントローラーを差し出してきます。
急かすところを見ると、新しいゲームがよほど楽しみだったようです。
史織ちゃんは、コントローラを受け取ると陽菜子ちゃんの隣りに座りました。
ふぅと一息ついたところで、今まで忘れていた尿意がぶり返し、史織ちゃんはトイレに行き忘れたことに気付きました。
(ちっこしたい⋯今行こうかな?でも陽菜子ちゃんすぐやりたそうだし、キリの良いところまでやったら行こうかな)
すぐにトイレに行こうとも考えましたが、ゲームは既に始まっていたし、
陽菜子ちゃんの楽しそうな顔を見ると水を差すのは悪いように感じ、キリの良いところまで進んだらトイレに行くことにしました。
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再びの尿意は中々に強いもので、膀胱に溜められたおしっこが括約筋を責め立てます。
史織ちゃんはクネクネと腰を揺すりながら、なんとかキリのいいところまではと一生懸命我慢します。
「しーちゃんそっちお願い!」
「りょーかい!このっこら!にげるなあ」
モジモジしながらも、ようやくボス戦もあと少しというところまで来ました。
陽菜子ちゃんからボスにとどめを刺すように指示が飛びます。
史織ちゃんは何とかボスを倒してやろうと、ブンブン武器を振り回しますが、なかなか上手く当たらりません。
若干ムキになってボタンを連打していると、派手なエフェクトと共にボスの体が光の粒子になって蒸発していきました。
だいぶ苦戦しましたが、無事ボスを倒すことに成功しました。
「よしっ!」じょおおおおおー
「しーちゃんナイスッ!」
ふたりは歓喜の声を挙げます。
史織ちゃんは思わずグッとガッツポーズ。
よほど嬉しかったようです。
しかし、そんな喜びもつかの間、ここで思いもよらぬ事が起きてしまいました。
嬉しさのあまり変にお腹に力が入ってしまい、じょおおおっとかなりの量のおしっこをちびってしまいました。
「ふぅ、あのへんなやつ強かったねー」
「そ、そだね⋯途中もう無理かと思ったもん。」アセッ
史織ちゃんのおチビりを知らない陽菜子ちゃんは、何かを成し遂げたような顔をしながら、勝利の余韻に浸るように話しかけます。
しかし、当の史織ちゃんはそれどころではなく、陽菜子ちゃんの言葉にぎこちなく応えると、バレないようにこっそりとパンツに触れ被害を確認します。
(ど、どどどどうしよう⋯⋯力んだらちっこいっぱい出ちゃった。座布団にも染みちゃってるし⋯⋯)アワワワワワ
案の定、クッションもパンツもびしょびしょでした。
これでは立ち上がった瞬間におもらしがバレてしまいます。
(まだちっこしたいけど⋯立ったらバレちゃう⋯どうしよう⋯どうしよう⋯助けてお母さぁん)グズッ
史織ちゃんは、漏らしてしまった恥ずかさは元より、まだおしっこがしたいのにトイレに行けなくなってしまい、どうしていいか分からずベソをかき始めてしまいました。
しかし、いつもまでもベソをかいていると陽菜子ちゃんに不審がられると思い、おしっこで濡れたパンツは一旦後回しにして、なんとか取り繕ってゲームを続けようとします。
「よ、よーし、じゃあひなちゃん!次はあっちの島目指そっ!」スンッ
「え?あ、うん!行こう行こう」
実はこの時、陽菜子ちゃんも便意を感じ始めていたのですが、今の史織ちゃんは自分の事でいっぱいいっぱい。
陽菜子ちゃんの異変には気が付きませんでした。
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ふたりはそれぞれの理由で口数を減らしながらも次の目的地を目指します。
黙々とマップを進み、ようやく目的の島に到着しようかと言う時、今度は史織ちゃんに異変が起きました。
グググッ⋯ギュゥゥッ⋯
(お腹痛くなってきちゃった。でもトイレには行けないし⋯⋯。もー、なんでこんな時にうんちしたくなるのぉ)グズグズ
不運にも、史織ちゃんの大腸がこのタイミングでうんちを出そうと蠕動運動を始めたのです。
給食がいい刺激になったのでしょうか。
おしっこに続いてうんちまでしたくなり、更にはトイレにも行けないという絶望的な状況に史織ちゃんは泣きたくりました。
それでも、泣いたらバレると健気に涙をこらえてコントローラーを握ります。
(お母さんが帰ってくるまで我慢すれば何とかしてくれるはず。それまでは絶対に我慢しないと。お部屋でうんちは絶対にダメなんだから)
そう自分に言い聞かせる史織ちゃんですが、我慢が長引くにつれモジモジそわそわが大きくなっていきます。
隣では陽菜子ちゃんもソワソワと落ち着きなくうんちを我慢しています。
史織ちゃん家のリビングでは、ふたりしてモジモジながらゲームに興じるという、なんだかちょっと滑稽な光景広がっていました。
そんな調子でうんちを我慢しながらマップを探索していたのですが、
一度感じた便意は、何度かの波を繰り返しながら段々と強くなっていきます。
(うんちしたい、うんちがまん、うんちしたい、うんち⋯したいよぉ)プスッ
史織ちゃんの頭の中はうんちでいっぱいです。
おしりからは我慢しきれなかったおならが漏れ出ます。
(うんちもれるうんちもう出る、出ちゃうぅぅ、んあぁぁー)ブプッ
そしてついにその時は訪れました…
「んんっ……」
ぷすっ ニチッニチチチ…ムスムスムス、ミチッ
(うんちやだあ⋯出ちゃったよぉ)グスッ
しゅいぃぃぃー
ムニムニムニッミチミチ…プリッ、ムニュゥゥウ
史織ちゃんは、うんちが外に出ようとするのに合わせて、反射的に息んでしまいました。
それに続いておしりの辺りががポコっと小さく膨らみ、少し遅れてお股がじわぁっと暖かくなります。
史織ちゃんはとうとう我慢できずに、クッションの上でおトイレを始めてしまいました。
ムスムスムスブスブチッ、ムチチチチチ…
(いやぁぁあぁあぁー)
一度出始じめたうんちを止めることは、小学5年生の女の子には酷なことでした。
限界まで我慢した括約筋はもう本来の役割を果たすことなく、うんちは次々とパンツの中に積み重なり、お尻のシルエットを歪めていきます。
ミチッ、ミチミチミチ…ムリリリ…ブプッ
しぃーーーーショロロ……
(お部屋でうんちしちゃった…おトイレ空いてたのに…ひなちゃんもいるのに…)グズグズッ
”これでおしまい”と最後に短いおならが漏れて、史織ちゃんのおもらしは終わりました。
おもらしの恥ずかしさや悔しさ、お部屋でうんちしてしまった罪悪感、うんちもおしっこも我慢してたもの全部出せた開放感。
様々な感情や感覚が押し寄せ、それらが涙となって史織ちゃんの頬を流れます。
時を同じくして、陽菜子ちゃんもまたうんちをおもらししていたのですが、史織ちゃんとは対照的に、
排便後のスッキリした感覚とオムツの心地よい暖かさを感じ、徐々にいつもの調子を取り戻していきました。
「しーちゃん、この島あんまりいいアイテムないね~」
「うん…別のところ行く?」
「うーん、じゃあ今度は洞窟行こ!」
陽菜子ちゃんはいつも通りに、史織ちゃんはいつもより少し暗く、ふたりのおもらしっ子はおしりにうんちを抱えたまま洞窟を目指します。
うんちの臭いが徐々に広がり始め、ついには史織ちゃんの鼻に届きました。
その臭いを嗅いで、史織ちゃんはうんちおもらしがバレるのではないかと不安になります。
(く、くさい。うんち臭っちゃってる。ひなちゃんにも臭い届いちゃう…
このままだとおっきくなったのにおトイレ行けない子って思われちゃうよ。お母さん早く帰ってきてよぉ)グスヒクッ
おもらしがばれるのではと気が気ではないようで、ここにはいないお母さんに助けを求めてしまっています。
・・・まぁ陽菜子ちゃんもおもらししてるし、おむつなのですが、そんなこと史織ちゃんには知る由もないことです。
また、うんちの臭いは陽菜子ちゃんにも届いたようで、先程とは打って変わって不安そうな表情を浮かべています。
(え、うんちの臭い?どうしよう、凄く臭ってる…こんなに臭いんだもん、絶対しーちゃんも気付くよね。
おむつもバレちゃうかも…今から家に帰ってママにおむつ替えてもらおうかな。でもうんちの臭いがした途端帰ったら怪しいよね。どうしよ……)
まさかこんなに臭うだなんて思いもしなかったようで、すっかりパニックになってしまってます。
・・・まぁ二人分のうんちの臭いなので当然なのですが、そんなこと陽菜子ちゃんには知る由もないことです。
お互いうんちの臭いに気付いて無言になってしまいました。
パンツに、あるいはおむつにうんちを溜め込んだまま、ふたりはただ黙々とコントローラーを操作します。
うんちの臭いが充満する中、この無言のゲームはいつまで続くのでしょうか。